メルルのアトリエ ~アーランドの錬金術士3~

登録日: 2011/07/18(月) 16:13:21
更新日:2024/04/08 Mon 09:57:06
所要時間:約 17 分で読めます




『メルルのアトリエ ~アーランドの錬金術士3~』
(Atelier Meruru ~The Apprentice of Arland~)

開発・発売:ガスト
機種・ジャンル:PS3/RPG
キャラクターデザイン:岸田メル
2011年6月23日発売



アトリエシリーズ13作目。
トトリのアトリエ ~アーランドの錬金術士2~』の続編で、アーランドシリーズの集大成。前2作のキャラクターも多くが引き続き登場する。

2013年3月20日にDLCなどを全部含め新規エンディングも追加したPlayStation Vita用ソフト『メルルのアトリエPlus 〜アーランドの錬金術士3〜』が発売された。
なお、プラチナトロフィーの難易度は単独でやると相当なレベル。無印最強の敵をお供として召喚する奴ですら最強じゃないのにそいつらの撃破が条件、ということからお察しください。

また、2018年9月20日にはPlayStation4Nintendo Switch用のソフトとして『メルルのアトリエ 〜アーランドの錬金術士3〜 DX』とアーランドシリーズの『1』『2』を同時収録した『アトリエ 〜アーランドの錬金術士1・2・3〜 DX』が発売された。後を追って2018年12月4日にSteamでも『DX』が発売されている。

もくじ



登場人物

本作の主人公。愛称は「メルル」。
活動的でやや無鉄砲。周囲に頼ることも多々あるが、万人から愛されている。
素のステータスは低いが、パワーアイテム&ポテンシャライズにより作りこんだアイテムを使っての瞬間火力は断トツ。それに比例して財布のダメージもでかい。

  • ケイナ・スウェーヤ
メルルの侍女で親友。プライベートではお互い呼び捨てしあう仲。
終始メルルの世話を焼いており、失敗後のアトリエの掃除も彼女の担当。
こちらも初期ステータスは低いが、潜在能力は随一。また、通常攻撃が範囲攻撃&眠り付与なので、運がいいと相手を嵌め殺せるため結構便利。

  • ライアス・フォールケン
メルルの護衛で、執事であるルーフェスの弟。
ブラコンで兄の役に立ちたいがために頑張っている。絶望的に運が悪く、外を歩けば狩人の罠に片っ端からはまり、ロシアンルーレット料理を食べればオールヒットする。
範囲攻撃の通常攻撃に加え、攻撃対象の押し戻し効果や継続ダメージ効果のあるスキルを持つ。
さらに、Plus版では継続ダメージが広範囲攻撃&火属性耐性ダウンや確率で再行動効果に変更され、と全てのスキルが何かしらの便利特性を持つ最強の一人。
ちなみに、火属性耐性は説明文だと25%ダウンと固定っぽいが、実は装備のスキル威力補正の影響を受けて強化される。

  • トトゥーリア・ヘルモルト
前作の主人公。愛称は「トトリ」。引き続きレオタードがアンダーの人。パンツじゃ(略)
ロロナの感性型教育を元に、分かりやすい指導をメルルに施している。半面、発想の瞬発力は彼女に劣る。本作でも時折毒舌。
前作のマークやジーノあたりに影響されたのか、必殺技では「ちむレンジャー」なるものを披露してテロップやらポーズを決めたりやら変な方向にすっ飛んでいく。
威力は半分になるが回数を減らさず使用するスキル「デュプリケイト」が猛威を振るう。ちなみに、この場合でも回数依存系特性*1は遠慮なく有効。また、威力の低下はあくまでHPなどのダメージ・回復のみであり、ステータス強化などには影響しない。ついでに、複製した上にWTが少ないバージョンまである。
半面、攻撃スキルはもれなく火属性となっており、終盤のボスでは相性が悪い。
Plusならライアスとセットにすることでこちらも強力なダメージソースになる。また、2回行動になる「影の言霊」とWTを引き上げる「神秘のアンク」のコンボは悪魔の所業。
さらに、確率で戦闘不能を回避するスキルや第2段階の追加攻撃時に次の行動順に割り込む技まで持つ。「迷ったらこれで行っとけ」枠。
弱点は錬金術師らしく素パラが低いこと。

  • ロロライナ・フリクセル
前々作の主人公。愛称は「ロロナ」。師匠であるアストリッドのわがままにより、10歳の姿になった挙句年齢を固定された。
思考回路も年齢相当だが、発想の柔軟さと錬金術の知識は結構なものであり、落書きを描いていると思ったら実はレシピだった、なんてことも。
トトリのスペックがもりもりなのでさぞかしこちらもあれなのかと思いきや、1ターンを要する回復スキルや自身が攻撃対象になる確率を下げる物理攻撃スキルなど、強敵相手では効果的とは言えないスキル構成となっている。
長所はアイテム使用時のWTを半分にする(ただし効果も下がる)パッシブスキルだが、回数の消費も加速するため使いどころに注意が必要。

  • ミミ・ウリエ・フォン・シュヴァルツラング
トトリの親友。素早く動くために余分なものがないとは本人の談。
ツンデレであり、トトリとキャッキャウフフしたいのに強がって素直に言い出せない。ただし、前作ほどこじれはしない。別の意味でこじらせはしているが。
攻撃力と速度に優れ、パッシブスキルによってスキル使用時のWTが少なめですむ。PlusではWT減少効果は半減してしまったが、火力は増している。
弱点は防御面が薄いことと縦長のスキルばかりで手早い殲滅には不向きなこと。

  • ジーノ・クナープ
トトリの幼馴染。
子供っぽかった前作に比べると、イケメンに成長した。…外見は。相変わらず強さを求め、ステルクに師事している。そしていまだに勝ててない。
必殺技は普通に習得するものの、無印最強の武器がイベントをこなさないと作成できない。Plusではその上が用意されたので、先に作ってしまうと該当イベントで変な気分になるかも。
強敵との能力アップ・HP回復といった効果のパッシブスキルや戦闘不能回避スキル、攻撃力を吸収するスキルなど、生存することに長けたキャラ。ただし、攻撃面ではいささか物足りない。

  • ステルケンブルク・クラナッハ
ロロナの昔馴染み。顔が険しく、本作でも唐突に顔を見た人からは悲鳴を上げられる。
ロロナのことが好きなのだが、彼女がご覧の有様なので全く進展せず。騎士改め騎士マニアとなってから初の「姫の護衛」という騎士っぽい仕事にテンションマックス。
クリティカル率常時50%アップという切れたナイフ。単体攻撃も全体攻撃もござれでステータスも高いという頼りになるおっさん。
強敵との戦闘時に能力が15%アップするが、同レベルだと不発。攻撃スキルも雷属性による追加ダメージ以外の効果もなく*2、ハイエンドの戦闘では候補から外れやすい。
必殺技のとどめ演出への力の入れようが明らかに違っており、某ゾンボルトさんを想起するプレイヤー多数。

  • エスティ・エアハルト
アーランド王国時代から国王であったジオに付き従う女性。つまり年m
ジオについて方々を飛び回っていたが、アールズでの諜報活動(住人の状況観察)のために街に留まる。女スパイというにはちょっとキツ
出鱈目な強さを持つジオと行動しているためか、彼女の身体能力も結構アレなことに。通常攻撃で残像を見せるとは、年を感じさせ
素早さが高く低確率でWTを半分にするパッシブスキルを持つ他、相手の防御力を下げたりそれとは別に与ダメージを増加させる攻撃スキルを持つ。彼女自身の攻撃力は控えめなので、高火力キャラと組むことで真価を発揮する。
難点は攻撃力・防御力の低さと、スキルのネーミングが痛々しいこ

  • ルードヴィック・ジオバンニ・アーランド
アーランド共和国の代表で元アーランド国王。大陸最強の人間。
流れるように残像を見せて一撃を見舞ったかと思いきや、真シャインスパーク並みの機動を見せるただの人間という名の人外。本日も放浪中。
実は、メルルの父親のデジエとは昔からの付き合いで、デジエとその妹のソフラとともに一緒に開拓活動をしていた。ソフラのことが好きだったのかと問われて顔を赤くしている辺り、無関心ではなかった様子。
それ故か、3人旅における因縁の相手である火山の化身エアトシャッターとの決戦の際は気合の入り方が違う。
2周目限定で仲間に加わる。仲間にするには酒場で彼からの依頼をこなして友好度を上げておく必要がある。
彼をパーティに入れないと到達できないエンディングがあるので注意。また、パーティに入れるには町ではなく少し離れた位置にある砦まで行かないといけない。
確率で戦闘不能回避・高確率で再行動の攻撃スキル・豊富な範囲攻撃・分身して自身のタイムカードを増やす・強敵相手にパワーアップ、と条件があるためか他のキャラの長所を合わせたようなスペックを持つ。もちろんステータスも隙はない。
分身は、各種ゲージがたまらないことと分身が自身より先に行動する順番にある場合に全体回復の効果が受けられないことに注意が必要。ちなみに、Plusでは継続ターン数が増えている。

  • フアナ・オルシズ
露店を営む女性。
商品は自分で採集しており、大体怖いものはないがお化けは苦手。ただし、パメラのことは最初は怖がっていたが、克服した。
誰もいないとはいえ、出先の水辺で平然と全裸で水浴びできるなど色々豪快。しぐさがぶっちゃけ近所のおばさんっぽい。よく差し入れをくれる。
DLCでパーティに加入する。Plusでは普通に仲間になる。ルーフェス・パメラも同様。
通常攻撃が2回攻撃じゃないけど全体攻撃のオカン。珍しくタイムカード設置型のスキルを有しており、運が良ければ敵が放った回数無限のタイムカードなどを抹消することもできる。また、全員のLPを回復するというスキルを有していたが、PlusではHP回復&最大HPの一時増加に変更された。

  • ルーフェス・フォールケン
メルルの執事。不愛想な堅物。
一見面白みのなさそうなキャラだが、ステルクと方向性が酷似していたりメルルに水面下で過保護だったり極上のスイーツに話しかけたり、と内面がかなりカッ飛んでいる。自他ともに厳しく、弟のライアスとはややすれ違い気味。
敵バフの無効化や押し戻し効果を持つ攻撃や全員の速度アップ&スキル消費DOWNといった効果のスキルを使う。さらに、一定回数通常攻撃を連続で行い、確率でWTが短縮されるというイカれたパッシブスキルを持つ。
Plusでは連続通常攻撃は常時2回行動になり、バフ無効はランダムでパラメータダウンに変更など、大幅に変更された。

  • パメラ・イービス
シリーズおなじみの幽霊。
本作ではちむたちによる量販店を担当。というか、ちむがいれば店が成り立つのであくまで管理者という立場。相変わらず愉快犯な気質。
HPとLPが極端に低いが敵のレベルを下げたり被ダメージを低減させるスキルを持つ防御タイプのキャラ。アシストガードをするとダメージが1で済むため、アシストゲージの上昇量を上げる装飾品がほしいところ。低いHPのかわりにMPを消耗させる類の装飾品辺りも相性がいい。
また、戦闘不能になってもターンが回れば復活できる。ただし、ターンが回るまでに全滅したらアウト。


  • デジエ・ホルストナ・アールズ
メルルの父。やや過保護だが、それには理由がある。
今はそうは見えないが、昔は妹やジオと組んでハッスルしていた。

  • アストリッド・ゼクセス
ロロナの師匠。狂人に両足を突っ込んでいる人。しかし、口約束でも結んだ約束は守るという律儀なところも。
30歳のロロナを見たくないという勝手な理由で彼女の年齢を14歳に固定しようとしたところ、失敗して10歳に。彼女自身も若返り&年齢固定でトトリの知っている姿よりも若い。
その所業からトトリやメルルからの信頼度は低いが、ルーフェスからはそれなりに信頼されており彼女提案の施設建設にも承認が出されている。


登場人物一覧を参照。



ストーリー


アーランドの北西に位置する小国アールズ。
アールズは代々ひとつの王家によって統治されてきたが、アーランド共和国との併合が決まり、その歴史もあと僅かとなる。

そんな折、アールズの王女メルルは、錬金術師になりたいと国王デジエに打ち明けた。
激しく反対され「王族の責務」を説かれると、メルルは城を飛び出してしまう。
行き着いたアトリエでトトリから「錬金術が国の発展に役立つことを証明すればいい」と教えられる。

トトリがメルルの教育係であるルーフェスの説得を試みるも失敗、メルルは渋々自分で話をつけに城へ戻る。
そこでの反応はメルルにとって思いもよらぬものだった。
ルーフェスから「錬金術を使って国周辺の開拓を行うこと」を提案されると、メルルは夢を叶えるために開拓事業に乗り出す。

最初の目標は国の人口を一年以内に100人から5000人に増やすこと。
最終的には三年以内に300倍の30000人を目指す。
メルルはこの課題を乗り越え、夢の錬金術師になることができるのか?



システム

開拓と建設

本作の要。
周辺の区域を開拓することで国を発展させていく。開拓は主に「討伐」と「納品」の二種類に分かれる。
注意点として、未開拓の候補エリアへは一度侵入を実行しないと次のイベントが発生しないので、ルート確保しただけで満足して帰らないように。
また、特殊な課題が提示される場合もある。

○討伐
新たなエリアを発見し、巣くっているモンスターを排除することで、開拓民を受け入れるための安全を確保する。
メインとなるエリアへの道を確保するために行われ、各エリアにいる敵を一回の侵入で全滅させることで次のエリアへの道が開ける。
「強襲」とつくものがあり、こちらは該当エリアのレベルにそぐわない強敵が出現するので、これを倒せばクリアとなる。この場合、クエストの報酬が増加する。

○納品
開拓民からの手紙を受け取り、必要とされているものを錬金術で生成して届ける。
途中から5~10個というように幅が設定される。この場合、品質や効果・特性(後述)の指定があり、満たしていれば最小(左の例の「5」にあたる)で、そうでなければその分だけ必要数が増えていく。
品質指定の場合はそれ以上でありさえすればどれほど高品質であっても関係なく、効果や特性はたとえ上位互換のものがあっても指定のものでなければならない。

○その他
主に家庭教師からの課題として、戦闘レベル・錬金レベル・戦闘回数・採取回数が一定数に到達させるなどの条件が指定される。
達成することで、メルルのステータスが強化される。



開拓を進めると「開拓ポイント」が得られ、それを消費することでさまざまな「施設」を建設することができる。ただし、完成には一定の期間が必要。
施設にはそれぞれ「経験値増加」「店の品揃えの充実」などの効果が設定されている。
施設はいくつか段階的にランクアップしていくものがあり、下位のものを建設しないと上位のものはリストに表示されない。

基本的には、

新たなエリアを開拓
 →開拓民の依頼をこなす
  →新たな施設の設置
   →新たなエリアを開拓
    →……

という流れになる。


国レベル

開拓ポイントの累計で、国自体の評価が上がる。
新たな依頼の発生や特定の施設の建設には、一定以上の国レベルが必要となる。


人気

メルルは施設の建設や依頼の達成によって国民からの人気を獲得する。
人気が高ければ高いほど一日あたりの人口増加量が上昇し、新聞の記事内容も変化する。
なお、この値が0になるとゲームオーバー。


期限

1年目の4月から3年目の4月1日まで。この間に人口を30000人を突破することが目標。
各年毎に目標設定があり、一年目に5000人、二年目に15000人、三年目に30000人を達成しなければゲームオーバーとなる。

3年目の目標を達成すると、アーランド併合までの残り2年間を自由に使える。この期間のみ発生する課題やイベントもある。
5年経過で強制的にエンディング。

エンディングはこなしたイベントや開拓状況で変化するマルチエンド方式。
優先順位が決まっており、後のシリーズのように選択式ではないので注意。


錬金術

調達した素材を用いて新規アイテムを合成する。アトリエシリーズの醍醐味。

素材には120点満点/6段階の品質評価がある。
素材の品質が高いほど、生成アイテムの効果も上昇する。
一部のアクセサリなどは、主効果とそれに付与された特性の効果が3倍になるものまである。

素材には特性があり、合成のたびにコストの範囲内で引き継ぎを行うことができる。
特定の特性を持つ素材同士を掛け合わせることで発現する特性も存在する。

強力な効果を持つ装備品の多くは錬金によってのみ入手可能で、また使った素材の種類や品質によっても効果が変化する。

初めはごく少数のアイテムしか生産できない。錬金を繰り返し行うことでレベルが上がり、新しいレシピを獲得できる。レシピ入手方法は他には店で参考書購入やイベントなど。
錬金も日数経過が必要なため、素材集めも合わせて計画的な行動が必要となる。

特性とコストという概念があり、特性によって効果を割り増しできたりなどの恩恵を受けられるが、特性レベルと同じだけのコストを消費する必要がある。
最大コストは素材のレベルによって決まるが、最大コストを増加させる特性も存在しており、このコスト系特性の運用は非常に重要。
消費アイテムや武具素材はそれぞれ有効な特性しか付与できないという縛りがある。
基本的に素材系調合アイテムにはほとんどの特性を付与できるが、一部の採取で入手できる素材の持つ固有特性は素材系には付与できないため、注意が必要。

武器・防具は自力生産は不可。武器屋の店主に作成したい装備ごとに決まったインゴットや布を2つ渡すと作ってもらえる(有料)。
2つの素材の特性によって完成品の特性が決まるが、この場合はコストに関係なく素材の持つ特性の中から好きなものを選択できる。
イベントを進めることで、作成した装備をインゴットや布に戻すことができるが、1つしか戻ってこないが、戻ってくるのはその装備の持っている特性そのままである。
その為、ほしい特性を持った素材2つで作成→分解して素材に戻す→さらに別の欲しい特性を持った素材と合わせて再度作成、と繰り返すことでお金さえあれば自由に装備の特性をいじれる。
なお、武器素材は量販店に登録することで量産可能。ただし、インゴットと布には値段を下げる特性を付与できないため、高レベルの武器は高価になりがち。

戦闘

基本はフィールドでのシンボルエンカウント方式。
本作には時間ゲージがあり、10消費すると1日が経過する形。戦闘では一回1消費し、戦闘が長引くとさらに消費される。採取の消費量はは2~4(装備の質による)。
小さいものはジャンプで飛び越えることもできる。
一部ボス級を除いて、敵MOBを杖で叩くと、有利な状況で戦闘が開始できる。
ただし、メルルよりも素早さが高いキャラがいてメルルにターンを回さずに殲滅できた場合、時間ゲージを消費しない(課題の恩恵で杖叩きが強化されると、強制的に先制扱いになるので不可能になる)。

パーティはメルル+選択キャラクターの三人構成。
アシストゲージを消費することで、追加攻撃やメルルのダメージの肩代わりができる(追加攻撃は攻撃アイテム使用時限定)。
メルル以外のキャラクターは専用の必殺技を持っており、特定の行動で必殺技ゲージを溜めることで発動できる。必殺技で敵の全滅が確定した場合、キャラクター毎に特殊BGMが流れる。
メルルは代わりにパワーアイテムとポテンシャライズという能力があり、使用したアイテムの威力を強化して再使用する(その分回数も消費するが)。
発動には2名が追加攻撃できる状態である必要があり、ポテンシャライズではさらにもう1回分のゲージが必要となる。

戦闘の進行はタイムテーブル方式。装備品やキャラクターの素早さによって行動順が決まる。行動によっても次の行動順が回ってくるまでの時間が変動する。
相手のターンを押し戻す効果を持つスキルやアイテムがあり、終盤の敵(特にPlus版で標準実装された「マキナ領域」のボス)などは「追い詰めてから手番を回したら下手すると死ぬ」という特性があったりするため、非常に重要。

攻撃やアイテムの中にはタイムカード方というものがあり、この効果を持つものを使用するとタイムテーブル上の空き領域に差し込まれ、そのターンになると自動で実行される。


ゲームクリア後の特典

○引き継ぎプレイ
ストーリーを一週クリアすると、各キャラクターの装備品を引き継いで最初からプレイし直すことができる。素材や所持金は引き継がれない(Plus版では所持金の引継ぎがされるようになった)。
ちなみに、装飾品の一部には「神秘の力」など素材に使える特性を持つものがあるため、これにコスト系など強力な特性を付与して適当なキャラに装備させておくことで、疑似的に引き継げる。

○EXTRA
メニュー画面にEXTRAが追加される。
内容はライブラリ-背景・立ち絵・設定画・CGモデル鑑賞と、作曲者のコメント付きの収録楽曲視聴、コメンタリ-キャストコメント。
ちょっとしたファンブック並かそれ以上のボリューム。



評価


ファミ通レビューでは40点中35点。
毎回変わる採取アイテムや、錬金術によるアイテム生産は中毒性が高い。

ロード時間も総じて短くテンポ良く進行でき、多種多様なイベントシーンの挿入によって飽きが来ない。
中身のぎっしり詰まった良作である。

錬金を一度行う/エリア切り替えごとにイベントが発生することがあったり、前2作からの継続参戦組の扱いなど、賛否両論な部分もある。



その他

DLC

衣装の追加。
フアナが戦闘メンバーに参加。
一部フィールドの追加、それに伴う敵モンスターの追加。


水着は?

今回は水着イベントはありません。

今回は水着イベント ありません。




CERO:A(全年齢対象)
「パンチラじゃないからおk!」









CERO
てめぇらやっぱケツ隠せゴルァ!


2011年7月28日
不適切な表現があるとしてレーティング取り消し、出荷停止処分となりました。
ただし現行流通分の販売はそのまま、追加生産分からはレーティングが改訂、問題箇所についての修正はないようです。


追記・修正をお願いします。

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最終更新:2024年04月08日 09:57

*1 残り1回の時のみ威力が大幅にアップする特性や一回で使い切る代わりに回数分だけ威力がアップする特性が存在する。

*2 トトリのそれと違い雷属性耐性を下げることは不可能なので、実質効果なしと化す。