エリートトレーナー(ポケモン)

登録日:2012/06/22 Fri 11:00:07
更新日:2024/02/07 Wed 11:50:42
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エリートトレーナーとは、ポケットモンスターシリーズに初代から登場するトレーナー。
男女ともいる。

基本的に終盤で訪れるポケモンジムかチャンピオンロード内で多く見かけられる。
BWではベテラントレーナーが多く闊歩しているので従来よりは減ったが、それでも多くのエリトレが見受けられる。

ポケモン進化後が多く、タイプのバランスも良い。わざマシンを使っていることも多い。
ただそれだけではなく、ピンチになるとかいふくのくすりを多用してくることも少なくない。

エリトレの特徴として、一般トレーナーの中でも特に世代毎の外見の変化が激しい。

BW2までは体育会系っぽいイメージだったが、XYでは文化系っぽいイメージに変わった。
SMまで全シリーズに登場していたが、剣盾でついに皆勤が途絶えた。
剣盾では「ジムリーダーには及ばないが一般トレーナーとしては実力が高い」という立ち位置はジム専属のジムトレーナーやジムチャレンジャーに引き継がれている。


初代
男:ショートヘアで鞭を持っている
女:ポニテで鞭を(ry

金銀クリスタル
男:赤ジャージで何故かガングロ肌に白髪。スタジアムだと赤ジャージ、普通肌、茶髪
女:赤ジャージにどことなく横跳ねボブカット。スタジアムだと白ジャージ

RSE
男:渋めの緑髪に赤ジャージ
女:黄緑の髪に赤い服、黒いスパッツ

FRLG
男:赤いジャージに紫髪でボブ
女:赤ジャージにスパッツ、紫髪ポニテ

DPt
男:セミロングの緑髪で、暗色系のタイツっぽい服
女:男性をロングヘアにした感じ
キッサキシティ付近には防寒着を着たエリトレも

リメイクであるBDSPも同じデザインを3Dモデル化しただけだが
女性トレーナーの巨乳ボディラインがはっきりわかる服装になっている。

HGSS
男:赤いジャージでちょいゴリラっぽい髪型
女:黒髪で赤ジャージにニーソ。絶対領域。髪はアップにしている

BW
男:青髪で笑顔のせいで優男っぽい
女:まさかのツインドリルもどき。長袖服の上にスカートをはいている

XY
男:紫髪のキザっぽい外見。服装は袖口や合わせ目に紫のラインが入った黒い制服。
女:クリーム色のロングヘアで毛先が跳ねていて可愛い。服装は袖口や裾に紫のラインが入った黒い制服。靴下も紫のラインが入った黒。

ORAS
男:緑髪に赤色のジャージ。
女:緑髪ロング、赤色ジャージに黒いスカート。
リメイク前と違い水上にも登場する。

SM
男:青を基調に一部水色が入ったノースリーブのパーカー。
女:水色を基調に一部青が入ったワンピースタイプのノースリーブパーカー。肩の露出度が男よりも高い。


基本的に赤いジャージを着ているパターンが多い。
バージョンによっては男女コンビのエリートカップルやダブルチームというトレーナーもいる。


●初代/FRLG

初登場は女性オンリージムのタマムシジム。
エリカの近くにいるアヤカ

手持ち
ウツドンLv24
クサイハナLv24
フシギソウLv24

きょうは つよい ポケモン もって こなかった から…
こんど やる ときは まけないわ

と言い訳をするが、初代にはこんな感じのトレーナーが多いのであまり気にならない。


次はトキワジム。
カズシ、レイジ、タクヤの3人がいる。
やはり最後のジムということでエリートトレーナーが多い。
負けた際に「てがすべった」というよくよく考えたら意味不明な弁明をする奴もいる。
しかしFRLGでは全てのエリートトレーナーの手持ちの数が5匹固定と大量に増えており非常に苦戦させられるだろう*1

HGSSではグリーンのスタイルに憧れてヨシノリとアキエダブルチームのテンとサヨがグリーンの下に自らやってきた。
チャンピオンロードにはアサオ、カズマ、シュウ、カナコサヤカコトミ
最後の難関だけあってエリトレが大量にひしめいている。FRLGではエリートカップルのシンとカヨも。
ちなみにエリトレ以外のトレーナーもいる。

7の島の七宝渓谷にはマコトとカズミ、高台にエリートカップルのリキとユキがいる。


●金銀クリスタル/HGSS

道こそ逸れるが、初登場のマップは34番道路。「なみのり」で南西の陸地に向かうと、エリトレ三姉妹が勝負を仕掛けてくる。

最初にマリサマリカ(2連戦)、彼女らに勝つと姉のマリアが妹の敵討ちとして挑んでくる。勝つとやわらかい砂(リメイクではパワフルハーブ)が貰える。アイテムを入手する前後でマリサとマリカのセリフが変化する。
リメイク前はマリサが末っ子だったが、リメイクでは何故かマリカと上下関係が逆転している。マリサに勝利=マリカに勝利なので、マリサはマリカについて言及しない。あんまりだ。

また、更に道を逸れるが、つながりのどうくつの地下2階にはケン、ヒヅキ、サリナがおり、この近くには毎週金曜日にラプラスの出現する水辺がある。
ケンは「虫取り大会」にもランダムで現れ、毎回高得点を叩き出してプレイヤーの勇者を阻んでくる強敵。
なお、地下2階へ行くには「なみのり」必須である上、下るための階段が見切れた場所にあるため、初見では分かりにくいのだが、「毎週金曜日になると洞窟の奥から鳴き声がする」というヒントがあり、自然と洞窟内をくまなく探せる仕組みになっている。彼らはなみのりできるようになってすぐに挑むと結構苦戦する。


いかりのみずうみでは事件解決後にユウとチヒロが現れる。


道を進む上での初登場は44番道路にゴウとノゾミが。

フスベシティからリーグまではエリトレがメイン。
フスベジムはマサル、テツロウ、トモヒコ、マリコトモエと全員エリトレ。
竜の穴にはクリスタルからリュウとユミコが。


27番道路にはタクヤとヒデユキ、アヤカナツホがいる。
ナツホは電話番号を登録する事が出来、負けた理由をまぐれとひたすら主張してくる。と言うかツンデレ。

その先の26番道路にはシュン、ユウキレイカヒトミ。シュンとヒトミは電話登録可能。
今作ではチャンピオンロードに人がいないので、その代わりとでも言わんばかりの人数である。


アクア号ではアサギ→クチバ線にてシンジとナナコが乗船している。

そしてカントー地方
25番道路ではかつての金玉橋の5人抜きに倣って、カズキが6人抜きの主催者をしている。実際はカズキと途中無関係の理科系の男も倒す必要があるので実質8人抜き。

また、1番道路にはアイコ、HGSSではナオズミも。

また、47番道路にダブルチームのタムとアンがいる。


●ルビー・サファイア・エメラルド

111道路と早い段階でユウスケとマリアが登場。
二人ともポケナビに登録出来る。

フエンジムではタクロウが登場。エメではキャンプファイヤーのアキラとタッグ。

トウカジムは全員エリトレ。
素早さの部屋…トシキ
下がらず(混乱)の部屋…ヒデキ
回復の部屋…カズマ
一撃の部屋…ナオキ(ナオヤ)

命中の部屋…アヤカ
守りの部屋…ヒトミ(ミハル)
力の部屋…サオリ
()内はエメラルドの場合。

カラクリ屋敷ではラストとなる8周目でユウト、マコト、アンナが登場。

120番道路ではヤエコがなんとミロカロスを使ってくる。しかも常時雨降りな上、自己再生もち。
エメラルドではヤミラミに。

123番道路ではケンとセツナが、エメラルドでは更に虫取り少年のヨシロウをパートナーにしたミワがいる。
ケンはエメラルドでは名前がヨシオに変わっている。

128番水道にはジュンサヤカ、133番水道にはレイジ。

チャンピオンロードは男性がショウ、コウキ、タクヤ、カケル、リョウヘイ。
中ではリョウヘイが強く、更にカチヌキ一家の一員であることを示唆する台詞も。

女性はアイリエリコカズミヒヅキコトミ

エメでは更にタダトシスズカ、テッペイヒロエ、コウジロウココロペアが。

また、エメ限定で108番水道にセイカ、121番道路にセツオとトキコ、127番水道にエミリ、132番水道にリョウスケ、
ナルミスズ、ゴウゾウ、134番水道にリツコが追加。


●ダイヤモンド・パール・プラチナ

210道路にジュンヤとスズカダブルチームのガクとシノがいる。215番道路にはカツマサとエリナ。
豪雪地帯ではスキーヤーに混じって216番道路にユウマ、ヒロユキ、マドカナオコ
217番道路にミキトとシズルが防寒着を着て登場。
221番道路にアキラとホノカ

ジムにもかなり多く、
ヨスガ…レイト、ユウカ
ミオ…タクミ、マユコ
キッサキ…ヒョウ、ヒデキ、ヨシオ、ミズホトキコレイミ
ナギサ…ショウマ、ナズナ

キッサキに至っては全員防寒着タイプのエリトレ。

シンオウ地方のチャンピオンロードは他のトレーナーも多くいるのでゴウ、マイト、ミコトアスカと少なめ。
あとは、ダブルチームのタツとミナ位。


224番道路にはハルノブと裂空の訪問者からヒトミがゲストに。

225番道路にショウイチ、ミツハル、ショウコ。しょこたんのトロピウスの元ネタ。

227番道路にクニオとミワコ

鋼鉄島にはカツヨシレイナペア、ハードマウンテンには
マコトレイコ
エイイチコトミ
ユウヤシノブ
ヒデユキミサト
のペアが。

226番水道にマナブ、228番道路にナオキ、トシエサツキ
Ptではユフコも。

229番道路には七夜の願い星からバトラーとダイアンが。
他にもケンジとチトセ


●ブラック・ホワイト

電気石の洞窟から。タクミ、ナオト、サヤステラ

7番道路ではユウイチがBではローテ、Wではトリプルを挑んでくる。

タワーオブヘブンにはレイコ、ネジ山にはユウキ(冬のみ)とキャロル、ソウリュウジムにはユウジ、エイジ、ケント、マドカクレア
10番道路にはヨハンとキヨミが待ち構える。

ワンダーブリッジではナオとユウイチと逆のバトルができる。

修行の岩屋にはテリーとメグミ
ブラックシティの住民にはジュンイチ(炎の石&ブーバーン)とレナ(太陽の石&サーナイトエルレイド)がおり、どちらも有用な住民。
ドームではタツヤとルーシー。勝つとポイントアップをくれる。ベテランはポイントマックスをくれるが。
ロイヤルイッシュ号ではヒロトとマリナが時々乗船している。

観覧車には女の子で夏に行くと高所恐怖症のナツキがいる。


●X・Y

22番道路にテツヤ、ヒトミ
22番道路自体は早い段階で行けるが、彼らがいる場所に行くには「たきのぼり」が必要なので直接会えるのはしばらく後。

初めて出会うであろうエリトレはうつしみの洞窟にいるナオト、アスカ
シナリオにおいては歴代と比べ早めの登場となる。

ミアレシティのジムではトキヤ、ジェスタン、ユウタが登場。
ユウタは正解の扉の前におり、先に戦うと他の2人と戦えなくなる。

フロストケイブにはユイ、トリスタン。

エイセツシティのジムにはクレマン、ヒョウガ、マリアミレイ
最後のジムとあってか、ジム内のトレーナー全員がエリトレ。

21番道路にはヒロシ、ヤヨイ、エリートコンビのユキとケイン。
チャンピオンロードにはフレデリック、シンイチロウ、ショウコメグミ
本作においてはベテラントレーナーの方が多い。

殿堂入り後にけるキナンシティにはアレクシ。

シリーズ全作を通して後半にやたら出てくるトレーナーという事で、印象に残りやすい。

ポケモンスタジアム2

女性がニンテンドウカップ'97セミファイナル、ウルトラカップバトル5(うらではバトル6)、タマムシジムトレーナー3に、
男性がニンテンドウカップ'97ファイナル、ウルトラカップファイナル、トキワジムトレーナー3に登場する。
ニックネームは女性が「(名前の一部を平仮名)+サン」、男性が「(名前の一部を平仮名)+クン」となっている。
使用ポケモンは女性がウルトラカップでくさタイプとみずタイプに偏っているほかは比較的均整のとれたパーティで、こちらを状態異常にしてから強力な攻撃を放つのが基本。今もそうだが第一世代の頃は特に状態異常を回復する手段に乏しかったのでかなり厄介。
また、ウルトラカップマスターボールファイナルに登場するエリートトレーナーはミュウを使用してくる。しかも選出が2~3番目固定なので真っ先に足止めするのが難しいのが悩みの種。

ポケモンスタジアム金銀

ウルトラカップバトル4にサキ、ウルトラカップファイナルにシロウ、フスベジムバトル1にシオリ、フスベジムバトル2にケイスケ、ジョバンニせんせいのポケモンこうざしてんのうクラスにアラタとフジコが登場。
サキとシオリは催眠戦法が基本。戦術そのものよりもさることながら喜びグラフィックに苛立たせられた人が多いようだ。
シロウはおもてではミュウを中心にしたチーム、うらではセレビィとライコウを中心にしたチームを使用する。技の都合で、うらではまだ戦いやすいとも。
ケイスケは御三家を使う。あまり能力は高くないが、「うら」ではカウンター、ミラーコート、きしかいせい持ちを把握しておかないと不意に大ダメージを受けてしまう。
また、ポケモンこうざでは2人ともワタルの如く「はかいこうせん」を乱射する。シノブは攻撃力をアップさせてから「はかいこうせん」を使う。「素早さ変化→こらえる+きしかいせい」のコンボで倒すことになる。
アラタはこちらがLv.50に対して初手で必ずLv.80のギャラドスを繰り出し「はかいこうせん」を使う上、残りもレベル60か80なので何としてでも一撃で倒さねばならない。でんきだまピカチュウ、ふといほねカラカラで弱点を突き、ツボツボをはかいこうせんの盾にして交代すれば全員を一発で倒せるようになっている。このバトルはなかなかに実況音声が燃えるので必見。

また、ウルトラカップとフスベジムではニックネームをつけているのだが…特徴を言うより全部書き出した方が早い。
  • サキ
(おもて)
オドシシ:オドアルド
スリーパー:リッパー
ナッシー:ナンシー
ピクシー:ピクーガー
ウツボット:オズボット
ニョロボン:ニョボンド
(うら)
スリーパー:リーパー
ナッシー:ナンシー
ギャロップ:キャロル
ニョロトノ:ニョルド
バリヤード:バリー
エーフィ:エレーラ
  • シロウ
(おもて)
ミュウ:ミューラー
リングマ:リンド
スターミー:ミスタ
ブラッキー:ブライアン
ベトベトン:ベトット
バンギラス:ギラース
(うら)
セレビィ:セレビット
ペルシアン:ルシアン
ゲンガー:ゲン
カイリキー:リッキー
ラプラス:プラス
ライコウ:ライテル
  • シオリ
(おもて)
プリン:リンネル
コンパン:パンドル
ポポッコ:ポポーフ
ピッピ:ピッピアス
タマタマ:マターイ
ナゾノクサ:ナゾーブロ
(うら)
ドーブル:ブルトン
モンジャラ:ジャンヌ
ルージュラ:ジューリア
ゴルダック:ゴルドン
ゴースト:ストークス
キュウコン:キュベレー
  • ケイスケ
(おもて)
フシギダネ:シイダネル
ゼニガメ:ゼニガル
ヒトカゲ:ヒトカート
チコリータ:ヒッコリー
ワニノコ:ノコロン
ヒノアラシ:ヒーアラン
(うら)
フシギソウ:ソウレール
カメール:メールビル
リザード:ヴィザード
ベイリーフ:ベリーファ
アリゲイツ:ゲインツ
マグマラシ:ラシード

という風に、「ポケモンの名前の一部(2文字以上)」を使いつつ人名風にアレンジした、非常にセンス溢れるニックネームをつけている。
特にケイスケは当時使用できなかった「ヴ」まで使用している。*2
もしかしたら、ポケスタ金銀のエリートトレーナーに影響されてポケモンにニックネームをつけている人もいるのでは。


【余談】
DPtでは224番道路にヒビキが、
エメラルドではチャンピオンロードにコウキが、
金銀クリスタル/HGSSでは26番道路にユウキ
それぞれいる(ヒビキに関してはBWのチャンピオンロードにもいる)。
もしかしたら、わざとやっているのかもしれない…。だからどうしたと言われればそれまでだが。

が、幸か不幸かBW以降の男主人公(正確に言うと「女主人公にしたときに登場する、男主人公のグラフィックを使うキャラ」)と同じ名前のエリートトレーナーは(今のところ)いない(一応、HGSSに「サイキッカーのトウヤ」と「ギタリストのキョウヘイ」がいる)。ついでに女主人公と同じ名前のエリートトレーナーもまだいない。

X・Y以降の作品ではショウコという名前のエリートトレーナーが毎回登場しているが、元ネタはおそらくポケモンのバラエティ番組に長く出演し続けている中川翔子だと思われる。彼女は対戦で使用するポケモンにあくタイプを使う事が多い為か、それに反映してかあくタイプを使うものが多い。ピカブイでもショウコという名前のトレーナーは登場するが、エリートトレーナーではなく、殿堂入り後の「マスタートレーナーズ」にてマスタートレーナー*3はとして登場している。剣盾でもショウコという名前のトレーナーが登場するが、ここではエリートトレーナーがいない為、サポートトレーナー*4として登場している。

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最終更新:2024年02月07日 11:50

*1 手持ちが増えた分平均レベルが赤緑より下がっている

*2 システム上は初代から使用可能な文字だが、ニックネーム入力時の文字一覧にヴが含まれないため、事実上の使用不可能文字となっていた

*3 グラフィックはミニスカート

*4 グラフィックはミニスカート