登録日:2010/12/29 Wed 15:54:03
更新日:2024/01/24 Wed 18:17:41
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「俺ァ…夢、盗まれたからな。取り返しに行かにゃあ」
「夢、ってのは女の事か?」
「じぃっさいクラシックだよ、お前って奴ァ」
ルパンvs複製人間――
世界史をぬりかえる
のはどっちだ!?
製作費5億、世界初の
アニメビジョン方式を駆使して描く
劇場用新作!
アニメーションの本格派がやってきた!
目次
概要
『ルパン三世 ルパンVS複製人間』とは、劇場版『ルパン三世』の記念すべき第一作である。
第一期ルパンを意識した「大人向け」の作品であり、ハードな作風。
息をつかせぬ展開の連続、ルパンらしい超設定、そして敵役のマモーの強烈なキャラなどが今尚人気の高い作品。
興行収入は10億円と、当時のアニメ映画としては異例の大ヒットを記録した。
劇場版第二作「
カリオストロの城」とは良い意味で対照的で、「好きなルパン映画は?」との質問には大体この2作品が上がる。
2作品ともよく
金曜ロードショーで再放送される。
尚、映画が公開された時のタイトルは『ルパン三世』。サブタイトルは後から付けられたものである。
あらすじ
一人の男が処刑された――
厳密かつ厳正な解剖の結果、男はルパン三世本人であると断定された。
だ が そ れ を 信 じ よ う と し な い 男 が い た ・ ・ ・
銭形警部である。ルパンが眠るドラキュラ城に向かった銭形はルパンの生存を確認する。しかしルパン本人も事の真相を知らなかった。
その後ルパン・次元・五ヱ門は不二子の依頼でエジプトのピラミッドから「
賢者の石」を盗み出す。
不二子もまた賢者の石の入手を何物かに依頼されており、不二子の依頼主と賢者の石に不信を抱いたルパンは石の受け渡しを拒否。
その事でルパン達は不二子の依頼主である謎の男「マモー」と世界を股にかけ、大国をも巻き込む対決をする事に……。
主要登場人物
「長生きしたってロクなこたぁねぇぜ。父っちゃん坊や」
CV:山田康雄
毎度おなじみ神出鬼没の大泥棒。この作品は彼の人間性に迫った作品とも言える。
また、不二子に対しては強い愛や執着を見せているのも本作のルパンの特徴である。
冒頭で処刑されたはずだが…?
彼の頭脳はマモー曰く「
夢を見ない白痴の、あるいは
神の領域」。
テレビシリーズとは異なる独特なキャラクターデザインであり、通称「馬面ルパン」。
この顔が細長いデザインは椛島義夫によって新たに描き起こされたもの。
後に開始したTVスペシャルの初期作品は、本作へのオマージュを込めてこのデザインがキャラデザ・総作画監督を担当した古瀬登によって採用された。
古瀬氏は今作に原画として参加している経歴を持つ。
服装は赤いジャケットの黄色いネクタイという、当時放送中だったTVアニメ2ndシリーズとは微妙に異なる出で立ち。
シャツとパンツは1st同様黒で統一されているため、1stルパンをジャケットだけ赤に変えた感じ。
後年殆どのTVスペシャル作品や広告などのアニメ外のイラストでは、ほぼ全てこの服装で描かれている。
一般的に「ルパン三世」と言ったらこの衣装を思い浮かべる人は多い。2014年の実写版も基本は今作と同様のファッション。
愛車は2ndシリーズのアルファロメオではなく、1stシリーズ以来6年ぶりにベンツSSKを乗り回している。
「返してもらいに来たぜ?色々となぁ!」
「ルパン、これもみんなあなたのためなのよ」
CV:増山江威子
御存じ毎度おなじみ謎の女にして今作品の
ヒロイン。
キャラデザは同時期に放送されていた
TVアニメ2ndシリーズと異なる。
どちらかといえば原作にかなり寄せたキャラクターデザインになっているのが特徴。
後の作品の派手なアクションや
マシンガン乱れ撃ちなどはしない。
寧ろ2人の男を魅了し、ルパンを手玉に取るなどの魔性の「女」を感じさせるシーンが多い。
一方、他の作品よりも分かりやすくルパンへの想いや愛情を見せている。
だが彼女の存在がルパンと次元・五ヱ門との間で確執を生んでしまうなど、トラブルメーカーとしての特徴も全面にでている。
もっとも次元にマモーの本拠地のヒントを託すなど、全く彼らに仲間意識がない訳ではない。
序盤のシャワーシーンや、ルパンの脳内イメージでは全裸を披露。
終盤では服を捲られおっぱいを丸出しにされた挙句に乳首を押されるシーンなど、非常にエロいシーンが多い。
不二子の初登場シーンから全裸でベッドに横たわっており、マモーの呼びかけに渋々といった様子でしっかりおっぱいを晒しながら上半身を起こす。
続くシャワーシーンではまるでおっぱいを強調するかのようなポーズでシャワーを浴びており、惜しげもなく裸体を晒していくスタイルにマモーもまるで美の女神と絶賛。しかし不二子は声の発生源を見つけ出す事が目的であり、シャワーが止まると同時に鏡を叩き割るもそこにはマイクとカメラが置いてあるだけで不二子を八つ当たり気味にカメラを浴槽へ投げ捨てた。
マモーの高笑いが響く中、浴室を出た不二子は裸の上から直接ライダースーツを着込むとハーレーに乗るのだった。お風呂退出時はしっかりお尻が、ライダースーツのファスナーを上げる時は乳首がばっちり見えます
中盤のアジトにてルパン一行と合流するボロボロの不二子。ヘマをしてフリンチに殺されかけたと訴える不二子だが、奴がサディストと聞いた瞬間ルパンの脳内に溢れ出した存在しない記憶……
薄暗い部屋にて両手足を鎖で繋がれてX字に吊るされた不二子、鞭を手にしたフリンチが下卑な笑い声とともにその背中に何度も叩きつけていく。
鞭で打たれる度に不二子を呻きながら髪を振り乱して甚振られていき、幾度も鞭で打たれたライダースーツはついに引き裂かれてしまい、色白な背中と引き締まったお尻が露わになるのだった。一緒に露わになった不二子のヴィーナスのえくぼがかなりセクシー
マモーを撃破した直後、ロケット発射の余波でボロボロになったルパンと不二子であるがいい雰囲気に。外野で騒いでいる銭形警部を尻目に口づけを交わそうとするも、その直前ルパンは不二子の上着を捲っておっぱいを晒すと乳首をポチッと押すのであった。なんの因果か同時に米ソ双方の弾道ミサイルの発射ボタンも押されており……
そしてこのシーンだけは意地でもカットしない金曜ロードショーの執念
愛車はピンクのハーレーと真っ赤なオースチン・ミニクーパー。
ミニはルパンに逃走用にと強奪されるのだが、その際の不二子の台詞は必見。
「長ぇこと、モンローとハンフリー・ボガートのファンだったが……今日限りだぃ!」
CV:小林清志
「帽子がトレードマーク」のルパンの相棒。ルパンやマモーと比べ、普通の感性の持ち主。
だが不二子の度重なる裏切り行為に堪忍袋の緒が切れて、意見が対立したルパンと喧嘩別れをしてしまう。
以降のシリーズに比べてあからさまに不二子を毛嫌いしており、ほとんど「女」としか呼ばない。
終盤でのルパンとのやり取り(本記事の冒頭のセリフ)はルパン屈指の名シーン。
何だかんだでルパンの危機を見過ごせずに駆け付け、一度はマモーを射殺するが…?
「ルパン!理屈だ!てめぇの言ってることは何もかもだ!」
ご存知、古の大泥棒石川五右衛門の末裔。要所要所で印象的な活躍をする。今作では次元同様に不二子を毛嫌いしている節が多い。
こちらも原作に近いキャラデザで、ルパンを助ける理由も「ルパンを他人に殺させたくはない」というだけと言い切る。
フリンチとの一騎打ちで
斬鉄剣が欠けてしまい、そこで戦線離脱するが、この「斬鉄剣の成れの果て」が後々ルパンの命を救う事となる。
本作の五ェ門はかなり肌が黒い。これほど黒いのは本作とパイロットフィルムのみである。ある意味原点回帰とも言える。
また、代名詞である上記のセリフは実は原作、アニメ通して今作品が初出。ただし、読んで分かる通り「斬ってしまった」ではない。
他にも一人称が「私」となっている。
衣装は従来のTVシリーズとは異なる白系統の袴姿で、1989年からのTVスペシャル作品でも同様のものが採用される。
「貴様が死なんなら俺も死なん! こうなったら終わりはないぞ、地獄の底まで付き合ってやる! 貴様の骨にこの手で、戒名刻んでやるぞ~!!」
CV:納谷悟朗
今作でのフルネームは「銭形幸一」ではなく「銭形平次」。
ひたすらルパンを追い続ける執念の男。
その執念にはマモーやスタッキーとは別ベクトルの狂気を感じさせる。
彼の前ではマモーの秘密も陰謀も、大国の思惑も警視総監の命令すらも関係ない。(と言うよりは、彼はマモーの存在さえ知らない)
そして忘れられがちだが、
今作での彼は終始一貫してルパンの「敵」である。
後のシリーズの様に共闘したり、馴れ合ったりもしない。
そしてルパンを「殺す」事にも躊躇がない。
実際終盤に差し掛かる辺りで船に張り付いていたシーンでは
「例えカキの如く身をやつそうとも、必ずやルパンの息の根を止めてやるぞ」と呟いている。
そしてラストシーンでは
「たとえお前が100回死のうとそんなことは問題ではない!
ルパンという人間がいる限り、私は日夜永遠に追い続ける義務があるんだよ!」
…とまで
ちょっとイっちゃった目付きで豪語している。
このシーンと、(マモーのアジトをルパンのアジトと勘違いしていたとは言え)アメリカ空軍による空爆を大笑いして見ていたシーンは、
端的に見て完全にヤバい人。ルパン一味を「悪党ども」と罵ってるが、彼も彼で「悪党」に片足突っ込んじゃっている…。
もともと脚本では冒頭のルパン処刑後、警察を一時退職し、寺男になる予定だった。
唐突な仏像シーンと鐘の音はその名残。
全体的に原作の「銭さん」に近いが、ラストシーンではアニメ版の「とっつぁん」に近いキャラクターが顔を出している(これが有名な二人三脚のシーン)。
また狂気的側面こそ強調されているが、一方では「ルパンの乗り込むと読んだボートに縄を付けるつもりが、間違えて別の小舟に乗り込んでしまい悔しがる」「爆撃に巻き込まれてしまい不発弾に抱きつきながら悲鳴をあげる」「打ち上げられた浜辺で呆然とさまよい、彼を探してくれた警視総監に涙ぐむ」など、怒り以外の感情も露わにしてみせる。
冒頭でルパン生存を確認して逃げられた際には、一瞬だが眉を緩めてから嬉しそうに笑う一幕も。
ルパンを狙うマモー一味の巨大トレーラーや、マモーを狙う米軍の爆撃機を「警察組織の味方」と勘違いしまくるコミカルさも。
冒頭で「物事にはな、限りってモノがあるんだッ!」と、全く意図せず核心をついた発言をしている。
ちなみに今作では下の名前が「平次」になっているが、これは設定ミス。※本来の名前は「幸一」です。
あと、劇中には登場しないが、「とし子」という一人娘がいる設定になっている。
・マモー
「そうだ、私だ。“マモー”だ」
CV:西村晃
自らを「預言者」「神」と言って憚らない謎の小男。
普段は世界の富の三分の一を所有する
大富豪「ハワード・ロックウッド」と名乗っている。
性格は極めて傲慢かつ独善的で、賢者の石と不二子を巡ってルパンと対決する。
世界最高のクローン技術を有しており、神の如き超常現象を引き起こして見せつける。
ナポレオンや
ヒトラー、孫子等と言った歴史上の人物たちや古代の生物をクローンとして蘇生させ、自身の領域であるカリブ海の島に住まわせている。
不自然に大きな頭部、くすんだ薄灰色の皮膚、レモンみたいな眼という気持ちの悪い見た目をしている。
圧倒的な財力と武力、強烈なキャラ、とんでもない正体とルパン
最強の敵との声も高い。
予想外の手段に出られると激しく動揺するなど、意外と精神的に打たれ弱い部分がある。
ルパンの頭の中を覗いた際には「ルパンは夢を見ない!?空間、虚無、それは白痴の、あるいは神の意識にほかならない。」とパニックに陥る。
そして自分以外が神の領域、しかも自分が理想とした神の意識を持っている事に嫉妬し殺そうとした。
なおルパンはマモーが起こした数々の超常現象を全て何らかのトリックや小細工によるものと見ており、実際その見方は正しかったが…。
逆に次元は本物の超能力者だと思って「並みの人間ではかないっこねぇ化物」と珍しく弱音を吐いていた。
ちなみに
声を担当したのは、二代目
水戸黄門の西村晃氏。
余談になるが、テレビ版の水戸黄門役は演技力を要求されるために主に悪役俳優から選ばれる伝統があった。
ルパンとはある意味では正反対、ある意味では似た者同士。
その正体は、大昔から自身をクローンコピーすることで生きながらえてきた超越的科学者にして念動力者。
太古の昔、「宇宙の神秘なる力」によって授けられたクローン技術によって1万年を生き抜き、歴史を影から動かしてきた影の支配者。
空中浮遊、念動力、幻視など人間離れした数々の能力も有している。
擬似的に
不死を実現し、「自らを産み自らを育んだ私」と称するほどに完璧なクローン製造を繰り返してきた。
しかし新しい肉体は現在使用している肉体から作らなければいけないらしく、彼ほどの頭脳を以てしても限界があった。
クローンの繰り返しによる遺伝子の劣化と変異体の発生は技術不足で防げず、130代目で複製不可能になることが判明。
(もっともその130代目のクローンと言うのが
巨大な脳髄であり、元々人間だったかどうかも怪しい)
製造に失敗した「粗悪品」も生み出されており、古代遺跡の施設で警備をしていたのはおそらく全員この粗悪品。
しかしその粗悪品も、もちろんマモーとしての心と記憶を持っている。終盤にて、衰弱し死期を悟った個体がか細い声でルパンにクローンの真実を話した。
そこで、今度は自らの肉体(脳)をオリジナルとして特殊なリンゲル液に満たされた培養装置に保管。
生み出した分身となるクローン達の脳内に受信機を埋め込み、
念動力でコントロールして暗躍を続けていた。
劇中での行動はすべて遺伝子劣化の問題を解決するための試行で、物語以前から世界中のあらゆる不老不死に関わる遺物を集めていた。
不二子を通じてルパンに不老不死伝説の品物を盗ませていたが、ルパンが賢者の石の譲渡を拒んだことから対立。
最終的にあの手この手で追い詰めたルパンをどうにか捕獲するが、アメリカ空軍の空爆に紛れて次元らに奪回される。
この時に次元に射殺されたのが、ルパン達が出会った
分身クローンの1体目である。
その後に生み出された2体目を使って不二子を誘拐するが、ようやく手に入れた賢者の石を以てしても遺伝子劣化は解決できずに終わる。
これに絶望し、全世界への報復として
核ミサイルを放とうとし、そのスイッチを不二子に押させる。
だが潜入してきたルパンにミサイルを全て破壊された挙句、彼に放ったレーザー攻撃を斬鉄剣の破片で反射され、2体目も
消滅。
この際の炎に包まれながらゾンビの如く不二子に迫って溶けていくマモーのシーンは「ルパンシリーズ」屈指のトラウマシーンである。
そしてルパンは培養カプセルに入った巨大な脳髄(マモーのオリジナルであり正体)を発見。
正体を知ったルパンには「神様どころか薄汚ねぇバケモン」と吐き捨てられる。
培養装置と一体化した巨大ロケットで宇宙の彼方にあるという不死の文明に向かい、真の神となることを目論んだ。
だが大気圏を離脱してしばらくしたところで、ルパンが貼り付けていた即席の
小型時限爆弾により培養装置が破壊。
カプセルも割れ宇宙空間に放逐された脳は
太陽に引き込まれ燃え尽きる結末を辿った。
ルパン「マモー・・・ 感謝しな。やっと死ねたんだ・・・」
なお、冒頭で処刑されたルパンは、マモーが戯れにと本人に断りもなく作り出したコピーである。
このせいでルパンは表面上は強がりながらも内心「自分は本当はクローンの方なのではないか」という疑心暗鬼に駆られることとなり、自身のアイデンティティの証明のため、マモーと決着を付ける事となった。
その他の登場人物
CV:
飯塚昭三
マモーの忠実な部下でスキンヘッドの大男。
劇中では二人いると思わしき描写がある。他にも似た顔がいるのでクローンかもしれない。
無口で頭はあまり良くないが、飛行機の操縦ができる。フリチンではない。
海岸で
サーベルを武器に五ェ門と対決。
剣の腕は五ェ門に遠く及ばないが、「
レーザーでなければ切れない合金チョッキ」で
斬鉄剣を破るも、保護していない頭を輪切りにされ
死亡した。
この場面の彼の視点では、キャラクターの死亡シーンにしてはちょっと洒落た演出がなされる。
マモーの下っ端のこれまた大男。
似た顔の人が大勢いるので、彼もまたクローンだと考えられる。
彼の
馬鹿っぷりを証明するシーンはよく金ローではカットされる。
「いずれにせよこれではっきりするだろう。世界を支配する神がいるとするなら、それは我々だという事がね」
CV:
大平透
アメリカ大統領特別補佐官。次元曰く「世界で一番偉い男を操ってるおっちゃん」で
アメリカの傲慢さを体現した人物。
マモーの本拠地を探るために次元と五ェ門を拘束し、釈放するとみせかけ偵察衛星からしっかりと2人を行動監視していた。
最後は自らが率いた作戦基地を爆破して、部下のゴードンもろとも証拠隠滅するよう米国本部に進言し逃亡。
スタッキーの部下。髪が生えているくらいで似通った大男なので次元にフリンチと間違えられた。
ミサイル攻撃を指揮した際は「殺せ!殺せ!秘密を知っている者は一人の残らず抹殺するんだ!」と狂喜した。
彼もまたアメリカの傲慢さの象徴であるのだが、ラストの後を考えるとその思想の犠牲となるのである意味では哀れな人物。
スタッキーといいマモーといい、小男は馬鹿な大男を子分にしたがるらしい。
「あなたの第六感が当たりましたな」
CV:三波春夫
銭形の要請で大人数の部下を引き連れてピラミッドの警護をする事に。
銭形からの当たりがなぜか強く、かなりの回数怒鳴られ最後はいよいよキレ返した。
声は『ルパン音頭』を担当した演歌歌手の三波春夫氏。
本職ではないもののアフレコはとても上手く、台詞も多い。
「……いや、分かっている!」
CV:赤塚不二夫
声のみ登場。
声は漫画家の赤塚不二夫氏。本職の声優ではないため
棒読みっぽいが、かえって雰囲気が出ている。
「大統領!私は脅迫されたのですぞ!」
CV:梶原一騎
声のみ登場。
声は作家の梶原一騎氏。大統領もだが、棒読みは演技かもしれない。
「銭形君!これは命令だ!」
CV:富田耕生
警視庁警視総監。銭形がインターポールへ出向する前から着任している。
銭形がカリブ海から流れ着いたコロンビアの日本料理店で、直々にルパンの捜査から手を引くように命令した。
恐らく
日本政府がアメリカ、引いてはマモーから脅迫を受けていたためと思われる。
しかしルパンの為なら辞職も覚悟の銭形に拒否される。
設定資料のみで劇中未登場のキャラ。
当然、劇中では登場する予定があったものの、諸事情の絡みで未登場となったキャラクター。
和尚は前述の銭形がルパンが死んだと信じ警部を退職して寺男となり、山寺で余生を過ごすシーンで出てくるはずだった。
本屋の親父に至ってはルパンが賢者の石の謎を調べ、
攻撃ヘリの奇襲に遭うシーンで登場する予定だった。
主題歌「ルパン音頭」
歌うのは三波春夫氏。初めて聴く人は面食らうこと間違いなし。
その面食らったうちの1人に今作の監督・吉川惣司氏がおり、エンディングに採用されることを知らされていなかった当初は降板騒ぎにまでなったそう。
作詞を担当したのは、原作者であるモンキー・パンチ。
歌詞に「自由の女神を盗み取れ」とあるが、後のTVSP『バイバイ・リバティー・危機一発!』で本当に盗み取った。
余談
そのため、地上波ではそれらがカットされてのオンエアとなる。
WOWOWで放送された際にはノーカットではあったものの、放送禁止用語の場面は音声が加工され無音となっている。
(DVDなどのソフトやネット配信では視聴可能)
敵役のマモーは後に「ウッチャンナンチャンのやるならやらねば!」の「ナン魔くん」で内村光良氏演じる敵キャラとして登場した。
だが外見を除き特徴的な喋り方をはじめほとんど別キャラになっている。
余談だがこちらはNHKでまさかの復活をしている。
脚本はクレジット上、大和屋竺氏と吉川惣司氏の2名だが実際はほぼ吉川惣司氏が書いている。
なお、「マモー」という名前はルパンシリーズでは以前から存在した。
原作漫画およびアニメ一期などにて「魔毛狂介」という人物が登場しており、その苗字に由来する。
ただし設定やキャラクター像などの関連性は一切なし。
「俺ァ……夢、盗られちまったからな。取り返しにいかにゃあ」
「夢ってぇのは追記、修正の事か?」
「……実際wiki篭りだよ、お前ぇって奴は」
- 普通に考えて現代はおろかあの当時の文明のロケットで行ける範囲に不死を超越した文明がある惑星が存在したりそこに辿り着けるとは思えん。あのまま無事に宇宙に旅立てても彷徨い続けるか、他の星の引力圏に捕まって死んでいくのがオチだろうし、あの結末はマムーにとって本当に救いだったんだと思うわ -- 名無しさん (2019-12-31 03:23:02)
- 全ては推測でしかないが、マモーの確信ぶりから言っても、「神の国」自体は本当にあるんだと思う。マモーの話が全て真実とするなら、マモーに啓示してクローン技術を与えた黒幕がいた筈。それが「神の国」という名の不死の惑星で、そこの住人(宇宙人)が戯れにマモーとコンタクトしてたんじゃなかろうか…? -- 名無しさん (2020-09-29 19:06:21)
- ゲスト声優という枠はこの時点で既に存在してるのに近年出来上がったかのような風潮なんとかならないか -- 名無しさん (2021-01-17 14:19:25)
- 世界の富の3分の1を支配している財力、米ソを脅迫できる核ミサイル群等の兵力、 -- 名無しさん (2021-02-05 20:42:48)
- いまだに「意識の中でルパンがドンパッチを食べる」シーンを動画で見た事が無かったりする -- 名無しさん (2021-12-07 17:59:08)
- 瓶詰めの赤ん坊はショックが強いからロードショーだとはぶかれる。 -- 名無しさん (2021-12-07 18:03:41)
- 「テロメア」って概念は当時は無かったからね。 -- 名無しさん (2021-12-12 04:11:39)
- マモーの正体である巨大な脳髄は白き鋼鉄のXに出てくるバタフライエフェクトの元ネタかな -- 名無しさん (2021-12-12 06:50:30)
- >アメリカの傲慢さ 今は隣国が当時の米国のそれを遥かに上回る傲慢さで近隣諸国に多大な迷惑を掛けている。別名「極東のナチス」 -- 名無しさん (2021-12-14 03:40:19)
- マモーの脳味噌が太陽に向かうシーンはバルンガのオマージュ? -- 名無しさん (2021-12-14 03:41:58)
- 例えルパンが時限爆弾を仕掛けなくとも、あの剥き出しのガラスケースにしか保護されてないマモーの脳は間違いなくスペースデブリにやられていただろう。 -- 名無しさん (2021-12-17 20:27:54)
- 警視総監の名字は「大塚」って言うんじゃないだろうね?中の人と製作元的には。 -- 名無しさん (2021-12-17 20:31:49)
- 最後、わざわざマモーのロケットに爆弾付ける必要あったかな?地球から去るんだったらそのまま行かせてやれば良いのに……勝ち逃げみたいなのが許せなかったのかな? -- 名無しさん (2022-08-15 19:50:22)
- ↑万が一でも、それこそ結果論というか小数点の果てしない確率でも、化け物が宇宙の果てで何かを見つけたりでもしたら困るし… そこはまあルパンなりの「感謝しろよ」という皮肉も込めた善意(というか↑のとおり勝ち逃げさせる訳にはいかなかった)ってものだろうね -- 名無しさん (2022-08-15 22:20:16)
- テレビシリーズでもそうだけど、ルパンって神様とか幽霊とかオカルト的な物は全然信じないよね。マモーの事も最後まで『ペテン師』扱いしてたし、最終的に正体を知っても『薄汚い化け物』呼ばわりしてたし -- 名無しさん (2023-02-23 14:20:25)
- 出演者で存命なのが柴田さんと増山さんだけになってしまった…… -- 名無しさん (2023-03-17 19:40:02)
- スタッキーが読んでる雑誌の中で「スーパーマン、バットマンと肩組んでるルパン」のグラビアが大写しになるシーンが本作のルパンがどういう存在なのかを象徴していると思う。 -- 名無しさん (2023-03-23 12:02:36)
- 脳は頭蓋骨が無ければ肥大化するというが、それでも限度はあると思うんだ -- 名無しさん (2023-04-08 08:26:52)
- (マモーの本拠地をルパンのアジトだとカン違いしてたろうとは言え)アメリカ空軍の爆撃見て高笑いするあの時のとっつぁんは、今のとっつぁん見てたらブチギレするぐらいのキチガイシーンだと思う。 -- 名無しさん (2023-04-08 08:27:30)
- 好きなだけ若く健康な体になるならともかく、死にたくても死ねないのは嫌 -- 名無しさん (2023-04-27 09:02:25)
- 走るトレーラーのタイヤが潰れてるの細かいなあ -- 名無しさん (2023-04-28 21:29:34)
- 沢庵までカットかぁ 沢庵は切られてなかったのに -- 名無しさん (2023-04-28 22:10:35)
- 一旦喧嘩別れしても、結局ルパンを心配して戻ってくる次元が大好き -- 名無しさん (2023-04-29 21:43:40)
- あくまで考察だけど、パチンコの『復活のマモー』に登場したヒロインが「マモーが作ったクローン」という説があるみたい -- 名無しさん (2023-04-30 14:35:43)
- 正直、金ローはカットしまくらなきゃならない本作よりも、再放送すべきTVスペシャルがいっぱいあると思うんだけどなぁ。 -- 名無しさん (2023-04-30 18:13:44)
- 次元のロマンチズムを「クラシック」と評したのなら、ルパンの夢は愛なんかじゃなくて孤高の悪党として生き続けることなんだろうか -- 名無しさん (2023-05-02 00:41:18)
- 長くなっているのでコメントのログ化を提案しますが、いかがでしょうか? -- 名無しさん (2023-05-02 20:11:56)
- 『クローンが130代目で複製不可能になる』んじゃなくて『代替わりを続けて劣化が積み重なり続けるのを防ぐため、130代目をオリジナルとして保存した』って劇中で説明してるよ(つまり作中に出てるマモーは巨大脳以外131代目相当になる) -- 名無しさん (2023-05-02 23:18:02)
- 反対意見がなかったためコメントをログ化しました。 -- (名無しさん) 2023-05-20 07:12:17
- スタツキー補佐官ってガチで不老不死に関心がなかったんだな -- (名無しさん) 2023-05-27 16:19:07
最終更新:2024年01月24日 18:17