ToHeart2 ダンジョントラベラーズ

登録日:2011/08/01 Mon 22:18:45
更新日:2024/04/15 Mon 16:59:50
所要時間:約 12 分で読めます




ToHeart2の後日談でToHeart2 AnotherDaysの後日談を舞台にしたPSP用ダンジョンRPG。

成人向けゲームとしてPCで発売されたファンディスク「愛佳でいくの!!」内のゲームの一つ、
「Final Dragon Chronicle ~ Guilty Requiem ~」が好評だったためコンシューマ化した。

余談だが、更にこれの後日談のノベライズ作品がある。
内容はまーりゃん先輩の策略で再び異世界に飛ばされるというもの。

後日談の後日談の後日談とはややこしすぎではないだろうか?



【あらすじ】
まーりゃん先輩と珊瑚が作った「実際にゲーム世界にダイブする」という新感覚ゲームの生贄モニターをすることになった貴明&その他大勢。
いざゲーム本体の黒くてテカテカした箱を起動すると、謎の爆発が起きて気を失ってしまう。

目を覚ませば、そこには変な格好をしたタマ姉&このみ、そして見知らぬ土地があった。
生徒会のドッキリだろうと近くの町の店に入ると、雄二村人Aから「どこかにこの異世界を作った神がいる」という情報を得る。

貴明達は元の世界に帰る為、神=まーりゃん先輩をブチのめす事を誓い目を覚ました場所の近くにあったダンジョンへと潜っていく…



【ゲームの流れ】
自動マッピングのダンジョンをひたすら潜っていき、悪の元凶まーりゃん先輩を倒すのが目的。
モンスターはこの手のゲームらしく女性。しかし、熊や白菜やバナナやショタが混じっていることもある。

メインダンジョンの浅い層には中ボス&フロアボスとして洗脳されたヒロインがおり、倒すとパーティに加わる。
ちなみに洗脳のせいか、殆どの女の子が一歩間違えるとヤンデレ気味。なお、ボスがいなかったり、中ボスが居ない代わりにフロアボスが2人とかの階もある。
ファンディスク版とは違い、AnotherDays勢のヒロインとも戦わないといけないので注意。

17才以上対象ということで微エロイベント&CGが豊富。
微エロでは済まされない露出CGがいくつかあるが、ヒロイン達のCGはこれでも修正されて(一部は完全に変更されて)いる。


一見、キャラゲーでバカゲーに見えるが油断すると即全滅されるくらいの難易度。
特に、一方通行時の戦闘や強雑魚&ボス戦は凄まじく、状態異常技が欠かせない。

最終的にファンディスク版にはないサブダンジョンを攻略し、元の世界へと帰る手がかりを探すことになる。


【登場キャラクター】
河野貴明
一応、主人公。
異世界の性質上、戦闘能力皆無で指揮&交渉専門。
パッと見、自分は戦わず女の子をコキ使う最低野郎だが、我の強すぎるパーティの仲裁役として胃に穴空きそうな心労を抱えている。
その結果、OVA一巻では誘拐され下着まで剥がされた挙句とある服に着せられ、文字通りヒロイン化した。

柚原このみ(マジックユーザー)
初期メンバーの幼馴染み。
魔法職なためバンバン唱えられない序盤はお荷物だが、ユニークスキルのゲンジ丸召喚は強力。
最大限に活用するなら、ATKが高いマジカルプリンセスがいいでありますよ!
ただし、マジカルプリンセスは大器晩成型なのでマジカルチェンジ&スラッシュの多用に注意。

向坂環(ファイター)
初期メンバーの姉貴。
最序盤の前衛職であるおかげで最初から最後まで頼りになる。流石タマ姉。
侍にクラスチェンジした際のおっぱいの暴れっぷりは評判、逆にそれ以外の職での露出は控えめ。
ユニークスキルが終盤&ボス戦では扱いにくいのが残念なところ。

小牧郁乃(スカウト)
シスコンその1。異世界なので脚が普通に動く。
素早さが強みのクラスと相まって、元気に走り回るいくのんが見られるのはダンジョントラベラーズだけ!
彼女のユニークスキルは、メイド系職業のキャラがパーティにいれば最大限に活用できる。
序盤に発生しやすい説教は辛口だが、貴明の知識にはなるのでちゃんと聞いておこう。

小牧愛佳(マジックユーザー)
神によってダンジョン1層目のフロア守護を任されたダンジョン委員長。
しかし、同時に一番早く戦闘後に服を破かれてしまう役も任されてしまった。
高レベルになるほどユニークスキルのおかげでTP消費が少なくなり魔法をバンバン使える。
ファンディスクのメインヒロインであったためか実は雑談イベントが一番多い。

シルファ(メイド)
メイド三姉妹のアホっ子三女。
今回は宝箱に引きこもっているが、ちゃんと異世界にも対人用ダンボールを持参。
序盤加入のメイド職なので便利なのれす!
今作では普段お目にかかれない制服姿を拝むことが出来る。

姫百合瑠璃(ダークナイト)
シスコンその2。郁乃と同じく貴明に対して攻撃的。
洗脳のせいで「自分とイチャイチャしろ!」と強要し、戦闘後は盛大な勘違いで交際を要求してくる。
ファンディスク時代の撃破時のCGと今作のCGは全然違うので注意。
雑談イベントは姉妹ネタが多いが、意外な人物とのイベントもある。

よっち/吉岡チエ(パラディン)
たぬきっ子。ちゃるの同級生。
自称お色気担当で、某国民的RPG3作目の女戦士みたいな格好している。
今作では服をスライムには溶かされたりはしないが、代わりに凄いフレンドリーに殺りにくる。
ユニークスキルの「とばっちり」にはとあるバグがあるので注意。

草壁優季(バード)
自身の空気っぷりを嘆き、かなり病んでらっしゃる。
どれくらい空気かというと、くずかごノートが怪しい日記帳になったり、オーラを発するようになったり…
歩けばTPが自動的に回復するのでメイド職の献身や、ジョシコーセーのスキルが扱いやすいのが救いか。
「コノウラミハラサデオクベキカ~……」

ちゃる/山田ミチル(プリーステス)
きつねっ子。 このメンバーの中では唯一のメガネっ子。
ダンジョン内の怪しいお店にてバニーの格好でお仕事中。ただし本職は用心棒。
ユニークスキルはMU職では厳しい通常攻撃をしないと発動できず、効果も微妙。
口数は少ないが、さらっと危ない発言をすることが時々ある。いくらなんでも、放にょ(ry

笹森花梨(くノ一)
ミステリ研初代会長。どうやら不思議な世界にご満悦の様子。
色々と貴明の弱みを握っており、ミステリ研追放を盾に服従を強いてくる。
もっとも、貴明的にミステリ研追放は願ったり叶ったりだが…
Lv16のくノ一で合流するがこれはある意味で凄いことである。(三次職はLv30でないとなれない為)

河野はるみ/ミルファ(パラディン)
メイド三姉妹のエロっ子次女。
力技でダーリンに(もちろん性的な意味で)食べられて、既成事実を作ろうとしてくる。
ADの公式ページでは書かれていない彼女の正体が、こちらの公式ページではあっさりと書かれている。
ひっきーとは相変わらず仲が悪く、はるみの雑談イベントの約半分が姉妹喧嘩である。

姫百合珊瑚(エンチャントレス)
ゲーム制作に携わったが、今回の事件については何も知らないらしい。
えっちまいすたーの貴明にあんばた~☆されて半裸にされる。
さすがに異世界の環境では現実世界に戻るための機械を作るのは不可能のようだ。
一方で色んな物を改造・修理してくれるので中にはお得な事が起こるかも?

まーりゃん(メイド)
聖☆まーりゃん帝国の神にして、ゴッデス・オブ・卑怯。
全ての元凶にして、郵便ポストが赤いのも増税もこの人の所為。 本人は否定してるがそんなん信じられるか!
ユニークスキルが全キャラ最強クラスで、再行動とモンスター封印緩和の2つ持ち。
そのユニークスキル故にどの三次職でも相性が良く、終盤ではかなりの強さになる。

久寿川ささら(ファイター)
なんか黒い欲望により催眠による思い込み状態になって、まーりゃん先輩と禁断の情事に耽ってる。
タマーキを倒した後、世界を破壊して聖☆さーりゃん帝国を築くのが野望。
一次職のファイターはビキニアーマーであるが、原作より明らかに縮んでいる。
職をあげていくとどんどん露出が少なくなるのも残念なところ。
彼女のヴァルキリーは同社の格闘ゲームAQUAPAZZAでも扱うことが出来る。

柚原春夏(ダンサー)
なんか一人だけ年齢的に浮いてる人。運ゲーその1。
「お仕置きされるのと、お仕置きするのどっちが好き?」やら「お布団は人肌に暖めといてあげる」とか娘の想い人をたらし込む気満々。
ちなみにフロア内のモンスターは力で従わせたらしい。
撃破しても御褒美CGはなく合流する。その後ダンジョンから脱出すると…

十波由真(アサシン)
例によって勝負を挑んで来るが、お約束通り色々な意味で貴明に相手にされない。「俺達ずっと友達だよな!」
ボス戦でも凍結させれば厄介な鳳凰が使えなくなるので相手にされ(ry「これで勝ったと思うなよ~!」
ユニークスキルも不利な状態で逃げないといけないので余計に相手に(r「これで勝ったと…」
何故か、中の人つながりキャラのTシャツに関する雑談イベントでパワーアップする。

菜々子(マジックユーザー)
初見殺しのロリっ子。運ゲーその2。
パーティの平均HPが300程度の段階で、ダメージ200前後の全体攻撃をぶっ放してくる恐ろしい子。
撃破後はまさかのお漏らしプレイだが、ファンディスク時代ではさらにハードな[自主規制]
メインパーティに加えるつもりなら、るーを呼ぶがいい。

るーこ/ルーシー・マリア・ミソラ(ウィッチ)
貴明を神へと挑ませない為に己の意思で立ちふさがる。裸マントで。
真相について知っているらしいが、知れば貴明は後悔するとして多くは語らない。
るーこ戦では、凍結の有難さを思い知らされる。
ファンディスク時代にいたとある敵と戦うには彼女の情報ととあるアイテムが必要となる。

イルファ(くノ一)
メイド三姉妹の地味っ子長女。自称究極メイドゴッデス☆イルファ
メタ発言連発でおつむが変な方向に行ってるけど、異世界だから仕方ないね。
最後に加わるヒロイン&ラスボス(嘘)のポジションにより、くノ一の立ち絵が専用の物になる。
しかしながら、加入か一番遅いせいで雑談イベントが最も少ない。
「ゴッデス☆パワー!!」


【その他の登場キャラクター】
村人A/向坂雄二
道具屋を営むモブキャラ。店に来るといつも彼しかいない。
ダンジョンのとある階には「村人∀」というそっくりさんがいて怪しい店を経営している。
冒険開始時に封印書を渡してモンスター図鑑をコンプリートしてくれと貴明に頼むがその目的は…
一応、力はそこそこあるらしく指示しかできない貴明とは違って戦闘は可能。

ハナ
貴明達と共に異世界に飛ばされ、色々とあって依頼屋を営む。
異世界での姿がうたわれるもののカムタチャールそっくり。
彼女の依頼をこなすとレア装備入手や、隠しダンジョンの特典があるので積極的に受けよう。
しかし、最大レベルで依頼を受け続けるとバグるので報酬がいい物から消化する事。

ロク
怪我をしたハナの代わりにお嬢を探すプロフェッショナル盗掘者。
こちらもまた姿がクロウと瓜二つだが、口臭とは雲泥の差。
ダンジョンでアイテムを収集し、それをシノギとして販売する。
本人にも価値が分からないので値段はピンキリだが、終盤になる程凄い性能の装備を販売したりする。

メイド先生
貴明達の異世界での拠点であるギルドにいる女性。
ポーカーフェイスなのに凄まじい喜怒哀楽と容赦ないメタ発言で授業を進める。
その姿は同じleaf作品の「君が呼ぶ、メギドの丘で」に登場するアリスにそっくりだが微妙に違う。
メカウサギも一緒にいるが果たして彼女の正体は…?

ペギー&ベアード
貴明達の一歩先を冒険している獣人族の二人組。
ファイター職のメスペンギンがペギー、マジックユーザー職のオス熊がベアードである。
漫才のようなボケ&ツッコミで冒険の役に立つ知識を間接的に教えてくれる。
ちなみに彼女のような姿をした獣人達は敵として登場することもある。



一部キャラの説明に何言ってるか分からない文がありますが、きっとプレイしても分からないのでスルー推奨。


【クラス】
各キャラに割り振られており、基本クラスから分岐していくFE聖魔方式。
キャラ毎にクラスが定められており、ポイント振り分けでスキルを修得していく。
Lv15&30で分岐クラスチェンジ可で、スキル修得とかは無策で進めると終盤で困るがレベルリセットにより育成やり直しはいつでも可。
ただし、クラスリセットすると強制的にLv1に。高いレベルでリセットすると初期能力が少し底上げされ、+50になるとクラウンが付く。

クラス毎に立ち絵が違い、好みの服装で選んでもそれなりに何とかなるくらいのバランスは保たれている。


•ファイター系
直接攻撃が得意なDQでいう戦士型。
終盤は高確率でカウンターしてくる敵とかいるけど、それを逆手にとった戦法もある。
壁役の有無で中盤の難易度が激変する。

一次職 ファイター(FT)
二次職 パラディン(PL)、ダークナイト(DK)
三次職 ヴァルキリー(VL)、侍(SA)、ダークロード(DL)


•マジックユーザー系
魔法使いと僧侶の中間。最も派生が多い。
攻撃魔法と回復魔法どっちに寄るかはクラスチェンジ次第。
ウィッチの無詠唱、マジプリの全対応型はロマン。

一次職 マジックユーザー(MU)
二次職 ソーサレス(SO)、エンチャントレス(EN)、プリーステス(PR)
三次職 ウィッチ(WT)、マジカルプリンセス(MP)、セージ(SG)、ビショップ(BS)


•スカウト系
足がすばやい盗賊型。
クラスチェンジ次第で攻撃特化、探索特化、収集特化と夢が広がる。
終盤は強力ユニークアイテム集め等で必須かも?

一次職 スカウト(SC)
二次職 アーチャー(AR)、アサシン(AS)
三次職 スナイパー(SN)、トレジャーハンター(TH)、くノ一(KN)


•メイド系
基本的に自身では戦闘ができないサポート中心。
仲間のHP/TPをノーリスクで回復したり、クラスチェンジで長期戦ほど有効な歌or踊りを使ったり、肉体派器用貧乏になったり…
裏ボスまで進めるなら必須。

一次職 メイド(MA)
二次職 バード(BD)、ダンサー(DN)
三次職 歌姫(UH)、ジョシコーセー(JK)、マスターアイドル(MI)


またキャラ固有スキルの他に、特定の面子を組むことで発生するパーティスキルのシステムもある。
そのうち一つに、とある身体部位が80以下のメンバーのみAGIが+20されるというものがあり、
これが行動速度や回数に直結するため戦闘面での影響が非常に大きく、
性能だけ見るなら基本的に小さな娘だけで固める方が良いとなってしまっている。
無論愛を貫くのもできなくはないがそれも難しいバランスもあって、一部の巨きさを好む紳士からは不満の声が上がった。


発売後、前述の小説や二巻構成のOVAが発売された。OVA二巻では遅れてやってきた羽根崎美緒も登場する。
さらに、ToHeart2の要素を外した、オリジナルの設定・キャラクターによる「ダンジョントラベラーズ2 王立図書館とマモノの封印」が続編として発売中。
また、本作もsteamなどでダウンロード版&プライス版が出たので興味のある人はこちらで始めるといいかもしれない。







追記・修正は、異世界から脱出してからお願いします。

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最終更新:2024年04月15日 16:59