ネルガル(FE)

登録日:2012/01/26(木) 14:04:57
更新日:2024/01/12 Fri 23:07:26
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私ではない。お前だよ、エリウッド。お前が死なせたのだ。お前がな……。




ネルガルとはゲーム『ファイアーエムブレム 烈火の剣』に登場する大ボスであり、今作の事件の元凶である。

○ユニット性能
Lv-20
HP-75
魔力-30
技-18
速さ-15
幸運-20
守備-28
魔防-30
体格-10
移動-6(不動)
理S光S闇S杖S

所持品
エレシュキガル

闇魔法使いではあるが、クラスはドルイドではなく専用職の【災いを招く者】である。
アトス同様全ての魔法と杖を使えるが、作中で闇魔法以外を使うことはない。
ネルガル専用闇魔法のエレシュキガルゲスペンストとほぼ同等の威力を持ちつつ大分軽く命中も極めて高い…とかなり強力だが、やはりルナのアレな強さの前に霞む。
大ボスらしくHP・魔力・守備・魔防がずば抜けて高く、速さ以外は隙のないステータスを誇る。
実はラスボスと違って彼にはアサシンの『瞬殺』スキルが通用する。
ただ幸運が高い&ボス相手には必殺率の1/4に下がり安定して発動させるのは難しい(最大まで必殺を上げても18%程度)ので、普通に攻撃力の高いキャラの方が倒しやすいことが多い。

大ボスだけあって、専用の会話も敵将の中では一番多い。
対応する相手にはエリウッドヘクトルリンディスアトスジャファルニノレナート(ヘクトル編限定)がいる。

魔防を無視して攻撃できるルナと、特効で大ダメージを与えられる『アーリアル』が有効。
フォルブレイズ? 傷一つつけるのがやっとですが何か?デュランダル?重くて速さカンストさせないと追撃出来ませんが何か?

彼はある目的のために強い力を求めており、闇魔法の研究に没頭していたが、カナス先生がおっしゃられたように闇魔道の研究は危険なものであり、自我を失い廃人になることもある。
案の定ネルガルはその通りになり、自我こそあったが何の為に力が欲しかったのか解らないままただひたすらに力に固執するようになった。


それ故か彼もアトスと同様人の理から外れた存在で、本編より500年前にナバタ砂漠でアトスと出会い意気投合し友情をはぐくみ、やがて砂漠の片隅で【人】と【竜】が共存する集落を見つけ、数百年かけてそこに住まう竜族の知識をアトスと共に吸収してゆく。そんな穏やかな切磋琢磨の日々の中、2人の思想にある違いが生まれてゆく。

アトスは「理想郷」と名付けたこの地をもっと広げようと、
ネルガルは竜族の知識から他人の生命力【エーギル】を奪って己の力を高める術を見出した。

結果、新たな力に魅せられたネルガルはアトスや里の住人の説得にも聞く耳を持たず他の生物から【エーギル】を奪い続け、やがてその対象が人間となりつつあった時、里の住人とアトスの手によって葬られようとしたが、
ネルガルはベルンに逃げ延び、魔道の研究の末【モルフ】を生み出す術を得る。
なお現在のネルガルはターバンで右目まわりを隠しているが、そこにはこの時にアトスの魔法で負わされた傷跡が未だ残っている。

最初に生み出されたモルフは失った友を生き返らせて欲しいという、レナートの願いを聞き入れたもの。
だが、その実態は外見を真似ただけで心を持たないただの人形であった。
また、彼自身にも人体実験を施してモルフとして改造し、死ねない体にした。
そしてモルフの実態を理解した彼はネルガルに失望し、怒りを抱く事になる。

キシュナは通算252番目にして感情を持った初めてのモルフとして生み出され、ネルガルは最初こそ歓喜したが、
力が無かったため、やがて強力なモルフを生み出せるようになったネルガルはキシュナを疎むようになり、最終的には欠陥品と見なして見捨ててしまう。
ぶっちゃけ下に記す下手なモルフより遥かに有能なのは内緒。あと万が一恨まれてたら最終決戦の場にこっそり現れるだけでネルガルは詰むのだが
しかし捨てられながらもネルガルのために働き続けており、ひたすら主人公達に立ちふさがる。

その後には、ソーニャ、エフィデル、リムステラなどが手駒として創り出された。

【モルフ】 

ネルガルがエーギルと言うエネルギーより生み出す戦闘人形、今作は何度もこのモルフと戦うことになる。

顔立ちを分けて作られるが、完璧を求めるネルガルの趣向なのか、いずれもその造形は美男美女揃い。それを利用して異性を籠絡する事もある。外見の共通点は金色の眼青白い肌、黒髪であり、何よりも創り手に絶対の忠義心がある。
伝言用に特定の台詞だけ喋らせることもできる。

また幸運はザコ、ボス共に必ず0。

ストーリーとしては、モルフのキャラは哀れであったり物悲しかったりする。
彼らは人形であり感情がないとされているが、カナスはレナートとの支援の際、感情があるかもしれないと考えている。

またリムステラは、主であるネルガルに尽くしながら最終的に捨て駒として扱われ悲しみを抱いて散ることになるが、この感情も偽物だと思いながら果てた。

自分で自分の事をモルフだと意識しているパターンは少ないのか、ソーニャは最期の最期リムステラに指摘されるまで気がつかなかった。


以下、さらにネタバレ







ヘクトル編では、ニルスニニアンの父親であることが示唆されている。
妻、エイナールは竜であったが、当時の人竜戦役にて人間、或いは竜により連れ去られてしまう。(神竜ではなかったのでイドゥンの様に兵器としては重用されなかった?)
残されたネルガルは妻を見失い、幼い二人を遺跡に残して闇魔法の研究に身を捧げる。
『烈火の剣』の500年前、ナバタ砂漠でアトスと出会い意気投合し、人と竜が共存する理想郷に一時暮らすことになる。

力を求め、アトスと別れ、失った友を求める男の願いを聞き入れ心を持たぬ人形を作り、キシュナという感情あるモルフ生成に喜んだ果てに、ネルガルが最高傑作と称し最後まで側近くに仕えさせたモルフであるリムステラは人型の賢者の姿である。

ヘクトル編の19章異伝では【魔の島】にある謎の館で敵将テオドルが闇魔法による記憶喪失等のリスクについて語る場面がある。
この章の冒頭にある謎の父子が会話をする回想シーンやクリア後に無意識に館に転移してくるネルガルと合わせて、彼の正体を示す内容となっている。
また、この章をクリアしていると終章でネルガルを倒した時のセリフが変化する他、ネルガル撃破後の会話でニルスが無意識に涙を流す描写が追加される。

ゲームの最後に表示される人と竜が写ったグラフィックも異伝の舞台である館に飾ってあった絵画であり、描かれているのはネルガルとエイナールである。


追記・修正はモルフを作ってからお願いします。

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最終更新:2024年01月12日 23:07