ポケットモンスター XY(アニメ)

登録日:2013/11/22 Fri 23:44:11
更新日:2024/01/12 Fri 14:37:42
所要時間:約 11 分で読めます







キズナが導く新たな冒険!
カロス地方を巡る挑戦がいま、始まる!!




テレビ東京系列他で2013年10月17日~2016年11月10日まで放送されていたアニメ。
アニメ『ポケットモンスター』シリーズでは5期にあたる。
原作では『ポケットモンスター X・Y』に対応している。

◆目次

◆概要

監督は、矢嶋哲生。シリーズ構成は冨岡淳広。
また、無印から参加してきた大橋志吉や藤田伸三・武上純希・園田英樹らメインライター陣の一部は、本作をラストにアニポケ脚本担当から降板した。


物語は、前作最終話はサトシがパンジーとピカチュウと共にカロス地方行きの飛行機に乗るところで終わっており、1話ではミアレシティの空港に到着したところから冒険が始まる。
(ただし、厳密には、セレナがヤヤコマに起こされる場面から第1話がスタートしている。これは、ゲーム版と同じ始まり方である)。
なお、ポケモンBW2からポケモンXYまでの期間が日本より短い海外では、XYの発売に合わせて本作を放送する為に『デコロラアドンベンチャー』をカットしている。

これまでのシリーズに比べレギュラーキャラの合流が遅め。
5話の途中まではセレナが各話冒頭と終わりに登場し本編はサトシ、シトロン、ユリーカの旅が描写された。

また62話終盤でシトロンがサトシとのジム戦の準備のため先に一人でミアレシティに向かったため、63話~65話にかけてサトシ、セレナ、ユリーカの3人での旅が描写された。(セレナの時同様、シトロンも冒頭や所々でジム戦の準備などの様子で登場はしている)


また、同じ世界の別の場所でトレーナーアランの身の周りに起こる物語を描いた番外編『ポケットモンスターXY特別編 最強メガシンカ』シリーズが不定期的に放送された。


2015年10月29日からは第2シーズンとも言うべき『ポケットモンスターXY&Z』が放送開始。
最強メガシンカの要素を本編にリンクさせ、謎の組織フレア団との闘いやジガルデに隠された謎を描くなど、物語もクライマックスに近付いていく。

前作でもBW2発売に伴いBWシーズン2に改題されたことから、ジガルデ=Zからジガルデがパッケージのマイナーチェンジ版である『Zバージョン』発売フラグかと思われたのだが発売されることなく最新作として2016年11月に『ポケットモンスター サン・ムーン』の発売が決定。
しかしジガルデの新たなフォルムが『サン・ムーン』に先駆けて登場する。


2016年4月からポケモンショックの影響でのアニメ再開以来、アニポケは木曜の19時からのスタートだったが、今作の途中で18年ぶりに時間が変わり、18時55分からになった。


2016年10月27日放送回で事実上、本編最終話を迎えセレナ、シトロン、ユリーカと別れ『ダイヤモンド&パール』同様、ラストはマサラタウンに帰還するサトシとピカチュウの姿で締めくくられており次回作『サン&ムーン』への繋ぎシーンも特になかった。
更に劇場版・ジガルデのフォルムチェンジやサトシゲッコウガの先行登場・逆輸入を除いて、『サン&ムーン』に登場するポケモンが先行登場はなし。
『サン&ムーン』側もポケモンを除いてほぼ意図的に今作からのつながりが明確に言及されておらず、サトシを演じる松本梨香は『サン&ムーン』でのサトシは「マサラタウンを旅立って3つ目くらいの街からアローラに来た感じで演じている」と語っている他、アニメディア2019年12月号にて「サン&ムーンのサトシはXYより幼く演じてほしいと要望があった」と明かしている。
ダイヤモンド&パール』が「無印から続くサトシの集大成」を描いたのに対し、今作は「サトシに影響されて成長する人々、追いかけられる気持ちを知ったサトシの完成」を描いたものともいえる。
しかし次々作『ポケットモンスター』第2話においてサトシの部屋に本作で手に入れたバッジケース及びカロスリーグ準優勝トロフィーが置いてあり、旅のメンバー全員と再会していることから本作の出来事はなかったことになされていないことが判明した。
これらの違いは、XYの矢嶋監督が「ゲーム『ベストウイッシュ2』PVの感想で、「サトシじゃなくてこれでテレビアニメやれよ」というものが多くて残念だったので、XYはサトシのかっこよさを描こうと思った」*1ために成長したサトシ*2を描いたのに対し、サン&ムーン以降の監督・総監督を務める冨安大貴は、10歳らしい少年を描いたためと思われる。
かっこよさに拘っているため歴代随一と言っても良い立体的で丁寧な作画と演出が多く、シトロン戦など主要な局面では作画スタッフを大幅に増やして立体的なカメラワークに拘っている。
非常に手間が掛かる作画方式だったため次回作には引き継がれず、『サン&ムーン』からは中割りを大きく崩すことで動きを表現する作画方式へと変わった。

ちなみに、今シリーズでは過去作への明確な言及が殆どなく、過去作キャラのゲスト出演が極めて少なかった。
過去作から出てきたゲストはダイゴくらいで、そのダイゴも第六世代のゲーム本編で重要キャラだったから出てきただけにすぎない。
前作レギュラーキャラすら例外ではなく、前作ヒロインがも初めて本編に出演しなかった。
今まで恒例となっていた「前作のヒロインが本編にゲスト主演で合流する」という流れはXY編以降変わっていくのかもしれない。
ただし、前作ヒロインのアイリスが主役のBW特別編はXYシリーズ放映中に放映されている。


本編最終話の後も放送は2週続き、11月3日はプラターヌ博士とパンジーが語るカロス地方の伝説、10日はあのデントが再登場した番外編が放送された。このため、番組上は11月10日の放送が最終話扱いになっている。



◆演出、変更点など


  • サブタイトルが出る前に数秒間レギュラー4人の立ち絵を表示。
立ち絵の右側には基本的にサトシピカチュウセレナシトロンユリーカのいずれかが表示される。
基本はサトシで、サトシ以外のキャラが重要な役割を担う回は他のメンバーになる。
ピカチュウが立ち絵の右に来る場合、人間ではなくポケモンにスポットを当てた回になることが多い。
この演出はXY&Z編でも受け継がれている。


サブタイ画面右はレギュラー5名で固定…かと思いきや、コルニ編とシャラジム戦の回にはコルニ

ロケット団主役回にはまさかのロケット団

デデンネ主役回にはなんとデデンネまで…と初期は特にバリエーションが多い。


60話のラストでセレナがイメチェンを行ったため、61話からはセレナの部分を変更。
最終的なポーズは従来と似ているが、ポーズを取るまでの動作は大きく変更された。
(60話まで:しゃがんだ状態から髪に手を当てて立ち上がる/61話から:少し屈んだ状態から足を伸ばしてその場でターン+ウィンク)


120話までの内訳(XY&Z編含む)は、サトシ53回、セレナ22回、シトロン12回、ユリーカ12回、ピカチュウ7回、コルニ6回、ロケット団5回、デデンネ1回、サブタイトル画面に立ち絵なしが2回(14話と4本立てだった78話)。
ジム戦などのサトシ主役回のみならず、特別スポットを当てたキャラがいない回も基本的にサトシが立ち絵の右に来るため、立ち絵の右はサトシの比率が高く、サトシとそれ以外で半々くらいになる。
サトシを除けばサブタイ立ち絵右はセレナがトップで、40話付近から主役回の回ってくる頻度が急激に上がった。


  • 次回予告やタイトルコールは基本的にサトシだが、過去シリーズ同様にサトシ以外も担当することがある。

  • CM入りのアイキャッチはお馴染みのシルエットクイズで四択式。時々変に難易度高い回やネタ回を織り交ぜており、無印編時代を彷彿とさせる。
    ex.ピカチュウに変装したマーイーカ、正解がまさかのロケット団、全部ルチャブルのシルエット

  • バトル前の演出として、どこからか光が現れ直後にVSの文字とトレーナーの顔のアップのカットが追加。
    ※原作のDP~BW2にも似たような演出がある。

  • ピカチュウのアイアンテールがDP編時代のものに戻った。ただし色は青白い。

  • DP編までやBW編とも違う遠く離れた場所なので、ジョーイさんとジュンサーさんのキャラデザ、声優が再び変更。
    ジョーイさんの助手はプクリン。ジュンサーさんの助手はライボルト。
    話の舞台となる場所によっては今までのジョーイさんとジュンサーさんも登場する。

  • ポケモンが技を出す際、後ろにジムの内装やフィールドの外側などが背景として描かれることが増えている。
    作画の枚数制限がなくなり演出上の制約が減ったことに加え、ニンテンドー3DSの3D表示も意識しているのかもしれない。

  • 今までヒロインが紅一点だったが、今回のシリーズはセレナの他にユリーカがいる。初めてレギュラーに女性キャラが2人になったのである!。ユリーカはマサト以来のポケモンを所持できないレギュラーで、前作で先行して本作の服装を着るなど繋ぎがあり『アドバンスジェネレーション』のオマージュが見られる。

  • 2014年4月24日に放送予定だった24話「海底の城! クズモーとドラミドロ!!」だが、放送直前に韓国のセウォール号が沈没事故に配慮する形で放送が延期となった。
    そのため4月24日の放送は25話の「ショウヨウジム戦! ピカチュウ対チゴラス!!」が2週間前倒しで放送されることになり、お詫びのテロップが出された。
    その後11月に放送延期となった回が50話として放送され、サトシがショウヨウジム戦前でジム攻略の鍵となった理由が明かされている。
    しかし時系列は繋がっておらず、OPの一部場面でセレナが苦悩する場面やEDが「ドリドリ」であること、おまけコーナーが「マノンのメガ進化絵日記」と前後回と同じものとなっており、次回予告では51話の予告を流している。
    レンタルビデオやポケテレでは順番通りに放送されている。過去にも天災などで放送中止になった回は存在するがこれまでの回は全てお蔵入り(欠番)になっている為、改めて放送された事例は今回が初めてとなる。

  • またカロス地方のモデルである「フランス」で2015年11月に「パリ無差別テロ」が起きており、フレア団の最終兵器といった過激な演出も制限される恐れがあったが、伝説の巨石の暴走という事で収まった。

  • 広島県では無印編の開始以来、TBS系列の中国放送にて放映されていたが*3、2015年4月にテレビ朝日系列の広島ホームテレビ*4に移行された。*5

◾︎おまけコーナー

  • 「オーキド博士のポケモンホロキャスター」
XY第1期のおまけコーナーで従来のオーキドのポケモン講座アシスタントに前作でゲットしたロトムや一時期フーパも登場した。DP編以前のあのオチも復活した。第六世代のポケモンが少ないので、それ以前のポケモンも紹介されるが、映像は全てXYでのもの。だが映画の宣伝やプレゼント案内は致したがないが、途中マノンにコーナーに取られ、XY&Zが始まるとともに終わってしまった。(遅れネットなどでは最終回と特別編のみ復活した)。

XY&Zでのおまけコーナー

  • XY&Zシリーズが始まったと同時に「オーキド博士のポケモンホロキャスター」が無くなり、毎回違ったコーナーが始まった。その回の後日談も加わるほか、XYシリーズ以前の映像も使われたりした。なお前コーナー同様スペシャルや映画の宣伝などでは休止となり、ネット配信での追加となる。

◆キャラクター

◇サトシ一行

カロスリーグ優勝を目指し旅を続けている。
今回はレベルリセットは抑え目…というよりも普通に成長している。
公式イラスト発表直後は「頭身上がった」「イケメン化した」と評判に。ただ、作画はBW編の頃とあまり大差はない。
イケメンなのは容姿だけじゃなく行動も今までより増えている。
公式では4人の中で僅差だがセレナより背が少し低い程度ながらも背は高い。

ご存知電気ネズミ。
しっぽを撫でられると喜ぶ。
過去シリーズで数度描写されたケチャップ好き設定が久々にフィーチャーされている。

ミアレシティのジムリーダー
自分を鍛え直すためにサトシ達の旅に同行。
発明が趣味で様々な機械を作る。ただし失敗も多い。というかほぼ毎回失敗している。
原作と違い素顔が見えている(ゲームの設定資料では見れる)。
父親のリモーネには、ある秘密がある。

シトロンの妹。ょぅι゛ょ。おっと誰か来たようだ
しっかり者でポケモンの世話が得意。キープ、キープ!
頼りない兄のため、頼まれてもいないのに彼のお嫁さんを探している。お兄ちゃんをシルブプレ!
年齢問わず、地位問わず女性ならば所構わず片っ端からナンパする某5歳児を彷彿とさせる超絶肉食系ょぅι゛ょである。なんかタケシみが強い。
決して音を殺して歩くことがクセになっているわけではないし、ボールの取り合いになっても殺してでもボールを取りたくなることはないはず。
ちなみに中の人は春日野うららや山岸れもんといった、レモンにゆかりのある役を演じている。

新人トレーナーの少女。モデルは原作の女主人公(タイプB)。
幼い頃サマーキャンプでサトシと知り合っており、年齢を迎えたからではなく、テレビで彼を見かけたことから旅立ちを決意する。
最初からサトシに対して明確な好意を抱いているという旅の仲間としてはアニポケ史上初のヒロイン。
母親は元サイホーンレーサー。
現在はサトシ達との旅の中でトライポカロンのことを知りポケモンパフォーマーを目指すことに。
ミルフィやサナが良き友人でありライバル。
60話にて髪型及び服装をチェンジ。部分的に予告があったため一部では心配されていたが、いざお披露目したらめちゃくちゃ可愛いと非常に好評。

ご存知ラブリーチャーミーな敵役。口上は初代と同じ。
コミカルなキャラに戻ったが、メカはBW同様ハイテクになり、たまにその頃の片鱗とも言える一面を見せる事も。
前作最終話にて本部で再登場したソーナンスが手持ちに加わり大活躍。
気球のデザインがリアルなディティールに変更された。

ミアレシティでメガシンカの研究をしているポケモン博士
作中セレナにフォッコを渡した。
美人なソフィーと可愛いコゼットが助手。

様々な地方を飛び回るジャーナリスト。
取材の際は映像を撮っている。
前作から引き続きゲスト枠で登場。

◇ライバル

CV 寺崎裕香
シャラジムのジムリーダーな人。命爆発。
シャラジム編の途中から一時的にレギュラーとしてサトシたちとともに行動していた。何気にシトロン以外のジムリーダー中一番登場回数が多い。
XY編終了後はもう再登場しないと思われていたが、8年後にまさかの復活

第3期のOPで先行として登場した後輩ライバル。口癖は「経験値」。
初登場はシトロンとのジム戦であり、サトシとはクノエシティで対面した。
ホウエン出身であり、キモリを貰っている。
ドラゴンタイプフェアリータイプに相性が悪いことを知らないなど、トレーナーとしてはまだまだ未熟であり、サトシやダイゴを慕っている面もある。
XY&Zの放送前ポスターにメガジュカインが映っていたため、サトシのジュカインがメガジュカインとして復帰するのかと期待した人もいたらしいが、のちにこのメガジュカインはショータのジュカインであることが判明した。
CVはピカチュウの人、声は光彦のイメージそのまま。

サトシ側のライバルで踊るのが得意で、手持ちのポケモンもリズム戦法を得意としている。通称DD。
セレナに度々アプローチするも苦笑いされて、受け流されている。

ヒトカゲを手持ちにして旅立ったポケモントレーナー。
フォトコレクターとしていろんなポケモンを撮るのが夢。
ロケット団からはオタクボーイと呼ばれており、一度熱中すると止まらなくなり、ポケモンの角の形など微妙な違いなどを収めている。
ティエルノやショータなどと比べて、出番が少なく、カロスリーグ1回戦でアランに敗れたりと不遇扱い。

ポケットモンスターXY特別編 最強メガシンカの主人公であり、サトシの先輩ライバルにあたる。
XY&Z編の1話でニアミスした後にサトシと偶然再会。
大切な同行者マノンの相棒ハリマロンの治療の為に、メガシンカエネルギー収集とジガルデ・コア探索任務の補助を任命されたフラダリ財団(フレア団)のエージェント。
マノンや恩人プラターヌ博士ら、大切なものを守る為に是が非でも強くならねばならないと思い詰めつつ旅を続けていた彼にとって、
サトシとのバトルは純粋に興奮と楽しさを呼び戻してくれるものだったが、サトシとアランの出会いによってフレア団の最終作戦は一気に加速し、カロスは史上最大の危機へと突き進む。

セレナの先輩ライバルかつ最大の親友。
フシギダネをパートナーに旅立った。
セレナにトライポカロンの道を進めた人物の一人。

  • ミルフィ
CV 林沙織→真道 圭
セレナの恋のライバル。
少々ツンデレな感じでセレナといがみ合っていたが、和解したが、サトシのことで宣戦布告され、以来セレナをからかっているもセレナを激励したりと、ヒカリやアイリスのライバルと比べるとツンデレは控えめ。
実はセレナがサトシへの好意を抱いていることに気付いた最初の人物。
パートナーはペロリーム
中の人の都合により、声優が変わった。しかも2代目は次回作のヒロイン.リーリエであり、「ボーッとしてるとサトシ貰っちゃうわよ?」と台詞通り、本当にセレナからサトシを奪うこととになる。
ちなみに、リーリエの中の人は、のちにゴウの幼少期役を演じることになったと、私本で読んだことがあります!


◇その他のキャラクター

主にXY&Z編のキーとなるポケモン。
これまでゲームで登場していた姿は50%と判明し、さまざまな姿に変えることが判明し、完全体はゼルネアスやイベルタルを圧倒するほどだがあくまで元はアニメオリジナルの姿である。
元はフラダリの研究所にいたが『ポケットモンスターXY特別編 最強メガシンカ』act 4でジガルデ・コアが脱走したことから始まる。
ひょんなことからユリーカのポシェットに紛れ込み、フレア団との争いに巻き込まれていく。
劇中には2体存在し、ユリ-カのもとにいるジガルデ・コアはおなかがピンク色した「Z1」である。
ユリーカからはプ二ちゃんと呼ばれており、彼(?)の歌も存在する。
50%フォルム時の鳴き声はギラティナと同じくモスラの流用。

カロス地方のチャンピオン。
アイコンタクトのみでかわすチートなサーナイトがパートナー。
シロナ同様スイーツ好きとカロス地方の危機に駆けつけたりと被る所があるが、やや出番は少なめ。

  • エル
カロスクイーンの少女で、セレナ達の憧れで、セレナが夢を持つ大きなきっかけを作った人物。
パートナーのマフォクシーとともにポケビジョンなどといった芸能活動をしている。
一度フォッコたちと喧嘩して落ち込んでいたセレナに「エレーナ」という偽名を使って、励まして、パフォーマーとして大切なことを教えた。

フラダリ財団代表にして、秘密結社フレア団の総帥。
ポケットモンスターXY特別編 最強メガシンカで登場していたが、XY&Z編から本格的に参戦した。
本作では計画実行の前準備としてジガルデ捕獲に執念を燃やし、手足のフレア団員を動かして暗躍している。
最強メガシンカにて進めていた計画は最終段階に突入し、全世界が注目するカロスリーグにタイミングを合わせて本格的に活動を開始。
前代未聞の能力と選り優りのポケモンで腹心のアランと熱戦を繰り広げたサトシに興味を抱いている。


◆楽曲


〈OP〉

V(ボルト)
歌・作詞:遊助
作曲:たなかひろかず
編曲:CHOKKAKU
いきなりのタイプ連呼から始まり、ポケモンの歌らしく冒険と絆が歌われる。
初回放送前の特番で先行公開、本放送では映像が微修正された。
サトシ役の松本梨香さんが歌うカバーも存在する。XY編完走後に聞くとすごくエモい曲。
メガV(ボルト)
歌・作詞:遊助
作曲:たなかひろかず
リミックス編曲:塩川満己
オリジナル編曲:CHOKKAKU
V(ボルト)のアレンジバージョン。歌詞は2番を使用している。
映像もメガシンカを強調した迫力満点のもの。
シャラジム戦終了後の44話からコルニに関する場面が苦悩するセレナの場面に差し代えられた。

ゲッタバンバン
歌・作詞:佐香智久
作曲:小川智之
編曲:Saku
今日も始まる出会い、冒険、そして運命のジム戦…
本曲初使用回で登場したヌメラの今後と新たなライバルが示唆されている。
55話から使用されているが、初期バージョンの映像の使用期間はなんとたったの6話のみ。
61話からイメチェンしたセレナ、ポケモンが進化(テールナー、ヌメイル、レントラー)したバージョンになった。
また71話からは離脱したヌメルゴンの代わりにオンバットやイーブイが登場。
そして鏡越しにアランとサトシが手を合わせるシーンが登場し、話題になった。
ちなみに歌と作詞担当する佐香は大(と言うか普通に廃人レベル)のポケモンファン。

XY&Z
歌:サトシ(松本梨香)
作詞・作曲:佐香智久
編曲:佐香智久、saku
タイトル通りXY&Z編になってから使われるようになった。
何気に貴重なサトシ名義の曲(多くは松本梨香名義)
OP画像はいつもの日常の絵から始まりサビ後半ではプニちゃんことジガルデ・コアとフレア団、そしてアランとの闘いを描く。
ショータのメガジュカインとサトシのゲッコウガの新たな姿・サトシゲッコウガのバトルも熱い。
アニメで話が進展したことにより、以下の話で映像が若干変更されている。
  • 13話(セレナのイーブイがニンフィアに進化した事により、イーブイがニンフィアになった)
  • 18話(サトシのオンバットがオンバーンに進化した事により、オンバットがオンバーンになった)
  • 30話(サトシがエイセツジムのウルップを破った事により、ウルップの場面がジガルデ関連に変わった)
また映画バージョンも後に登場した。


〈ED〉

X海峡Y景色
歌:J☆Dee'z
作詞:戸田昭吾
作曲・編曲:たなかひろかず
リズミカルなメロディに合わせ言葉遊びのような歌詞が展開する。
ポケモン図鑑とタウンマップに映ったピカチュウの百面相およびニコニコ動画風の演出が特徴的。

ピースマイル!
歌:J☆Dee'Z
作詞:PA-NON
作曲・編曲:たなかひろかず
ポケモンの可愛らしいダンスと旅の思い出たち。
後ろのカットはよく見ると一つの物語になっている。
タイトルの由来は「ピース」「スマイル」であって「ピー」は放送禁止用語のアレではない。
短編映画『ピカチュウ、これなんのカギ?』の主題歌でもある。

ドリドリ
歌:中川翔子
作詞:中川翔子、岩里祐穂
作曲:鈴木健太朗
編曲:黒須克彦
夢に向かい進んでゆくセレナの心情が歌われる。
セレナとポケモンたちの可愛らしい衣装は必見。
セレナのイメチェンに伴いラストの部分が60話で早速変更されたが、気が付かなかった人が多かったとか。

ガオガオ・オールスター
歌:Little Glee Monster
作詞:丸谷マナブ
作曲・編曲:丸谷マナブ
サトシ一行やロケット団のポケモンたちが遊んだりお昼寝したり。
冒頭とサビの音楽隊をイメージした衣装がなんとも愛らしい。
「ピースマイル!」同様、短編映画『ピカチュウとポケモンおんがくたい』の主題歌でもある。

プニちゃんのうた
歌:ユリーカ(伊瀬未莉也)
作詞:佐香智久
作曲:馬渕直純、長田直也
編曲:中西ゆういちろう
XY&Zの1話より使用。比較的シリアス寄りかつ熱い内容だった『XY&Z』1話及びOPと打って変わってまさかの超ほのぼの路線。
新たな仲間プニちゃんと仲良く遊ぶユリーカの姿が歌われる。


〈その他〉

『XY&Z』ではキャラソンプロジェクトという企画が実施され、話の内容次第では『プニちゃんのうた』以外の曲が流れることもあった。

ドリドリ(セレナver)
中川翔子が歌っていたドリドリをセレナ(CV:牧口真幸)が歌うバージョン。
『XY&Z』20話の挿入歌、及び20話と45話のEDで流れた。


キラキラ
歌・作詞・作曲:佐香智久
ゲッタバンバンのカップリング曲。シトロンのイメージソングとして主に彼のメイン回における劇中歌として使われる。
キャラソンプロジェクトとして『XY&Z』31話、44話、最終話にてシトロンverがEDに流れた。この時の映像はサトシ宛に手紙を書くシーンだった。

ロケット団団歌
歌・作詞:ロケット団(ムサシ、コジロウ、ニャース)
作曲:たなかひろかず
編曲:中西ゆういちろう
2001年に無印編第12期ed「前向きロケット団」以来、約15年ぶりのロケット団による楽曲。
彼らのモットーを歌いあげるなど、歴代のロケット団による曲に匹敵するぐらいの前向きな曲。
作曲はたなかひろかず。「ニャースのうた」「ニャースのパーティ」「前向きロケット団」など歴代のロケット団EDを手がけた人。
歌の中には「ロケット団よ永遠に」の歌詞が部分的に受け継がれている。
2016年以降、彼らが名乗る際に使われており、『XY&Z』14話ではEDとして流れた。
なお歌にある「ロケット団の{ロ}の字はロマンの{ロ}」といったセリフはそれ以前から劇中で使われている。

ピカチュウのうた
歌:ピカチュウ(大谷育江)
作詞・作曲:佐香智久
キャラソンプロジェクトにまさかのピカチュウのキャラソンが登場。
が、歌詞はまさかの「ピカ」や「チュウ」のみという何とも言えない歌詞だった。一応EDで流れた時は下に訳があったが。
配信及びEDで流れる前に歌詞が公開されていたため、狂気とか手抜きとか言われたが、
『XY&Z』36話のEDで流れるとそこは大谷氏の演技力で見事な癒し曲となった。
映像の中には彼の大好きなケチャップが存分に描かれている。

ニャースのパラード
歌:ニャース(犬山犬子)
作曲:たなかひろかず
編曲:戸田昭吾
無印の「ニャースの歌」を彷彿させるような歌で月をバックにニャースがギターを弾いて歌う曲。
秋の夜長にひっそりとムサシ達やロケット団のポケモン達が集まるといった静かな曲。
『XY&Z』43話、46話のEDで流れた。



エピソード


劇場版(ポケモン・ザ・ムービー)








画像出典:ポケットモンスター エックスワイ
アニメーション制作:OLM Team Kato
製作:テレビ東京、MEDIANET、ShoPro



追記・修正は 緑の僕らの星の希望が輝いて黄色い花が咲いた 後にお願いします。

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最終更新:2024年01月12日 14:37

*1 雑誌『アニメスタイル010』インタビュー。

*2 精神面以外にも、年齢への言及がない他、1話にて「ピカチュウと長い付き合い」と言ったり、14歳のキャラクターと同身長だったりなど。

*3 64話まで。

*4 最強メガシンカ ActIIIから。

*5 それに伴い劇場版のプロモーション協力も同局に移行。