トリミアン

登録日:2013/11/07 (木) 10:12:21
更新日:2024/04/11 Thu 22:57:46
所要時間:約 2 分で読めます




ボサボサの体毛を刈りこむと姿が美しくなるだけでなく身体のキレが良くなるのだ。


トリミアンとはポケットモンスターシリーズにX・Yから登場するポケモン

◆データ


英語名:Furfrou
全国図鑑No.676
分類:プードルポケモン
高さ:1.2m
重さ:28.0kg
タマゴグループ:陸上
性別比率:♂50♀50

タイプ:ノーマル

特性:ファーコート(防御が2倍になる)

種族値
HP:75
攻撃:80
防御:60
特攻:65
特防:90
素早さ:102
合計:472

努力値:素早+1


◆概要


大型(高さはムーランドと同じ)かつやや細身な体つきが特徴のプードルのポケモン。ミアレシティとコボクタウンを結ぶ5番道路に棲息している。
カロス地方に古くから棲息しているらしきポケモンで、その昔は王様の護衛を任されることもあったという。
その名残からか現代ではセレブたちのペットとしても人気が高い。

名前の由来は動物の毛を刈り取ることを指す「トリミング」から。


◆ゲームでのトリミアン


その由来どおり、ミアレシティのプランタンアベニューに位置する「ポケサロン グルーミング」では、トリミアンを好みの姿にカットしてもらえる。
スタイリッシュ度を上げればカットの種類も増えるが、5日程で元のボサボサ状態に戻ってしまう。また、ボックスに戻した場合でも、即、素に戻ってしまう。
毛並を維持するには小まめなトリミングが必要不可欠となる。
前述のサロンの店長はトリミアンがどのくらい長くカット時の姿を維持しているかを教えてくれるので、出来るだけ長く毛並みを維持して店長を驚かせてみよう。

ただ、トリミングをかけてない素のヘアスタイルも自然体にしてワイルドかつクールな印象を与え、それはそれでなかなかかっこいい…と思う(特に色違い)。
なお、図鑑では身体のキレが良くなるとは書いてるが、能力値など実際の性能に変化は無いので、トリミングをかけるかはプレイヤーのお好みで。

また、コボクタウン北西に位置するパルファム宮殿の主人もトリミアンを飼っている。
ゲーム中では主人の下から逃げ出したトリミアンを捕まえるイベントも発生する。
使用人の話のよれば、たまに逃げ出すことが何度かあったようである。
主人の溺愛ぶりに嫌気がさしているのか、それとも彼の性格の悪さを敏感に感じ取っているのか、知るのはトリミアン自身のみである。

ちなみに、アローラ地方には生息している暑そうのだが、それ以降全くと言っていい程出番がない。
なんと、第6世代出身としては唯一最後の登場が第7世代(要は登場制限がかかる前)である。
ヘアスタイルによって形そのものが変わる為、作成に手間がかかるからの可能性がある。
カット場所はほら、ロトムみたいにヘアカタログとかで実装すればいいわけだし

第9世代、ミアレシティを舞台とした外伝作品の紹介動画にトリミアンがいたが、果たして・・・。

◆対戦でのトリミアン


素早さはガブリアスと並ぶ102族だが、その他の種族値は一見微妙の一言。
こんなので王族の守護が勤まったのか、と一瞬首をかしげたくなるのだが、その秘密はこいつの特性「ファーコート」にある。
それもその特性、なんと防御力を実質二倍にしてしまう恐ろしい特性なのだ。
そのため素の状態でも防御の種族値はなんと140、努力値を極振りすれば172までにもなる。
これほどの物理防御を持ちながら、素早さの種族値が100を超えているのは非伝説ポケの中ではトリミアンだけ。
素の種族値の低さからは想像もできない驚異的な防御力を得るのだ。

その屈強な耐久力と敏捷性を活かし、身体を張って王族を守り抜いた事はもはや想像に難くない。特性の影響は受けないものの特防も平均以上はある。
HP×防御で計算した耐久指数の計算上、努力値を割けば性格補正なしでもH振りハガネールすら凌駕する物理耐久を得られる。
ただし、それはあくまでも防御支援系特性による恩恵に頼っている結果なので、「かたやぶり」持ちに非常に弱いということなので過信はしないように。
「いえき」や「なやみのタネ」等による特性の消失も注意。特に後者は「ねむる」も使えなくなってしまう。

タイプも耐性がゴースト無効のみしかない上、「ねむる」以外の回復技がなく「カウンター」等もない為耐久型としてもやや中途半端なところもある。
かといって攻撃に転じようとしても自力で覚えられる技は貧相なものばかり。
「つぶらなひとみ」や「コットンガード」で物理流しとしての役割は十分担えるが、タイプ一致のメインウェポンが「おんがえし」止まりなのが痛い。
出すタイミングを選ばないとお荷物になり兼ねず、運用がかなり難しいポケモンではある。
逆に相手を見誤らなければ、その驚異的な物理耐久で活躍してくれるだろう。

サブウェポンはゴースト対策にもなる先制技「ふいうち」や交代技「とんぼがえり」、
ゲンガーウツロイド対策の「しねんのずつき」、ギャラドスエアームドに有効な「ワイルドボルト」等。


◆アニメでのトリミアン


ポケモントリマー、ジェシカ(CV:戸松遙)の手持ちとして登場。
知能が高くトレーナーの人間性を見抜く力を持っているという設定が描かれ、ジェシカのことを認めずトリミングもさせたことがなかった。

セレナのフォッコを騙し取ったロケット団を追い、サトシたちを導く。
戦いの中でムサシにより電撃の檻に閉じ込められるが、自分を必死に救い出そうとするジェシカの姿についに心を開くことになる。
最後はサトシやジェシカらの尽力で檻から脱出し、トドメの「チャージビーム」でロケット団を吹き飛ばし勝利した。
その後、初めてジェシカにトリミングさせた姿をサトシたちにお披露目することとなる。

ちなみにジェシカ以外のトリマーたちもトリミアンを所持しているが、軒並み目付きが悪いと専らの評判である。

◆ポケモンGOでのトリミアン


2021年秋のファッションウィークイベントにて実装された。

最大の特徴はやはりトリミング。
トリミアンは本作初の、同一の個体が任意かつ恒久的なフォルムチェンジを行えるポケモンとなる*1

トリミングはトリミアンのアメ25個とほしのすな10000個で行え、一度行えば再度し直すまで他の姿へ変化することはない。
また、一部の姿は特定の地域で捕獲した個体限定となる。

ステータス面は可もなく不可もなくといったところで、活躍させるならスーパーリーグとなるだろう。
スペシャルアタック候補には「くさむすび」「なみのり」「あくのはどう」と見事にタイプのバラけた技が並んでおり、
タイプ一致のノーマル技を持たないがそれだけに安牌の選択肢というものがなく、敵として相対すると使ってくる技を予測するのが難しい。

トリミアンの価値の高騰について

ポケモンHOMEのアップデートにより、GOから送ったトリミアンのフォルムが維持されるようになった。
ポケモンバンク経由のトリミアンは全て通常フォルムとなってしまう点、地域限定・期間限定のフォルムがあり希少価値が高い点、などからGTSにてレアなトリミアンを要求するプレイヤーが激増している。
トリミアンファンには朗報である反面、一般プレイヤーの多くはGTSがトリミアン要求ばかりで使い物にならなくなったと憤慨する人も。
トリミアンがパルデアに入国できた暁にはHOMEに預けてもフォルム維持ができるようにしてほしいものである……。


追記・修正はトリミアンの毛並を15日間もたせてからお願いします。

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最終更新:2024年04月11日 22:57

*1 単に同一個体が(広義の)フォルムチェンジを行うというだけなら、リラックスモードとアクティブモードが状況によって切り替わるゼルネアスが先に存在していたが。