イエローカップ

登録日:2011/07/09 Sat 00:19:13
更新日:2023/11/30 Thu 06:13:42
所要時間:約 2 分で読めます





さあ始まりました!ポケモントーナメント、イエローカップ!!

これからの活躍が期待される、若く情熱に溢れたポケモン達のバトルです!!





◆基本ルール
  • いわゆる見せ合い6→3
  • 対戦に出すポケモンはLV15〜20、三匹の合計LVは50まで。
  • 同種のポケモンを二匹以上パーティに入れてはならない。
  • 同時に二匹以上ねむりこおり状態にしてはならない(ポケスタ2では二匹以上発生しない)。
  • 最後の一匹同士の戦いでじばく、だいばくはつを使用した場合、使用した方の負けとなる。
  • ミュウツーミュウは使用できない。


最大の特徴はその厳しいLV制限にある。

LV20までとなると最終進化に至らないポケモンやそもそもLV20以下で登場しないポケモンも存在するため、自然と出場できるポケモンが絞られてくる。*1
ただ、ゲーム内のNPCが交換してくれたポケモンのLvはこちらのLvと同じである点を利用して本来ならば参加出来ないポケモンを参加させる事が出来た。
ポケモンによってはあるバージョンで交換してもらったポケモンを別のバージョンで更に交換に出して貰う必要があり、攻略本無しで全てを把握するのは至難の業。*2
戦闘回数が絞られてしまうので基礎ポイント稼ぎも難しく、大抵マックスアップ他を奮発しないといけなかった。
カップ名どおりピカチュウバージョンがあるかないかで取っつきやすさが激変する。
…まあ実際のところ、ポケモンさえ揃えれば裏でもフルドーピングぐらいしてしまえばどうにかなってしまうぐらいの難易度なのだが。
これは似たような耐久力で闘うファンシーカップも同様である。

そこでニドキング進化のポケモンが猛威を振るうことになる…と予想されたが、それは半分正しく半分間違いである。

現在リトルカップでは禁止されている固定ダメージ技の「ソニックブーム(20ダメージ)」「りゅうのいかり(40ダメージ)」が禁止されておらず、
特にりゅうのいかりはこのルールでは殆どのポケモンが確1〜2のチート技のくせに第一世代ではスロットの景品でいくらでも手に入るわざマシン収録技だった。
故に、如何にりゅうのいかりを決めてりゅうのいかりを防ぐかのりゅうのいかりゲーになってしまった。

ちなみに第一世代の環境でりゅうのいかりを覚えるポケモンはヒトカゲリザード、ガーディ、ウインディギャラドスラプラスミニリュウ、ハクリュー
その内ヒトカゲ、ガーディ、ミニリュウは種族値が低すぎ、リザードはLVが16必要なため汎用性に欠け、ギャラドスもLVが20必要かつでんき4倍は不安が残る。
最も強力なのは全体的に種族値の高いウインディで、LV20の理想個体はりゅうのいかりで確定2発にできないほどの耐久力を誇り、素早さ種族値もトップクラスの95。
スターミーフーディンですらLV18無いと先手を取れず、マルマインならLV16でも先手を取れるが、「10まんボルト」で乱数4発では火力不足過ぎるため論外。
遅いがLV16でもHP80を超えるほど硬いラプラス、「ふぶき」は辛いが「でんじは」「こうそくいどう」で素早さ操作に長けるハクリューも強力。
勿論スタッフにも想定されていた故に、ポケスタ2の本編トーナメントのラスト3人はりゅうのいかり使いである。

ちなみに上記のウインディとスターミーは両方石進化。
半分正解(石進化が強い)で半分間違い(りゅうのいかりも強い)なのはそのためである。
通信進化組や交換組にも採用チャンスはあるし、ダメージ計算式の関係上、ポケモンの耐久が技の威力に追いつけないのがこのカップ。
りゅうのいかりは汎用的な技として捉え、威力のある技で弱点を突いた方が速いこともよくある。
寧ろりゅうのいかりはファンシーカップの方が猛威を奮うレベルだったり。
速攻勝負になりがちなので使える変化技は限られるし、積み技を積む暇はあるかどうか。

その他、強力なのはドククラゲである。初代では特攻と特防が分かれていないので「特殊」種族値120という高火力で、ウインディやハクリューにも強い。
素早さも高く、レベル差を付ければまきつくでハメられる相手も少なくない。
プレイヤー視点では育成コスパの高さも魅力で、Lv20で釣ってなみのりを覚えさせるだけでも相当の戦力になる。
敵の立場ではセミファイナルのミニスカートがLv20を繰り出してきて、かなりの強敵。

ちなみに後に発売されたポケモン金銀と通信交換すれば、育て屋タマゴを孵化させたブイズぎゅうたカビゴン等をイエローカップで使用できる。
ただし、クリアに関してペナルティがあるわけではないので問題はないが、チート扱いとしてプレイヤー名は変更されてしまう。
……流石にすばやさ130族でりゅうのいかりをぶっ放てるプテラを密輸するのは卑怯すぎるが。

レベル配分の概念があるせいか、過去のルールの中では再クローズアップされていない。
そもそも現在は低レベルの最終進化形や伝説のポケモンを入手する手段もあるのでレベルのみで区分けをするルール自体が厳しいとも言えるか。
レベル配分代わりとなるメガシンカダイマックス、りゅうのいかりが無効のフェアリータイプが存在する新世代の環境ならまた違った展開になるかもしれない。
(特にミミッキュならソニックブームも無効)

ポケモンスタジアム2でのバトルBGMは「24ばんどうろのアレンジ」「トレーナー戦アレンジ」「ジムリーダー戦アレンジ」「どうくつ内のアレンジ」の4曲が用意されている。


追記・修正は「りゅうのいかり」を使わずに優勝してからお願いします。

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最終更新:2023年11月30日 06:13

*1 ポリゴン(最低レベル18)、ナッシー、ゲンガー(ともに最低レベル20)のように、参加はできても採用するとレベル配分枠を圧迫するようなパターンも。

*2 パラセクト、ダグトリオ、カイリキー、ゴローニャ、ベトベトン、マルマイン、サイドン、モンジャラ、ガルーラ、ルージュラの10種に加え、ジムリーダーのしろ経由のサワムラー、エビワラー、オムナイト、カブトの4種が任天堂公式ガイドブック29Pに掲載されている