闇文明(デュエル・マスターズ)

登録日:2013/11/09 Sat 00:21:46
更新日:2024/02/23 Fri 01:55:32
所要時間:約 10 分で読めます







魔城の主がその手をかざす時、闇が世界を包むだろう。




闇文明とは、TCGデュエル・マスターズ」における文明の一つ。

地下世界に生息し、勝利のためにはいかなる犠牲も惜しまない。
科学力はないが代わりに魔術がとても発達している文明。ダークロードが支配種族だが一般的にはデーモン・コマンドのほうが有名か。
死や犠牲、利己を表すデュエル・マスターズの五大文明の一つ。 それが闇文明である。

MtGで言えばに相当する。


文明としての特徴


悪魔神バロム SR 闇文明 (8)
進化クリーチャー:デーモン・コマンド 12000
進化-自分のデーモン・コマンド1体の上に置く。
W・ブレイカー
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、闇以外のクリーチャーをすべて破壊する。

クリーチャー破壊、ハンデス、墓地利用は大の得意。
他にも呪文が強い文明である。単色呪文だけでプレミアム殿堂が6枚ある(ヘル・スラッシュ、フューチャー・スラッシュ、ロスト・チャージャー、スケルトン・バイス、ソウル・アドバンテージ、インフェルノ・ゲート)。
初期だけの話だがSトリガーが異様に少ない文明であった。しかしクリティカルブレードなど強力なものが多く、少数精鋭ではあった。

自分の手札やクリーチャーなどを犠牲にした効果も多く、スーサイド戦略は得意。
ハイリスク・ハイリターンをいくカード群が多いが、その分同じカードパワーでも他の文明より軽いクリーチャーが多い。

他方サーチは苦手。
ブロッカーもバトルしたら問答無用で死んだりする等かなり使い勝手が悪いものが揃う。
なぜか火文明能力を単独で有してたりもする。

利己的でずる賢い水や死を恐れない火とは相性がよく、集団のために個人に制約を課す光や命の大切さを説く自然は相性が悪い…
はずなのだが、実際のゲームでは相性補完ができるため水や火より自然と組む事が多く光と背景ストーリーでくっついたりする。
初期は見た目がホラーテイストが強く、グロテスクなクリーチャーが多かったが最近では可愛げのあるクリーチャーが増えた。


漫画アニメでの主な使用者


悪のイメージが強いだけあって、ほぼ敵対勢力側のキャラクターが多く使用し、これまたイメージ通り、冷酷且つ残虐な性格や高いカリスマ性の持ち主が多い。
一方で、「自分なりの筋を最後まで貫き通す」という気高い精神を併せ持つ者がほとんど。
ぶっちゃけ、光文明使いや水文明使いよりも人間が出来ているキャラも少なくない。
なお、女性の闇文明使いには「登場時は主人公側に就くも、ストーリー中盤で裏切る」というジンクスが存在する。

勝舞の宿敵である最凶デュエリスト。勝舞時代に起源のデュエリストであるアダムに敗北した事で石化したが、漫画版ではクリーチャーとして復活を果たし、VSRでも復活を遂げた。
闇を主に使うが、登場当初から火をサイドカラーとして採用しているため、闇文明単体のイメージはあまり強くない。
ドラゴン・ゾンビやフェニックス、ゴッド、ダークロードを愛用する。

勝舞の最初のライバルで、「黒い死神」の二つ名を持つ。
言動は厨二病臭いが、要所要所で主人公よりも主人公らしいところを見せるダークヒーロー的なキャラ。
ザキラとは異なりデーモン・コマンドを使用し、嫁は《悪魔神バロム》。
VSRFにて「伝説と謳われし死神」として名を馳せている事が判明。早く本人出演させて下さい

  • 佐々木コジロー
VSシリーズより登場した、デュエマ四天王の闇文明使い。申し訳ないが「野獣先輩」呼ばわりする事による風評被害はNG。
主人公よりも主人公らしい事に定評があるストイックな性格で、ギャグパートも完璧にこなしデュエマの実力も非常に高い超有能キャラ。
何気にサソリちゃんよりもるるとのフラグを多く立てている。
使用する種族はデーモン・コマンド・ドラゴンやファンキー・ナイトメア、ダークナイトメア。VSRFからはデーモン・コマンドを使用。

  • 神月ミカド&ルナ
劇場版及び外伝漫画でのキャラだが、異例の人気を博した兄妹。
特に、ルナは中の人や勝舞とのフラグ立て、シリーズ初の女性闇文明使いということで未だに人気が高い。
兄であるミカドは水文明を加えた神帝や、自然を加えたゼンアクを使用。妹のルナはドラゴン・ゾンビをメインにし、火も併用する。

  • プラマイ零
みんな(主に大友)大好き、アゲアゲビッチ系なCV.桑島おっぱい。
VSシリーズに入ってからも、再登場の声が(特に大友という名の可愛そうなお友達から)非常に多い人気キャラ。
デーモン・コマンドや闇文明アウトレイジを使用。覆面デュエリスト時やオラクル状態ではゼロ文明も使用する。

  • うつぼみかづら
革命ファイナルにおける、革命軍闇文明枠デュエリストで、デーモン・コマンド・ドラゴンを使用。名前と使用するクリーチャーの見た目から自然文明を連想させるが、扱うもう一つの文明は火である。
闇と火を用いるデュエリストというと、ザキラやバサラを連想させるが、果たして関連はあるのだろうか。
一目で勝太を始めとする男子達を魅了する美少女で、性格もおっとりしている…だけで終わる訳も無く、非常に腹黒い性格。まあデュエマの女性デュエリストなら定番である
でこちゃんとのドロドロドローな女の戦いは必見。
また、中の人裏番組のアニメシリーズに出演していた際のキャラクターは属性が光&氷であったが、デュエマにおいては正反対の闇&火となっている。
偶然なのか、スタッフが狙ったのかは不明。

  • ゼーロ
デュエル・マスターズ(2017)の登場人物で、闇のデュエル・マスター候補である青年。
初登場時は言葉を喋る事が出来ず、赤ん坊のような状態であったが、キラとのデュエマ中に驚異的な学習能力を見せ、キラを圧倒する。
闇文明の新種族であるマフィ・ギャングに属する魔導具を使用する。
切り札は《卍デ・スザーク卍》。
その過去は余りにも哀しい。

デュエル・マスターズ WINの登場人物にして同作の主人公。
シリーズでは珍しく闇文明をメインとし、本気を出すと驚きのデュエマセンスを発揮する。
自身のデッキにいつの間にか入っていた闇文明の新種族「アビスロイヤル」および新能力「アビスラッシュ」を使用する。


代表的な種族


闇といえばこれ。
ダークロードによって召喚された悪魔。
ダークロードが支配者なのだがどうもこちらのほうが格上らしい。

かつては不遇と言われていた種族。
だが時が経つに連れて優秀なクリーチャーが増えた。
《魔光蟲ヴィルジニア卿》《黒蟲奉行》は優秀。
ちなみに初めて基礎パワー10000を超えた種族であったりする。

ハンデス大好き。出ようが死のうがハンデス。
女の子デスパペットは可愛い子も多い。ジェニーちゃんとかエミリーちゃんとか。
反面男デスパペットはワラニンだのストリウムだのネタカードが多い。

スレイヤーや自壊はこの種族。
みんなどうやら男ばっかりの様子。
どうやって子孫を残してきたのか。
またDMがふざけだす前からやけにノリノリな奴らが多かったりする。

不死鳥編で登場したハイブリッド種族の闇担当(もう片方の色は水)。サポート種族はディープマリン。通称「ドデビル」。
他種族を体内に取り込み自分の力にする能力を持つ。本拠地は覇王ブラックモナーク様の遺体という罰当たりな連中でのちに天罰は下る。
ウィニーが優秀な種族である。また彼らを主軸にしたテーマデッキが地味に二つ販売されてる(片方はハーフデッキであるが)。


闇文明におけるその他の種族はこちらの記事を参照のこと。


代表的なカード


クリーチャー

デュエマを代表する伝説のネタカード。
シンプルな準バニラゆえに一方的にボコボコにされる一枚。
しかし、実質0マナパワー7000というガチスペックのGRカード《暗黒の騎士ザガーンGR》となって帰ってきた。

場に出ると闇以外のクリーチャーを全て破壊する元祖悪魔神。
敵のみならず味方をも巻き込む豪快さは神を名乗るに相応しい能力である。
派生カードも上位版の《悪魔神ドルバロム》を初めとして多数存在する。

闇文明のウィニーの代表格。
お手軽にピーピングハンデスをできる点から長年愛され続けた一枚。

不死鳥編でラスボスを張った超神星の1体。
背景ストーリーでは最強候補にも数えられる存在だが、実際のカード性能は…

ナイトロマノフを代表するクリーチャー。
墓地からの呪文の踏み倒し能力でかつては環境で暴れに暴れた。
実は「ロマノフ」として数えられるクリーチャーの殆どがI世の異なる姿である。

闇文明の原点にして頂点たる覇王。
ザガーン様を初めとした闇クリーチャー達のフレーバーテキストにのみ登場する存在だったが、14年の時を経てカード化された。
効果も覇王を名乗るに相応しく、アタックトリガーで闇のクリーチャーを2体蘇生できるという圧倒的なもの。

わずか7マナで相手のシールドを全破壊、2枚ハンデス、1枚確定除去を一気に行え、更に破壊耐性まで持っているインフレの化身。
どんな負け盤面でもこのカード一枚で逆転を狙える圧倒的なフィニッシュ力から「令和のボルバル」とも言われる。

アビスを率いる王。
闇文明らしく墓地からの展開を得意とし、同族たるアビスをコスト軽減とアビスラッシュで大量展開できる。

呪文

  • 《デーモン・ハンド》
第一弾に収録されたSトリガー三種の神器の一角。こいつは単体除去を行う。
S・トリガーといえばこいつというほど有名な一枚であり、公式スリーブでもネタにされている。
イラストも多く、特に増殖!魂虫というデッキに収録された虎ハンドは人気かつ数が少ない。
昔はこのカードのためだけに闇を投入する構築も多かった。
引きずり込まれている牛の手がデーモンハンドだと思っていた人多数。(実際には引きずり込んでる無数の腕の方)

相手の手札を全部捨てさせるシンプルながら強力な呪文。
ツインパクト化や《ロスト・Re:ソウル》として形を変えながら第二弾から現在まで活躍し続ける、名実ともにデュエマを代表するカード。

  • 《オールデリート》
バトルゾーン、手札、シールドゾーン、墓地にあるお互いのカードをすべて山札に加えてシャッフルするリセットカード。
自身の場もリセットされるが、相手を一瞬で無防備にできるためダイレクトアタックさえ決まれば即勝ちできる。
禁断〜封印されしX〜》がいる状態でこの呪文を唱えれば、ダイレクトアタックが可能。更に《ラッキー・ダーツ》と組み合わせれば理論上1ターンキルを実現できる。

闇文明最強の呪文の一角。
わずか3マナでマナブーストしつつ、山札から相手の切り札を墓地に落とせるオーパーツ。自分に打つこともできるので墓地を使ったコンボ基盤としても非常に強力。
インフレが進んだ現在でもオーバースペックで、カードパワーはあの《天災 デドダム》と同程度と言われる。
当然のごとくプレミアム殿堂入り。相手の山札をめくるのがトラブルに繋がるため解除は一生ないと思われる。

  • 《邪魂転生》
自分のクリーチャーを好きなだけ破壊し、その分カードを2枚引くというスーサイド呪文の一種。
用済みのcipクリーチャーやpigクリーチャーの強制機動、《屑男》や《クズトレイン》からの超ドローなどで大量のアドを稼ぐまさに闇といえるカード。

  • 《インビンシブル・アビス》
DM版「滅び」「ブラックホール」。場のクリーチャーを全滅させる[インビンシブル呪文>インビンシブル呪文(デュエル・マスターズ)]]。
が、重すぎるコストと自分のクリーチャーも破壊してしまう事から活躍の場は限られる。
特に《アポカリプスデイ》などの存在から使うのはなかなか厳しい。

  • 《デビル・ドレーン》
シールドを好きなだけ手札に加える呪文。無傷の状態で発動すれば一気に5枚も手札補充できるが全裸になってしまうため、場にブロッカーがいないと死ぬ。まさにシールド0までがかすり傷というスーサイドならではのカード。
癖が強く、そのくせ有効なコンボがあまりなく、初期のカスレアと思われていた。しかし月日は流れ、闇だけでも場を安定できるほどのカードプールの拡大、そして《Mロマノフ》という最高の相方をゲット。評価は急上昇。値段も急上昇。
今や三弾屈指のレアカード、プレミアム殿堂入りの有力候補である。



修正と追記は違えど、その心はいつもwikiと共にある。

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最終更新:2024年02月23日 01:55