悪魔超人

登録日:2013/11/14 Thu 18:15:40
更新日:2024/02/09 Fri 15:35:32
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性根の腐った悪魔のオレが対戦相手や観客からどんな罵声を浴びせられたってかまいやしねえ
しかしロビンマスクの野郎との戦いに関しての罵りはやめてもらおう!

なめるなよ オレも悪魔超人のはしくれ 絶対にタダでは死なん

だからまわりの反応など気にするな!
どんなに醜く惨めであろうが最後の最後まであがき続けろ――っ!

オレは命のある限りは闘う覚悟ありだ!
たとえ相棒がオレ以外の違うパートナーと使っていた胸クソ悪い技をパクってでもな!


『悪魔超人』とは漫画『キン肉マン』に登場する超人勢力、属性の一つ。
【七人の悪魔超人編】で初登場を果たした、初の正義超人以外の超人集団、属性であり*1、以降の殆どのシリーズにも登場する。
個性豊かな顔ぶれの一筋縄では行かなそうな面子が揃っており、シリーズ毎の集団の扱いの差から強さの印象にバラつきこそあるものの、人気者や強豪のイメージのある超人も輩出されている。


概要

大魔王サタンに従い、その配下として動く超人を指し、
現実世界に於ける悪魔に該当する……と思われるのだが、後になって色々と事情が変わってきた部分も多い。

地上で人間達と共存し、ヒーローや職業超人レスラーとして活動している正義超人(一般、残虐超人含む)とは違い、基本的には異次元にして悪魔超人のみの世界である魔界を拠点としている。生まれついての悪漢であり、人間にとっては前述の通り伝説の悪魔達である。

彼等の本拠地である“魔界”とは、いわゆる魂の行き着く先としての神話や宗教で語られている“地獄”とは違うのだが、後に“地獄”をモデルとして創造されたことが明かされている。

キン肉マンⅡ世』での情報によれば地上を支配していた時期もあるらしく、劇中では度々地球へとその手を伸ばし、超人界の掌握を謀っている……とされるが、正義超人との対立と抗争はともかく、この辺の話が現在の設定でも生きているのかについては疑問も残る。

悪魔超人の源流とは、古代の地上に於いて地上で“戦いの神”と崇められた一人の超人の掲げる『覇道』によって、当時の混沌とした地上を制して、更なる高みに至ろうとした荒くれもの共による勢力である。
…ざっとした誕生経緯は以下の通り。

①神々により初めて宇宙が創造された頃、その中でも最も繁栄していた超人という神の似姿として生み出された半神的種族が、地上で最も優れた生命体でありながら、自らの欲望のままに争いを重ねて地上を混沌の世界へと変えてしまい、それを憂いた天上の神々に“失敗作”として粛清されようとしていた。

②しかし、天上界でも一二を争う実力者である“慈悲の神”は唯一人それに反対。
超人の中でも優れた者だけは救い出して指導し、そこから生まれていく次の種が二度と神に見放されることのないような“完璧”な種へと生まれ変われるのか否かを自らの手で試すことを宣言する。

③こうして、神の座を捨てた“慈悲の神”こと、後に“慈悲深き神”と呼ばれることになる元神は、肉体を得て一人の超人として地上に降りてくると、順に神々の怒りから逃れるに相応しい力と精神を持つ十名の者達を見出だし、弟子となった彼等に厳しい戒律を課すと共に鍛え上げて“完璧”と呼べる存在にまで高めたのだった。
“完璧”となった弟子達もまた師の高潔さと願いを受け、自分達も不老不死の奇跡を受け取ると共に、超人という種の成熟に殉じることを決意する。

④そして、当初の天上界との取り決め通り神々の怒り(カピラリア大災害)により、“慈悲深き神”と十名の弟子以外の超人は滅ぼされた。
……筈であったが、神々も予期していなかった偶然から生き残った超人達が存在しており、カピラリア大災害から長い時間を経て後、地上を見た彼等は、自分達が地上に撒いた種とは別の種の超人達が繁栄し始めていたことに気付いた。

⑤当初はその偶然を喜び、“完璧”が損なわれることを恐れて遠巻きながらも新たなる世代の超人達を見守っていことを決めた“慈悲深き神”と弟子達だったが、世代を重ねる中でまたもや自分達に連ならない“下等超人”達が地上を混沌に変えてしまう。
これを見た“慈悲深き神”と弟子達は管理する者が居ない状態では超人達に成熟が無いと悟り、これを受けて再び天上界による超人種の粛正が行われる危険性までもが高まったことから、自分達の手で全滅とまではいかない粛正を行った後に、天上界に代わり徹底した地上の管理を行うことを決定する。

⑥……しかし、当初の理想を転換して自らが地上の管理をするようになった師である“慈悲深き神”の変節を悩んでいた十名の弟子の内でも筆頭となる兄弟のの方は、全ては完璧を極めても尚も師を越えられなかった自分達にこそ責任があるとして、それを打破し得る可能性が自分達が否定し捨てた筈の地上に居る“下等超人”共の持つ感情の力にあると直感し、それを探るべく下野を決意するのだった。

⑦こうして、混沌の地上に現れた兄の方は、襲い掛かってくる下等超人を蹴散らすと共に、自身もかつて師にされたようにお眼鏡に叶う超人ならば更なる高みに昇らせてやれると考え直接の指導も開始、やがては彼自身が地上の超人達より“戦いの神”として崇められるまでになったのであった。

……つまり、この“戦いの神”の指導により相当な数が淘汰されつつも生き残り、その弟子となった勢力が悪魔超人の源流である。

この後、この悪魔超人の源流が混沌とした世界を『覇道』を以て制そうとしていたのだが、そんな中で“戦いの神”と呼ばれるようになった兄を追って、の方もまた地上に降臨してきた。
建前上の目的は師である“慈悲深き神”より依頼されていた通り、新たなる戦乱の原因となっている兄を止めること……あったのだが、実は、弟もまた兄の苦悩を充分過ぎる程に理解していた立場であり、兄の行いを近くで見守ることにした。

その中で兄の強制的、且つ性急なやり方の危険性を認識した弟は、上記の経緯を経て兄の勢力に虐げられるようになっていた超人達を集めると、自らも彼等に直接の指導を開始。
こうして、弟が指導した者達もまた、やがては兄が指導していた荒くれもの共にすら対抗し得る力を持つ別勢力にまで成長するに至り、こうした中で弟もまた地上で“平和の神”と崇められるまでの存在となったのである。

正義超人とは、この別の方法論を用いつつも悪魔超人の源流と同じく混沌を制そうとした“平和の神”に率いられた勢力が大元となっており、この後で両方の勢力は神と崇める指導者であった兄弟を同時に失い、引き継がれるべき記憶と歴史が数万年も後代に伝わらないという事態に陥ってしまうことになってしまい、超人界の歴史を知らないままに知らず知らずに管理された世界の中で数万年も無意味に世代だけを重ねることになってしまった。
何れにせよ、悪魔超人と正義超人、そして完璧超人が属性として分かれ対立していたのは遥かに古代からということだったらしい。

この誕生経緯からも解るように、悪魔超人の源流となった勢力も間違いなく超人なのだが、後に地上を本拠地とし続けた正義超人に対して、自分達の独自性を守る為に“戦いの神”が創造した異次元である“魔界”を本拠地とするようになり、以降はそこで独自の歴史を重ねることとなり、これが伝説上の悪魔として扱われるようになった理由だと思われる。

現在の悪魔超人とは、一言で顕せば「冷酷・冷徹・冷血」が信条の恐怖の超人集団となる。
前述の様に正義、完璧と比べて異形の者や異質なギミックの持ち主が多いのだが、此れは“戦いの神”に従った先祖譲りであるらしく、それを活かした一芸特化型の戦いをする超人が多いのも特徴。

公正な闘いを信条とする正義超人や、自らの肉体と技量で蹂躙する完璧超人とは異なり、敵を葬り勝つためならば、心理作戦やルール内での凶器攻撃等、正攻法から搦め手まで、どんな手段も厭わないルール無用のファイトスタイルを持つ(「汚い」「卑怯」は悪魔にとっては褒め言葉らしい)。

対戦相手を殺すまで勝ち名乗りを受けない、敗北した仲間や相手は直接に制裁・処刑するなど、非情な面が多い。

一方で、仲間内では強い信頼関係と結束が築かれており、全力で戦った上での仲間の死ならば敬意を以て称えるといった悪魔と呼ばれるのとは裏腹な面も見せている。

元々は「怒り」や「憎しみ」といった負の感情を力の源としていたとのことだが、
後には正の感情と、その極致たる火事場のクソ力(友情パワー)を操る、キン肉マン達アイドル正義超人達に感化される中で悪魔超人なりに正の感情にも可能性を見出だすようになった面もあったらしく、以前よりも自分達の力を引き出す術を広げ、そのことが悪魔超人なりの友情パワーの獲得、軍団としての強化へと繋がったらしい。
このことは首領格の一人であるサンシャインの口から正直に語られており、悪魔というネガティブな存在にも関わらず勝利に対して貪欲=ハングリーな分だけ案外と前向きな者が多かったり。
あ、悪魔にだって友情はあるんだーっ!!

また、意外に思えるかもしれないが、原則として無抵抗な人間には危害を加えないというスタンスは一貫している。
正義超人や完璧超人相手には残忍なスニゲーターですら、ガンマンが真眼を観客にまで浴びせ始めた時には「何て酷いことを!」と憤慨し、
『Ⅱ世』の時代では、サンシャインは弟子であるチェックメイトの、同盟にあるとはいえ他の悪行超人(完璧・残虐の残党)のような理念も無い暴行から観客を庇うなど、彼らの鍛え上げた力はあくまで超人レスリングにのみ使用している。
また、『夢の超人タッグ編』では完璧超人が執り行うマスク狩りに対して批難する等、超人レスラーとしての誇りや矜持は比較的初期から大切にしている様子が見て取れる。その割には自分達も同じエピソード内、それも上記批難をしたその舌の根も乾かぬ内にマスク狩りしようとしていた?都合の悪い事は忘れよ

その為、自分達を嫌われ者、鼻摘み者で結構と嘯きつつも、粗野に見えて自分達を理解してくれた少年の送ってくれた声援に、命懸けで答えて散り、敬意を返したヤツもいる。
また、作中では自分達と戦うことの多い正義超人達を憎らしいと言いつつも、その実は自分を破ったり、勝ったとしても命懸けで向かってきた相手への称賛と敬意を忘れていない者が多く、過去の戦いを誇りに、また、その戦いから得たものを未来への財産としている者も多い。
素直に態度で示すことは無いものの、そうした事情を嘲ってきた相手には確かな怒りを見せていた。

しかし、過去の戦いでは上記までの説明のように、下手に向上心があるだけに戦いの中で他の勢力の超人に感化され易い面も見られていた。
特に、最も多く抗争してきた正義超人へと転向したとして扱われる者が多く、肝心の悪魔超人という枠組みがあやふやになっていた印象もある。
実際、現在の連載の時間軸とは一致していないように見えるものの、旧連載から28年後を描いた『Ⅱ世』の時代には、屋台骨を支えていた実力者が離脱した末に純粋な意味での後継者も育っていないと勢力が衰えてしまっており一つの勢力としては成立出来ておらず、結果的には同じく正義超人に敗れた末に勢力を減らした、完璧・残虐超人*2との三軍同盟新生代悪行超人軍d.M.p.の一部となってしまっていた。
しかし、一応の同盟関係にある完璧・残虐超人勢に比べても人員の数が少なく、疎まれ、遂には排斥までされる有り様であった。

……正義超人とは対を為すライバルというべき存在であり、劇中での出番は正義超人に次いで多く、レギュラーメンバーとなったキャラも多数というポジションなのだが、この様に『Ⅱ世』以前は微妙な扱いも受けていた。
出番が多いだけに、正義超人陣営と同じく地味に親類縁者も多く描かれたりもしているのだが、所詮は序盤の敵役、かませ的な立ち位置で味方なんだか敵なんだか分からなくなっていた立ち位置も所属もあやふやとなってしまう“悪魔超人”も多かった。
しかし、その強さや個性等から読者の人気も根強く、それが余計に“悪魔超人”の扱いについてのジレンマとなっていた面もある。

……が、賛否両論もあった『Ⅱ世』での展開を経て、まさかのwebでの旧連載の先の物語が描かれた新連載かつ、新章となった『完璧超人始祖編』では、一つの勢力、集団という括りを越えて、明確に正義・完璧と並ぶ超人の属性の一つと定められたことにより悪魔超人の改めての存在感が増してきており、上記の様に、以前は立ち位置が曖昧な故に所属メンバーがフラフラと入れ替わって見えたり、単なる悪行超人の一つとされていた時代とは比べ物にならない程に、悪魔超人が存在することの意義がメタ的な意味でも増しており、反対に実力者が出戻ってきていたりする程である。
設定面でも悪魔超人の根源に至る歴史の部分から再編成、明文化された事で、その枠組みは読者にもより分かりやすくなっている。

尚、新章にも『Ⅱ世』では失笑とツッコミの対象だった悪魔超人達が自分達の神にも等しい指導者の下で一丸となって研鑽に励む姿(通称:悪魔超人ファミリー)が引き継がれたことで、悪魔超人の本質が旧連載時から『Ⅱ世』までの、暗く、陰気で、呪いまで使っていた時代とは真逆の印象の、根性・根性・ド根性のスパルタ体育会系となってきている。(いいぞ、もっとやれ)


◆構成員


●7人の悪魔超人

最初に登場した悪魔超人達。悪魔超人軍の中では前線部隊にあたる集団。
シリーズによっては「7人の悪魔超人」「七人の悪魔超人」とも表記される。

上官である悪魔六騎士との対比から「平悪魔」と呼ばれることも。
ただし、リーダーのバッファローマンは潜在能力に於いて、六騎士と同等以上の評価を得ている実力者であり将来の幹部候補と言える。
実際、敢えて苦楽を共にした同期に付き合っているだけで早い出世を断った面もあったらしい。

悪魔超人らしいというか、一芸特化の面子が多く、実際に不器用なれども根性で指導を耐え抜いて一人前となった集団という設定が付いており、パワーファイターながら頭脳派のバッファローマンと多彩なテクニックを誇るブラックホール以外は“落ちこぼれ”であるとは教官殿の談である。

登場当初は、
その、あまりに残虐な戦い方から超人警察と10万の超人達によって超人ホイホイに閉じ込められ、宇宙を彷徨っていた。最初はそれだけの話で本物の悪魔なんて話は無かった。*3
しかしある時、怪力女の胴上げで宇宙へ吹っ飛ばされたキン肉マンが超人ホイホイを開いてしまい復活。
アイドル超人軍殲滅のためミート君をバラバラにした上で人質にとり、キン肉マン達と戦った。

なお、バッファローマンとスプリングマンはタッグチーム『ディアボロス』*4として戦うこともある
(『Ⅱ世』の扉絵で紹介された時は『ディアボロ』という名前だった)。

初登場時にはまだメンバーのデザインが固まっていなかったのか、約半数は現在のメンバーとは異なる面子だった。
それどころか同じ週でもページをめくった時点でメンバーが入れ替わってしまっていたというのだから驚きである。
悪魔超人達が集合したシーンの1ページ目にのみ登場していたのがプリプリマン、ミスター・アメリカン、アーム・ストロングの3人。
2ページ目ではフラッシャーバルーン、クモノコチラス、ミリオン・ヘル、謎の影の4人に入れ替わり、8人の悪魔超人になっていた。
そのため、ザ・超人様でプリプリマンにより「(当時のゆで匙加減では)今の7人じゃなく俺たち消えた7人が真の7人の悪魔超人となっていたかもしれない!」と言われていた。
初登場時からデザインが安定していたのはバッファローマン、ブラックホール、スプリングマン、アトランティスの4人。

新シリーズでは完璧・無量大数軍(パフェクト・ラージナンバーズ)と激突。久々の登場と活躍で読者を熱くさせた。

《メンバー》


悪魔六騎士

悪魔超人軍のエリート集団であり、最高幹部連。
悪魔将軍の直接指導(スパーリング)を受ける権利を持つ。
7人の悪魔超人の敗北後、黄金のマスクを奪い正義超人との全面戦争を行った。
各々が「地獄めぐり」と呼ばれる技や仕掛けを備えているのが特徴。
シリーズによっては「悪魔6騎士」「地獄の6騎士」「地獄の悪魔騎士」とも表記される。
六騎士の中でもアシュラマンとサンシャインは現在の悪魔超人軍の“首領格”となる重鎮である。

初登場時から、サンシャインは他の地獄とは桁が違うとされる「砂地獄」の番人であり、軍の首領格を任されていた。
一方、アシュラマンも初登場となる『黄金のマスク編』での戦いでは六騎士の中で唯一初戦を生き残る等、シナリオ中での扱いが良く、
後のシリーズでは魔界の王族の王子であることが明かされ、「悪魔超人界の最高傑作」「悪魔超人最強の一角」と呼ばれる等、後には悪魔超人の代表として扱われており、サンシャインと共に幹部中の幹部、本来の首領である将軍様の不在時のリーダーであり、次世代の“首領格”として扱われている。
また、前述の様にバッファローマンの潜在能力の評価から、現在の悪魔超人軍に於いては、アシュラマン、サンシャインと並んで三強扱いということだろうか。
なお、スニゲーターは7人の悪魔超人の教官も兼ねているとのことで、バッファローマン曰くアシュラマンにスパーリングで完封されていたとの思い出が語られていることから、メインのスニゲーター以外の六騎士も教官役は兼ねていたと思われる。

六騎士も本来は一芸特化と呼べるメンバーが多いのだが、バッファローマン達に比べると戦術の幅が広いのは流石か。
……一方で、展開の都合とはいえ初戦で正義超人陣営を半壊させたバッファローマン達に対し、初戦で壊滅状態に追い込まれた六騎士の実力がネタ的な意味でも疑われていたが、新章では堂々の“悪魔超人軍の主力”として将軍様の厳命に応え、過去とはいえ自分達には“神”にも等しい将軍様と同格である完璧超人始祖(パーフェクト・オリジン)に挑み、遥かに格上として描かれた始祖達に食らい付いたことで、漸く強者としてのイメージが付いてきた面もある。

『夢の超人タッグ編』では、アシュラマンとサンシャインがタッグチーム『はぐれ悪魔超人コンビ』として参戦しており、前述のように悪魔超人軍のあやふやさの始まりとなっていた面もあるが、二人のコンビを定着させたという意味は大きい。

始祖編終了時点で生き残った主力の人数がちょうど6人であり功績から言ってバッファローマンとブラックホールが新たな悪魔騎士に就任してもおかしくないが、今のところ昇進したという話は出ていない。


《メンバー》


d.M.p.(デーモン・メイキング・プラント)悪魔超人軍

Ⅱ世で新世代悪行超人軍の一部となった悪魔超人達。
悪魔超人と名乗ってはいるがサタンの配下というわけではなく、実体は自称悪魔超人とサンシャインの弟子の寄せ集め。
なので、サタンに関する情報を持っていない者もいる。
d.M.pと共に壊滅したが一部の構成員が生き残っている。

《メンバー》
  • 悪魔超人首領(ヘッド)・サンシャイン
  • マルス


●ナイトメアズ
d.M.p内でサンシャインが鍛え上げた悪魔。

《メンバー》


悪魔の種子(デーモンシード)

Ⅱ世に登場。
サタンと恐怖の将から”ジェネラル・ストーン”を与えられ力を得た新たな悪魔達。
恐怖の将復活のため、かつてのバッファローマン達のようにミート君の身体を奪い、新世代アイドル超人と死闘を演じた。
古参で、本物の悪魔超人としての矜持を持つサンシャインにとっては、おおよそ認められない存在。
リーダーは悪魔超人に復帰すると共に全盛期の肉体を取り戻し“戦いの鬼”と化したアシュラマンだが、そのアシュラマンの発言にも“オリジナル悪魔超人”の誇りが窺え、本音では否定しているように感じられる。

《メンバー》
  • ザ・コンステレーション
  • ゲッパーランド
  • メルトダウン
  • ザ・タトゥーマン
  • ボルトマン
  • 再生(リ・ボーン)アシュラマン


◆首領


悪魔超人の偉大なる統率者。恐怖の将。あのお方。将軍様。
将軍様自身も史上最強の悪魔と呼ばれる超人であり、肉世界“最強”の超人の一人として『Ⅱ世』の頃より公式でも言及されている。
その正体は、正義超人界にとっての“神”である黄金のマスクだが、太古の昔には実体を持って存在していた
初登場時は本体が頭部だけで身体は六騎士の集合体という設定だったが、『Ⅱ世』では六騎士と一緒に写真に映るというシーンで大爆笑を誘う。
また、同じく『Ⅱ世』では中身が違うとはいえ迷走に迷走を重ねてファンをガッカリさせたが、
後のweb連載にて中身が戻ると共に事実上の主人公としてまで扱われたことで、最強キャラクターにして屈指の人気キャラクターとしての評価を不動の物としている。
また、この新章では魔界その物も将軍様が作り上げたことと魔界の王族であるアシュラ一族も将軍様が魔界の管理を委任した存在であることが明らかになる等、文字通りの悪魔超人の開祖、悪魔超人その物の生みの親であったことが明らかになった。

悪魔超人界を束ねる黒幕とも呼ぶべき存在。
劇中では黒い影となって度々登場している。
悪魔将軍と同一視されることもあるが実体は不明。
悪魔超人の源流となった集団と黄金のマスク(ゴールドマン)の関連は明かされたが、こちらは今もって不明で、寧ろ超人界に巣食いながらも、超人を憎む怨敵となりつつある。
元々は悪魔将軍の本体と考えられていたが、web連載を経て悪魔超人を生み出したのも魔界を作ったのもゴールドマンだと判明したことで正体が愈々不明に。
最新シリーズでは悪魔超人軍から追い出されていたことが判明するも、一連の騒動の黒幕として久々に出現している。『Ⅱ世』で時間超人に瞬殺されていたのは忘れよ。


◆その他


  • 朱天童子
劇場版『キン肉マン 晴れ姿!正義超人』で登場。
悪魔将軍の先祖という設定で「元祖・地獄の断頭台」の使い手。
「時空を超えた全ての悪の超人の総大将」なそうだが、
江戸時代に現れたのでよく分からないお方。

  • パンダマン
尾田先生が考えた悪魔超人。公認謎本『キン肉マン77の謎』に記載された。
海賊マンガの隠しキャラとして有名な人。



現代の見てくれだけの悪行超人と違い……

わたしたちオリジナル悪魔超人は……

鍛え方が違う!
精根が違う!
理想が違う!
決意が違う!


悪魔として大胆に振る舞いたいからこそ日々の精進は怠らない 7年あれば2555日のすべては訓練の日々だ
(うるう年? 都合の悪い事は忘れよ*5



追記・修正は悪魔道精神を以て行うこと。

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最終更新:2024年02月09日 15:35

*1 一応、悪魔超人の登場以前にも似たような立ち位置の残虐超人と区別される超人が登場していたが、後に正義超人の一派という扱いとなった。

*2 『Ⅱ世』では現行の三属性の超人勢力という設定が誕生していなかったために、良く解らない立ち位置の残虐超人も悪行超人とカテゴリーされる一つの勢力として扱われていた。現在の設定では残虐超人は正義超人の一部で、あくまでも正統派とのファイトスタイルの違いで便宜的に分けられているに過ぎない。

*3 バッファローマンが本当に悪魔に魂を売っていたことが終盤に発覚したときは委員長や正義超人も戦慄し、その資料を見つけてきた超人委員達も寝込んだり引きこもってしまった程

*4 ディアボロとはスペイン語で悪魔の意味がある

*5 最低でも1回、あるいは2回のうるう年を含むから、厳密に7年だと2556~7日が正解。それとも2月29日だけは休むのだろうか