アウトブレイク・カンパニー 萌える侵略者

登録日:2013/11/17 Sun 18:07:43
更新日:2024/04/01 Mon 22:23:56
所要時間:約 3分で読めます




講談社ラノベ文庫にて刊行されている榊一郎のライトノベル。イラストはゆーげん。
全18巻。
2013年10月からアニメ化した。

◆あらすじ
高校入学以降引きこもり生活を送っていた加納慎一は、
ネットで「オタク文化の知識を使った仕事」の求人を見かけ面接を受けることに。
面接の途中薬で眠らされてしまい、目を覚ますとそこはドラゴンやハーフエルフ、魔法が存在するファンタジー世界の神聖エルダント帝国だった。
慎一の請け負う仕事。それはエルダントにオタク文化を広めることだったが真相は別のところにあって……。

基本的にはオタク文化を主軸としたファンタジー、ラブコメ。
一方で種族間の争いなど重い題材を扱うこともある。
また作品の都合上多数の漫画やアニメ作品のパロディも登場する。元ネタを知っている人はニヤリとすること請け合いだろう。原作者繋がりの作品もたまにある。

◆登場人物
•加納慎一
CV.花江夏樹
主人公。年齢は高校2年相当だが、失恋による引きこもり生活のため学校には通っていない(ちなみに家族とは別居中で1人暮らし。学校に籍はある)
重度のオタク文化愛好家。家と屋敷の自室には多数の漫画やキャラクターグッズなどが存在する。
親がラノベ作家と元エロゲーの原画担当という純粋培養のオタクでもある。
いかにもな属性を持つ者を見ると興奮し叫び出すことがある上多彩なジャンルを好む。
ただし実の妹がいるせいで妹萌えだけは理解できない。
エルダントにはネットの求人がきっかけで半ば強制的に連れて来られた。
現在は総合エンターテイメント商社アミュテックの総支配人となり、学校長としてエルダントの子供達にオタク文化を広めている。
後に自身が侵略者であることを知るが独自に政府の思惑とは別の計画を提案した。
エルダントで働くに当たって大きな屋敷をもらっており、更にメイド付き。

•ミュセル・フォアラン
CV.三森すずこ
慎一のメイドをしている16歳の少女。
ハーフエルフのため耳が尖っているほか魔法も少し使える。
普段はハーフエルフに対する風当たりの悪さから耳を隠しているが、慎一に出自を咎められなかったため屋敷では普通に露出させている。
性格は控えめで献身的。アニメオリジナル回では日本の文明にはしゃぐ一面も見せた。
当初読み書きが全くできなかったが日本語学習に熱心。
後にペトラルカと競うようになってからはかなり上達した。

•ペトラルカ・アン・エルダント三世
CV.渕上舞(アニメ版)/ 阿久津加菜(嫁コレ)
神聖エルダント帝国の皇帝。
ミュセル同様16歳の少女だが外見年齢はそれより若く胸も小さい。
好奇心が強く、オタク文化に対しても興味津々。
最初こそ漫画を慎一に朗読してもらったが後にミュセルと競うように日本語を勉強、上達していった。
また今まで持っていたハーフエルフに対する偏見も薄れている。
嫉妬深い性格らしく慎一が他の女性と親しくした際は怒ることも。

•古賀沼美埜里
CV.内田真礼
慎一の護衛を担当する女性自衛官。
いわゆる腐女子で授業中BL用語やおすすめの同人誌を教えようとするなど暴走することがある。
職業柄拳銃を持ち歩いており、護衛や生徒をたしなめるために使っている。
基本的な服装は上は白の半袖のシャツにやや短めのネクタイ、
下はタイトスカートに黒系統のパンストという支給された女性自衛官用の制服が多い。
普段から季節に関係なくパンストを履く事が多いらしい。
就寝時は黒のキャミソール姿という割と露出度の高い服装である事が多く、しかも寝る時は髪を下ろしている。
また、昼間に活動している時に黒のタンクトップ姿を披露した事もあった。
実は腋汗が酷いというその美貌からは想像もつかないような意外な体質だったりする。
服の袖にも染みを作るほどに量が多く、他の自衛官から指摘された事もあったほどだった。
ちなみにいわゆる腋臭症(ワキガ)であるかは不明だが、一部のファンの間ではワキガ説が出ているようである。
当然、本人もかなり気にしており、制汗スプレーを使用しているが、あまり効果はないようである。
ちなみに映画の撮影に使用するドラゴンを探す際に、そのドラゴンが匂いに敏感なタイプなので、
スプレーなどを使用しないようにとルナからいわれたにもかかわらず、制汗スプレーを使用してドラゴンを刺激してしまった事が二度もあった。
美少女アニメのキャラクターで腋汗が酷いのが公式設定になっているのは珍しい事であり、恐らく日本のアニメ史上、初と思われる。

•的場甚三郎
CV.藤原啓治
日本政府とエルダントを繋ぐ1人で内閣府直轄の極東文化交流推進局局長。
アミュテックの仕事に関する書類や教材に関する仕事を請け負っており、普段はあまり慎一と関わらない。
基本的に柔らかい物腰だが言うべきことはハッキリ言う。

•エルビア・ハーナイマン
CV.上坂すみれ
元バハイラム王国(エルダントの隣国)のスパイで現在は慎一のお抱え絵師。18歳。
自分がスパイということを知らず屋敷の絵を描いていたところを慎一と美埜里に見つかり、紆余曲折の末慎一に引き取られた。
種族はウェアエルフ。人間の少女が犬耳としっぽを付けたような外見をしている。
「月のモノ」と呼ばれる現象が始まった時に、まだそれをコントロールできず、慎一を襲ったことがあった。
ちなみにこれは人間でいう生理に当たる。月のモノが始まると個人差はあるが体毛が毛深くなる、体臭が強くなるなど様々な現象が起こる。
ウェアウルフは元来、狩猟本能や闘争本能が強い種族だが、
人間社会に組み込まれたことで狩猟本能や闘争本能を抑え込むように強要されており、
狩りをしたいという気持ちを他のものに打ち込むことで逸らしているという設定がある。
エルビアの場合、性欲が強くなることがあるようだが、体臭が酷くなったりするかについては不明。

•ガリウス・エン・コルドバル
CV.三木眞一郎
ペトラルカのそばにつく大臣の1人。彼女とは親戚同士。
異性に関心が薄いようで、慎一を気に入っている。
美埜里の影響でBL系の本を読むことも。

•ブルーク・ダーウェン
CV.富田貴洋
屋敷の庭師として勤めるリザードマン。
アニメ版では次回予告で毎回カセットフーフーする姿が見られる。


◆用語
•神聖エルダント帝国
本作の舞台。
典型的なファンタジー世界で様々な種族が生活しているが身分や民族の差別も根強い。
日本政府は秘密裏に国交を築いており、慎一の仕事はその一貫となる。

•極東文化交流推進局
エルダントと交流するため日本政府が作った組織。
文化による侵略を通してエルダントの資源を手に入れるのが目的。
傘下にアミュテック社がある。
現在他国には内緒で交流しているため予算や人材は限られている様子。

•総合エンターテイメント商社アミュテック
慎一の職場。
文化力の乏しいエルダントにオタク文化を広めることを目的としており、その一貫としてエルダント初の学校が建設された。
総支配人に慎一が選ばれたのは「オタク文化が他の日本文化よりうけたこと」「役人ではどうしてもズレてしまうこと」、
「万が一証拠を消しても影響が少ないこと」「アミュテック社の出したオタク文化に関するテストで満点だったこと」から。

•超空間通路
エルダントと日本を結ぶ通路。

•魔章指輪
翻訳機と身分証明書を兼ねた指輪。
翻訳できるのは相手の話した言葉のみで紙に書いたり機械を通した文章、音声は変換できない。


追記修正はアミュテック社のテストで満点をとってからお願いします。

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最終更新:2024年04月01日 22:23