ボーン・コールド(キン肉マンⅡ世)

登録日:2012/01/18 Wed 15:58:47
更新日:2023/01/09 Mon 17:14:11
所要時間:約 5 分で読めます






親なんてものはお前たちが思っているほど
子供のことなんて慈しんでやいない身勝手な存在だぁ〜〜〜っ!

ボーン・コールドとは、キン肉マンⅡ世に登場する超人である。
フォーク・ザ・ジャイアントハンゾウと同じノーリスペクトの一人であり、3人の中では最後に万太郎と戦った。

アニメでの声優檜山修之


【概要】

所属- 悪行超人
出身地 - ドクロ星
身長体重 - 204cm 115kg(147kg説も)
超人強度 - 150万パワー
異名- 「超人ヒットマン」「冷酷なる殺し屋」等


【作中での活躍】

ノーリスペクト最後の一人として、沖縄キン肉万太郎を待ち伏せする。

原作ではまだ見ぬ最後の一人との戦いを前に、居酒屋でどんちゃん騒ぎをする万太郎たちの前に現れ、
パフォーマンスと称して人間とのショーマッチをしていた若き正義超人ジャイロをあっという間に殺害
「自分は人間だ」という嘘の自己申告があったとはいえ、明らかに異様な出で立ちなのに、その場にいた誰もがこいつを人間と信じて疑わなかった。
この世界の人間と超人の基準がわからん…

アニメでは沖縄にいるのはテリー・ザ・キッドのみで、しかも彼は原作同様にボーン・コールドの標的ではなかったので死亡シーンは無かった。

ノーリスペクト最後の一人として、そして万太郎暗殺の依頼を果たすため、超人評議会の長老ミンチを人質にとって、
首里城に建てられた「獅子(シーサー)リング」で万太郎に戦いを挑む。

肉体面と精神面の両方で万太郎を追い詰めるために、獅子リングの活用に加えミンチを人質に取りミートを無力化した。
ミンチを人質に取った理由とは、ミートの実の父親であるからである。
ミンチとミートの親子の愛を貶めてミートを自棄にさせ、その後ミンチを殺害。
ミンチが父親である事を知ったミートはその場を去ってしまうが、
突如現れた『ある人物』の存在もあり、急に冷静さを失う。

さらに、チェック・メイトとテリー・ザ・キッドによる心の支えを得て火事場のクソ力を発動した万太郎に敗れ、再び超人刑務所に収監される。

それから出番は一切ない。ハンゾウには出番あったのに…
読者に人気のキャラでも作者の判断で出さない。
だってゆでだから。
(後述されているが、メインウェポンである『シューティング・アロー』を失った事で戦闘力が大きくおちている事も影響しているのでは?という説もある)


【人物】

ノーリスペクトの中では152名と殺しの人数が最も少ないが、それは彼が『殺し屋』であり、ターゲットを絞っていたため。
(ほかの二人が兵士などの一般の人物を殺している中、彼は殺して金になる将校など地位や実力のある人物だけを狙っていた)
前述のミンチもミートが将来キン肉族を助ける存在になると当時大王であったキン肉真弓に頼まれてキン肉族に預け、地球に派遣。
結果その通りになったため、ミンチにも殺しの依頼があった。ミートには殺しの依頼がないのかと言いたくなるが、
恐らく同じく殺しの依頼があった万太郎とミンチを殺害し、完全に孤立した所に殺しの依頼を突きつける算段だったと思われる。
ゆえに無益な殺生を嫌うが、依頼さえあればどんな人物でも暗殺する非情さと実力を併せ持っている。
また、流石に仕事の邪魔をされれば防衛のために戦う事はある。

愛煙家であり、よく煙草を咥えている。

自身を『悪魔の使者』と称していたが、その正体はキン肉マン初期の悪役キン骨マン(本名:シャレコウベ)の実の息子である。
キン骨マンはかつてキン肉マンに勝てなかった憂さ晴らしに家族をいためつけていたため、命の危険を感じたボーンは8歳の時に家を飛び出し、
それから天涯孤独の人生を歩んできたのだ。
ちなみに「俺は30年前(1985年頃)に家を出た」とか言っているので、御年なんと38歳である。
けっこうオジサンだが、宇宙人なので割かし若く見える。

アニメでは虐待にあたるためか、打倒キン肉マンのためのスパルタすぎる訓練が嫌になって飛び出した設定になっている。
ぶっちゃけアタル兄さんケビンマスクと被っているが。

万太郎との戦いに敗れた後、過去を悔いたキン骨マンから自身の暗殺を依頼されるが、ミートの親子愛と万太郎の絆を見せられたためか、
ボーンは破損した右腕を言い訳に依頼を実行せずに超人刑務所に戻る。
「今度の刑務所暮らしは辛くなりそうだ」と言い残して…

その暗い生い立ちと洗練されたデザインから、女性人気が高いらしい。
人気投票では第9位と中々の健闘を見せた。

第1回超人コスチューム大賞でも登場したが、ターバンの下はスキンヘッドと衝撃的な事実が判明した。

【得意技】

3Dクラッシュ
両手で相手の足を持ち、両膝で相手の首を抑えて逆エビの形で相手を締め上げる技。
非常に強力で、相手の胸を裂きアバラを飛び出させる事ができる。
ジャイロを殺し、万太郎にも大ダメージを負わせた技。
グロすぎたせいか、アニメでは使われなかった。

シューティング・アロー
腰に携えたを握り、右腕ごと飛ばす技。…技?
飛ばした腕はボーンコールドの骨で繋がっていて、分離は不可能。
また、顔に巻いたターバンの裏には照準器があり、獲物をロックオンする事で百発百中の命中率を誇っていた。
ただし、万太郎との戦いの後で腕を失ったため、シューティング・アローを撃てなくなって殺し屋を廃業した。
なお、この技に使う剣は彼の腰(背中)にあるが、握る部分がよく右側になったり左側になったりする。
まぁ、ゆでだから。

ナスティ・ギムレット
首に巻いたショールを足に巻きつけ、ドリルのようにして相手を突き刺す攻撃。
どう見てもファイナルベントです、ありがとうございました。
…でもボーンコールドの登場は2000年であり、龍騎の放送よりも先に出ている。
というわけで、どう見てもデモンクレイドルです、ありがとうございました。
…しかしそれより更に前に、ゆでたまごの漫画「トータルファイターK」にて、
「ギャラクシー」という格闘家が下半身にベルトを巻き付けて突進する「人間ドリル」という全く同様の技を使っている。
使いまわしって言うな。
(尚、キャラも技も小学生の読者が考案した物で、キン肉マンの超人募集と同様に、その葉書が掲載されている。)

リバースパワーボム
通常のパワーボムとは逆に、体の前面をリングに叩きつける荒業。
受け身の取れない体の前面への攻撃であり、石でできた獅子リングの効果も合わさって、万太郎に大ダメージを与えた。
劇中ではリバースのパワーボムとしか呼ばれていないが、ボーンの数少ない落下技のため、GBAゲーム『正義超人への道』では必殺技扱いとして上記の名前を発する。

【余談】

前述の通り、彼の父はキン肉マン時代からいるキン骨マンである。
が、キン骨マンは超人ではなく、もともと怪人だった(どういう違いがあるかは不明だが、アメリカ遠征編で「怪人も超人のはしくれ」というセリフがある。)
トンビが鷹を生むということか…というか、キン骨マンもいつの間にか超人認定されていた。
まぁ、ゆでにはよくある事の一つである*1
『学研の図鑑 超人』では父共々「魔族のなかま/骸骨・死神の超人」で紹介されていた。

ゲームにおいてはそんな父とタッグを組むことで『ナチュラルボーンキラーズ』というチーム名を得る事ができる。*2
ツープラトン技の『シューティング・ラッキーストライク』の演出は必見。
ちなみに、ハンゾウと組んだ場合は『ノーリスぺクツ』
フォーク・ザ・ジャイアントェ…

彼の胴体にある指みたいな装飾を見て、キン肉マン終盤に登場した完璧超人『ジ・オメガマン』を思い浮かべた読者も多いはずである。
「殺し屋」と「賞金稼ぎ」っていうのも似てる(実際、読者の仮想タッグ人気投票では『氷の呉越同舟コンビ』としてベスト10入りしてた)し、
そのオメガマンのマスクも、よく見れば骨っぽい…かもしれない。
元々複数の読者のアイディアを複合した超人なので、たぶんその中にオメガマンの知り合いか何かがいたんだろう。
というわけで、別にオメガマンとは縁もゆかりもないが、オメガマンの母星か何かで修行したとかいう裏設定があると考えれば燃える…かも。

なお、『Ⅱ世』文庫版のコラムでは、ノーリスペクトを解き放った張本人であるアタルが「オメガマンの隠し子だと思っていた」と暴露している。
ここだけ見るとただのギャグであるが、新章では……。  



こ…今回の追記・修正は 長く辛く苦しい物になりそうだ…
チッ、いいなぁ…wiki篭りってやつも…

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最終更新:2023年01月09日 17:14

*1 そもそも、ノーリスペクト自体、どちらかと言えば悪行超人よりも怪獣退治編に登場していた悪の侵略者に近い描かれ方をしている。

*2 公式ガイドブック『超人大全』の巻末付録では『ホネホネロックス』だったが、さすがにふざけ過ぎたからであろう。