コルニグス(MS)

登録日:2012/04/20(金) 00:00:01
更新日:2023/07/10 Mon 14:49:38
所要時間:約 5 分で読めます




じっとしてろよ!

おまえらどうせもう――終わりだっ!


機動戦士クロスボーン・ガンダム 鋼鉄の7人』に登場するMS。
名称はラテン語で「カラス」の意。



■コルニグス


武装:
ビームライフル
メガ粒子砲
ビームクロー×2
パイロット:影のカリスト


木星帝国が開発した試作機
木星版クロスボーン・ガンダムの集大成と言える機体で、その性能はクロスボーン・ガンダムを超えている。

アマクサから得た実戦データをベースとし、それを木星の技術と統合しつつアレンジを加える事で「死の旋風隊」に配備された3機のMSの特性を一つにまとめた機体となった。
そのためアマクサとは違い、ガンダムっぽい見た目ではなくなっている。


本機は鳥の様な姿をしたMA形態への変形が可能で、一部フレームを回転させて手足を入れ替えるという少々特異な可変機構を採用している。
脚部はクロスボーン・ガンダムのフレキシブルスラスターを木星側が独自発展させたもので、MA形態時にはスラスター以外にAMBACや翼としても機能する。
これらの機構を応用すれば手足を入れ替えて敵からの攻撃を避けたり、変則的な機動で攻撃を仕掛けたりできる。
…が、この使い方は開発時には想定されておらず、あくまでも優れた技量を持つパイロットにしか行えないという。

ちなみに、機体の左右は仮面ライダーWの様に白と紫で塗り分けられており、かなり異質なものとなっている。



○武装

  • ビームライフル
メインウェポン。
ビームアックスも内蔵されていて、接近戦にも対応できる。

  • メガ粒子砲
頭部に内蔵。フェイスカバーを開いて発射する。
クロスボーン・ガンダムのビームシールドをブチ抜けるほどの威力。

  • ビームクロー
両手の指先からビームを発生させて相手を切り裂く。
ビームマシンガンとしても使えるらしい。



○作中の活躍

影のカリストが搭乗。

「神の雷」計画を邪魔させないためにアマクサを率いて月面にあるサナリィの研究施設を攻撃。
迎撃に出てきたレコードブレイカー3機のうち2機を撃破し、残る1機もミノフスキードライブを破壊。さらにトビアスカルハートをも圧倒して大破させた。
しかも、クロスボーン・ガンダムが最も得意とするクロスレンジトビアが反応すら出来ないスピードで飛び込み、一撃で両腕とコクピットハッチを破壊し無力化するという、クロスボーン・ガンダムシリーズの中でもアムロ脳アマクサに匹敵する屈指の強さを初戦から見せつけた。

救援に来たミノルのフリントとも戦った後、スケジュールが秒刻みということで撤退していった。
この時トビアはコルニグスを見上げながら、コルニグスがクロスボーン・ガンダムよりも強い事を痛感しながら意識を手放していく。




■インプルース・コルニグス


つきあってもらうぞ!
私の戦争にな!


コルニグスに「インプルースパーツ」と呼ばれる追加装備を取り付けた姿。
これを肩と腰に装着する事で推力と空力特性が高まり、大気圏内でも宇宙とほとんど変わりなく高い機動力を発揮できる様になった。

また、フェザーファンネルも搭載して火力を向上させている。
ただ換装に時間がかかるらしく、トビア達を一網打尽にする千載一遇の機会を逃したりもした。

ちなみに名称は「推進力を持つカラス」という意味なんだとか。


○追加武装

  • フェザーファンネル
インプルースパーツに14基搭載されている。ディビニダドに装備されたものの小型版。
使い捨てなので、回収しての再使用はできない。
ビームを発射する以外に、ファンネル自体を突っ込ませて攻撃する事も可能。


○作中の活躍(インプルース)

「イカロス」をめぐりグレートバレーでトビアのパッチワーク、ミノルのF91ギリ量産型クァバーゼと交戦。
初めての地上戦でありながら持ち前の機動性で三機を圧倒。
フェザーファンネルの嵐によってギリとミノルを倒しトビアとの一騎打ちになる。

だがトビアの切り札であるIフィールド・ハンドとワイヤーによって動きを止められ右腕を斬り落とされてしまい、形勢が逆転。某ゲームで有名なコノシュンカンヲマッテイタンダーである
追い詰められた…かと思われたが、トビアが爆発に気を取られたため、その隙にビームザンバーを奪って止めを刺そうとする。
しかし、その瞬間生き残っていたミノルとギリから集中砲火を浴び、蜂の巣にされてしまう。

この時、姉のエウロペの思考を読み自らの目的である「イカロス」の破壊をビジョンとして見た上で確信したのだが……なんと気絶する瞬間にイメージした、エウロペの思い込みであることが判明。
任務を果たすことが出来ぬまま落命することに気付いたカリストの断末魔と共に沈黙。
腕を天に掲げながら膝をつき大地に倒れ伏した。
その後、機体はその場に放置されたままのようである。

後にトビアが花を添え、弔う様子が描かれている。

なお、かなりの辛勝だったが、これでもまだ前半戦である…。



■ゲーム

「G GENERATION WORLD」で初登場。
コルニグスは性能はなかなか高いが、武装が全てビーム兵器なのでビーム耐性を持つ相手が苦手。アビリティも支援防御しかなく、空は飛べるが適応はC。
一方、インプルースの方は完全な上位互換で、HPと機動力が上がり、空の適応もBになる。武装にもフェザーファンネルが追加されるが、MPを消費するので連発するとテンションが上がらない。
しかし、このゲームで数少ないMサイズのファンネル持ちのため、「身軽」が発動する。このため、Lサイズになってしまうディキトゥスに開発せずにこのまま使うのも十分検討に値する。



■余談

「コルニグス」という名前は「パイロットがカラス先生の教え子だから」という理由で付けられた。





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最終更新:2023年07月10日 14:49