プロジェクト・ランウェイ

登録日:2012/04/12(木) 20:23:24
更新日:2020/05/17 Sun 11:59:53
所要時間:約 5 分で読めます




『プロジェクト・ランウェイ / NYデザイナーズバトル』(Project Runway)は、アメリカ合衆国Bravoのリアリティ番組。シーズン6はロサンゼルスで行ったので副題はなかった。
日本ではWOWWOWで視聴可能。
何故かウィークデイの毎日無料で見れる時間帯(18時から)にやっているので、BS環境があるなら一度見てみてはいかが?(2012年時)


概要

書類審査で選ばれたデザイナーの卵(ただし殆どがプロとしてキャリアを積んでいる)たち15人程度が、与えられたテーマに沿った服を作る。
期限は1回のテーマにつき1日〜2日程。
審査員はレギュラー3名+ゲスト1名。
撮影は泊まり込みで行なっている。部屋は何人かで共同生活。
おそらく30日程度ぶっ続けなのでホームシックになる人も。
1回のテーマで1人脱落者が出る過酷なコンペを勝ち抜いた上位3名はNYファッションウィーク(でかいファッションショーの名前)に出場し、最終審査を行う。
そこで優勝したものにはブランド立ち上げ資金10万ドルとその他豪華な副賞が与えられる。

ぶっちゃけデザイナー版スター誕生


番組の流れ

課題提示→デザイン画作成→生地の購入→作業→ランウェイでの披露及び審査

となっている。
まあこの通りなら至極平凡な番組であるが、あのアメリカで大人気の番組なのでかなり刺激的な要素が入ってくる。


  • 買い物の代わりに自動車の廃部品を渡され「これで服を作ってもらいます」

  • デザイナー達「やっと出来上がった〜」→「今から1日でもう一着作ってもらいます」

  • デザイナーたちの懇親会にて「このレストラン内の物を材料にして服を作ってください。材料集めは5分」→レストランが地獄絵図に。

  • 6時間でアイスのフレーバーをモチーフにした服を作ってください→作業場はバタバタ、デザイナーはピリピリ


登場人物

ハイジ・クラム
通称ハイジ。ドイツ出身のスーパーモデル。『SEX AND THE CITY』等に出演している女優でもある。
この番組の総合司会で、審査員の1人。
イメージとしては藤原紀香を西洋風にした感じの美人。
だが審査のコメントはもはやと言って差し支えない。
美貌も相まって有吉が裸足で逃げ出すレベル。

ティム・ガン
デザイナーの相談相手やアドバイザーを務める。審査員ではない
決め台詞は形にしよう
アメリカ人だが一見すると英国紳士風のナイスミドル。
ファッションブランドの重要ポストやファッションスクールの校長などを歴任し、デザイナー達からの信頼は厚い。
作業中に何度かチェックの時間があり、そこで良い物は絶賛し修正が必要な物は指摘してくれる。
彼の指摘はファッション理論に基づいているのでうまく修正出来れば審査員の受けも良くなるが、自由の国アメリカなので無視するデザイナー多数。そして大抵落ちる。
ちなみにティム人形が市販されている。
あとゲイ。

マイケル・コース
日本にもショップがある有名デザイナー。
アメリカの人間国宝的な認定をもらっているスゲー人。
審査員を務め、常にデザイナーの成長を促すようなアドバイスをくれる。
ハイジさんとは大違いだぜ!
最近前髪が後退気味。

ニーナ・ガルシア
ファッション雑誌ELLEの総合編集長(シーズン6からはMarie claireのファッションディレクター)。
プラダを着た悪魔の編集長みたいな人。まあもうちょっと若いけど。
彼女のコメントは時としてハイジよりきつくなることがあり、よくデザイナーをマジ泣きさせている。
ハイジがボコボコにする感じならニーナはグサグサ刺してくる感じ。
美人だが最近肌を焼き過ぎな感がある。
さり気なく博士号を持っている才媛。

オールスター版

アンジェラ・リンドヴァル
ホスト兼審査員のモデル。ミズーリ州カンザスシティ出身。

アイザック・ミズラヒ
レギュラー審査員の一人。ニューヨーク・ブルックリン出身。

ジョルジーナ・チャップマン
レギュラー審査員の一人。ロンドン出身。

ジョアンナ・コールズ
アドバイザー。雑誌「マリ・クレール」編集長。イギリス出身。

備考

この番組の知名度はかなり有り、最終回まで残れなくても出るだけで知名度アップにはつながる。
そのため優勝できなくてもこの番組から花開いたデザイナーは多い。
また、作業場として使っていたParsons The New School for Designの入学希望者が社会現象レベルに増えたこともあった。ちなみにティムがその時校長をしてた。


各シーズン優勝者

1st ジェイ・マキャロル

2nd クロエ・ダオ

3rd ジェフリー・セベリア

4th クリスチャン・シリアーノ

5th リアン・マーシャル

6th アイリーナ・シャバイバ

7th セス・アーロン・ヘンダーソン 

8th グレッチェン・ジョーンズ

9th アーニャ・アヤンチー

ALL STAR モンド・グエラ(シーズン8では準優勝)

キャラが濃かった人たち

サンティーノ・ライス(2nd)
長身のオサレ男子だがとにかく五月蝿い。半端じゃなく五月蝿い。明石家さんまくらい五月蝿い。

クリス・マーチ(4th)
見た目は完全にピザだが、ベテランのコスチュームデザイナー。ビヨンセの衣装とか作ってるらしい。
作業スピードもセンスも一級品だが居眠りがひどい。デザイン画を描きながら寝るしモデルを選ぶときも寝る。

ケンリー・コリンズ(5th)
20代前半の美少女で笑い上戸。
笑い声が五月蝿いのと、ティムのアドバイスを一貫して無視したことから、他のデザイナーからは反感を持たれ後半はハブられ気味に。
根っからの勝気な性格で、審査員が自分の服の批評を始めると最後まで言わせずに食って掛かっていた。そのためニーナ・ガルシアがデザイナーをなだめるという貴重なシーンが見れたりした。
ティムをぶっちぎったデザイナーには珍しくファイナリスト
「オールスター」でも助言や批評を聞いていなかったが8話でアイザック・ミズラヒ(審査員)に釘を刺された。セミファイナリスト。公式ホームページにおけるキャッチコピーは「エゴまっしぐら」と直球。人気投票の中間発表1回目では5位だが、2回目ではランク外に。

ほか

デザイナーたちの作る服は独特で画期的、またアメリカ独特のノリに驚くこと間違いなしなのでぜひ見てほしい。

日本ではWOWWOWで深夜に優勝を逃したデザイナーたち13人が競う「オールスター」が放映された(2013年10月~2014年1月)。「オールスター」ではホスト・アドバイザー・審査員が一新されている。WOWOW内の公式ホームページではデザイナーの人気投票も実施している。

日英副音声のDVDも出てるので過去のシーズンを見ることも可能。



追記、修正はハイジさんにボコられてからお願いします。


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最終更新:2020年05月17日 11:59