ショックウェーブ(プライム)

登録日:2013/11/16 Sat 10:40:16
更新日:2023/08/30 Wed 11:36:07
所要時間:約 7 分で読めます




この項目では『超ロボット生命体 トランスフォーマー プライム』に登場するシリーズ定番キャラ、ショックウェーブについて解説する。
所属は毎度お馴染み悪の軍団ディセプティコン。
声優は日本版が三宅健太、海外版がデビッド・ソボロブ。

俺に任せておけば完璧にショックだ。

第43話にて登場。G1を土台に実写要素を足してイケメン化したようなデザイン。

航空参謀スタースクリーム、情報参謀サウンドウェーブ、爆撃参謀ドレッドウイング
に続くプライム第4の参謀格、役職は科学参謀
回想のみの出番で顔見せの意味合いが強い。役どころはアーシーとクリフジャンパーの恋の障害。

短い出番ながらその有能さは描写され
  • 恒星間移動を可能にする古代技術スペースブリッジの復元
  • 直接相手の脳内に侵入し情報を抜き取る脳内侵入プログラムの開発
が彼の研究・開発の成果であることが語られる。

自分の肉体も独自に強化・改造しており、科学者ながらクリフジャンパーを軽く圧倒するが、アーシーとの撃ち合いに敗れ悶絶。
爆発寸前のスペースブリッジの内部まで深追いしていたことが災いし、爆発と共に時空の彼方に消えた。
日本版の口癖は「ショック」。

玩具設定でのライバルキャラクターはナンバー2ことウルトラマグナス









以下、日本未放送分(シーズン3)のネタバレ








お前の返答は論理的だ。


シーズン3ビーストハンターズにて遂に現在軸に登場。

ディセプティコンの科学参謀に復帰し、ネメシス科学班の指揮を任される。

戦闘部隊の指揮を担当する航空参謀改め軍事参謀スタースクリームとは同格のナンバー2とされるが、戦時中とは違い、古代技術の活用や新たな技術の開発がディセプティコンのメインタスクとなっている為、重用されメガトロンと方針を決定するショックウェーブ
→決定を受けて働かされるスタースクリームという図式になっている。

ビークルモードも明かされ、大型のエイリアンタンクに変形する。

・劇中での活躍


スペースブリッジの爆発によりサイバトロン星の何処かにワープしており、スタースクリームにより死亡扱いされたことで、ディセプティコン本隊から一切接触がなかったことから、自分のラボに引きこもり孤独に研究を進めていた。

オメガロックのエネルギー放射による反応を検知し現地調査に向かった所でメディックノックアウト率いる後処理部隊と遭遇、その計らいで地球のディセプティコン本隊に合流。
オートボットへの対処に苦心するメガトロンに、長年の研究成果である古代生物プレダコンのクローン「アルティメットオートボットハンター」と評する個体を提供する。この時、主君であるメガトロンは彼の帰還を喜んでおり、内心では彼の消息を心配していた模様。
一方、自分の生還に露骨に焦ったスタースクリームには「何故見捨てた」と詰め寄るも、「スペースブリッジからお前が出て来たのを誰も見てなかった以上、爆発で助からなかったと考えるのが自然」「仮に生存の目があったとしても、あの状況で救助なんか出せるわけがない」という必死の言い訳を(一応)筋が通っていて論理的と判断。とりあえず矛を収めた。

ダークマウント要塞防衛戦ではウルトラマグナスの策でプレダコンが敗退したことにより参戦。
前線で敵を引き付けていたレッカーズを即座に鎮圧、オプティマスの帰還に呼応して再度奮起したオートボット4体とも互角以上に渡り合うが、メガトロン率いる要塞本陣がオプティマスプライムと米軍の連携で落とされたことで防衛に失敗する。

ダークマウント要塞の攻防を描くビーストハンターズ第4話(第56話)はシーズン2終盤以降の展開の集大成であり、オートボットと人類の共同作戦、ディセプティコンの反撃、オプティマスの復活、チームプライムの再集結が描かれる神回である。
日本の機器でも再生できるBDBOXが発売された為、是非、ご覧になって頂きたい(宣伝)

ネメシスでの放浪生活に戻って以降は、メガトロンの指示でプレダコンの量産計画に着手、プレダコンの化石からDNAを採取し数10体のクローンを生み出し誕生直前まで成長させる。

が、前述のアルティメットハンターが知性を持ち、ロボットモードへの変形と会話能力を獲得していることが発覚。
プレダキングを自称し流暢に今後の方針を提案する彼に対し、危機感を覚えたメガトロンとスタースクリームを中心に、オートボットを利用したプレダコン抹殺作戦が計画・実行される。
プレダキングこそ処分できなかったものの誕生寸前のクローン達は全員死亡した。

その後はオメガロック再建計画を任され、ネメシスに一度の放射で惑星全土に影響を与えるほどの巨大オメガロックを建造した。
オートボットとの最終決戦となるネメシス防衛戦も無事に生き延び、スタースクリームと二人で復興したサイバトロン星に身を隠し、再起の機会をうかがうこととなる。

・性格


物事を論理的(ロジカル)か否かで判断する合理主義者で非論理的な倫理観など糞くらえなマッドサイエンティスト。
論理性を何よりも重視し、言い分に筋が通っていれば、自分や自身の研究に不利益な提案でも淡々と受け入れる。

立ち振る舞いも非常に無機質でサウンドウェーブ以上に感情を感じさせないが、
感情的になると語気が強まり、驚愕すると巨大な単眼の点滅具合が代わるため分かりやすいと言えば分かりやすい。

・実力


  • 戦闘面

ブラスターの集中放火を一切受け付けないほど頑丈に強化したボディと
グリムロックに喰われた左腕の代わりに移植した大型レーザーカノンを利用したパワープレイを得意とする。

その戦闘力は参謀級と互角に渡り合うバルクヘッド、ホイルジャック、アーシーを纏めて相手にしてなお優勢なほど。

前日談となるゲームにて、メガトロンのフュージョンキャノンを越える武器を見込んで設計していたレーザーカノンは、速射と収束の撃ち分けが可能。
特にエイリアンタンクに変形してのチャージショットはレッカーズを二人纏めて一撃昏倒させるほどの破壊力を誇る。

一方で運動能力は作中最低クラスであり、自身の装甲を貫く攻撃力の持ち主やパワーとスピードを合わせ持つ相手は苦手。
オプティマスにはブラスターの一撃で一時的に機能停止に追い込まれ、マグナスには殴り負け膝をつかされた。
シンボルマークの巨大な単眼も弱点で撃ち抜かれたり殴り割られたりろくなことがない。
最初から目を狙え?イジメヨクナイ

  • 研究面

???「ショックウェーブはトランスフォーマーのアインシュタインね」

天才。様々な分野で画期的かつ危険な発明を多数生みだしている。
プライム世界の戦火拡大に確実に貢献した。

研究成果一覧
  • スペースブリッジ(後に応用されてグランドブリッジに発展)
  • 脳内侵入プログラム(後にオプティマスとメガトロンの復活に活用)
  • 第一次生産プレダコン(古代の地球に派遣したが補給経路のミスで全滅)
  • プレダキング(ユニクロンを除けば作中最強のチートキャラ)
  • 第二次生産プレダコン(プレダキングが傑作すぎて破棄される)
  • ダークスティール&スカイリンクス(完結編に登場する新たなプレダコン)
  • 巨大オメガロック(計画が成功した暁にはユニクロンへの影響を考慮せず地球に照射する予定だった)
  • 自分自身(昔はひょろくて左腕もあった)
  • グリムロック(ゲーム設定、オートボットの戦士を改造している。)
  • インセクティコン(ゲーム設定)
etc

・他キャラクターとの関係


スタースクリームからは毛嫌いされており地球に合流して以降は更に悪化。
ほぼ一方的に挑発行為を繰り返された末にプレダコンと共に抹殺されかけた。

非論理的な行動に激怒したショックウェーブが返答次第で私刑も辞さない勢いで恫喝、
それ以降は憎まれ口を叩く程度に収まり、戦後は2人で行動するなどある程度改善された。

メガトロンに対してはG1同様に忠誠を誓っているが
サウンドウェーブや(本心を露にした)スタースクリームほどではない。
ダークマウント要塞の崩壊は淡々と見届け、死亡した際には真っ先に撤退した。

同じ科学班のメディックノックアウトは直属の部下にあたるが、知識量の差から雑用ばかり任せて不満を持たれている。

一方で、紆余曲折により共同で合成エネルゴンを研究することになったラチェットに対しては、
自分と対等に議論が出来る相手としてデ軍で唯一敬意を表して振る舞った。

作中唯一の顔合わせとなったウルトラマグナスとの直接対決では、戦闘で負傷したマグナスを「義手野郎に何が出来る」と侮蔑した。
※ショックウェーブの左腕も義手です

・玩具


第1、2シーズンでは玩具は新造されておらず、日本でのみゲーム「Fall of Cybertron」版のデラックスクラスの玩具をプライムショックウェーブとして発売。

海外版でついていた大きな武器に代わり、カブトムシ型のアームズマイクロン、「ビド」が付属する。

ゲーム版はプライムの世界観と共通ともいわれており*1、そういった意味では彼の最初の商品といえるが、プライム劇中とは似つかない。

第3シーズンで本格活動するに際し、本編デザインを再現した玩具がボイジャークラスで新規造形で発売。

当初は妖術使いチックなハンター装備を装備した画像のみが出回った為、ファンを心配させたが、発売前に取り外し可能であり、本編通りの姿が再現できることが判明、ファンを安心させた。

日本では『参乗合体 トランスフォーマーGo!』の「ハンターショックウェーブ」としてリカラーされて発売された。

全体的に出来が良いが股関節の可動に癖があり、日本版は関節の緩さも指摘されている。
コミコンにてプレダコン育成装置がセットになったショックウェーブラボが限定販売された。

・完結編では


プレダコンライジングでは最終決戦前にまさかのフェードアウト。
その為、消息不明で戦闘もテラーコンプレダコン軍団に嬲られるだけの悲惨な扱い。

自分の子供であるプレダキング達に星を救うためにオートボットと共にユニクロンと戦うよう諭すなど見せ場は存在する。


追記・修正は論理的にお願いします。

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • トランスフォーマー
  • トランスフォーマープライム
  • ディセプティコン
  • 科学参謀
  • マッドサイエンティスト
  • 単眼
  • <○>
  • レーザーウェーブ
  • 科学者
  • ショックウェーブ
  • ショック
  • TF
  • 三宅健太
  • 論理的
  • ロジカリスト

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2023年08月30日 11:36

*1 矛盾点が多く、近い歴史をたどったパラレルワールドという説もある。