聖衣(聖闘士星矢)

登録日:2012/10/21(日) 10:49:02
更新日:2024/03/24 Sun 21:16:22
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聖闘士星矢』シリーズに登場する鎧。「クロス」とルビがふられる。

ここでは聖衣に類する鎧も挙げていく。




聖衣(クロス)

アテナを守護する聖闘士(セイント)が身に着ける鎧。
モチーフは御存知88星座。普段は聖衣箱(クロスボックス)と呼ばれるランドセル状の箱に収納し持ち運ぶ。

オリハルコンとガマニオン、銀星砂(スターダストサンド)を主成分として作られており、鋼鉄よりも重いが、小宇宙(コスモ)を高めると羽のように軽くなり、装着者に絶大な力を与える。
ある程度は自己修復するが、損傷が酷く聖衣が「死んだ」場合は、聖闘士の小宇宙を含んだ大量の血液が修復に必要。神の血ならば微量でも蘇る。
また、聖衣の修復に使われた血の持ち主がより上位の聖闘士や神格であった場合、彼らと同格に至るまで小宇宙を高めれば位階の低い聖衣も一時的に上位の聖衣に限りなく近づいた能力を得る。
聖衣自体にもある程度の意思があり、装着者の意志や思考が蓄積されていき、もし装着者が死亡した場合でもそれらに従い女神やその周辺の者達を助けるように自律的に動く場合もある。
逆に、聖闘士としての本懐を忘れ、あまりに目に余る悪逆非道の行いをした者に対しては、折を見て装着者の元を離れるようになっている。
(大体は敵と対峙している最中に強制的に外れており、装着者を窮地に立たせるように仕向けているとも思われる)

聖闘士としての正装でもあるが、キャラクターの顔をよく見せるためか、ヘッドパーツはあまり装着されない。
装着していても闘いの衝撃でよく外れる。

普段は各々の星座を模したオブジェの形をしているが、これを分解することで体に装着できるようになっている。
どのパーツを体のどこに装着するのかについては、単行本の巻末に詳細な解説「聖衣分解装着図」が載っており、これが『聖闘士星矢』のヒットの一因となった。
ただし「明らかに装着時とオブジェ形態でサイズが違う」「収納されたパーツを引き出す(その逆にしまう場合も)のが物理的にあり得ない」などツッコミどころも多い。

なお、聖衣のデザインは車田正美本人ではなく、アシスタントが手掛けていた。


青銅聖衣(ブロンズクロス)

最下級の青銅聖闘士が纏う聖衣。主人公・星矢達が纏うのもコレ。
聖衣の中でも最下級で、強度もあまり高くはない。
しかし、鳳凰座の完全な自己修復能力、龍座のドラゴンの盾(よく忘れられているが拳も)、アンドロメダ座のネビュラチェーンなど、上位の聖衣にはない極めて特殊な能力を備えたものもある。
これは、青銅聖闘士の未熟な戦闘力を補うためとされる。

  • 初期青銅聖衣
アニメ版で銀河戦争編から黄金十二宮編まで登場したアニメオリジナルの聖衣。
バンダイの玩具展開のために、車田正美監修のもとデザインが大幅に変更された。
星矢らメインキャラの兜飾りがヘルメットに変わっているのが大きな違いで、玩具映えするように白銀並みの重装備となっている。
メディアで主に取り上げられるのはほとんどこの聖衣のため、聖闘士星矢と言えば原作版の聖衣よりもコレという人も多いだろう。

  • 新生(ニュー)青銅聖衣
原作でポセイドン編から星矢達が身に着けた聖衣。
アニメ版ではアスガルド編から登場。その関係から聖闘士聖衣神話などの玩具展開では「新生」名義となっている。
頭はヘッドギア、鎧はプレート状の物になっており、比較的軽装なデザイン。
十二宮の戦いの後に黄金聖闘士の血によって修復されたため、星矢達の小宇宙が黄金のレベルに近づくと聖衣が一時的にだが黄金に輝き強度も上がる。

  • 最終(ファイナル)青銅聖衣
冥王ハーデス編で登場。
女神アテナの血によって修復された青銅聖衣。
アテナの血の加護によって、ハーデス軍の結界にも影響を受けることはなく、*1人間でも次元を渡ることが可能となり、一部の聖衣には次元を渡るための翼が発現する(普段は収納されていて使われない)。


白銀聖衣(シルバークロス)

中級に位置し、聖域の主力となるはずの白銀聖闘士が纏う聖衣。
原作では蛇遣い座の聖衣以外は銀一色で統一だが、アニメでは青銅と同じく聖衣ごとに様々なカラーリング。
メドゥーサの盾やら鎖付きの鉄球やらソーサーやらカラスやら、やたらと付属品が多い。
武器を使わないのが聖闘士の掟だったはずなんですが、それは大丈夫なんですかね……?
デザインは青銅ぐらい軽装なものから重装備の鎧まで様々。


黄金聖衣(ゴールドクロス)

聖闘士の最高位・黄金聖闘士が纏う、いずれも全身を覆うフルアーマー型の黄金に輝く聖衣。
おなじみの黄道十二星座をモチーフとしており、その秀逸なデザインから主人公である星矢達の聖衣をも凌ぐ人気を誇る。

地上最強を謳われ、有史以来多少の破損はあっても完全に破壊されたことはなかったとされ、ジュリアン・ソロの肉体に憑衣した海皇ポセイドンの攻撃にも驚異的な強度で耐えたが、タナトスの本来の神の力の前に粉々に破壊された。直前の嘆きの壁で相当ダメージを受けてそうな気もするが…。
映画ではよく星矢達を助けに飛んでくる。


暗黒聖衣(ブラッククロス)

聖域を追放された暗黒聖闘士が纏う聖衣。
モチーフは黄金以外の白銀・青銅聖衣と同じ76星座だが、カラーリングは全て黒一色で統一されている。
強度はあまり高くはなく、暗黒内での聖衣の質の差もない様子。また同じ星座の暗黒聖衣が複数存在することも。
デスクィーン島で大量に発掘されたと言われるが、その出どころは一切不明で、原作漫画で触れられることはなかった。
一説には、聖闘士の力を持ちながら聖衣を与えられなかった者を憐れんでアテナが与えた物とも、あるいは正規の聖衣の試作品とも言われる。


神聖衣(ゴッドクロス)

女神アテナ自身の聖衣と、アテナの血によって修復された青銅聖衣が星矢達の爆発的な小宇宙に反応して変化した聖衣。
黄金聖衣すらも超越する究極の聖衣であり、冥界の神々も神話の時代に一度だけしか見たことがないとされる。

軽装だった最終から打って変わってかなり重装になり、背中には巨大な四対の翼が生え、とても神々しい。
青銅聖衣が黄金化した時と同じく、小宇宙が高まった時の一時的な変化なようで、後に青銅聖衣に戻った。
原作では全て金色だが、OVA版では星矢達それぞれのイメージカラーで彩られている。

  • 神聖衣(ver.黄金魂)
2015年にて全世界で配信された新作アニメ『聖闘士星矢 黄金魂 soul of gold』に登場。
放映開始前時点で、すでに獅子座・牡羊座・乙女座の神聖衣が登場することが明かされていた。

何者かの手によりアスガルドの亡者の戦士・エインヘリヤルとして蘇ったアイオリアらが小宇宙を燃やすことで一時的に発動する。
本来、神聖衣はアテナの血による修復を受けなければなれないはずなのだが、発動の際にはアテナの血と涙を受けた装飾品(アテナから渡されたアイオロスの形見のペンダント、サガがアテナを殺す際に使った黄金の短剣)を所持する必要がある。
第1話ラストではこの神聖衣の小宇宙を感じたムウがこれを「神衣」と呼んでいた。


鱗衣(スケイル)

海皇ポセイドンと、彼を守護する海闘士(マリーナ)が纏う。
カラーリングは、ポセイドンや海将軍(ジェネラル)のものは黄金聖衣と同じく金色で、人魚姫(マーメイド)の鱗衣は赤、雑兵のものは青である。
主成分はオリハルコン。
モチーフは海洋生物や神話に登場するの怪物など。

実は聖衣は鱗衣に対抗して造られたという設定がある。
下記の真鱗衣のレプリカだが、鱗衣が作られた時には既にアトランティスの技術が失われていた為、完全な復元には至らなかった。

PSPゲーム『聖闘士星矢Ω アルティメットコスモ』では、ポセイドンとソレントが新たな鱗衣を纏っている。


真鱗衣(アークスケイル)

『聖闘士星矢 海皇再起(RERISE OF POSEIDON)』に登場。
アトランティス全盛期にポセイドンに仕えた錬金術師によって作られた鱗衣の原型。
アテナの聖戦と共にアトランティスに水没してしまったが、ポセイドンの血を受け蘇った海闘士(マリーナ)の真の鎧。


冥衣(サープリス)

冥王ハーデスと、彼が率いる冥闘士(スペクター)が纏う、禍々しい漆黒の鎧。
名前の由来は聖者が纏う白衣から。
主成分は冥界の鉱物。
ワイバーンやガルーダなど、空想上の怪物がモチーフとなっている。

装着者の肉体を作り変えてしまう恐ろしい鎧で、そのため冥闘士に資格や修行は不要である。
むしろ冥衣が冥闘士の本体で、人間は冥衣を動かすための部品に過ぎないとも言える。
三大勢力の中では最も後期に作られた。

ハーデスの力によって復活した黄金聖闘士達は、一時的に自身の守護星座の黄金聖衣を模倣した冥衣を身に着けていた。
こちらはオリジナルの黄金聖衣より細部が鋭角化しているのが特徴。


神衣(カムイ)

神々の中でもオリンポス十二神にのみ纏うことが許される伝説の鎧。
しかし作中には「神衣」と呼ばれるものは直接登場せず、十二神であるアテナらが着ていないことから「アテナの神聖衣やポセイドンの鱗衣などをまとめた呼び方が神衣」とする説と「神衣は別にある」という説の論争が未だにある。
全ては車田のみぞ知る。考えてるのか不明だけど


神闘衣(ゴッドローブ)

アスガルド編に登場した北欧の戦士・神闘士(ゴッドウォーリアー)が纏う。
モチーフは北欧神話に登場する怪物で、それぞれ北斗七星に対応した名を持つ。
それぞれに核となる宝石・オーディーンサファイアがあり、それらを七つ集めてワルハラ宮殿にあるオーディーン像に捧げることで現れるオーディーンローブも神闘衣に含まれる。

  • 神闘衣(ver.黄金魂)
『聖闘士星矢 黄金魂 soul of gold』に登場。
ヒルダに代わりオーディーンの地上代行者となったアンドレアスに仕えるフロディら七人の新生神闘士が身に纏う。
アスガルドの加護と禁忌の大樹・ユグドラシルの力でかつての神闘士に等しい強さを得るが、そこから離れれば戦闘力が弱まる。
アイオリアらがユグドラシル内に潜入した際は、ファフナーがアスガルドの民の生気を媒介に錬成した、紅紫色に輝く新たなオーディーンサファイアを得てさらなる力を得るが、心なき狂戦士・ベルセルクに変貌してしまうリスクも秘めている。
武器を振るう面はかつての神闘士と同じだが、彼らが纏う神闘衣がオブジェ形態に変形できるかは最後まで不明のまま。

第11話ではアンドレアスの肉体を乗っ取り復活した邪神ロキが纏う漆黒のロキローブが登場。ユグドラシルが生んだ「邪悪なる実」から出現したグングニルの槍を振るい地上に災いをもたらすその姿は冥王ハーデスを思わせる。


鋼鉄聖衣(スチールクロス)

アニメオリジナルの聖闘士である鋼鉄聖闘士が纏う科学の鎧。
モチーフはそれぞれ巨嘴鳥座(スカイクロス)、小狐座(ランドクロス)、旗魚座(マリンクロス)。
グラード財団の麻森博士が城戸光政の遺言を受け、心血を注ぎ聖闘士をサポートする戦士のために開発した。
オブジェ形態では戦闘機や車といったマシン形態になる、敵の小宇宙を吸収しそのまま返すことができる、などどことなく特撮チック。
訓練を受けたとはいえ、正規の聖闘士でない者が白銀聖闘士を倒すことができるなど、高性能さがうかがえる。
しかし十二宮編以降鋼鉄聖闘士は登場せず、微妙に黒歴史扱いされていた。

……が、続編にあたる『聖闘士星矢Ω』第二期で量産型聖闘士としてまさかの登場。開発者はオリジナルと同じ麻森博士。
マシン形態はオミットされ、左腕部ガントレットに内蔵されたレーザー砲・スチールボルトアローで戦う。デザインが共通なので、不要なパーツを捨てて戦闘不能になった者のパーツを流用することも可能。
パラスベルダでの決戦では調整されたスカイ・ランド・マリンの鋼鉄聖衣を翔・大地・潮が装着した。

アニメ版での降板について、『Ω』では「オーバースペックであるがゆえ装着者の肉体に過剰な負担がかかってしまう」という弱点が露呈、戦線離脱を余儀なくされていたという説明がなされている。
また、元・一角獣座の邪武のように、後進にその座を譲り渡し聖闘士を引退していた者たちのために、かつて使用していた聖衣を模したものもあった。


【コロナ聖衣】

劇場版『真紅の少年伝説』に登場。
太陽神フォェボス・アベルに仕える3人のコロナ聖闘士が纏う鎧。
外見は青銅聖衣並の軽装だが、アベルの加護を受けており黄金聖衣以上の強度と能力を誇る。


天衣(グローリー)

劇場版『天界編 序奏』に登場。
オリンポス十二神に仕える天闘士(エンジェル)が纏う鎧。
エンジェルの名に恥じぬ神々しいデザインをしている。


【聖衣(Ver.Ω)】

27年ぶりの新TVシリーズ『聖闘士星矢Ω』で、主人公・光牙ら次代の聖闘士が纏う新たな聖衣。一部は旧作から名称や階級が変わっている。
聖衣箱を担いで運んでいた時代から、隕石の落下によって聖衣石(クロストーン)というクリスタル状のアクセサリーに封印する形になり、だいぶコンパクトになった。

光牙達の青銅聖衣のデザインは最終青銅寄りで、より身体にフィットしたものになっている。
装着の際は聖衣石から精霊を召喚し、鎧というよりも衣のようなイメージで身体を包み込む。
プリキュアとかキャシャーンsinsとか言わない
とりあえずユナが着るアクィラのミニスカガーターを考えた方、僕と握手してください。

第二期では、隕石落下の張本人であるアプスの消滅を受けて光牙達の青銅聖衣はオブジェ形態と聖衣箱が復活。所々に聖衣石が施されている。
防御力と戦闘力は上昇したものの、常に箱を担がなければならないため「聖衣の持ち運びがめんどくさくなったぜ」(By光牙)とやや不評。

第二期後半では小宇宙を高めることで光牙らの聖衣が強化され、翼が生えたり、脚部に爪が生えたりとギミックが追加された。
そして小宇宙の究極・"Ω"の覚醒によりかつての神聖衣を思わせる神々しい姿となる。


銀河衣(ギャラクシー)

『Ω』に登場。
火星の守護者マルスと、その配下の火星士(マーシアン)が纏う。
モチーフは蜂や蜘蛛などの虫。虫と火星に一体何の関係があるのか
黒を基調に赤いアクセントが入った、いかにも悪役の衣装といったカラーリング。
こちらも隕石により影響を受けたはずだが、身体にフィットしたデザインがそれにより変化したものなのか、以前からこの形状なのかは不明。


刻衣(クロノテクター)

同じく『Ω』に登場。
アテナを姉と呼び慕う愛の女神パラスに従う刻闘士(パラサイト)が纏う。
モチーフは不明だが、タイタンら一級刻闘士はそれぞれ黄金聖闘士と同じ黄道十二宮の意匠が施されている。
三級刻闘士から専用武器を所持することが許されており、武器の固有名詞が肩書きとなっている。
刻衣のカラーは階級により異なるが、三級なら「Ⅲ」、二級なら「Ⅱ」といった風に随所に数字が刻みこまれている。

なお、タイタンらが纏う一級の刻衣は白を基調に、(タイタン)・(ハイペリオン)・(ガリア)・(アイガイオン)、そして(パラス)とそれぞれ異なる配色が施され、装着前はそれぞれが黄金聖衣の意匠を施されたオブジェ形態として飾られている。パラスの纏うものはアテナの聖衣を模したデザイン。
刻の神サターンが纏う刻衣は橙。オブジェ形態は砂時計を思わせるものとなっている。


楚真(ソーマ)

大地母神ガイアが創造した漆黒の神具。
聖闘士星矢 エピソードG』においてティターン神族が纏う。
オブジェ形態は武器の形をしており、その強度は黄金聖衣を遥かに上回る。
装備してる神の強さもあるが、ティターン神族と黄金聖闘士の攻撃がかち合うと一方的に黄金聖衣を破砕・両断するレベルの硬度。
神王クロノスの楚真「メガスドレパノン」はゼウスの雷による封印を施した上でアテナによりアテナ神殿の台座に封印され、ティターン神族はそれを奪還すべくギガス九兵神と共に聖域を襲撃する。
装備の格としてはオリンポス十二神の神衣とほぼ同じクラスに値すると思われる。


偉大秘宝(アルス・マグナ)

同じく『エピソードG』に登場。
原初の神のみが纏う鎧。黄金聖闘士アイオリアの渾身の蹴りを避けることなく弾き返すほどの防御力を持つ。
その上、命がけのライトニングボルト連発ですらさしたるダメージを受けない様子だった。
聖衣、楚真より上位の存在である……どころか、全ての聖闘士星矢シリーズに登場したどんな鎧よりも神格及び能力が高いと思われる。


魔剣(カースソード)

『エピソードG アサシン』に登場。
剣闘士(グラディエーター)が装備する鎧。
元は聖剣や神剣と呼ばれる武器であり、聖剣具現(ホーリーソード エンボディメント)で呼び出し魔剣起動(カースソード アクティベート)で装着する。
装着する者は神話の英雄や神。
鎧であり武器でもあるので主な攻撃は斬撃だが、武器の由来となる伝承に紐づいた特殊な攻撃も可能。


邪霊衣(リーフ)

セインティア翔』に登場。
邪神エリスに従う邪精霊(ドリアード)が纏う。
血のような赤黒いカラー。


【聖衣(Ver.LoS)】

2014年、天界編から実に10年ぶりの劇場作品『聖闘士星矢 Legend of Sanctuary』に登場。
今回はレリーフ型のオブジェ(星矢達がドッグタグとして身に着けているほどの小さなものから、大人一人がやっと抱えられる大きさの黄金聖衣までその形は様々)から魔方陣のような物を生成し、そこから聖衣箱が出現する方式となっている他、異次元に存在する聖域に渡るための通行証としての役割もある。

青銅聖衣はそれぞれのキャラクターのパーソナルカラーのラインが体中に走っており、小宇宙の高まりに呼応してラインが発光する。
また、一見してヘッドパーツがないように見えるが、装着者の任意で背部から展開し、目元以外を完全に覆うフルフェイスのマスクが装着される仕組みとなっている。
黄金聖衣は従来のものに近いヘッドパーツに加えて、この展開機構によって目元まで完全に聖衣に覆われるものも。

フルCGであることを生かしたやたら複雑な変形プロセスもあり、より「鎧」としての機能を突き詰めた、機械的かつ男の浪漫が溢れた一品となっている。
公開後に放映されたCMでは星矢が射手座の黄金聖衣を纏っている映像が流されたが、よく注目してみるとその下半身は射手座のモチーフともなっているケイローンの如く、馬を思わせる四足になっている。

【聖衣(Ver.KoZ)】

2019年Netflix配信の「KNIGHT OF ZODIAC SEINT SEIYA」に登場。
同じフルCGアニメである前作LoSと比較すると、聖衣のデザインはアニメ版の新生聖衣をリファインした物といった感じでオールドファンにとっては馴染み深い形状。現時点で確認できる黄金聖衣に関しても大きなデザイン変更はなく、原点回帰の趣が強いと言える。
聖衣箱から取り出した聖衣の全てのパーツが揃うとドッグタグに変化する設定はLoSを踏襲している。以前は大きさが聖衣の種類によりまちまちだったが、今作では全てペンダント程度の大きさに統一された。
また、レギュラーの1人である瞬の性別が女性に変更された関係からか「女の聖闘士は常に仮面を身に付け、素顔を見られたらその相手を殺すか愛する」というルールがなくなり、アフロディーテ戦後の伏線がある魔鈴以外の女性の聖闘士は仮面を身に付けていない。

★その他

『ギガントマキア』や『冥王神話外伝』にも数多くの鎧が登場している。
また、以前から設定が存在していたが詳細不明の狂闘士(バーサーカー)のように、鎧の名称が不明な場合もある。

メタ的には当時バンダイの多くの版権ものの着せ替え系の玩具に ガンダムクロス ディフォルメクロス と言った名前がつき、
当時の子供(とその親御さん)の間には 仮に星矢を知らずとも 「クロス=鎧」のイメージを持っている人も多かったとか。




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最終更新:2024年03月24日 21:16

*1 本来であれば、冥闘士以外の者は、結界の中では力が1/10以下にまで落ち込んでしまう。