単弓類/哺乳類型爬虫類(古代生物)

登録日:2013/11/02(土) 02:49:22
更新日:2023/12/22 Fri 17:33:05
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概要

今をさかのぼること数億年前、地球は恐竜たちを始めとする巨大な爬虫類たちが支配していた。
陸上は獰猛な肉食恐竜や巨大な草食恐竜、空は大きな翼竜や空飛ぶ恐竜である鳥たち、そして海は首長竜やモササウルス……彼らの時代「中生代」の生物は、皆様も良くご存じだろう。

しかし、そこから一つ前の時代、『古生代』にどのような生物がいたか、と言われて悩む人は多いだろう。
海には三葉虫やアノマロカリス、川には原始的な両生類、空には巨大な昆虫……では、陸の支配者は、どのような存在だったのだろうか。


驚く事無かれ、なんとこの時代の陸上の覇者は、「オオカミ」や「サーベルタイガー」、そして「サイ」たちだったのである。


……勿論、現在の彼らとは違う。単に生活が良く似ているだけの動物たちである。
だが、彼らは決して「関係が無い」とは言いきれない。
何故なら、この古代のオオカミやサーベルタイガー達は、やがて哺乳類へと進化を遂げる大きな進化の道筋の中に現れた生物たちだからなのだ。


そう、恐竜より前、地球を支配していたのは、他ならぬ私たち『哺乳類』のご先祖様なのだ。
彼らの名前は単弓類(たんきゅうるい)、かつて『哺乳類型爬虫類』とも呼ばれた動物たちである。


この項目では、そんな彼らが歩んだ栄枯盛衰の歴史を紹介する。



◇呼称について


かつては哺乳類は爬虫類から進化したとされていたため(現在でも理科の教科書などではそうなっていたりする)、
このページに登場する動物たちは爬虫類から哺乳類へ進化する途上の形態ということで「哺乳類型爬虫類」と呼ばれていた。
ドラえもん』でのび太が進化退化放射線源を当ててネズミを先祖返りさせた話を覚えている方にはなじみがあろう。


が、その後、哺乳類は爬虫類とは独立に両生類から進化したという説が定説となった(正確には両生類から進化した「ある動物」から発した兄弟グループ同士というべきだろう。詳細は後述するように両生類から直接それぞれ別個に生まれた、というわけではない事に注意)
よって「哺乳類型爬虫類」という呼称はもはや全くの間違いであり、むしろ「爬虫類型哺乳類」とでも言ったほうがまだ近い。
しかし、「単弓類」などという、頭骨を見ないとわからないような名称よりもはるかにイメージが付きやすいからか、現在でも一般的には「哺乳類型爬虫類」の名称が使われているのが実情である。
「恐竜」や「翼竜」並にインパクトと利便性のある総称*1ができれば定着するのだろうが……「源哺乳類」とかどうだろうか。

ちなみに分岐分類学では、単に「単弓類」と言った場合は厳密には哺乳類を含み、単に「絶滅した単弓類」だけだとニホンオオカミマンモスなども含まれる。*2

余談だが、古生物ファンの間では「恐竜にばかり夢中になっているうちはにわか、単弓類の魅力が理解できるようになったら一流」みたいな風潮があるとか……



◆「単弓類」の誕生 ~石炭紀後期~

哺乳類に繋がる進化の物語が始まったのは、今をさかのぼる事3億年以上前、石炭紀後期と呼ばれる時代だった。

魚類から進化し、力強い四本の脚で陸を歩くようになった脊椎動物である両生類だが、彼らには水から離れる事が難しい要因があった。
例え大人が平気で陸地で暮らせたとしても、卵を陸上の厳しい乾燥から守る術は持ち合わせていなかったのである。

そんな中、ある種類の両生類が、進化の過程で画期的な方法を編み出した。
羊膜(ようまく)」と呼ばれる膜で赤ちゃんを包む事で、外部の環境変化に強い卵を生む事が可能になったのだ。
さらに、彼らはその外側から固い卵の殻で覆う事で、陸の上でも卵がしっかり育つ術を身に付けたのである。


このグループは、生物学用語で「有羊膜類」と呼ばれている。


さて、こうして本格的に脊椎動物は陸上生活に適応を始めた訳だが、その始めの頃、彼らは大きく二つのグループに分かれた。
一つは「竜弓類」。現在の爬虫類や鳥に繋がるグループであり、この項目におけるライバル的存在。
そしてもう一つのグループこそ、皆様哺乳類に繋がる「単弓類」である。


初めて現れた単弓類は「アーケオシリス」と言う名前の種類。
体長は50cmから1mと比較的大きく、森の中で昆虫を食べていたとされている。
ただ、その外見はどこからどう見てもでかいトカゲである。しかし、この時既に「竜弓類」との明らかな違いが頭の骨に生まれていた。

物をかむときには顎を動かす、と言うのは既に常識であろう。固いものをかみ砕くためには、顎を動かすための筋肉をより強固なものにする必要がある。
そこで、単弓類の頭蓋骨には目の穴の後ろに大きな穴が開いており、その内部に顎の筋肉を通していた。
筋肉の長さを大きくする事で、顎を大きく開く事が出来、さらに頑丈になったのだ。
この穴の数が左右1対なのが「単弓類」と言う訳である。


ちなみに「竜弓類」の場合、初期の物には穴が無いが、その後は左右2対の穴が開いている。通称「双弓類」とも言われるのはこういう理由である。


◆陸を制した巨大な帆 ~ペルム紀前期~


ほぼ同時に現れた竜弓類と単弓類だが、先に地球上で繁栄を遂げたのは単弓類だった。
石炭紀が終わりペルム紀前期に入った頃から、大型の種類が続々登場し始めたのである。
何故、単弓類が竜弓類に先んじて繁栄したのかは、よくわかっていないながらも、その顎と噛むための筋肉の特徴が有利に働いたのかもしれない。強い顎と噛む力があれば、硬い餌、大きな餌を食べる際に有利になるのは言うまでもない。


その代表的な種類と言えば肉食性の「ディメトロドン」と草食性の「エダフォサウルス」だろう。
名前を知らない人でも、背中に大きな団扇のような帆を生やし、四本足で歩く恐竜のようなフィギュアや絵を見た事があるかもしれない。
爆竜戦隊アバレンジャー』や『騎士竜戦隊リュウソウジャー』ではさも当然のように恐竜(から進化した爆竜や騎士竜)に混ざっていたが、
彼らは恐竜では無く、むしろ哺乳類の親戚のような存在なのである。
当時の気候は非常に暑く、背中の帆をラジエーターのように用いて体を温めたり冷やしたりして体温調節をしていたと考えられる。
(余談だが、恐竜時代に生息するスピノサウルスとオウラノサウルスは極めて大雑把に言えばコイツらをほぼ直立させただけのような姿の恐竜である。ザ・収斂進化。)

しかし、彼らの仲間はそれ以外にももう一つ、非常に重要な進化の様子を見せていた。それは、口の中にある「」である。

皆様の口の中には様々な形の歯が並び、食べ物に応じて様々な活躍をする。
よく噛んで食べよう、とはよく言われる事だが、実はこれ、哺乳類の持つ大きな特徴の一つである。
恐竜やトカゲの歯は噛むためのものでは無く、切り裂いたりかみ砕いたりするだけで、その形は前歯から奥歯まで全て同じなのだ。

この特徴、生物学用語では「異歯性(いしせい)」と呼ばれている。


◆陸上の最初の覇者たち ~ペルム紀後期~


アーケオシリスやディメトロドンのような単弓類の初期のグループ『盤竜類(ばんりゅうるい)』だが、ペルム紀中期に入ると勢力が大きく衰えており(ごく僅かな系統が細々と生き延びているだけで、ほぼ絶滅状態)、後期には完全に絶滅してしまっていた。
それに代わって、より進化した新しいグループが、地球各地で繁栄を遂げ始めた。彼らを『獣弓類(じゅうきゅうるい)』と呼ぶ。尚、このグループはディメトロドンに近い小型種に起源を発するらしいことが骨格などから示唆されている、
何故、ディメトロンのような「トカゲのような見た目」の初期の連中がいなくなってしまったのかは、はっきりしてないが、ペルム紀に複数回あった環境激変の影響ではないかとされている(この環境激変の総仕上げがペルム紀末期に訪れる)。


最初の頃に現れたものの一つが「テトラケラトプス」と言うどこぞの恐竜と紛らわしい名前の種類。
長い犬歯と頭の角が特徴で、特に「」は有羊膜類の中でも草分け的存在とされている。
まだこの頃は盤竜類とあまり区別がつかないような感じだったが、地球各地に勢力を広げていく中、次第に様々な特徴が現れるようになっていった。

①ディノケファルス類
サイのような巨体が特徴だが、一番目立つのはその頭。
長い牙や角、ヘルメットのような頭蓋骨など様々な個性的な形に進化を遂げていたと言う。初期の種は肉食性だったが(アンテオサウルスが代表種)、そこから派生した大半の種類は植物を食べていたとか。

シカのような複雑な角を持っていた「エステンメノスクス」、石頭の「モスコプス」などが代表種。現在で言うウシやサイのような存在だった。

ペルム紀中期に大繫栄し、他の獣弓類に先駆けて生態系の上位を独占するかのような勢いだったが(大型肉食種も大型植物食種もディノケファルス類といった具合)、中期末に全て姿を消し、比較的短命に終わってしまった。その要因も盤竜類の時と同様に地球規模の環境激変とされる。

②異歯類
獣弓類は様々な歯を持つのが特徴であるのは前述したが、その例外が彼ら。
大きな牙が口元から突き出ている以外、他の歯は一切無く、代わりに鳥のような頑丈な嘴が生えているのが特徴である。
ただ彼らも草食性であり、牙を使って植物を掘って食べていたとか。

この頃の代表的な種類には、「ディキノドン」や「ディイクトドン」などが挙げられる。
見た目はオウムのような顔をしたモグラかネズミといった感じだが、「オウデノドン」のような大型種も多く、中には「キステケファルス」のように土の中でミミズを食べていたと言うモグラのような奴もいたとか。特にペルム紀後期になるとディノケファルス類の後釜に収まって大型植物食動物として大成をおさめた。

③獣歯類
ここまで取り上げた2つは草食がメインだが、こちらは肉食が主流であるグループ。当初は小型であったが中期末に大型肉食動物としての地位を占有していたアンテオサウルスのようなディノケファルス類が絶滅したことで一気に大型化、多様化していった。
ペルム紀後期の食物連鎖の頂点であり、サーベルタイガーのような鋭い牙を持つ「ゴルゴノプス」や、群れで狩りをしていたオオカミのような存在「リカエノプス」が代表種。
プロキノスクス」のように、現在のカワウソと同じように水中を泳ぎ魚を捕まえていた小型の種類もおり、「ユーシャンペルジア」に至っては、なんと牙に猛毒を仕込んでいたとか。


姿形は違えど、その生活は今の哺乳類たちと同じような感じだった獣弓類。その体の特徴も、だいぶ哺乳類に近づき始めていた。

例えば、肉食動物のゴルゴノプスの化石には、口の先端に小さな穴が何個も存在する事が知られている。これは現在のネコの髭と同じ構造であり、この当時から既に「体毛」が備わっていたと言う重要な証拠とされている。
体に毛が生えていれば寒い場所でも平気な訳だが、逆に暑い場所では熱気が溜まってしまう。そこで彼らはもう一つの技を編み出した。
草食動物のエステンメノスクスは、珍しく化石化した皮膚が見つかっている古代動物なのだが、その研究から皮膚に何かの「腺」が通っている事が確認された。
現在の所はっきりとは掴めていないが、「」をかくための器官ではないかとされている。

ディメトロドンたちの時代ではいちいちでかい帆が必要だったのだが、進化した彼らは「毛」と「」と言う便利な機能を身に付けたのである。


さらには、もう一つ重要なものへと発展した。
文中で名前が挙がったディイクトドンは、川の近くに穴を掘り、家族で暮らしていた事が分かっている。
その中で、赤ちゃんには直接食べ物を与えるのではなく、栄養価の高い汗を与えていたのではないか、と言う説がある。
現在のカモノハシでも、母親の腹からにじみ出る特殊な汗を子供たちに与えている事が知られており、この汗は、後に「母乳」へと発展したと言われている。

つまり、現在に続くおっぱいの歴史は、ここから始まったのだ。哺乳類の象徴だにゃー

また、当時はあくまで「汗」であり、子供たちは吸うのではなく美味しく舐めていたと言う。ペロリストの歴史もここから始まったのかもしれない。


そんな訳で、ペルム紀後期において繁栄を遂げた獣弓類だが、やがてそれも終わる事となる。
まず最初に前述したとおり、中期末にディノケファルス類が絶滅。そのニッチを埋めた異歯類の面々が後期には繁栄していたが、彼らや獣歯類は、その最後に大打撃を受ける事となった。


2億5100万年前、長く続いた古生代の終わりを告げた、地球最大の大絶滅である。


◆大絶滅からの復興 ~三畳紀前期~


地球上に分布していた大量の生物種を巻き込んだ古生代最後の大絶滅は、獣弓類にとっても大きな痛手となった。
行きのびる事が出来たのは、「異歯類」のディキノドン類、「獣歯類」ではテロケファルス類とキノドン類のみだった。
大量絶滅後の地球は高温状態となり、酸素濃度が大きく低下した状況となってしまい、それに耐えられなかった種類が次々に消えて行ったと言われている。


しかし、危機を乗り越えた彼らは、早速陸上で繁栄を始めた。


草食性のディキノドン類の代表種が「リストロサウルス」。間違えてもリストラでは無い
世界各地で見つかっており、三畳紀前期を代表する動物ともされている。他にも「カンネメイエリア」などが存在していた。

肉食性がメインの獣歯類の中で、テロケファルス類はこの時代になってベジタリアンの道を歩み始め、「バウリア」などの新たな種類が現れていた。

そして、この時代で最も重要な存在がキノドン類。低酸素状態の厳しい時代を乗り切った彼らは、この時代に様々な姿に進化を始めた。
凶暴な肉食動物である「キノグナトゥス」、草食性の「ディアデモドン」、小型の「トリクナソドン」などが挙げられる。


だが、その「繁栄」は、以前のものとは異なっていた。
ペルム紀までは、陸生大型動物の多くは「単弓類」が占めており、もう一つの系統である「竜弓類」はごく小さなトカゲのような姿の種類がメインだった。
だが、大量絶滅の中で単弓類の勢力が衰えた時、その隙間を縫うように竜弓類が進化を始めていたのである。

三畳紀前期の時点で、既に彼らは様々な系統に進化を始めており、海や空など単弓類が存在しなかった場所にもその勢力を広め続けていた。
単弓類は、ライバルと肩を並べて繁栄すると言う状態にあったのである。


そして、三畳紀の後期に入り、単弓類の歴史に重要なイベントが起きた。
恐竜」と「哺乳類」の誕生である。


◆ライバルと新たな出発 ~三畳紀後期~


この頃になると、少しづつ単弓類の勢力は衰え始め、それに代わるように竜弓類が大型化の道を進み続けていた。
特に繁栄を遂げたのは「主竜類」と言うグループであり、ワニや翼竜もその一員である。
ただ、最も重要なメンバーと言えば、何と言ってもこの時代に登場した「恐竜」だろう。

最初の頃は親戚格である大型の主竜類の中に隠れて少々地味な存在であったが、次第に大型化を始め、ゴジラサウルスのような巨大恐竜も現れていた。
同じ頃に現れた翼竜も、空を本格的に制した初の脊椎動物として、一気に世界中に羽ばたいていった。

彼らに押されて大型種が衰退する一方、小さな種類の方はまだ活気が残されていた。
キノドン類から新たに「トリティロドン類」と言うグループが現れていたのである。彼らは植物を主に食べる、現在のネズミやリスのような生活だったと言われている。

だが、この時代でもっとも重要な存在は、「アデロバシレウス」という種類だろう。
見た目はこちらもネズミのような姿をしていたが、その骨の構造には、
ここまで取り上げてきた獣弓類を始めとする「単弓類」とはほんの僅かだが、確実に違う部分が見つかっていた。
その構造を持つものは、現在の生物学において、たった一つのグループにしか存在しない――


――そう、今から2億2500万年前に見つかったこの動物の化石こそ、哺乳類」に直接繋がる最も古い存在なのである。


とうとう哺乳類の本当のパイオニアが登場した三畳紀であったが、その終わり頃にもう一度大量絶滅が起きた。
その結果、大型の単弓類は完全に消滅。陸の大型動物の座は完全に恐竜たち「竜弓類」に譲る事となり、
以後の単弓類は、トリティロドン類、そして哺乳類を残すのみとなってしまった。


◆そして消滅へ ~ジュラ紀以降~


ジュラ紀以降の地球は、皆様ご存じの本格的な恐竜時代。
巨大な爬虫類たちが水陸空問わず繁栄する中、かつての大型動物の末裔は完全に脇役へに追いやられていた。
とは言え、そんな中でも最後の生き残りであるトリティロドン類は各地に種類を増やしていた。
イタチのような「オリゴキフス」が代表格であり、この頃になるとその姿形は当時一緒に存在していた哺乳類とあまり変わらなくなっていた。

だが、白亜紀に入ると、その勢力も衰退を始めた。
花をつける新しい植物たちに対応できなかったとも言われているが、もう一つの説として、当時勢力を広めていた哺乳類のグループ「多丘歯目(たきゅうしもく)」との競争に敗れたというものがある。
哺乳類を生み出した単弓類の歴史に終止符を打ったのは、皮肉にも哺乳類自身だったのかもしれない。

最後の単弓類の化石が発見されているのは、実はこの日本である。
石川県の白峰村には「手取層群」と言う地層が存在しているのだが、白亜紀前期の地層から見つかった岩の中に、トリティロドン類の歯の化石が眠っていたのである。
大きさは結構でかく、タヌキサイズだったとか。


◆哺乳類の時代 ~新生代~


繁栄を遂げた恐竜であったが、隕石の衝突により鳥を除いて絶滅し、同時に翼竜や海の爬虫類の大半も絶滅していった。
その後の時代である「新生代」でも、恐竜の子孫である鳥や一部の海生ワニが早速陸上で繁栄を始めたのだが、それと同時に、哺乳類も世界各地でその勢力を広め始めた。
かつて単弓類を絶滅においやった多丘歯目も、新たな時代の中で一気に多様性を広げたと言われている……


……のだが、この時代、絶滅したはずの単弓類によく似た謎の化石が見つかっている。
断片的と言う事もあってか批判的な意見も多く、「クロノペラテス」――時の放浪者と名付けられたこの化石の存在は、今も謎のままである。

とは言え、単弓類から分岐した新たな系統「哺乳類」は、その後一気に勢力を広め、陸のみならず海や空にも増えていった。
やがて、その中から「文明」と言う画期的な武器を持った『人類』が現れ、現在の哺乳類全盛期に至る。

しかし、この栄光がいつまで続くかは誰にもわからない。
もしかしたら再びトカゲやカメと言った「竜弓類」の勢力が、将来的に単弓類=哺乳類勢に代わって再び地球を制圧する日が来るのかもしれない。



果たして、地球の未来の覇者は誰になるのだろうか。
単弓類の「栄枯盛衰」の歴史は、これからも続くだろう。




追記・修正は古代生物に思いを馳せながらお願いします。

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最終更新:2023年12月22日 17:33

*1 学名ではないため、簡単に変更はできる。

*2 単に「恐竜」と言ったら厳密には鳥を含んでしまい、「絶滅した恐竜」だけでもリョコウバトやトードーなどを含むのと同じ