大獣神

登録日:2011/11/26(土) 09:48:01
更新日:2018/09/21 Fri 21:06:38
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合体! ダイノミッション!

大獣神とは、『恐竜戦隊ジュウレンジャー』に登場する一号ロボである。

声:丸山詠二

パワーレンジャーでの名前は「ダイノメガゾード」
ジュウレンジャーの5つの守護獣が合体し、ダイノタンカーという獣戦車形態を経て、大獣神へと変形する。
また、ドラゴンシーザーと合体する事で「獣帝大獣神」になり、
キングブラキオンと合体すると、最強形態「究極大獣神」となる。


【守護獣たち】
分離形態である古代恐竜人類の文字通り守り神。
恐竜の命の化身であり、地球から全ての恐竜が消滅した場合、守護獣も同時に消滅する。

◆守護獣ティラノザウルス
ティラノレンジャーの守護獣。
単体でも高い戦闘能力を持つ。
必殺技は「ティラノソニック」。
大獣神に合体する際には、頭と胴体になる。
「ロボットに合体しなくてもロボット級の戦闘能力を持ったバラメカ」は以降の作品に大きな影響を与えた。

◆守護獣ジュウマンモス
マンモスレンジャーの守護獣。
必殺技は「モスブリザード」
合体する際には両腕を担当。頭部は盾として使われる。

◆守護獣トリケラトプス
トリケラレンジャーの守護獣。
尻尾から砲撃を行う。
合体する際には左足になる。

◆守護獣サーベルタイガー
タイガーレンジャーの守護獣。
尻尾からビームを放つ。
合体する際には右足になる。

◆守護獣プテラノドン
プテラレンジャーの守護獣。
空中戦を担当。
合体する際には胸パーツとなる。

◆守護獣ドラゴンシーザー
ドラゴンレンジャーの守護獣。
詳しくはこの項目を参照。

◆獣騎神キングブラキオン
守護獣の使途。
パートナーはおらず、守護獣の使途や獣騎神と、他の守護獣とは一線を画しているが、一応は守護獣。
大獣神を真の姿に戻すための最後の鍵。


【獣戦車ダイノタンカー】
大獣神になるための中間形態。
トリケラとタイガーがキャタピラ、マンモス(大獣神の腕)が砲門となっている。

一斉砲撃の「獣戦車キャノン」と守護獣部分の目からビームを一斉射する「獣戦車ストーム」が必殺技。

登場回とその次以外では出番がほとんどないが、一応合体の度にこの形態になっている。


【大獣神】

発動! 大獣神!!

ダイノタンカーから立ち上がり完成する。
武器は「恐竜剣ゴッドホーン」で、呼べば雷雲と共に現れ、飛んでくる。
必殺技は「超伝説雷光斬り」。

単なるロボではなく神という設定なので、『超電子バイオマン』のバイオロボなどと同様、そしてシリーズ全体でも珍しい、意志を持ったロボである。

神だけあってかなり上から目線。
しばしば非情な選択をジュウレンジャーに迫る事もあるが、その度にゲキ達は迷い、その結果大獣神の意思に背く事もあった。

場合によってはジュウレンジャーの成長を促すために、大獣神の方からジュウレンジャーに試練を与える事もあった。

ちなみにデビュー戦ではドーラスフィンクスを相手にクイズ勝負に持ち込まれる、という一風変わった登場であった。
戦闘中はかなりトリッキーな動きをすることが多く、スフィンクス戦では顔面狙いの一撃を倒れ込んで回避しながらタンカーに変形、突撃したところで戻って追撃、というコンボを披露した他、相手の股間に裏拳を連打するというモーションも見せた。さらに、脚部だけタンカーになって突撃したこともある。

実は劇中では意外と苦戦することが多く、日食の際に巨大化したドラゴレンジャー、グリフォーザ、ラミィスコーピオンの攻撃を受け火山に落ち敗北(後に復活)した他、ドーラフランケには限界まで追い詰められ、サタンフランケには解かされそうになり、ドーラタロスに至っては腕を切り飛ばされたのが致命傷となって消滅してしまった。

操縦席は頭部にあるが、実はドラゴンレンジャーが乗るためのシートがゲキのシートの後ろにある(つまり本来は6人乗り)。ただし、ブライがここに座ったのは1回だけ。


【獣帝大獣神】
獣帝合体!

守護獣ドラゴンシーザーと大獣神が合体した姿。
合体方法は、下半身から胴体の割れたドラゴンシーザーを大獣神が鎧のように被るというもの。
必殺技は、両肩の紋章から胸にエネルギーを集めて光線を発射する「エンパイアアタック」。
ちなみにこのスーツ、異常に重かったらしく、スーアクも大変だったとか。そのためか劇中には初登場を含めたったの3回しか出ていない(初登場後はドーラシルキス戦、ドーラタロス戦1回目の戦闘後)。
ドラゴンアントラーを装備したスチールも存在するが、スーアクの人は歩くのが精一杯であり、ドラゴンアントラーを持って振り回すことは出来なかったらしい。
多分持つことは出来ても、振り回そうものならあっさり転倒したり、自重で中の人が潰れる可能性があったのだと思われる。



【究極大獣神】
究極合体!

獣騎神キングブラキオンと獣帝大獣神が合体した、大獣神の最強形態にして真の姿。
守護獣全てが合体した形態であり、大獣神、ドラゴンシーザー(剛龍神)、キングブラキオン全ての要素を詰め込んだ全部載せのロマン合体。

実際の合体は、キングブラキオンの背中が開き、前足と胸部のパーツが離脱して獣帝大獣神の胸部と腕に装着、ドラゴンアントラーがブラキオンの胸部に接続、獣帝大獣神がブラキオンの背中に乗り込む形で合体する、というもの。その際、ブラキオンの肩に当たる部分から砲台が突き出す。
馬を使った古代戦車、いわゆるチャリオット(戦車を曳く馬と荷台に乗って手綱を握る兵士)を思わせる独特の姿をしており、「(全部ひっくるめると)人型ではない」という珍しいパターンの最終形態と言える。

必殺技は上記のとおり全身からミサイルやビームを一斉発射する「グランバニッシャー」。

デザイン自体がアクションを前提にしていない砲台的なものであるため、戦闘スタイルは合体したら即座にグランパニッシャーをぶっ放して敵を殲滅するといういわば巨大戦版必殺バズーカのようなポジション。
そのため、劇中では登場=勝ちフラグであり、出てきたのはサタンフランケ戦を含めたったの7回だが、全勝。
ただし、ジュウレンジャー6人が全員乗り込んで戦ったのは初登場話のたった1回しかない。

「大獣神」とは元々この姿を現す名前であり、これこそが恐竜達の守護神である。
しかし、大サタンとの戦いで深いダメージを負ったためにこの形態を維持できなくなり、6体の守護獣と獣騎神に分かれてしまい、完全な形で合体することが出来なくなってしまった。

クロトの導きによりジュウレンジャー達が自らの使命を認識したのに連動して本来の力を取り戻し、サタンフランケを葬り去り大サタンを地獄へとたたき返した。

その後登場したのは魔法の糸車戦、ドーラ金角戦、ブライ最後の戦いとなったドーラガンサク戦、ドーラアンタイオス戦、2度にわたるドーラタロス戦。どの戦いでも勝利を収めたが、ドーラタロス戦の1回目では分離したスキをバンドーラに突かれてキングブラキオンを捕獲されてしまった。
最後の戦いとなるタロス戦2回目では、大獣神→ドラゴンシーザー→キングブラキオンと次々に登場しつつ翻弄、最後にこの姿に合体して大サタンとドーラタロスを一撃で完全粉砕した。

実際問題、この姿の時は戦うどころか相手が究極大獣神に攻撃できたことがなく(そもそもグランバニッシャーを受けて無事だった相手が皆無)、登場=勝ちフラグが完全に成立している。

なお、ブライ死亡回の描写を見るに究極合体は凄まじい速さで行われているようであり、
ブライの寿命の限界まで残り2分時点で大獣出現から究極合体を行っており、残り1分の時点で既にグランバニッシャーを発動している。
あまり関係は無いが、『超新星フラッシュマン』のフラッシュキングは到着に一時間、合体に一時間掛かっている。

【その後のスーパー戦隊での登場】

「スーパー戦隊ワールド」では、ファイブロボジェットイカロス大連王無敵将軍と共に登場。

Vシネマ「百獣戦隊ガオレンジャーVSスーパー戦隊」では、ガオライオンの雄叫びを受け、歴代レッドメカと共にティラノザウルスが現れ、ティラノソニックをラクシャーサにお見舞いした。

ゴーカイジャー ゴセイジャー スーパー戦隊199ヒーロー大決戦」ではギャラクシーメガと共に蛮機族ガイアークのチラカソーネと交戦した。
ジュウレンジャーとメガレンジャーは、アメリカにおいて初期パワーレンジャーの始まり(マイティモーフィン・パワーレンジャー)と終わり(パワーレンジャー・イン・スペース)を務めたシリーズつながりと思われる。既に着ぐるみは存在しないため過去のライブフィルムでの登場だった。

特命戦隊ゴーバスターズVS海賊戦隊ゴーカイジャー THE MOVIE』では幻のレンジャーキーが変化したメガゾードキーの力で豪獣神が豪快チェンジして大獣神の姿になった。
この出演に際して着ぐるみが新造されている。

獣電戦隊キョウリュウジャーVSゴーバスターズ 恐竜大決戦 さらば永遠の友よ』ではタテガミライデンキョウリュウジン、アバレンオーと共に宇宙大恐竜ボルドスと戦った。

海外版戦隊『パワーレンジャー』においては、初代作『MMPR』の第1シリーズにおいて活躍した記念すべきメガゾード第1弾である。
ただし、本作の設定ではゾードンによって作られた恐竜の姿を模した戦闘メカという扱いで意思を持たない正真正銘のロボット。
活躍は基本的に日本版と同じだが、第2シリーズにおいてオリジナルヴィランであるロードゼットの手で破壊されてしまう。
その後、ゾードンの手で修復され、雷の力でサンダーゾード(気殿獣)にパワーアップする能力を与えられた。
つまり、向こうではまさかの「大獣神=大連王」と二大戦隊のロボが完全に同一個体という設定となっている。
ただし、サンダーゾード登場後はダイノメガゾードに合体する事は一度も無く、それ以降の出番は一切無くなってしまった。

余談だが、スーパーロボット超合金ブランドでガオレンジャー以前の戦隊ロボとしては初の商品化となった。
腰の回転に難ありだが、スパ金アレンジ控えめのがっしり体型にも関わらずグリグリ動く良アイテム。

2017年5月には『スーパーロボット大戦X-Ω』の期間限定参戦枠として、まさかのスパロボ参戦を果たした。



追記・修正は守護獣たちの試練を乗り越えてからお願いします。


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