戒道幾巳

登録日:2013/11/01 Fri 23:15:42
更新日:2023/08/19 Sat 01:24:58
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ありがとう…

地球の友達……



戒道幾巳(かいどういくみ)とは『勇者王ガオガイガー』およびその続編『勇者王ガオガイガーFINAL』の登場人物。
CV:紗ゆり(TV~プロジェクトZ)、斎賀みつき(スパロボ30)

カモメ第一小学校に通う少年で天海護のクラスメート。
ふたご座のAB型。
髪は青紫色で片目が隠れる程伸びた前髪が特徴。首に丸いペンダントを下げている。

口数も少なくクラスで目立つ存在でもなかったが、ゾンダーやゾンダリアンの存在を認知しているようで謎が多い。




以下、ネタバレ







その正体はかつて三重連太陽系”赤の星”で「対原種システム」の一つとして作られた生体兵器『アルマ』のオリジナル

緑の星”で生まれた浄解能力を持つ〈Zマスター〉の抗体ラティオ(護)の能力を元に、赤の星の指導者アベルによって複製・強化を施され生み出された。
そのため《浄解モード》をとることが可能で生身のままでの単独飛行や宇宙空間での活動も出来る。
一方護と違って全身が赤く発光し、背中に孔雀を思わせる細い羽や頭上には天使の輪のようなものが出現、瞳に「J」の紋章が浮かぶなど浄解モード時の外見に複数の差異もある。
浄解の呪文は「テンペルム・ムンドゥース・インフィニ・トゥーレ・レディーレ」。
浄解能力に加えて強力なサイコキネシス能力も有している。
なお、浄解能力は劇中では原種のみに使われ、ゾンダーコアには使用されなった。
できないわけではないようだが「ストレスに負けてしまうような輩のために力を使うのはごめんだ」と割り切れていないことが大きい様子。



赤の星が機界昇華され三重連太陽系が消滅した際、
ジェイアークに乗って脱出しギャレオリア彗星を通って”青の星地球へと逃れていた。
なお、脱出したアルマは赤ん坊の姿であったが三重連太陽系での大戦時既に成長したアルマが複数体存在していたようで、
オリジナルアルマがなぜ赤ん坊だったのかは明言されていない。

地球へ来た後、ジェイアークは阿蘇山の火口に隠され、
アルマ自身は阿蘇山の麓で戒道婦人に保護される。(首に下げたJジュエル製のペンダントはこの時から持っていた)
その後、アルマは戒道婦人の養子となり地球人「戒道幾巳」として成長。
そして偶然にも自身のモデルとなった護のクラスメートとなるに至った。


護と違って記憶の封印などがなかったため自身の正体を知っており能力もある程度行使可能だったが、
使命を果たすため必要なジェイアークが使えなかったため表立って行動することはなかった。
その後、EI-01とGGGの最終決戦の際に完全覚醒し、ピッツァとペンチノンを浄解して本格的な活動を行うことになる。

その寡黙な性格も自身の正体と使命を知っておりいずれは命を捨てて戦いに身を投じることを覚悟しているが故、「誰からも愛されることがないように」と思ってのもの。
だが本当の故郷である赤の星を失ったことに加え、長く過ごし第二の故郷となった地球の存在をかけがえのない尊い物と感じており、
地球人としての護や華に対する友情や自身を大切に育ててくれた戒道婦人への愛情も抱いている等本質的には心優しい少年である。

ちなみに動物好き。PSのゲームでの隠しルートで登場する完全に観光気分の彼は必見。
また当時の戒道婦人がわりとアグレッシブな人だったためか、地球の暮らしの中で妙なことを覚えていたりも。


劇中では地球の住人からは「戒道」、三重連太陽系の住人からは「アルマ」の名でそれぞれ呼ばれている。

外見がアベルを基に作られたパルス・アベルに酷似していることからアルマもアベルがベースとなっていることが示唆されている。
また、番外編では女性型アルマの存在も語られた。



【劇中の活躍】

◆勇者王ガオガイガー
初期から護のクラスメートとして度々登場。
物語中盤まで目立った行動は無かったがゾンダーの出現にも全く動じず、時にはGパークのイベントを襲撃したピッツァをサイコキネシスで退けるなど普通の人間とは異なる部分を見せていた。


そしてパスダー戦後、傷ついたピッツァとペンチノンを浄解して二人を「ソルダートJ」、「トモロ」の姿に戻し合流。

機界31原種の襲来時、二人と共にジェイアークに乗り込み自身の使命である原種の浄解を遂行していった。また、途中再会した護に自身と彼の正体を教えるなどしている。
機界最強7原種との戦いでは腸原種に戒道婦人を人質にとられ窮地に立ったがなんとか切り抜け、二度目の戦いで戒道婦人を救い出した。

木星決戦ではキングジェイダーで護と共に原種核の浄解作業を行った。
だが、Zマスターを倒すためザ・パワーを暴走させJやトモロと一緒に対消滅を図り行方不明になってしまう。


◆勇者王ガオガイガーFINAL
J達共々生存しており、宇宙収縮現象に気付き太陽系に戻ってきたが偶然再会した護にパスキューマシンを託され地球へ向かう。
しかしその際の戦闘で記憶喪失になってしまい、半年後記憶を取り戻しなんとか日本へたどり着いた。

事態を収拾するためGGGを導き共に三重連太陽系へ向かうが、レプリ地球でパルス・アベルの襲撃に遭い捕えられてしまう。

そのまま生体コンピュータとしてピア・デケム・ピットに組み込まれ利用されてしまうが、Jとルネが乗るキングジェイダーの奮戦によって助け出される。


戦いが終わり、Jから「もうアベル戦士として生きる必要はない」とを告げられた戒道は護と共に地球へと送り出され無事生還。
三年ぶりに戒道婦人との再会を果たし、彼女の息子として涙を流した。


覇界王~ガオガイガー対ベターマン~(プロジェクトZ)
【number.00】(2010年)では14歳、中学二年生。
少年GGG隊の隊員であり、護と共に覚醒人凱号に関わるプロジェクトに参加。
また、記憶喪失になった際に助けられたオーストラリアの少女と親しくなっている模様。

【number.01以降】(2016年)では20歳。
新生GGG(ガッツィー・グローバル・ガード)の機動部隊副隊長。
護とともに覚醒人凱号およびガオガイゴーのヘッドダイバーを務め、戒道はセリブヘッド担当。
護とは長い年月を経て親友としての絆が更に深まっており、なんとお互いをファーストネームで呼び合うようになっている*1
上記のオーストラリアの少女だけでなく、記憶を取り戻したアルエットにも想いを寄せられており、嫁が定まっている相棒と違う意味で色恋のトラブルが予想されていた。
感情自体は曖昧でありながらも、きっちり決着を付けてた辺りが彼らしいが。
ちなみに件のオーストラリアの少女ことユカ・コアーラさんは交際相手がおり後に結婚することが判明した。

肉体成長は戒道の場合は順当に育ち、長身で低い声の成人男性となっている。

Jと再会した際には「涙を流すとは……戦士、失格だな」「誰かのために泣く者……それは戦士ではなく、勇者だ」と告げられた。


余談

米たにヨシトモ監督曰く、実は初稿ではラスボス予定だったとのこと。
途中で変わったとのことなので、キャラデザがどちらかといえばゾンダーサイドより(紫色の髪の毛等)や、
序盤の序盤の意味深な描写はアルマとしてより、ラスボスとしての行動だったのかもしれない?

想いを寄せた女性にもれなく相手がいるジンクスがある。




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最終更新:2023年08月19日 01:24

*1 育ての親が深い愛情を込めてつけてくれた名前であることも大きいらしい