ソーニャ(FE)

登録日:2010/10/07(木) 23:44:59
更新日:2023/12/25 Mon 13:25:47
所要時間:約 7 分で読めます





…世の中には、2種類の人間がいるわ。

“選ばれた統率者”と、“それに奉仕するためだけのクズ”この、2つだけしかいないの。



出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、
2017年2月2日配信開始、(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS


ファイアーエムブレム 烈火の剣に登場するキャラクターである。


クラス:賢者
性別:女
称号:なし
出身:不明
身分:【黒い牙】首領の妻。


○容姿

ウェーブのかかった黒髪に、金色の瞳を持つ絶世の美女。
ローブのわきから出た生足や、はだけたボインがなんともエロい。
ただゲームグラフィック上では胸から下が映らない。


○人物

【黒い牙】首領、ブレンダン・リーダスの後妻で、ネルガルの忠実な部下。
世の中には「選ばれた統率者」と「それに奉仕するだけのクズ」しかいないという思想を持ち、ネルガルの一の部下である自分は前者であることに誇りを持っている。
反面、自分を崇拝しているウルスラはともかく、元々【黒い牙】にいる人間には気を許さず、またモルフを「人形」呼ばわりして毛嫌いしている。

ネルガルから与えられた役目は【黒い牙】を乗っ取りネルガルのものとすること。ブレンダンに気付かれぬように少しずつ周りの部下たちをモルフと取り替えていった。
エフィデルに劣らぬ狡猾な策士であり、非常に冷酷な人物。
ニノの母親として振る舞っていたが、実際は彼女の親兄弟を抹殺した張本人であり、当時まだ幼いながらも秘められたニノの魔道の才をネルガルが気に入ったことで渋々その保護者を演じていた。
そのためニノに対しては微塵の愛もなく、「クズ」呼ばわりして蔑んでおり、手を握ることすら拒む程。
挙句、王子暗殺の最中に彼女を亡き者にしようと画策していた*1
ネルガルの作品だけあって魔法の才能はずば抜けており、優れた理魔法使いなら本来心を通わせるべきとされている精霊を強引に従えて魔法を使ってとんでもない威力を叩き出す。

彼女は自分を人間だと思い込んでいたが、実は自分が散々見下していたモルフそのものだった。
終盤に自分の正体に気付いたブレンダンを殺害しようとするが、ブレンダンは刺し違えるようにソーニャに手傷を負わせる。
外伝で勝利した場合、リムステラに自らがモルフであるという事実を突き付けられ、絶望したまま消滅する。
外伝に進まなかった場合、その傷を見たネルガルから用済みと見なされて始末される。この時、ネルガルに「お前は失敗作だ」と言われ、さらに「リムステラとは比べ物にならない」とまで言われてしまう。
エフィデルともども元々その蠱惑的な美貌と甘言で人の心を惑わせてエーギルを確保するための手駒であり、ネルガルにとって用が済んだモルフは失敗作として朽ちるに任せる方が効率的だったのである。
シナリオ後半で悪女っぷりを散々に発揮して、最期に残酷な現実を突きつけられて絶望しながら消滅するというちょっと哀れなキャラ……なのだが、
実際に遊んでみると「ざまぁみやがれクソババア」としか思えないほどに言動が悪女悪女しており、ニノの純真さがそれを引き立てるので罪悪感や同情心はほとんど芽生えないというナイスデザイン。

シナリオ上敵の幹部として重要な役割を占めていたはずであるが、戦うことになるのは外伝。
すなわち選択次第によっては戦わずしてその出番を終えてしまうことになるキャラ。
飛ばすと本当にエフィデル以上に「いつの間にか死んでる」。


○ユニット性能(ノーマル→ハード)

Lv-17→10
HP-44→46
魔力-20→22
技-20→22
速さ-21→22
幸運-0
守備-20→21
魔防-24→25
体格-7→4

所持品
サンダーストーム
フィンブル
闇の誓約書

賢者でありながら高い守備を誇る強敵。
一見隙がなさそうだが、モルフの特徴である幸運0と女性らしく体格が小さめであることが弱点。
魔道書の重さで攻速落ちするので、特に重さ20のサンダーストーム装備時は鋼系の武器やルナでも容易に追撃することも可能。
ただしフィンブル装備時は攻速17前後を保ってくる。

彼女と戦う章は「ターンごとにマップの通路が水中に浮き沈みする」というギミックがあるので進軍が難しく、ヘタをすると水上に取り残されてしまう。
弱いユニットがその状態になって「サンダーストーム」や「アーチ」に狙い撃ちされるのがこの章のリセットポイント。
特にこの章で加入するニノは一撃で即死してしまうので注意。
回避・魔防の高いユニットを先行させて遠距離攻撃手段を撃ち尽くさせてから近づくのが得策。
もしくは射程の外ギリギリの位置を迂回しながら近づき、反撃できないうちにソーニャを一気にフクロにするのもいい。

ドロップアイテムの「闇の誓約書」は、盗賊アサシンにクラスチェンジさせるための貴重なアイテム。
ここで手に入るもの以外は終盤の秘密の店で買うしかなくなる。資産評価に非常に大きく関わってくるため、いっそ25000Gで売れる換金アイテム扱いするのもあり。
使用できる相手がラガルトとマシューしかいないせいで使いどころを選ぶというか、プレイスタイル次第ではさっぱり使われない。

体格は女賢者にしては7と割と立派であり(男の汎用賢者と同じ)、よくプレイヤー間でいわれる「女の体格はバストサイズのこと」という理屈を説く際に便利なキャラクター。この人で7なら20ってどうなるんだよ
ゲーム内グラだと単に険のある美女という印象だが、公式イラストや後述のFEHのイラストからかもされる露骨すぎる色気と性悪そうな表情はゲーム内の役割に完璧にそぐうものである。
高潔な思想を抱き数々の人に慕われていたブレンダンを骨抜きの傀儡にしてしまうのも納得、ウルスラを崇拝させるにふさわしいすさまじい美貌と色気である。
聖戦の系譜時代の悪女キャラであるレイミアやヒルダの系譜であり、作中の振る舞いも合わせればその集大成といえる。

ハードモードではほとんどの能力が微増するものの何故か体格が4まで縮み、実質的に弱体化している。
実は烈火の剣の女賢者には汎用賢者と特殊仕様賢者の2種類があり、前者はニノ、後者はノーマルモードのソーニャやリムステラに適用されている。
だがハードモードでは設定ミスでソーニャとリムステラが汎用女賢者になってしまっており、ノーマルモードよりも弱体化してしまっている……という理屈。
フィンブル装備時でもかなり攻速がガタ落ちするのでノーマルよりあっさり倒せる。
密かにレベルまで大きく下がっており、経験値が減らされている。こちらは他のボスにも見られるので意図的な難易度上昇の調整だろう。

実は「黒髪でウェーブのかかった年増女」というのは需要の代替品がなく、昔から非常に地味な人気があった。
烈火の剣も発売されてから20年近くが経つゲームであり、歳をとる間にこういった女性の魅力が分かるようになってきたオールドプレイヤーも多く、
海外を中心に地味ながらじわじわと人気が上がってきているキャラクターである。これも時代の流れなのだろう。


  • FEH

新しい世に生き残れるのは私のように価値ある人間だけ。

あなたは、どうかしら……


出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、
2017年2月2日配信開始、(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS


2021年4月7日より大英雄戦で登場。開始4年目にしてモルフの初登場となる。イラストは米子氏。
青色の魔導士系歩行ユニット。

武器は現時点では汎用の「ブラーサーペント+」。奥義は魔防の80%をダメージに加算する「氷華」。
Aスキルは攻撃が減る代わりに守備・魔防を上昇させる「守備魔防の城塞2」。
Cスキルは開始時に周囲2マス以内の敵の攻撃、魔防を低下させる「攻撃魔防の威嚇2」。

原作同様防御面に優れる「受け」に特化した性能で、特にブラーサーペントの効果で射程2の攻撃に対してかなりの抵抗力を有する。
魔法に対してはもちろんのこと、守備についても☆5の素の状態で最大32と同色では正月アルフォンスに次ぐレベルで高く、弓や暗器に対しても強い。
HPは高くないので斧などの緑の物理攻撃を耐えるには流石に辛いものがあるが、この守備なら射程1の物理攻撃もある程度はなんとかなるレベル。

欠点は素早さが低く追撃を受けやすい点や、特段強力なスキル等が無く他の青魔キャラと比べて育成の意味を見出しにくい点だろうか。
特に素早さは致命的で、どんなに守備や魔防が高くても追撃や奥義を受けると倒れる危険性が高くなってしまう。
スキル継承をする場合は構え系のスキルでの強化や、キャンセルなどの追撃や奥義の発動を阻害できるものがオススメ。

なお、守備魔防の城塞と攻撃魔防の威嚇は大英雄戦で登場するものが持っているのは初となるため、それらが欲しい場合のスキル継承としての価値もあったりする。



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最終更新:2023年12月25日 13:25

*1 王子暗殺はジャファルとニノが遂行することになったが、二人の出発直後ジャファルを呼び止め、追加でニノの後始末を命じた。国内の混乱を収めることも同時に依頼されていたため、彼女を真犯人として白日の下に晒すことで任務を完遂させるつもりでいた