カムシン・ネブハーウ

登録日:2012/01/02(月) 19:29:36
更新日:2024/04/16 Tue 16:42:55
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「儀装」
「カデシュの血印、配置」


「起動」
「自在式、カデシュの血脈を形成」


「展開」
「自在式、カデシュの血脈に同調」


灼眼のシャナ』に登場するキャラクター。
フレイムヘイズの一人である。
褐色ショタジジイ

CV:皆川純子

【称号】『儀装の駆り手』
【契約した“紅世の王”】
“不抜の尖嶺(ふばつのせんれい)”ベヘモット
【炎の色】褐色
【神器】“サービア”

見た目は年齢一桁の少年だが、フレイムヘイズ誕生の最初期に契約し数千年を戦い抜いてきた古強者。また、世界に数少ない『調律師』の一人である。
全身にこれまでの戦いで負った傷の跡が残る(わざと残している)。フードを深く被って隠していたが、吉田一美に麦わら帽子を贈られてからはそれを被っている。

精神は年齢相応に年老いており、容姿に似合わない老人のような話し方をする。言葉の最初に「ああ」と付けるのが口癖。

長年フレイムヘイズとして戦う内に精神が昇華された、世界のバランスの為なら情も捨てるシャナとは違った意味でフレイムヘイズの使命に忠実な人物である。

また、祭礼の蛇を両界の狭間に追いやった『久遠の陥穽』にも関わっていた。『棺の織手』アシズとも面識があった模様。


◆戦法及び固有能力

自在法『カデシュの心室』『カデシュの血印』を用いた『儀装』を纏い、巨大な鉄棒型宝具『メケスト』に炎で繋がれた瓦礫の鞭を振るう。
本人も無双の怪力を誇るため、巨人を纏わなくとも『メケスト』を振り回して戦うことが出来る。
心室と血印は、調律にも使われる。

○メケスト
三メートルほどの鉄棒型宝具。
鈍器としても使用可能だが、その本当の能力は先端から炎で物体を繋ぎ合わせて『鞭』を形成すること。
カムシンの能力の特性と相性が良いのか、自在法の媒体や自在式を刻むためにもよく使われる。

○カデシュの血印
刻んだ物体を統御する褐色に燃える自在式。
カデシュの血脈と呼ばれるエネルギー流を放つ。
『儀装』の支点。

○カデシュの心室
褐色の炎で構成された鼓動する心臓の自在法。
『儀装』の動力炉兼操縦室。人間が入ると何故か裸になる。
カムシンが裸になるかは不明(挿絵では裸に見えるが、文中で描写されたことはなくイメージシーンの可能性がある)。

○儀装
物体に刻んだカデシュの血印から放たれるカデシュの血脈をカデシュの心室に接続・同調させ形成する、儀装の駆り手の戦闘形態。
基本的には『瓦礫の巨人』の形を取る。圧倒的な質量と大きさによるパワーに加え、張り巡る血脈から噴出する炎による防御・移動・攻撃も可能。
壊れたり欠損しても、周りの瓦礫に血印を刻んで引き寄せることで修復可能。
また、アニメ三期では瓦礫の巨人にガ●ダムのような駆動音が付き、迫力満点な演出がされた。すごいぞー!かっこいいぞー!
巨人以外の形を取ることも可能で、星黎殿での攻防では仮装舞踏会(バル・マスケ)の猛攻の中で会話の時間を得るために、
心室の周りを血印を刻んだ瓦礫が高速で飛び交い形成する防御壁となったこともある。

○ラーの礫
『メケスト』による瓦礫を繋いだ鞭の先端の物体を飛ばす技。
放たれた瓦礫は途中で炎を吹いて加速し、着弾すると大爆発

○アテンの拳
巨人の腕を炎で飛ばすロケットパンチ
着弾するとやっぱり大爆発

○セトの車輪
周囲の物体に血印を刻み、噴出する血脈をメケストの先端に接続して大回転。
凶悪なメリーゴーランドと化した後に解き放ち、炎と瓦礫による破壊の嵐を巻き起こす。

いずれも非常な破壊力を持つが、その巨大さ(と本人達の性格)により、豪快で大雑把な攻撃となる。
故に渾名は「壊し屋」。味方にも恐れられるほどである。


◆生い立ち
吉田一美に語った『昔話』によれば、生前はとある暑い国(古代エジプト?)の王子だったという。しかし父王の妾によって幽閉され、“紅世の徒”に助けられた。
王子は彼女と関わる内に“存在の力”を感じられるようになるが、その“徒”は王子の制止も構わず王子の障害になる人物を喰うようになった。
父王までも喰われそうになった王子は“徒”を斬りつけ、逆上した“徒”に反撃される。瀕死の中、王子は契約してフレイムヘイズになる。

人としての存在が欠落した王子は“徒”を追い続け、“徒”も何度も王子を殺そうとするが、王子は遂に“徒”を討滅する。
それでも二人は、ずっと憎しみ合いながらも愛し合っていたという。

この『昔話』は吉田一美に多大な影響を与え、後に彼女を大きな決断へ導く。


◆本編での活躍 ネタバレ注意!
Ⅵ巻で『調律』を行うために御崎市を訪れた。
吉田一美に協力を頼み、これをきっかけに一美は“紅世の徒”や“存在の力”について、坂井悠二がトーチであることを知った。

この事もあって、悠二からは性格も含めてあまり良く思われていないようだ。

Ⅸ巻でヴィルヘルミナ・カルメルへのメッセンジャーとして再び御崎市に来た際には、一美から宝具『ヒラルダ』や“彩飄”フィレスの思惑について相談され、
『昔話』の続きを語る。
その後ヴィルヘルミナのシャナ奪還計画にレベッカ・リードと参加、星黎殿に侵入し陽動役として破壊を尽くす。
この際誤射でシャナを殺害しかける。ほんの数mズレていたら「灼眼のシャナ」終了だった……

シャナと合流後『詣道』に突入、シャナを先に進ませてヴィルヘルミナ、レベッカと共に“壊刃”サブラクと交戦する。
自在法『スティグマータ』で三人とも負傷するも、ひたすら時間稼ぎの戦闘を続けた。
しかし『詣道』を遡ってきた“祭礼の蛇”『神体』を見たサブラクが「なぜか」攻撃を止めたため、その隙に両界の狭間に叩き込んで辛うじて勝利する。


『大命』宣布後は撤退のための囮になり、そのまま離脱、ニューヨークへ向かった。そこでシャナと『大地の三神』の対話を見届け、最終決戦に臨む。

『大地の三神』が戦闘に参加した後は、一美と『約束の二人』を乗せて逃げ回る“百鬼夜行”の面々の護衛に回っていたが、その途中で熱狂した“徒”たちの攻撃を盾となって一身に受けたことで致命傷を負ってしまう。
それでも全てが決着するまで戦わんと『儀装』を組み上げて戦闘に介入、死に向かいながらも最後には教授の置き土産である『揮散の大圏』からヴィルヘルミナ達を守り、新世界の創造からほどなく力尽きた。

最後の時には一美に看取られ、「戦いのない世界なら、かつて愛した“徒”とも素直に向き合える」と言い残して消え去った。
なお、御崎市に初めて来た時一美にもらった麦わら帽子は激戦の中で紛失しており、それだけが心残りだった。


追記・修正は麦わら帽子を被ってお願いします。

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最終更新:2024年04月16日 16:42