ジュアヴォ

登録日:2012/10/14(日) 15:15:19
更新日:2023/07/02 Sun 12:12:28
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ジュアヴォとはバイオハザード6に登場する敵クリーチャーである。


概要

ジュアヴォとはセルビア語で「悪魔」を意味する言葉である。
人間がCウィルスを直接血管に注射で投与されることによりジュアヴォ化する。
ジュアヴォ化した人間は顔にいくつもの眼が現れる。
それを隠すために京劇の仮面やバルタン星人のようなマスクをしている個体もいる。

もっとも特徴的な部分はほぼ人間と同程度の知性があること。

45に登場するガナードやマジニとは比較にならない。
銃器の使用、やスノーモービルの運転、果てはヘリの操縦まで可能。
理性のたがが外れ凶暴化しているものの知能は人と遜色無く高く、自我は薄れるか消失するが言葉も話せる。
そればかりか挑発までしたりと、人間だった頃の感情などが残っているかのような仕草まで見せる。
ウィルスを投与される前に受けた命令を忠実に繰り返す傾向があり、それにより制御している。
仮にその命令が生死に関わるような危険なものであっても、全く恐れずに遂行するという死の軍隊。

そしてもう一つの特徴として、異常なまでの再生能力を誇る。

一般の人間であれば致命傷となる傷も、ウィルスが活動している限り多くの場合わずかな時間で再生する。
それも頭が吹っ飛んだとかいうレベルでさえ再生してしまうのだから、ゾンビよりも不死性が高まっている。
ただし再生が追い付かないほどの大きな傷を負うと、再生の過程で別の形状に変異することがある。
また、ウィルスのせいで体温が非常に高い。負傷するとウィルスが活性化し、さらに体温が上昇する。
傷の修復の為にウィルスの活動の激化によって、身体が発火するほどの熱を帯びて焼死するという欠点がある。

尚、Cウィルスは空気感染もするが、空気感染した場合はただのゾンビになる。
ただし従来のTウィルスゾンビと違い、走ったり飛びかかったりと機敏で武器まで使ってくる知能がある。

◆種類

・イドニア反政府軍傭兵

イドニア反政府軍に雇われていた傭兵達がエイダの偽者により配られた栄養剤と称したC-ウイルスを接種した事により発生したジュアヴォ。
世界初の出現例で、銃器やサバイバルナイフなどを装備している。顔のカモフラージュには覆面を使用。

・中国人ジュアヴォ

エイダの偽者が新薬の治験と称して多額の報酬で釣った偉葉地区のスラム街の貧困層の人々にC-ウイルスを投与した結果発生したジュアヴォ。
京劇の仮面で顔を隠しているのが特徴。青龍刀や銃器などで戦う。
それ以外にも戦闘ヘリを操縦したりジープやバイクでカーチェイスを繰り広げたりと多芸っぷりを披露してくれる。
ただ元は戦闘などとは縁がないはずのスラム街の住人だったのに、なぜ銃器やRPG-7を使いこなしたり戦闘ヘリを操縦したりできるのかは不明。

・ネオアンブレラ研究施設警備員

基本的には上記の中国人ジュアヴォと同じ。
違いと言えば服装がきちんとした背広であることや、武装としてスタンロッドを持つ個体もいる事くらいだろうか。
スーツにネクタイ、そして京劇の仮面というコスチュームはなんともシュール。

・ネオアンブレラ精鋭

なんだかよくわからないようなSFチックな格好をしたジュアヴォ。
マスクや特殊なスーツには変異を制御する機能がある、らしい。
銃器や手首に装着されたリストブレードが攻撃手段。
クリス達に「今までの雑魚とは違う」「ネオアンブレラの精鋭」と言わしめた。


◆変化

ジュアヴォは特定の部位にダメージを一定量受けるとその部位が変化する。
場合によっては複数の変化を起こすこともある。
理由は不明だが、そのほどんとが虫のような外見に変化するという特徴がある。

・ジュアヴォ・ルウカ・スルプ

腕にダメージを受け、腕が巨大な鎌状に変化した姿。その腕で打撃攻撃を仕掛けてくる。
ルウカは「腕」、スルプは「鎌」を意味する。

・ジュアヴォ・ルウカ・カヴァタネ

腕がUFOキャッチャーのアームのように変化した姿。こちらを掴んで攻撃してくる。
カヴァタネは「捕獲」を意味する。

・ジュアヴォ・ルウカ・べデム

腕が盾のように変化した姿。その腕で一部の射撃を防ぎつつ近づいてくる。
べデムは「」を意味する。

・ジュアヴォ・ノガ・トゥルチャニエ

脚が蜘蛛のように変化した姿。素早い動きや天井に張り付いて攻撃を仕掛ける。
ノガは「足」、トゥルチャニエは「蜘蛛」を意味する。

・ジュアヴォ・ノガ・レトゥ

下半身が蛾のように変化した姿。逆さになって飛行する。
レトゥは「飛行」を意味する。

・ジュアヴォ・ノガ・オクロプ

下半身が硬質化した姿。一部の射撃を無効化するほか、跳び蹴りを放つこともある。
オクロプは「装甲」を意味する。

・ジュアヴォ・ノガ・スカカネ

足がバッタのように変化した姿。強烈なキックや、高台に飛び上がるなどの行動を見せる。
スカカネは「飛蝗」を意味する。

・ジュアヴォ・グラヴァ・スメッチ

頭がクワガタのように変化した姿。強力な噛み付き攻撃を行うが、口内のコアが弱点
グラヴァは「頭」、スメッチは「粉砕」を意味する。

・ジュアヴォ・グラヴァ・スルウズ

胸から頭にかけて奇妙な形状に変化した姿。粘液や溶解液を吐いて攻撃する。
スルウズは「粘液」を意味する。

・ジュアヴォ・グラヴァ・ドゥイム

頭が二匹の蜂のように変化した姿。その場から動かず、周囲に煙幕を噴出する。
ドゥイムは「煙」を意味する。

・ジュアヴォ・グラヴァ・ベグウナツ

頭が三匹の蝉のように変化した姿。暴走状態に突入し、無闇矢鱈と攻撃を仕掛けてくる。
ベグウナツは「暴走」を意味する。

・ジュアヴォ・テロ・マグラ

胴体から蛾のような羽が生えた姿。周囲に鱗粉を撒き散らし、行動を終えると元に戻る。
テロは「体」、マグラは「毒霧」を意味する。

・ジュアヴォ・テロ・クルルジュスト

胴体に強靭な鱗を纏った姿。胴体部への一部の射撃を無効化する。
クルルジュストは「鱗」を意味する。

・ジュアヴォ・テロ・エクスプロジヤ

胴体に芋虫が纏わり付いたように変化した姿。一定時間経つか、攻撃を加えられることで爆発する。
エクスプロジヤは「爆発」を意味する。


◆さらなる変異

ジュアヴォの中には一定量のダメージを受けても死なずにサナギ化する個体がいる。
サナギは一定時間経つと羽化し、ジュアヴォとは全く別の、もはや人間の面影をまったく残していない姿へと変異する。

・ナパドゥ

硬い皮膚で覆われたゴリラのような姿をしている。こちらに向かって強力な突撃を仕掛けてくる。
背中が弱点で、皮膚を剥がすと倒しやすくなる。名前は「突撃」を意味する。
クリスが記憶を失った要因のクリーチャーであり、フィン達が変異した姿でもある…。

・ストゥレラツ

エリマキトカゲのような姿で、針を散弾のように飛ばして攻撃してくる。
名前は「射手」を意味する。体術による攻撃が弱点。

ラスラパンネ

4のリヘナラドールのような姿をしていて、腕を飛ばしたり組み付いてきて攻撃してくる。
ダメージを受けると上半身と下半身に分離する。飛んできた腕は近くに電子レンジがあればチンすることができる。
こいつに殺された時のシーンはトラウマもの。
エージェントハントでシェリーを襲って子供を産ませようとか考えるなよ!
PVでヘレナと一緒に肉用のミキサーに入った。
なお、コイツは不死身でイベント以外で倒すことはできない。名前は「解体」を意味する。
ちなみにこんなわけのわからんクリーチャーが出現するとはさしものネオアンブレラの研究員にも予測できなかったらしい。

・グネズド

小型の昆虫が群れたクリーチャー。集団で人の形を作っている。
攻撃を加えると集団がばらけ、大きな蜂のようなクリーチャーが出てくる。
弱点は女王とでも呼ぶべき巨大な個体。それを倒せば他の小さい物も全滅する。名前は「巣」を意味する。

・ウヴィストヴォ

今回のチェーンソー要員。人型で右腕がチェーンソーのように変異している。
名前は「殺害」を意味し、ジェイク達やエイダを執拗に追い回す。
電車に轢かれ川に落とされ、巨大電機看板の電気を食らっても死ぬことなく執拗にプレイヤーに襲いかかる。
川に墜ち、横に浮かんだヘリコプターのプロペラに巻き込まれ、バラバラになってようやく沈黙した。
背骨、肋骨等で構成されたこのチェーンソー状の右腕には心臓があり、エンジン代わりを担っている。
そのためこれを破壊されるとウヴィストヴォは即死する……らしい

・メセツ

カラスに虫の脚が生えたようなクリーチャー。
空から爪や嘴で襲ってくるほか、ドラム缶などを落としてくることもある。
強いが弱点。名前は「月影」を意味する。


・レポティッツァ

今回の大統領ゾンビ化の元凶。
体中に付いたおっぱい……もとい肉腫から青いガスをバラ撒き、吸ったものをゾンビへと変える。
Cウイルスの『変異』の性質も受け継いでいるレオン達はゾンビにはならないが、ダメージを受ける。
また、レオン達にディープキス攻撃をしてくる。コマンド失敗すると即死だけどな!

名前の由来はその見た目に反して「美女」を意味する。
こいつやグネズドがどこか女性的なフォルムをしているのは、Cウィルスにある女性の遺伝子が組み込まれているため。


・ハオス

コンビナート最深部にあったサナギから誕生した人を軽く凌ぐほどの超大型B.O.W。
クリス編に登場。
全身の皮膚が透明で、頭部は人間の頭蓋骨のような骨格がまる見えになっている。(その頭部の顔はエイリアン4のニューボーンを思わせる)
羽化の直前に吊るしていたワイヤーが外れて落下したため、羽化が不完全で下半身がボロボロ(というよりは下半身は無いに等しい状態)である。
背中から帯状の触手が二本生えており巨体から繰り出される振り下ろしや、指をのように伸ばすことを攻撃手段としている。
生命の危機に陥ると再度サナギに戻り、肉体を再構築する能力を備えている。(再構築後の姿は大きくは変わらない。傷が再生している程度である)
名前はセルビア語で「混沌」を意味する。
内部にはレポティッツァ同様のゾンビ化ガスを生成する機関を持つが、その濃度と拡散性はレポティッツァのそれを遥かに上回る。
さらに無限に増殖を続ける能力まで持ち合わせ、完全な状態で解放された場合、世界は数日で滅ぶとされる。


・実験体C16

バイオハザード ~マルハワデザイア~』に登場したレポティッツァのプロトタイプに当たるB.O.W.。
劇中の1年前、マルハワ学園における実用実験で、頭部を損傷して死亡した女生徒の遺体にCウイルスを投与されて誕生した。
尚、実験体C16は世界初のジュアヴォだがもう一人試作型Cウイルスを自ら投与した者がおり、そちらは自我を保ったまま変異していた。


追記・修正は、エイダに貰った栄養剤を使ってからお願いします。

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最終更新:2023年07月02日 12:12