ドルシリーズ(デジタルモンスター)

登録日:2011/10/27(木) 20:35:36
更新日:2023/12/19 Tue 11:59:37
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ドルシリーズとは、『デジタルモンスター』に登場する、あるデジモンの進化系譜の総称。


【概要】

通常のデジモンとは異なるプロトタイプデジモン。

その第一実験体が“ドルシリーズ”と呼ばれ、『更なる進化』を求めた存在。
(第二実験体がリュウシリーズ
そのためドルシリーズは、仮に死亡しても他のデジモンのデジコアを使用することで、進化を繰り返し永久に生き続ける と言う非常に残酷な改造が施された。
デジコアに『ドラゴン』の強い生命力データを秘めている。

因みに名前の由来は、開発コード
Digital OR Unknown-Monsters」《DORU》から。

◆プロトタイプデジモンとは

デジモンが発見される以前に実験的に造り出されたデジモンの原型となる存在の事。
プロトタイプデジモンにはデジコアの情報を直接書き換える“デジコア・インターフェース”が額に付いているのが特徴。
しかし、自由に情報を改造できる反面、誤った情報を加えるとデジコア自体の機能が停止してしまう危険性を伴うため、当時多くのプロトタイプデジモンが命を落としたという…


【ドルシリーズ】

ドドモン

世代 幼年期Ⅰ
タイプ スライム型
属性 なし
必殺技 小さな鉄粒
技名通り小さな鉄粒を吐き出す。
生まれた時から攻撃的で、牙が生えていないのにも拘わらず噛むように威嚇する。
そのため、他のデジモンの反撃を受けるため数が少ない希少種。
硬い毛「ミスリルヘアー」で全身を包む。


ドリモン

世代 幼年期Ⅱ
タイプ レッサー型
属性 なし
必殺技 メタルドロップ
突進しながら鉄粒を吐き出す。
飼い慣らされるのを嫌うため基本的に野生で、近づくと無鉄砲に突進してくる。
真っ直ぐならとても速く走るが、スピードを出すため曲がれない。
耳が鋭くなり、角の役割を果たすため突進の際のダメージ要因になる。


ドルモン

世代 成長期
タイプ 獣型
属性 データ種
必殺技 メタルキャノン
力を溜め、口から鉄球を吐き出す。
得意技 ダッシュメタル
威力は落ちるが、突進しながら鉄球を吐き出す。
メタルシュート
口から小さな衝撃波を放つ。
ハイパーダッシュメタル
ダイノトゥース
額に“デジコア・インターフェース”が装着されたドルシリーズの成長期。
戦闘種族であるデジモンの原始的な性格をしており、闘争本能が強く暴れん坊でよく吠える。
しかし一度噛みついた者にはよくなつく。
伝説上の生物「ドラゴン」のデータをデジコアに秘めているため、強大なデジモンに進化する可能性がある。


ドルガモン

世代 成熟期
タイプ 獣竜型
属性 データ種
必殺技 パワーメタル
大型の鉄球を吐き出して敵を打ち砕く。
得意技 キャノンボール
『ダッシュメタル』同様、突進しながら大型の鉄球を吐き出す。
ドルシリーズの成熟期。
獰猛な性格をしており、多くのデジモンが影を見ただけで逃げ出すほど恐れられている。
戦闘時には本来の野生獣のような凶暴な面を見せるが、「ドラゴン」の高い知性を併せ持つため普段は大人しい。
かつての実験の際には、この姿が一般的だったと推測される。


ドルグレモン

世代 完全体
タイプ 獣竜型
属性 データ種
必殺技 メタルメテオ
自身の数十倍の超高質量鉄球を放って敵を一網打尽にする。
得意技 ブラッディタワー
翼や尻尾の突起で敵を串刺しにして上空で投げ捨てる。
《最後の敵》の異名を持つ大型デジモン。
デジコアに隠された「ドラゴン」のデータのほとんどを解放したドルシリーズの完全体の姿。
その巨体で勇猛果敢なデジモンを打ち砕き、“ナイトメアソルジャーズ”に属するデジモンすら翼の一振りで弾き飛ばす。
圧倒的なパワーと凶暴性を持っているが、高い知性は失われていない。
賢く身を隠すため、発見が困難なデジモンとして有名。
かつての実験の際には、この姿が最終形態だったと推測される。


ドルゴラモン

世代 究極体
タイプ 獣竜型
属性 データ種
必殺技 ブレイブメタル
全身全霊の凄まじい突撃。
得意技 ドルディーン
破壊の衝撃波を放つ。
ドルゴラモンとは“電脳核(デジコア)の空想”が生み出した架空のデジモン。
額の“デジコアインターフェース”の創造力までもが、奇跡的に極限まで解放されことにより進化したドルシリーズの究極体。
かつての実験の際には、この姿は確認されていなかったらしい。
デジコア内に「ドラゴン」の生命力データが隠されていた為か、デジコアが創造した姿は『破壊』の権化であり、《究極の敵》の化身だった。
だが、物騒なことが書いてあるが、ウィルス種ではなくデータ種。


【携帯機におけるドルシリーズ】

デジモンペンデュラムX

version1.0でドドモン~ドルグレモンの進化ルートが実装された。
version1.5ではデクスシリーズへのルートが実装された。


デジタルモンスターver.20th

他のバージョンと通信を行った場合に追加される「特殊デジタマ」で生まれる。
この特殊デジタマは進化ルートが一本道で、分岐進化は行われない。
肝心のそのルートは

ドドモン→ドリモン→ドルモン→ドルガモン→ドルグレモン→アルファモン

ドルゴラモンェ…

また、ドドモンとドリモンの16×16ドットは口回りが白いという点が再現されているがタラコ唇にしか見えないとネタ要素満載。


デジモンペンデュラムver.20th

前作と同じように特殊デジタマから生まれるが、追加条件はバトル100勝なため単独でデジタマを解禁できるようになった。
そしてドルゴラモンにもドルグレモンから分岐で進化できるようになった。

ラプター&グレイド「ぼくらは…?」

ドルグレモンへ進化後、2日間で育成ミス*1が0回ならアルファモン、1~3回ならドルゴラモンへ進化する。
他のデジモンは2回育成ミスをするとそもそも究極体へ進化できなくなるのに、ドルゴラモンだけは意図的に緩和されている。
しかも、ドルゴラモンは究極体上位の強さに設定されており、ルートも一本道なため手軽なバトル用デジモンとしては育てやすい。

……まあ、究極体最上位のアルファモン&アルファモン王竜剣がいるので肩身が狭いことに変わりはないのだが。

【関連作品におけるドルシリーズ】


NOVEL『DIGIMON SEEKERS』


武闘派クラックチーム サンズオブケイオス、通称SOCのリーダー、タルタロスこと 象潟講介(キサカタ コースケ)のパートナーデジモンとして、ドルモンがChap.1-12より登場。
ただし、この時点ではコースケが主人公 永住瑛士(ナガスミ エイジ)のSOC入隊試験の試験官に扮していた事もあって、自らもボロ布で姿を隠した試験官のデジモンとしての登場であり、その正体を顕わにしたのはChap.1-17の終盤であった。
どうやらデジタルワールドの“深層”の入り口たるウォールゲートを解放するのが目的らしく、劇中ではドルグレモンへと進化して、自らのパートナーやSOCの多くのメンバーと共にウォールゲートへのクラッキングを試みていた。










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最終更新:2023年12月19日 11:59

*1 睡眠を妨害する、空腹の呼び出しを無視する等