ゴレンジャーハリケーン

登録日:2012/04/12 Thu 19:28:35
更新日:2024/04/15 Mon 14:03:25
所要時間:約 3 分で読めます





モモ、ゴレンジャーハリケーンだ!

オッケー!といやっ!


ゴレンジャーハリケーンとは、スーパー戦隊シリーズ第1作『秘密戦隊ゴレンジャー』に登場するゴレンジャーの第3のおバカな必殺技


■概要

初登場は第43話。
初代の(おバカではない)必殺技「ゴレンジャーストーム」の強化版兼第2の必殺技「ゴレンジャーストーム・ニューパワー作戦」の「怪人の弱点に応じて様々な爆弾に変形する」という機能を更に発展・パワーアップさせたもので、
ゴレンジャーの強化服「ゴレンジャースーツ」が「ニューゴレンジャースーツ」にパワーアップしたのに併せて開発された。
怪人がその変形したものにつられて爆死する様が見所。「ノリツッコミならぬノリ爆死」だと『マツコ&有吉の怒り新党」で称された。
そのノリ爆死のノリはアンサイクロペディアをして、
敵の弱点に応じた物に変化する点はストームと変わらないが、その変化するものがだんだんと馬鹿らしいものになっていった。わざわざアンサイクロペディアンが頭をひねって面白おかしく書こうとしなくても、本物の方がすでに馬鹿馬鹿しいので、ここではあえて説明しない。
(アンサイクロペディア『秘密戦隊ゴレンジャー』より)
……と称して匙を投げるほど馬鹿馬鹿しい。

ボール型爆弾は「エンドボール」と呼び、先端に赤色の星と真ん中に各メンバーの色の星、下に各メンバーの色のラインが入り、ロケットのような尾翼が付いたラグビーボールの形をしている。

最初にアカの合図でモモが空中回転しながらボールを取り出し全員が横一列に並び、
アカ「ゴレンジャーハリケーン・○○!」、「アタック!」の合図で戦闘開始。
モモミドの順でパスし、ミドのパスをアオがジャンプキャッチして
ボールを地面に押さえつけて「アカ、クラウディングトライだ!」(第48話と第56話のみかけ声が異なっており、前者は「アカ、ダブルアタックトライだ!」、後者は「アカ、ファイヤーキックだ!」)と声をかけ、アカ「OK!」と返しつつボールに向かってダッシュし、「エンドボール!」のかけ声とともに片足でボールを蹴り上げ、相手の苦手・あるいは好きなモノなどに変形する。


第72話からは、第67話よりアクション担当が大野剣友会からジャパンアクションクラブ(現・ジャパンアクションエンタープライズ)に変更となったことから
全員が横一列に並びモモが横回転しながらボールを取り出し、アカ「行くぞ!」のかけ声で全員が一斉にジャンプし、モモ「ゴレンジャーハリケーン・○○!」と声をかけ、
空中にボールを置いてミドがボールを蹴り上げパス、がヘディングでアオにパスして両手でキャッチして地面に押さえ込んで
アカが両足でボールを蹴るというパターンに変更された。*1
終盤では、敵の戦力強化もあり妨害行動が相次ぎ、その対策となっている。


■代表的な事例


  • ゴレンジャーハリケーン・ブリリアントカッター(43話)
記念すべき第1号。「ブリリアントカッター」とはガラスや石材を切断、研削する工具のこと。エンドボールが旋回しながら研磨剤を散布し、ダイヤモンド仮面の顔を削って倒した。この時はまだいかにも必殺技らしい。

  • ゴレンジャーハリケーン・電気コンロ(44話)
エレキ仮面に対して使用。電気コンロになってエレキ仮面の頭の上に乗り、さらにヤカンも飛んできてコンロの上に乗る。
やがてヤカンが沸騰してお湯が溢れ出し、エレキ仮面は熱がってコンロとヤカンを投げ捨てる。その後エレキ仮面は爆発し、後にはヤカンだけが転がっていた。
無駄に回りくどいような気がするが、これでもまだ必殺技としての範疇は守っている方。

  • ゴレンジャーハリケーン ・2段ロケッター(45話)
剣ザメ仮面に対して使用。剣ザメ仮面がエンドボールを攻撃してやられずに済んだと思ったら中にはもう一つ爆弾が仕込んであり、それが発射され直撃して爆死。これでもまだ(ry

  • ゴレンジャーハリケーン・石炭(46話)
機関車仮面に対して使用。機関車仮面の煙突に石炭が詰まって爆死。ちなみに最初はモモのパスを奪い取られてしまい、そのまま返された。これでもまだ(ry
その後、アカ「SLは坂道に弱い」という助言を聞いたがキーステッカーを用いて機関車仮面を挑発し、機関車仮面が坂道に到達し、
かつスタミナを使い果たした隙に再びパス回しが行われ、見事通用した。
後述する「ゴレンジャーハリケーン・変化球」と異なり、戦闘開始までの演出が結構長い。

  • ゴレンジャーハリケーン・青い鳥(47話)
鳥牙仮面に対して使用。鳥牙仮面が青い鳥を頭に乗せると火花を吹いて爆死。世の中、幸せが外から来るとは限らないのであった。
この辺りからそろそろ必殺技らしさが消えていく。

  • ゴレンジャーハリケーン・レンズカバー&マグネシウム(48話)
カメラ仮面に対して使用。レンズカバーとマグネシウムで眼にあたるレンズを塞がれて悶死。
まだ納得のいく倒し方である。

  • ゴレンジャーハリケーン・ドクロ(49話)
つの骨仮面に対して使用。ド派手な頭蓋骨に変化→つの骨仮面の頭と取り替える→「よくも二枚目の顔をこんな変な顔にしてくれたな!」→ドカーン!
顔に酷いことをされて憤死したと言うべきか。ということはコイツ、顔に落書きされただけで死ぬのではなかろうか…。

  • ゴレンジャーハリケーン ・バタフライ(50話)
鉄ワナ仮面に対して使用。鉄ワナ仮面が蝶々を捕まえた瞬間に爆死。オタクはモテないし、良いことないのよね…。
……蝶々が爆弾だったと考えればまだ必殺技……なのか?

  • ゴレンジャーハリケーン・黄金銃(51話)
ガンマン仮面に対し使用。口径がバズーカ砲ほどもある巨大なリボルバー拳銃に変形し、ガンマン仮面に弾丸を打ち込んで粉々に吹っ飛ばす。
逃げても逃げても自動で追尾して、ゼロ距離で巨大な銃口を顔面に突きつけてくるのでかなり怖い。
もう毎回それでいいのでは……。

  • ゴレンジャーハリケーン・設計図(52話)
電話仮面に対して使用。エンドボールが(エンドボールの)設計図に変形し、「凄い威力の爆弾」と興味を示し本部に電話するが、苦しみだして爆死。どういう事なの……?
アカ「バーカ!」と一蹴。正義の味方なのに。

  • ゴレンジャーハリケーン・ストレート(53話)
野球仮面に対して使用。アカレンジャーが投げたエンドボールが5つの野球ボールになって直球で飛ぶ。
1度目の対決で使用するも、5つのボールを全て打ち返されてしまい、ゴレンジャーハリケーンとしては初の敗北となった。
そのため、2度目の対決では後述の「ゴレンジャーハリケーン・変化球」を使用した。

  • ゴレンジャーハリケーン・変化球(53話)
野球仮面との2度目の対決で使用。
エンドボールが野球のボールに変化し、野球仮面を三球三振にしとめるというもの。
ミドアオアカの3人が順にピッチャーをつとめ、モモがリモコンで操る球をがキャッチャーとなり受け止める。アメトークで紹介された時には「汚いな〜」という意見が出た。←それ言っちゃダメ!
ゴレンジャーハリケーンの中でも特に演出が長く、怪人とゴレンジャーのやりとりはもはやコント
「ワンストライクじゃ!」「ツーストライク!」
そして三振して疲れ果てた野球仮面が「遂に引退の時が来たか~」と悲しんでいるとボールが頭に直撃し、「サラバ!!」と言って爆死
ちなみに野球仮面はギャグ怪人としてかなり人気が高い。

  • ゴレンジャーハリケーン・タマゴ(54話)
火の山仮面マグマン将軍に対して使用。「生じゃ喰えん」として頭の火山の中でゆでて食べた直後に爆死。
毒殺…というより爆発卵。それにしても火の山仮面、敵が用意した食べ物を食べようとした時点でアウトだろう。
というか敵の準ボス格である将軍の死に方がそれでええんか?

  • ゴレンジャーハリケーン ・耳栓(55話)
大耳仮面に対して使用。耳の穴にあった顔に張り付いて爆死した。
……息の根を止める作戦だったのかねぇ?

  • ゴレンジャーハリケーン・火の玉作戦(56話)
蛇口仮面に対して使用。エンドボールが変化した火の玉をで叩き落そうとしたら燃え移ってそのまま爆死。
まさか三ヶ月仮面みたいに杖が本体だったわけ無いよな?

  • ゴレンジャーハリケーン・入れ歯(57話)
トサカ仮面に対して使用。エンドボールが入れ歯になり、噛み付かれて爆死した。
……なんで鳥の怪人の弱点が入れ歯なんだ?

  • ゴレンジャーハリケーン・観音菩薩(58話)
パラボラ仮面に対して使用。純金の観音菩薩になり、パラボラ仮面がそれを受け止めて「天国からワシを迎えに来たのか」と喜んだ瞬間、大爆発
を覚悟していたのか、それともゴレンジャーの「持ち上げて落とす」作戦だったのか…

  • ゴレンジャーハリケーン・かすみ網(59話)
死の鳥仮面に対して使用。空を飛ぶ死の鳥仮面を網で絡め取り、墜落させて倒した。
法律で禁止されてるぞ!

  • ゴレンジャーハリケーン・真珠(60話)
妖貝仮面に対して使用。真珠の思い出に浸って爆死した。
意味深すぎる死因。

  • ゴレンジャーハリケーン ・クワガタムシ(61話)
牛靴仮面に対して使用。どのように倒したかは後述。

  • ゴレンジャーハリケーン・鳥がらスープ(62話)
アバラ仮面に対して使用。ラーメン鉢に入った鳥がらスープを飲んだ途端に苦しみだし爆死。まさに毒殺。ああ、火の山仮面が同じ失敗をしているのに…。
ちなみにこの場面は『トリビアの泉 ~素晴らしきムダ知識~』にて取り上げられて話題となり、バカバカしい必殺技を久しぶりに知った(30、40代の)視聴者も多いはず。

  • ゴレンジャーハリケーン・チャンネル(63話)
テレビ仮面に対して使用。エンドボールが手に変形し、チャンネルを回されて顔のモニターに「おわり」と出て爆死
テレビ仮面「な、何を観る気だ!」
アカ「貴様の最期だ!」
擬態能力やスクリーンからの変幻自在の攻撃でゴレンジャーを翻弄しまくった姿からは考えられないほどおバカな末路である。しかもグルグル画面の間もモニターはそのまま

  • ゴレンジャーハリケーン・マグネットロック(64話)
時計仮面に対して使用。磁石付きの時計に変化し、顔にくっ付くと、「目が回る〜っ」と叫んで爆死。久々に弱点に対応したまともな必殺技。時計は磁石によって時刻が狂うので、絶対に磁石を時計に近づけないようにしましょう。

  • ゴレンジャーハリケーン・焚き火(65話)
落葉仮面に対して使用。真っ赤に燃え盛る焚き火が引火して、爆発。
自業自得としか言えない。

  • ゴレンジャーハリケーン・扇風機(66話)
風車仮面に対して使用。扇風機の風で風車の羽が逆回転したため、ぶっ壊れて爆死。
なんで風車の羽が回るだけで死ぬんだ?というかこいつ、羽を手で掴んで回されただけで死ぬんじゃなかろうか。

  • ゴレンジャーハリケーン・缶詰(67話)
カンキリ仮面に対して使用。
カンキリ仮面「おおっ、缶詰だ。わしゃ缶詰をみるとなぜか開けたくなっちゃうの」
アカ「バカめ! それは缶詰爆弾だ!」
カンキリ仮面「ゲェっ! そりゃないじゃろ!!」ドカーン。
2代目キレンジャーが殉職した悲劇の回ですら、この始末である。何故ゴレンジャーは弔い合戦でも笑いを取ろうとするのであろうか…

  • ゴレンジャーハリケーン・アンプル(68話)
注射仮面に対して使用。注射仮面が注射液を補充しようとアンプルのキャップを取ると火花が出て爆死。

  • ゴレンジャーハリケーン・パインカッター(69話)
パイナップル仮面に対して使用。果物ナイフに変形して回転しながらパイナップルの顔をスライスし、パイナップル仮面は「切られた~っ!」と叫んで爆死。輪切りにしてやるぜ!
大岩に「美味そうたいね」(どこの方言だよ!)と言われて怒り出すコミカルなシーンを見せたこの怪人らしく、本物のパイナップル同然に扱われる爆笑の最期を遂げた。とはいえ果物の怪人に果物ナイフなので必殺技としては成り立っている方と言える。

  • ゴレンジャーハリケーン・空気入れ(70話)
タイヤ仮面に対して…オチが分かったと思うので詳細はタイヤ仮面の項目にて。
やり方はともかく、一応相手の弱点を突いているだけ必殺技としてはまだ成り立っている方……かもしれない。

  • ゴレンジャーハリケーン・ピアニスト(71話)
ピアノ仮面に対して使用。小さな人形に変身し、ピアノ仮面の鍵盤を弾いた結果、爆発。断末魔が「そんな無茶苦茶な弾き方はしないでくれ〜!」だったことを踏まえると、よっぽど酷い演奏だったに違いない。

  • ゴレンジャーハリケーン・銀の船(72話)
イカリ仮面に対して使用。
舟をぶつけて倒すのかと思いきや、イカリ仮面は「おお、懐かしのお船ちゃ~ん」とルパン三世の如くはしゃぎ出し、そのまま乗り込む。
すると戦闘をほっぽり出して漕ぎ始め、突如船底に穴が開いて浸水し、直後に大爆発!
……よく考えたらこれ敵前逃亡じゃね?

  • ゴレンジャーハリケーン・ゴレンジャー(73話)
とある理由から正気を失わされ、ファイトマシーンにさせられた剣道仮面に対して使用。メンバーの個人武器が順番に飛んでいくという最終回かと思わせるような技である。
その後の出来事は剣道仮面の本当の性格もあって涙腺崩壊もの。

  • ゴレンジャーハリケーン・視力検査(74話)
眼鏡仮面に対して使用。視力検査表の文字を読むと「ダ」「イ」「ナ」「マ」「イ」「ト」→「何!?ダイナマイトだと!?」→爆死。
文字を読んだだけで爆発する理不尽さや、そのテンポの良さが人気。
これが『マツコ&有吉の怒り新党』にて取り上げられた際には、「キレがスゴかった!」とあの毒舌家マツコ・デラックスからも絶賛されたほどであるから人気の高さがうかがえる。

  • ゴレンジャーハリケーン・給油タンク(75話)
ストーブ仮面に対して使用。給油タンクをキャッチしキュポキュポ動かすストーブ仮面だったが、中には液体爆薬が仕込まれており、当然のように大爆発。
燃料補給の罠に引っかかって死ぬ失敗は前に注射仮面がやったって!アバラ仮面の時もそうだったが、何故黒十字軍は敗北に学ぶことを知らないのか…

  • ゴレンジャーハリケーン・蜘蛛の巣(76話)
鉄グモ仮面に対して使用。思い出深い蜘蛛の巣へと誘い込んで、絡めつかせて爆死させた。
思い出系の失敗は妖貝仮面とイカリ仮面で経験済みでしょうが!そして蜘蛛が蜘蛛の巣にかかってどーする。

  • ゴレンジャーハリケーン・冷凍スプレー(77話)
鉄ヘビ仮面に対して使用。名前の通り冷凍スプレーを噴霧し、凍え死にさせるというもの。
蛇は爬虫類で変温動物であるため、一応久しぶりに納得のいく倒し方ではある。

  • ゴレンジャーハリケーン・製氷機 (78話)
マンモス仮面に対して使用。マンモス仮面は「氷付けにな、なるのは…嫌…だ」と言って何とか氷を抜け出すも、くしゃみして少し高い所から落ちて爆死。
純朴なが騙された怒りをぶつけた相手まで爆笑の最期を遂げる。

  • ゴレンジャーハリケーン・アイスホッケー(79話)
スケート仮面に対して使用。この回にはアイスホッケーやカーリングのパロディがあった。
巨大な雪玉に変形してスケートリンクからスケート仮面を押し出し、怒り心頭になったスケート仮面はなぜか雪玉の上に乗る
だがスッ転んで地面に激突、その瞬間に雪玉は大爆発!!当然それに巻き込まれてスケート仮面も粉々に。
なぜスケート靴のくせに雪玉に乗ろうとする…。

  • ゴレンジャーハリケーン・手鞠(80話)
鋼鉄虎仮面に対して使用。鞠で遊んでいるうちに「俺はじゃな〜い」と叫んで爆死。
ネコ科動物の本能には逆らえなかったのね……。

  • ゴレンジャーハリケーン・火鉢(81話)
鉄ビン仮面に対して使用。エンドボールが火鉢に変わり、それを手に取った途端、熱がって爆死。
鉄瓶は火にかけて使うものじゃないか!何故熱系の攻撃でやられるんだ?

  • ゴレンジャーハリケーン・ヨーヨー(82話)
ヨーヨー仮面に対して使用。途轍もなく巨大なヨーヨーに変化し、ヨーヨー仮面をペチャンコにして倒した。
くれぐれも巨大化しない敵に対して「これは卑怯だ」とは言わないこと。

  • ゴレンジャーハリケーン・鉄の罠(83話)
ダイガー仮面に対して使用。
トラバサミになり、それを受け止めて「これは何だ、鉄の罠」と言うダイガー仮面だったが、それを地面に落として足を突っ込み、痛がって爆発。ただドジなだけ…
今際の際の台詞は「ワナワナワナ」
正体は黒十字軍の手で改造人間にされた、ペギーの上司にして初恋相手であり、悲しみの戦いを余儀なくさせたこの怪人までよりによっていつも通り爆笑の最期……。


■TV以外の作品やアニバーサリー作品による事例


  • 爆弾ハリケーン
戦隊シリーズ初のオリジナル映画『秘密戦隊ゴレンジャー 爆弾ハリケーン!』にて、鋼鉄剣竜に対して使用。
通常のゴレンジャーハリケーンとは異なり、メンバーが1個ずつエンドボールを持ち、5人一斉にエンドボールを蹴り上げて倒した。
ちなみにこの技を使う直前にモモミドアカの3人でゴレンジャーハリケーンを放っているが、敗れてしまう。

  • ゴレンジャーハリケーン・ビッグボンバー
ジャッカー電撃隊VSゴレンジャー』にて四天王ロボに対して使用した、ジャッカー電撃隊との合体技。
前期のパス回しの後にアカが蹴ったエンドボールをビッグワンが受け止め、ビッグボンバーの弾丸と合体・発射する。

  • ゴレンジャーハリケーン・ゴミ清掃車
海賊戦隊ゴーカイジャー』第1話にて、ゴレンジャーにゴーカイチェンジしたゴーカイジャーが使用。
ゴミ清掃車を召喚し、大量のゴーミン(戦闘員)達を吸い込み処分した。
ゴーミン→ゴーミ→ゴミ、というダジャレだが、前述した本家に比べればこの程度はシリアスな部類であろう。

  • ゴレンジャーハリケーン・チアガール
映画『海賊戦隊ゴーカイジャー THE MOVIE 空飛ぶ幽霊船』にて登場。
エンドボールが野球ボールとなり、そのボールの中からチアガール姿のG3プリンセス(小人サイズ)が姿を現し、野球仮面を倒した。

  • ゼンカイジャーハリケーン・消しゴム
機界戦隊ゼンカイジャー』の第7カイ!に登場。
センタイギア01 ゴレンジャー」の力で発動した技。
召喚されたボールをゼンカイマジーヌゼンカイガオーンゼンカイブルーンゼンカイジュランゼンカイザーの順でパス。
エンドボールが消しゴムに変化し、ダークセンタイギアの力で投影された偽ゴレンジャーを消し去った(ちなみににその消しゴムをよく見てみると、スリーブ部分に「スーパー戦隊シリーズ」のロゴが表記されている)。
絵面としてみるとかなりシュールだが、原典そしてその後に続く『ゼンカイジャー』の展開に比べればこれでもまだまともな方だと言えるかもしれない。
しかもピンクがボールを取り出す、ヘディングパスがあると原点をしっかりと反映している。
ちなみに前番組の『魔進戦隊キラメイジャー』では、ゴルフ邪面を撃破した際に似たようなパターンの攻撃が行われている。

  • トジテンドハリケーン・家族
『ゼンカイジャー』第48カイ!にて、キカイトピア王朝トジテンド大王のボッコワウスが使用。
残った全てのトジルギアの力を以って最強形態となったボッコワウスだが、その中にゴレンジャーの世界のトジルギアの力で『バンバラバンバンバン』コールと共にゼンカイザー/五色田介人に向けて発動した。
…が、その内容は介人の家族である五色田ヤツデ・功・美都子の3人が次々とゼンカイザーを殴って飛んでいくシュールな絵面となっており、決戦の時まで締まらないというゼンカイ脳満載な技であった。
一応、『主人公の家族の幻に攻撃させる』というラスボスらしい残酷なやり方ではあるのだが…要点だけまとめると非常に戦隊らしいのに肝心の詳細がアレすぎるのは『ゼンカイジャー』あるある。
むしろこれでもまだシリアスな部類なので、消しゴムの時といいゼンカイ脳の補正が入ると逆にマトモになっているゴレンジャーハリケーンがいかに馬鹿馬鹿しい必殺技だったかがよく分かる。

  • ゴレンジャーハリケーン・食いしん坊
Vシネクスト『機界戦隊ゼンカイジャーVSキラメイジャーVSセンパイジャー』にて、カルビワルドの焼肉屋空間に閉じ込められたゼンカイジャーが「センタイギア01 ゴレンジャー」で発動。この時はキレンジャー以外の4人がまず幻影として登場し、ゼンリョクゼンカイキャノンで召喚されていた二代目キレンジャー(体型の微妙な違いでは判別しにくいためか2代目と書かれた札を首にかけていた)が慌てて幻影のゴレンジャーに合流した。つまり、テレビ版では大岩大太のキレンジャーが登場したのに対して、この映画では熊野大五郎キレンジャー版のゴレンジャーが揃うという事だ。だるま二郎さん感涙の筈!
ご丁寧にBGMもゴレンジャーハリケーンのものになり、ゼンカイ・キラメイ連合軍の同色コンビ(瀬奈のみゼンカイ側に同色がいないため単独)が次々とボールをパスし、最後は介人のエンドボール(一旦置くほどのスペースがなかった為手で弾いた)で大食いアイドルのもえのあずき氏を召喚。カルビワルドの焼肉フルコースを完食してもらった。
そのままではカナエマストーン・リバーシアの効果で皿の時間を戻されるところだったが、ちょうど都合良くこれまでの激戦(笑)で力を使い果たしたことで時間を巻き戻せず、焼肉屋空間からの脱出に成功した。

  • 秘密鬼ングハリケーン・年末大掃除
暴太郎戦隊ドンブラザーズ』ドン42話に登場した秘密鬼ングが使用。
当然ながら仲間なんていないため、なんとバンバラバンと5人に分身してパスを繋いだ。
箒とちりとりに変化してドンオニタイジン何故こんなものに変化するのかという至極当然な混乱とダメージを与え、追撃のためにラグビーボール型爆弾を取り出したが…?

  • ドンブラザーズハリケーン
そのラグビーボール型爆弾を虎龍攻神が奪い、逆に利用することに。
結果、これが変化した掃除機をぶつけられた弾みで秘密鬼ングの分身は消滅した。
分身を吸い込むんじゃないのか、なんてツッコミは野暮というものである

■おまけ・黒十字ハリケーン


61話で牛靴仮面がゴレンジャーハリケーンに対抗して編み出した必殺技。
牛靴仮面と8人のゾルダーで行われ、黒いエンドボールをゾルダーが次々にパスし、
最後の一人がボールを地面に押さえて「殺人キック、ゴー!」と声をかけ、牛靴仮面がボールをキックする。

  • 黒十字ハリケーン・黒い十字架
黒い十字架に変形した後で炎の塊になり、敵の頭上に火を降らしながら落下。技が未完成だったために命中前に消滅。
この時のみ、ゾルダーは7人だけだった。

  • 黒十字ハリケーン・カラス
前話でゴレンジャーがパスをミスしてに落としたエンドボールを回収、
それを研究して自分達のエンドボールを改良し、黒十字総統の前で黒い十字架を試そうとした。
だが回収したエンドボールは偽物とすり替えられていたために改良は失敗、十字架ではなくカラスに変形、牛靴仮面の口に飛び込んで爆発した。

  • 黒十字ハリケーン・パイナップル
さらに改良して完成させたエンドボールで使用。複数のパイナップル爆弾に分裂する。キック時の掛け声は「パイナップルキック」または「決定版」。
一度目はゴレンジャーを撤退させる威力を発揮するも、二度目はバリタンクに取り付けられた大型吸引装置で回収され、黒い大玉爆弾に変えられて投げ返された。

黒十字ハリケーン最後の技。キック時の掛け声は「飛び蹴りキック」。
ゴレンジャーハリケーン・クワガタムシと空中で激突し、押し戻されて牛靴仮面の口に飛び込んで爆発、牛靴仮面の最期となった。


■さらなるおまけ

  • ゴレンジャーストーム
ゴレンジャーの初代必殺技で、第1話から第26話まで使用された。

モモレンジャーの用意する銀色のバレーボール型爆弾をモモからキ→ミド→アオの順番に蹴っていく(キはヘディングする)事で5段階の起爆スイッチがセットされ、
最後にアオからのパスをアカが「フィニッシュ!」の掛け声と共にキックして怪人にぶつけると大爆発する。
第9話以降はパスされたメンバーに合わせてボールの色が変化しアカにパスすると赤色のボールにスパイクが生えるなどの強化が施された。
第13話での角仮面戦では爆弾の中から子爆弾が現れるゴレンジャーストーム親子爆弾による時間差攻撃を披露した。

  • ライダーハリケーン
『S.I.C.HERO SAGA DECADE EDITION-オーズの世界-』に登場。
ショッカー首領=ライダーロボを倒すために仮面ライダーディケイドが使用した(ご丁寧に女性口調にまでなっている)。
スイカアームズを装備した仮面ライダークウガ マイティフォーム小野寺ユウスケ)を仮面ライダーディエンド仮面ライダー鎧武 ナツミカンアームズレジェンドタトバオーズの3人が一斉に蹴り
命中する瞬間にクウガが離脱し、空中でオーバーヘッドキックをかまして変化させることで遂に撃破に至った。
ちなみにクウガをボールにして相手にぶつける技だが、実はゲーム仮面ライダーバトル ガンバライド』にも「ディケイドドッジ」という必殺技コンテストにより生まれた技が存在していたりする。

  • ゴライダーハリケーン
映画『仮面ライダー×スーパー戦隊 超スーパーヒーロー大戦』に登場。
ゴライダーの5人が次々に蹴り込んで巨大化させ、アンドアジェネシス(実在のゲーム『ゼビウス』に登場する悪の宇宙人の大要塞)を打ち砕いた。
auビデオパス(現・TELASA)配信作品『仮面戦隊ゴライダー』では「ゴライダーボール」の名称で使用され、
こちらでは更に仮面ライダーエグゼイド マキシマムゲーマー レベル99(映画版のアカライダー)も参戦している。

  • キュウレンジャーハリケーン・優勝旗
宇宙戦隊キュウレンジャー』のSpace.40に登場。
カシオペアキュータマの力で出現した12色の野球ボールをラッキーが手にし、佐久間小太郎→バランス→ナーガ・レイ→ガル→スティンガー→チャンプ→ハミィ→ラプター283→ショウ・ロンポー(顔に直撃)→鳳ツルギ→スパーダの順番でキュウレンジャー同士がパスし合い、最後はシシレッドオリオンにチェンジしたラッキーがバッティングの要領でキューソードで打ち出す。
カシオペアキュータマでこの技が発動したのは、ゴレンジャーのメンバーの名前の頭文字が『カシオペア』になる事から、そのつながりと思われる。
※黒十字総統はカシオペア座から放たれるエネルギーがただ一つの弱点という設定。ちなみに次の回には黒十字王にそっくりなカロー・サザンキングが登場した。

  • ザ・ハイスクールヒーローズハリケーン
『ゴレンジャー』のオマージュが満載な美 少年主演のTVドラマ『ザ・ハイスクール ヒーローズ』に登場。
発動までのモーションはゴレンジャーハリケーンとほぼ同様だが、エンドボール後は相手の弱点に変化せず、命中した後は残念ながら普通に大爆発する。

  • ザ・ハイスクールヒーローズファイナルハリケーン
『ザ・ハイスクールヒーローズ』では、更に最終回限定バージョンとしてこの技が登場。
発動モーションは通常版と同様なのだが、エンドボールの際にアカヒーローと共にメンバー全員がエンドボールを行う物に変化。
ラスボス限定技らしく、当たった後は通常よりもスケールの大きな爆発が発生する。


■敵の弱点に変形する戦隊必殺技の系譜

  • ゴレンジャーストーム・ニューパワー作戦
前述の通り、ゴレンジャーハリケーンの前身とも言える必殺技で、第27話から第41話まで使用された。
バレーボールの形状をしており、これもメンバーが順番にパスを行った後、アカが「フィニッシュ」の叫びと共にシュートを決める。

  • ビッグボンバー
ジャッカー電撃隊』の後期の必殺技。
ジャッカーの4人がそれぞれパーツを取り出して大砲を組み立て、ビッグワンが弾を込めて発射する。
第29話以降は敵の弱点に変形するようになったが、怪人のモチーフとの相性の悪さを再現したものは少ない。
ちなみに最終回の敵である犯罪組織クライム首領・鉄の爪(アイアンクロー)に使用されたのは「ビッグボンバー・ドブネズミ」であった。……何故にドブネズミ?

  • バルカンボール
太陽戦隊サンバルカン』の必殺技。
ゴレンジャーストーム同様にバレーボールの形状をしており、これもメンバーが順番にパスを行った後、イーグルがシュートを決める。
第39話以降は敵の弱点に変形するようになったが、第45話で「ニューバルカンボール」に交代し、変形機能は引き継がれなかった。

  • レンケツバズーカ・レインボーラッシュ
烈車戦隊トッキュウジャー』の必殺技。
5人の個人武器を合体させた必殺武器・レンケツバズーカにエナジーレッシャーをセットし、必殺技「レインボーラッシュ」を発射する。
エナジーレッシャーは使用者の込めたイマジネーションに合わせて変形する。
イマジネーションの設定によって、様々な物に変形する事について説得力を持たせているのが特徴。
第27駅以降はダイカイテンキャノンに交代したが、第38駅では久々に必殺技として使用され、
終着駅とVシネマ『行って帰ってきた烈車戦隊トッキュウジャー 夢の超トッキュウ7号』では、
エナジーレッシャーの代わりにトッキュウ6号の個人武器・ユウドウブレイカーをセットして発射する「ユウドウレインボーラッシュ」を発動した。
この技は攻撃手段以外にも、トッキュウ6号こと元シャドーラインのザラムに「虹野明」の名前を与えたり、シャドータウンにいる家族への手紙を送るという使用法も見られた。



アカ「ゴレンジャーハリケーン、IP規制!」

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パソコン仮面「グエッー!」


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最終更新:2024年04月15日 14:03

*1 第67話から第71話までは初代のパターンが引き続き使用された。なおかけ声に関しては第68話から上記のパターンが使用されている。