クレベース

登録日:2013/10/23 Wed 01:52:46
更新日:2024/04/04 Thu 20:12:51
所要時間:約 4 分で読めます





凍りついた 体は 鋼鉄のように 硬い。 立ちふさがる ものを 巨体で 押しつぶし 移動する。

ポケットモンスターシリーズにX・Yから登場したポケモン


■もくじ


■データ


マウンテンカロス図鑑No.80
全国図鑑No.713
分類:ひょうざんポケモン
英語名:Avalugg
高さ:2.0m
重さ:505.0kg
タマゴグループ:かいじゅう、こうぶつ(剣盾から)
性別比率:♂50♀50

タイプ:こおり
特性:マイペース(混乱しない。いかくを受けない)
  /アイスボディ(天気があられの時、毎ターンHPを1/16回復する)
隠れ特性がんじょう(一撃必殺技が効かず、HPが満タンの時に瀕死になるダメージを受けてもHPが1残る)

HP:95
攻撃:117
防御:184
特攻:44
特防:46
素早さ:28
合計:514

努力値:防御+2

カチコールがLv37でクレベースに進化


■概要


巨大な氷の塊に、手足が生えたような姿をしている。背中にはいくつかのクレバスがあるもののまっ平。
凍りついた体は鋼鉄よりも硬く、目の前に立ちふさがるもの全て足で押しつぶして移動する。
たまに進化前であるカチコールを背中に乗せ、ともに暮らしており、その見た目は航空母艦を思わせる。

一時期、見た目が氷のテーブルに見えるとネタにされたことがあった。
ポケモンXYの話題で「テーブル」と出たらほぼ間違いなくコイツを指していると見て良い。
ORASの秘密基地では、とうとうこいつをかたどったテーブルまで登場した。

また、第六世代のポケモンの中で最も体重が重い。


■ゲームでのクレベース


進化前のカチコールはフロストケイブで出会える。

トレーナーでは、エイセツシティのジムリーダーであるウルップが切り札として使ってくる。
レベルにもよるが、弱点の物理技を繰り出しても耐えてしまうことがあるため、物理アタッカーばかりのポケモンだと苦戦を強いられる。


■リージョンフォーム


Pokémon LEGENDS アルセウス』ではリージョンフォームとしてヒスイクレベースが登場した。進化前のカチコールは変わらないが、ヒスイ地方で進化させるとヒスイクレベースに進化するようになった。詳細はこちら


■対戦でのクレベース


種族値の尖りっぷりが目にとまるように防御が非常に高く、その物理耐久はレジロックをも微かに超え、全ポケモン中トップを誇る*1
しかも初登場の第6世代から第9世代に至るまでこの記録は破られた事が無い
ヘイラッシャディンルーテツノカイナ等強烈な物理耐久を持つポケモンが増えてなお首位を譲らないと言う城塞振りである。

その物理耐久は、H振りするだけでA特化メガバシャーモの「とびひざげり」を耐えてしまうほど。
これに防御の伸びる性格補正をかけるだけでA+1特化けんのおうザシアンのきょじゅうざんをも確定耐えする。
攻撃もなかなか高めでアタッカーもこなせる。
ただし、氷タイプの宿命として弱点が多いため、戦う相手を選ぶ必要がある。

鈍足なので「ゆきなだれ」や「ジャイロボール」、「トリックルーム」との相性が良い。
攻撃範囲が広く、対策にもなる「ばかぢから」や、半減されづらくヤドランブルンゲルシャンデラ等に有効な「かみくだく」も覚える。
相性補完としては岩・鋼・に打ててノーリスクな地面技である「じしん」が優秀。
優秀な回復技である「じこさいせい」も覚えるため、物理アタッカーに対して有利に戦える。
ちなみに「ロケットずつき」をレベルアップで覚える数少ない一匹である。

しかし、圧倒的な物理耐久と引き換えに特殊耐久が犠牲になっているため、不一致でも弱点タイプの特殊技だとあっさり倒されてしまうことも。
が、後述の隠れ特性でフォローはある程度効く。

隠れ特性は「がんじょう」。
特殊アタッカーの攻撃をくらっても一撃で落ちなくなるため、特殊耐久が低いクレベースにはありがたい特性と言える。
さらにタマゴ技で「ミラーコート」を覚えるため、頑丈と合わせれば特殊アタッカーを返り討ちにすることができる。

この通り、後攻である事が強みと言う「受けて返す」を体現したポケモンと言える。

第8世代では高い防御を存分に活かせる「ボディプレス」を習得。
また「つららばり」を習得し、連続技ゆえ運に大きく左右されるが「こおりのキバ」「ゆきなだれ」頼りだった氷技の火力が大幅に改善された。

第9世代では「つららおとし」を習得し、氷技の安定感がアップ。
ただし「ばかぢから」「つららばり」「ジャイロボール」が没収されている。幸い「つららばり」と「ジャイロボール」は碧の仮面で再習得している。
優秀な物理受けの性能だがタイプに難を抱えていたクレベースとタイプそのものを変更するテラスタルとの相性は良好。
弱点を削って耐性を伸ばしたクレベースは物理では冗談抜きで突破できない

また、天候の仕様が変わり「あられ」ではなく「ゆき」となり、効果は氷タイプの防御が1.5倍になる様に変更。
ただでさえ堅かった物理が1.5倍になり、弱点を突いても物理での突破が不可能な要塞化。
この仕様により物理耐久を生かしつつアイスボディで回復する型も登場している。

■アニメでのクレベース


XY&Zにてウルップがサトシ戦で使用した。アニメのウルップはメガシンカ使いであるためゲーム本編とは扱いが違い、切り札ではなく副将に近い扱いである。
しかし耐久力を活かしたカウンター戦法が非常に強力で、1戦目ではユキノオーに続く2匹目として登場し、ルチャブルファイアローサトシゲッコウガあっという間に3タテするという凄まじい強さを見せつけた。アニメXYでたびたび見られた異様に強い副将の一匹である
この時のサトシはゲッコウガとの関係に焦りが見られていたが、この一戦で完全にスランプに陥ってしまった。
スランプから復帰したサトシとの2戦目でも再び2匹目として登場。直前にカチコールを破ったピカチュウを倒すもここでのダメージが地味に響いたのかファイアローにリベンジを果たされてしまった。


■余談


第二次世界大戦中、イギリス氷山を空母に改造して運用するという計画が実際に存在した。
なみのり」「じこさいせい」を覚えるのも、「氷山空母がモチーフ」で、氷山空母は「どこかが欠けても水を流しこめば復活する」ためであろう。

レジアイスとは分類が一緒。あちらは氷タイプ最高峰の特殊耐久の持ち主。
ベクトルが別ではあるがロマン溢れる圧倒的な耐久力を持つ氷タイプという共通点からか、クレベースの上にレジアイスを乗せた『 無敵艦隊レジベース』というネタイラストやコラ画像が存在する。
公式にそういう意図があるかは不明だが、ORASの秘密基地での家具でレジベースの再現が可能な他、ポッ拳のバトルフィールドでもレジアイスを乗せたクレベースが背景に登場することがある。

追記・修正は背中にカチコールを乗せてからお願いします。

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最終更新:2024年04月04日 20:12

*1 メガシンカやフォルムチェンジ等の特殊形態は除く