ロックマンX4

登録日:2011/03/27(日) 02:50:26
更新日:2024/01/24 Wed 18:10:24
所要時間:約 8 分で読めます




負けない愛だって
この胸に 必ずあるはずよ
たしかな愛だって
求めれば いつかは見えるから

1997年8月1日にプレイステーション、及びセガサターン用ソフトとしてカプコンから発売された横スクロールアクションゲームで、『ロックマンX』シリーズの第四作。
携帯アプリ版も配信中。
当時バンダイから展開されていたフィギュア玩具「メガアーマー」が同梱された限定版「スペシャルリミテッドパック」も同時発売。*1




●目次


【概要】

ゲーム開始時にエックスとゼロのどちらかを選択し、選んだ方を全編プレイヤーキャラとして進む。途中変更は不可。
エックス編とゼロ編でストーリーが微妙に異なる。

前作では制限付き操作キャラだったゼロが、今作から完全にもう一人の主人公としてプレイヤーキャラになった。
遠距離主体のエックスと近距離主体のゼロ、それぞれ異なる戦闘スタイルが楽しめる。
ただし元々ゼロが主人公として企画されていたシリーズだけあってシナリオや演出に関しては明らかにゼロ優遇。
何せゼロ編の方が挿入されるアニメーションも使用されるBGMも多いし……。
逆に難易度は8ボス全てに弱点を付ける上にアーマーが使えるエックスの方が簡単。

媒体がCD-ROMに移った事でグラフィックも進化。更にアニメーションやボイスも入り、演出が大幅に強化された。
90年代後半のアニメだけあってやや粗が目立つが、要所要所をドラマチックに盛り上げてくれる。
これは、プロデューサーが岩本佳浩氏の漫画版に触発され、「原作ゲームから熱い展開にしたら、漫画版はどれだけ凄いものになるだろう」と思ったことがきっかけである。
…その漫画版X4が、コミックボンボンの路線変更のせいで打ち切りになってしまったのは皮肉としか言いようがない。


オープニングテーマ『負けない愛がきっとある』
エンディングテーマ『ONE MORE CHANCE』
どちらも歌っているのは仲間由紀恵。なお、『ONE MORE CHANCE』は元々、アニメ『みすて・ないでデイジー』のエンディングテーマとして使用されていた。



【あらすじ】

空中都市スカイラグーンが何者かに襲撃され、市街地に墜落する事件が発生。
現場に居合わせたカーネル率いるレプリフォース部隊に犯人の疑いがかかる。
疑いを晴らすべく、エックス(ゼロ)はレプリフォースに武装解除と調査を要求するが、カーネルはこれを拒否。

それをきっかけとして部隊から組織全体へと不信感が広がり、レプリフォース全体にイレギュラー化の嫌疑がかかってしまう。
そして、遂にレプリフォースは人類からの独立を掲げイレギュラーハンターに宣戦布告。全面抗争へと突入した。
エックスとゼロはこの反乱に疑問を抱きながらも、事件の真相を探るべく、イレギュラー認定された彼らとの戦いに身を投じる。


【キャラクター】

◇イレギュラーハンター

主人公。イレギュラーハンター第17精鋭部隊隊長。
これまで同様エックスバスターを武器に戦うが、今作からチャージ速度が上がったうえ、デモ中にもチャージ出来るように。
シリーズ主人公なのだが、この作品からゼロを主人公にしていくという流れが始まったためゼロに比べてみるとシナリオ面では影が薄く、アニメーションにはOPとEDにしか登場せずゼロ編を選択した場合はEDで通信モニター越しにちょろっと出るだけ。
この作品以降これまでの敵に対する容赦の無さが鳴りを潜め始め戦う事に悩んで主人公なのに段々扱いが悪くなっていく。
明確に声優が声を演じるようになったが伊藤健太郎氏が演じるエックスはこの作品のみで次作の時点で変更される。


第0特殊部隊隊長の特A級ハンター。元はエックスと同じく第17部隊に所属していた。
今回からは完全にプレイヤーキャラとして、ゼットセイバーを武器に戦う。前作では両手バスターが使えたが今回はエックスと差別化を図る意味合いでバスターが使えなくなっている。
一応前作で動力炉が破損したため使えなくなった(その際に使っていたビームサーベルをエックスに託した)、という理由がある。
岩本佳浩氏の漫画版では、このあたりの経緯を描いている。
ただ今作のエックスが使っていない為、セイバー自体は返してもらった上で出力を切替えて使っているのかもしれないが。
エックスがボスから特殊武器を獲得するのに対して、ゼロは必殺技を習得していく。
直接攻撃だけでなく、エックスのパーツのような機能追加/強化も含むため一部ボスの弱点がエックスとは異なる。
シナリオ面では優遇されている一方で完全な近距離特化型な上にアーマー無し、一部弱点を突けないボスがいる等から攻略難易度は高め。
操作に慣れると凄まじい火力で瞬殺できるようになるので爽快だが。

エックスの部下として配属された新米ハンター。
太っちょな体系にドジな性格で、「~デシ」が口癖。
エックス編でオペレーターを務める。


レプリフォース

レプリロイドで構成された軍隊。陸・海・空・宇宙軍がある。
平時は災害救助などを主な仕事とし、イレギュラーハンターとは協力体制のもと研修生交換なども行なっていた。

レプリフォース全軍を統括する総大将。大組織のトップだけあって図体もすごく大きい。
協力してハンターを倒すようシグマに唆され、その誘いを跳ね退けるものの、ハンターに対する一抹の疑問は残り続けた。
レプリフォース全体がイレギュラー認定された後は8ボスを放ち、最終的にはファイナルウェポンで待ち受ける。
「お引き取り願おう」
「君とは戦う運命にあったようだ」
エックス達とは桁違いな巨体を誇るが、戦闘では鈍い移動とちまちまとした小技しか使わない。
弱点はエックスではツインスラッシャー、ゼロでは地上通常攻撃一段目。ロケットパンチに乗ってダッシュキャンセル連打すると瞬殺可能だったり。

レプリフォース陸軍士官。
の達人で、ゼロとは長い付き合い。プログラムの大半がアイリスと共通のものが使われている。
誇り高い武人だが頭がかなり堅く、ぶっちゃけるとレプリフォース壊滅の原因を作ったのはこの人と言っても過言ではない。
「手加減無用だ。本気で来い!」
エックス編では8ボスの半分を倒した時に闘う事になり、剣撃や阿修羅閃空、瞬間移動からのサーベルで攻撃してくる。ちなみにゼロ編ではムービーが流れて引き分けになる。
8ボス撃破後にて本気の彼とバトル。スピードが増している他、サーベルに雷を落として地面に拡散させる技百円ライターや、HPが減ると地面を伝う衝撃波を繰り出してくる。
弱点はエックスではフロストタワー、ゼロでは氷烈斬。行動パターンを察するに頭上からの攻撃を苦手としているようだ。

カーネルの妹にあたるレプリロイド。ゼロ編ではオペレーターを務める。
シグマが放ったイレギオンによってスカイラグーンへ攫われ、カーネルとイレギュラーハンターが鉢合わせる囮に利用されてしまう。
兄とゼロが刃を交えなければならない事に心を痛め、可能な限り二人の戦いを回避させようとする。
ゼロの任務に協力していく中で、次第にゼロに想いを寄せ始めるが…。


◇その他の人物

これまで同様、エックスにパワーアップパーツを授ける。
ゼロ編ではパーツカプセルが出ないので登場しない。

またしてもラスボスを務める史上最強のイレギュラー。
前作で完全消滅したはずだったが、何事もなかったかのように復活。(今回は理由も説明されていない)
ジェネラルにクーデターを誘いかけたり、スパイを送り込むなど、今回も様々な形で暗躍する。
ゼロ編ではイレギュラー化する前の彼の過去が明らかになる。
「地獄に旅立つ準備はできたかね?」
「とびきりの恐怖を味わってくれたまえ」
「宇宙の塵になるがいい!」
今回は死神風に黒装束と鎌を装備した第一形態、黒装束を脱いだ第二形態、巨大化&分裂した第三形態と三段階にパワーアップする。

シグマの回想に出てくる、当時のシグマの部下。
あちらの扉の中にいる赤いイレギュラーことゼロの様子を窺っていた時に「どうだ様子は?」とシグマが合流。
これ以上犠牲が出ては困るというシグマの判断から、ゼロとの一騎打ちに向かうシグマの後ろ姿を見送る。
隊長であり当時最強のハンターであったシグマに全幅の信頼を置いており、戦闘後にシグマが出てきた時には「流石だ、隊長に敵うレプリロイドなどいるわけが…」と嬉しそうだった。
しかし、シグマが片腕を失うほどの損傷を負っていることに気付いた時には狼狽しながらも「隊長、お身体の方は…?」と心配するが、プライドも打ち砕かれ心身ともに傷だらけのシグマに「うるさい!」と一蹴された。

  • ガルマ
イレギュラーハンターの一部隊長だったと思われるが、会話を聞く限りは既に殉職したか。少なくとも部下共々『赤いイレギュラー』の討伐に失敗してボコボコにされた模様。元ネタは赤繋がりこの人だと思われる。
「ガルマの部隊を全滅させた、赤いイレギュラーはどこだ?」


◇8大ボス

各地で反乱を起こした8体の軍属(一部例外あり)レプリロイド。
それぞれ倒すと特殊武器、もしくは必殺技(カッコ内)を獲得できる。
体力ゲージのアイコンがレプリフォース所属の者なら「R」、今回の反乱を期にレプリフォース側に加わった者ならシグマの「Σ」となっている。
なお、今作からボスとの戦闘前に『WARNING』と表示されるようになった。
また、今作から空想上の生物をモデルにしたボスが登場するようになった。

密林のゲリラコマンダー ウェブ・スパイダス

(ライトニングウェブ/雷神撃) CV:二又一成


この攻撃… かわせるかァ!?
ここを通す訳にはいかんのだあ!
蜘蛛型レプリロイドで、レプリフォースゲリラ部隊の隊長。元イレギュラーハンター第0特殊部隊(別名:忍び部隊)所属でゼロとは同期。説得はできなかったものの、それなりに親しかった様子。
画面上部に引っ込み、ランダムに落下してきては追尾する蜘蛛の巣や地を這う子蜘蛛を放つ。蜘蛛の巣に当たると拘束され、位置をサーチして落下してくる。
HPが減るとステージ中央に巨大な蜘蛛の巣を張り、以後そこを移動するように。

絡め取ってくれるわっ!

エックスでの弱点はツインスラッシャー。斜めの軌道が当てやすく、偶に糸を切って地面に落として追加ダメージを与えられる。
ゼロでの弱点は疾風牙だが、まず当てられない(というか地上でしか出せないので無理)ので、高いダメージの龍炎刃となる。

廃墟の小悪魔 スプリット・マシュラーム

(ソウルボディ/空円斬&空円舞) CV:まるたまり


ヒーローごっこしよう!君が悪者ね
早く遊ぼうよお
弱い友達は、要らないからね!
元はラボラトリー管理の役目を終えて廃棄されていたキノコ型レプリロイド。暗躍するシグマが手駒として蘇えらせた。
性格は無邪気で遊び好きな子供そのもの。ただシグマに変なスイッチを入れられたのか、戦闘すらも平然と楽しむ危険な人格と化している。
左右の壁に張り付いてサイケデリックなソウルボディを無数に放ち、その後は上空で回転して分身を作って画面を走り回る。
ソウルボディはこちらをサーチするので避け難い。HPが減ると攻撃した時に毒の胞子をトラップとして放つ。
弱点はライトニングウェブ&雷神撃。どちらもソウルボディをかき消せる上、ヒットさせると痺れて壁に張り付くので、そこに再び当てる、を繰り返せばハメ殺せる。
アッアッアッアッアッひゃぁ!

ネットワークガーディアン サイバー・クジャッカー

(エイミングレーザー/落鳳破) CV:二又一成


私の相手をするなんて、10年早いわッ!
醜いものは滅びておしまいッ!
お仕置きの時間よ
孔雀型のオカマレプリロイド。
…厳密にはセキュリティプログラムだったのをシグマが攻撃プログラムとして書き換えたもの。どうやらハンターの任務はネットワーク上のマルウェアにまで及ぶらしい。
CVはスパイダスとの兼任のサブちゃんなのでオカマっぽく思えるのは仕方ない。
瞬間移動を駆使し、位置をサーチして羽を広げて攻撃する。これでどう!
HPが減ると、空中に止まって高い追尾性能の羽を一本ずつ撃ってくる。逃がさないわよ!
エックスでの弱点はソウルボディ、ゼロでの弱点は龍炎刃。当てると砂嵐になって消える。ひどいわッ!
このボスとマシュラームはゼロの通常ジャンプ斬りが空円舞よりも大きなダメージが入る。

大空の参謀長 ストーム・フクロウル

(ダブルサイクロン/天空覇) CV:岡和男
我々を敵に回した報いを受けよ!
目標捕捉! 五分以内に撃破する!
ひよっこめが、地面にへばりついていればいいものを
レプリフォース参謀本部所属のフクロウ型レプリロイド。戦略を練らせればレプリフォース随一らしい。本人はカーネル並に短気なのだが大丈夫だろうか…。
画面を飛び回るため捕捉し辛い。時折突進してきて爪で掴んで叩きつけたり、風のエネルギーを単発、若しくはばら撒いて固定させた後に収束させたり、
横斜め上空にレーザーを放ったりと多才。HPが減るとこちらの位置をサーチして巨大な竜巻を3本発生させてくる。
弱点はエイミングレーザー&落鳳破。当てると「ホオーッ!」と叫んで画面外へ退避。どちらも多段ヒットするので上手く当てると速攻で沈む。

爆炎の武道家 マグマード・ドラグーン

(ライジングファイア/龍炎刃) CV:長嶝高士


命がけで戦ってこそ意味がある
今日こそお前に勝つッ!!
力こそが全てだ!!
ドラゴン型レプリロイド。元々はイレギュラーハンター第14特殊部隊の隊長を務めていたが、
エックスと本気で戦いたい、ゼロを超えたいという願望を燻ぶらせていたところをシグマに利用されて寝返った。
スカイラグーン襲撃事件の真の実行犯でもある。
エックス編では身勝手な動機で大惨事を引き起こし、最後は怒り狂ったエックスに倒されたことにすら満足して死んでいくというあんまりなヤツであったが、
ゼロ編ではシグマの誘いに乗ったことに少なからず後ろめたさを感じており、倒された後にはそれを後悔して謝罪の言葉を残すなどだいぶまともな人物として描かれている。
因みに初めて登場したモチーフが実在しないレプリロイドである。

左右を即死するマグマが設置されたステージでのバトル。
マグマの淵を移動しながらそのまんまなモーションと台詞の波動拳昇龍拳を繰り出しまぁ作ってる所同じだからね、時折飛び蹴りや口から炎を吐いたり、マグマにエネルギーを放って炎の壁を作ったりとめちゃくちゃ優遇されている難敵。
HPが減ると、波動拳の回数が3回になり、更に全身をドーム状のエネルギーで包んで炎を降らしてくる。
エックスでの弱点はダブルサイクロン。ヒットさせると必ずマグマの淵に移動するので、そこを追って再び当てればハメ殺せる。
ゼロでの弱点は雷神撃だが、ダメージが高いだけで怯ませられないので正攻法で戦うしかなく、かなりの強敵になる。
一方で、他のボスと比べてダメージを与えた後の無敵時間が半分程度になっており、ゼロの雷神撃が出しっぱなしで2ヒットしたりと防御力に脆さを抱えていたりもする。
これは意図的な弱ボスとしての調整が入ったイレハンのオクトパルドと違い、オマージュ元である豪鬼の「攻撃は苛烈だが打たれ弱い」というキャラクター特性を反映したものと思われる。

極北の暴れん坊 フロスト・キバトドス

(フロストタワー/氷烈斬) CV:岡和男


氷のベッドでおねんねしな
根性叩き直してやるぜえ!
ぶっ潰してやる! 覚悟しなッ!
レプリフォース陸軍所属のセイウチ型レプリロイド。
その巨体を生かして滑ってきたり、氷の塊を作って四方に結晶として撒き散らしてくる。
HPが減ると、結晶が床のトラップになる。
弱点はライジングファイア&龍炎刃。当てると大きく仰け反った後、ゆっくり滑ってくる。あづぃぃ~
弱点武器を使わずとも普通に倒せる典型的な見掛け倒しの弱ボスだが、ゼロの連続斬りが効かないなど防御面は何気に優秀だったりする。

アクアデストロイヤー ジェット・スティングレン

(グランドハンター/飛燕脚)CV:細井治


クラゲの方が、まだ手応えがありそうだ
軍の誇りにかけて、貴様を倒す!
さらばだッ! 海の藻屑と消えるがいい!
エイ型レプリロイド。レプリシーフォース(海軍)所属。イケボ。
2画面分の半分水中ステージでバトル。左右の水面から弧を描いて突進し、壁→床に溜まる子エイを放ってくる。これでも喰らえ!
HPが減ると、水中に降りてきてこちらを吸引して突進してきたり、子エイが赤くなってパワーアップしたり、画面を縦横無尽に突進しまくる。
弱点はフロストタワー&氷烈斬。当てると凍った後、上の画面外まで飛んでいく。イ゛ェアアアアア!でやあああああっ!
降りてきた所に再び当てる、を繰り返せばハメ殺せる。
こいつの場合どちらかと言うとステージ攻略の方が難関かもしれない。

鋼の破壊王 スラッシュ・ビストレオ

(ツインスラッシャー/疾風牙) CV:長嶝高士


超特急であの世に送ってやる!
嬉しいぜぇ、久々の闘いがっ!
小僧! ちっとは楽しませてくれんだろうなぁ!
レプリフォース陸軍所属のライオン型レプリロイド。
大ジャンプを繰り返し時折落下してくる他、ツインスラッシャーを脚から発射し突進攻撃を放ってくる。
HPが減ると、エネルギーをチャージして掴みかかり、壁に叩きつけてくる。
エックスでの弱点はグランドハンター。当てると爪が折れてしまい、その後突進を確定で放つので、ジャンプして再び当てればハメ殺せる。
ゼロでの弱点は雷神撃だが、やはりダメージが高いだけ。
攻撃は派手だが隙も大きいため、慣れると非常にテンポよくライフを削っていける。


【パワーアップ】

◆特殊武器

ヘッドパーツの性能に合わせたためか、本作の特殊武器はこれまでと比較して燃費がかなり悪く、結構癖のある武器が多い。
プラズマチャージのせいで使われることも少ないものの、使い方さえ覚えればまあまあ使えるものがほとんど。一部産廃もあるにはあるが。

  • ライトニングウェブ - スパイダスから入手
通常:電気を纏った弾を発射。発射後に一定距離を進むと蜘蛛の巣状に展開し、壁蹴りして足場に利用することができる。
一部の中ボスやギガデスといった体力の多い敵に有効だが、見た目に反して多段ヒットせず連射性もゼロなため、速攻で処理することが不可能。しかも大半の敵にはノーチャージバスター1発にも満たないダメージしか与えられず、燃費も非常に悪い。はっきり言って産廃同然の性能。
ステージ攻略での用途はもっぱらアイテム回収で、たまにショートカットに使える程度。

チャージ:網を発射した後、その網を中心にさらに8つの網が展開し、最後に散開していくというもの。
いかにも多段ヒットしそうだが、実際に攻撃判定が生まれるのは発射時、8つに網を展開した時、そして散開時のみという詐欺紛いの代物。攻撃力もやはり低く、足場にも使えないため使う価値はほぼゼロ。

  • ソウルボディ - マシュラームから入手
通常:目の前にエネルギーの塊である分身を生み出す。位置は自分の2キャラ前辺りに固定され、一定時間経つと消える。
多段ヒットするため攻撃力は高く、これを撃って進むだけで進路上のほとんどの雑魚敵を蹴散らせる強力な武器。ただし燃費の悪さは本作随一であり、加えてエックスがダメージを受けると消えてしまう。

チャージ:分身を生み出し、操作できる。一定時間経つか穴に落ちると消える。
分身はチャージ不可のバスターしか撃てないが完全無敵で、激しい弾幕や避けづらい攻撃をする雑魚敵を安全に倒すことができる。ただし発動中は画面がスクロールせず、本体は身動きが取れないので解除直後に隙が生まれる。

  • エイミングレーザー - クジャッカーから入手
通常:エックスの前に照準が展開し、捉えた敵をロックオンする。その状態で攻撃ボタンを押すと、相手に必中するレーザーを一定時間放つ。
照準は上下キーで動かすことができ、同時に3体までロックオン可能。レーザーの威力はそこそこあり、安全圏から一方的に敵を叩くことが可能。しかし被弾するとその時点で発動キャンセルされ、ロックオンも剥がれてしまう。
また、エックスのすぐ目の前に居る敵にはロックオンできないため隙が生まれてしまう。

チャージ:前方に凧形に近い形状のレーザーを照射する。上下キーで向きを変えられる。
射程は短いが当て続ければ多段ヒットし、中ボスのHPもモリモリ削れる。だが、通常版と同じく被弾すると解除される上、レーザーの根元部分には攻撃判定が無い。使いこなすには慣れが必要。

  • ダブルサイクロン - フクロウルから入手
通常:斜め上へ上昇する風の弾を前後に発射。敵に当たるとしばらくの間そこに留まり、連続ダメージを狙える。
パッと見では使いやすそうだが横方向への射程が短く、発射時に硬直するせいで隙も大きい。
しかも特性が最も活かせそうな高耐久の敵に限って無効なことが多く、敵に囲まれる場面が少ないため後方に撃てる利点も活かせないと使いどころに恵まれない残念な武器。連射性が低い点も地味に厄介。

チャージ:敵を貫通してまっすぐ進む竜巻を前後に発射する。
通常版と比べ威力と射程が強化されたものの、弾が画面から消えるまで身動きがとれない上に被弾すると消滅するという欠点を抱えている。
通常版と同じく高耐久の敵には無効で、後ろに撃てる特性もほぼ活かせないと残念な点もそのまま。

  • ライジングファイア - ドラグーンから入手
通常:自身の真上に炎を発射。発射時にはエックスの前後にも少しだけ攻撃判定が生まれる。前には撃てないが上方向への攻撃手段として非常に便利で、威力が高く貫通性にも優れた強力な技。連射性は低いが様々な場所で活躍でき、マシュラームステージなどはこれがあるだけで難易度が劇的に下がる。特定の物を燃やせる。

チャージ:エックスが炎を纏って斜め上に飛び上がり、頂点に達したところで炎を打ち上げる。炎を纏っている間はほぼ無敵。モーションがまんま昇龍拳
その火力は破格の一言で、雑魚敵はもちろん中ボスすら一瞬で倒せるほど高威力。空中で使えば二段ジャンプのようにもなる。
ただし強力な分燃費も悪いので、使いどころは慎重に選ぶ必要がある。

  • フロストタワー - キバトドスから入手
通常:エックスの体を覆うように巨大な氷塊を生み出す。氷塊は一部の敵弾を破壊でき、時間経過で消滅する。
どちらかというと攻撃より防御用の武器で、氷塊の中でギガデスやホバーガンナーの攻撃をやり過ごしつつバスターで倒すといった使い方ができる。また、こちらに迫ってくる敵を倒すのにも有用。
空中で撃てば地面に落下するので、真下への攻撃技としても使える。
ドラグーンステージの火球や炎を凍らせることが可能。

チャージ:画面内に貫通性能のある巨大な氷柱を大量に落とす技。氷柱は1個、2個、3個、4個と増えていく。
攻撃範囲は画面のほぼ全域に及び、複数の敵に大ダメージを与えられるド派手な技。

  • グランドハンター - スティングレンから入手
通常:斜め下へ滑空していくエイ型メカを発射。地面に当たると地形に沿って進み、壁に当たると真下へ進む。
攻撃力は低いが連射が可能。発射後に下キーを押せばその時点で地面に落下し、動きの早い敵や足元の敵を安全に処理することができる。

チャージ:敵や地形を貫通するエイ型のエネルギー弾を発射。発射後に上または下キーを押すことで、弾から上下に小さなエイ型の弾が放たれる。
攻撃力はそこそこ高く、進路上の敵を一掃できて使い勝手が良い。だが、小さい弾を5回出すと消滅してしまう点に注意。

  • ツインスラッシャー - ビストレオから入手
通常:斜め上と斜め下に斬撃を発射。射程はやや短い。
攻撃範囲が広く連射性に優れているが、肝心の威力が低いためひたすら連打しなければ倒しきれない。ヘッドパーツが無ければ弾切れ必至。
正面には弾が飛ばないので隙が生まれることにも注意が必要。

チャージ:斬撃が巨大になり、威力と射程が増大する。また、一部のブロックを破壊可能。
通常版から大きく使い勝手が向上しており、前方の敵を一瞬にして粉砕する様は爽快感抜群。隙間もあるにはあるがほとんど無視できるレベル。当たれぇーッ!
だが、燃費はかなり悪いため乱用は禁物。


◆ラーニング技

ゼロはボスを撃破すると、主にコマンドによって様々な技を繰り出せるようになる。
ほとんどはエネルギーを消費せずに使えるが、エックスの特殊武器と異なりあくまで通常攻撃の補助的な面が強い。
初めて登場したこともあってか、本作では若干使い勝手に難があるものがちらほら。
また、移動用の技もあるせいで一部のボスに弱点が突きづらくなっている。

  • 雷神撃(らいじんげき) - スパイダスから入手
地上で必殺技ボタン。前方に電気を纏ったセイバーを突き出して攻撃する。
多段ヒットして敵に大ダメージを叩き込める優秀な技だが、発動時のモーションが大きく発動中も隙だらけになる。
通常振りに続けて出すと少し出が早くなる。
使用中にジャンプすればキャンセルできる。

  • 空円舞(くうえんぶ) - マシュラームから入手
空中ジャンプや二段ジャンプができるようになり、空中攻撃が自動で「空円斬」という回転斬りになる。
通常のジャンプ斬りよりも攻撃範囲が広いが、クジャッカーなど一部のボスには普通のものと比べ与ダメージが減ってしまう。

空円斬は空中で一回転するモーションの関係上、前半部分は前方、後半部分は背後を攻撃する形になる。
モーション中にも向きを変えることができるため、前半部分の終わり際に反対方向を向く事で前方の敵に後半部分の攻撃を当てることもできる。
特にフクロウルステージのジェネレイド・コア等、多段ヒットが有効な中ボスに絶大な効果を発揮できる小技。

  • 落鳳破(らくほうは) - クジャッカーから入手
地上でギガアタックボタン。拳を地面に叩きつけた後、9つのエネルギー弾を扇状に発射する技。
発動するとエネルギーを消費し、何かしらの回復アイテムを取るかダメージを受けると回復する。
高い威力と攻撃範囲を誇り、接近して撃てばほとんどの雑魚敵を一度に倒すことが可能。発動中は無敵。
ところがボスには効きづらく、「究極必殺技」の割に有効でないボスには悲しいほど低いダメージしか与えられない。
雑魚敵相手に使うのが主な運用方法か。

  • 天空覇(てんくうは) - フクロウルから入手
セイバーで一部の敵弾が切れるようになる、後の作品で言うショットイレイザー。
それだけの変化だがこれ以降は紫色のセイバーを振るうゼロを拝むことになる。

  • 龍炎刃(りゅうえんじん) - ドラグーンから入手
地上で上+技ボタン。セイバーに炎を纏わせ、斜め上に跳び上がりつつ斬り上げる。
主に上方向の敵に有効で、攻撃力が高く扱いやすい技。連続斬りの2段目から続けて発動することができ、特定の物を燃やせる。

  • 氷烈斬(ひょうれつざん) - キバトドスから入手
空中で下+技ボタン。氷を纏ったセイバーを下向きに構えながら落下する。使用中に二段ジャンプでキャンセル可能。
多段ヒットするが攻撃力は低めで、足元の敵を散らすのが主な使い方。ただし、薄い床なら貫通して下の敵にも届くことがある。
ドラグーンステージの火球や炎を凍らせることが可能。

  • 飛燕脚(ひえんきゃく) - スティングレンから入手
エアダッシュができるようになる。それだけ。
エックスにおけるフットパーツの代用品…というより下位互換。
次回以降は体当たりを兼ねるようになったりと少しずつ強化されるようになる。

  • 疾風牙(しっぷうが) - ビストレオから入手
ダッシュ中に技ボタン。前方へ滑り込むようにセイバーで斬りつける技。使用するとダッシュがキャンセルされる。
セイバーの刀身が赤くなり、通常攻撃よりも威力が上がる……わけではなく、実際の威力は通常斬りとほぼ変わらない。
そもそもゼロはダッシュ後即座に攻撃することができるのでわざわざ使う意味は薄いが、一応ダッシュ後にセイバーを振るよりも攻撃範囲は若干広い。
チャージツインスラッシャー同様に一部のブロックを破壊できる効果も持つが、こちらでは全く役に立たない。

◆アイテム

ハードの進化により、出現時・放置時のアニメーションが付いた。

○ライフエネルギー
ライフを回復。
新たにフル回復の特大サイズが登場。

○武器エネルギー
消費した武器エネルギーを回復。
ライフ同様にこちらもフル回復の大サイズが登場。

○1UP
毎度おなじみ生首
…ではなく、今回は球体と使用キャラのヘルメット型が交互に入れ替わるようなアニメーションで表現されている。

○ライフアップ
Xシリーズおなじみ、ライフ最大値アップ。
例によって一部は特定の武器が無いと取れない。

○サブタンク
こちらもシリーズおなじみ、予備エネルギー貯蔵タンク。
今回から武器エネルギー用のタンクが登場。代わりにライフ用が4個→2個へ減少。
エネルギー貯蔵の仕様も見直されており、前作まではライフ満タン時にライフエネルギーを取得しなければ溜められなかったが、
今回からはライフが満タンでなくともライフエネルギー取得で溜まっていく形式になった。
さらに、前作まではライフ最大値32に対して、エネルギー満タンでも28しか回復しないという難点を抱えていたが、
今回からはエネルギー満タンでフル回復できるようになっている。

○EXアイテム
取得すると次回から初期残機が+2されるようになる。



パワーアップパーツ

エックスよ、この戦いはあってはならない戦いじゃ。
なぜ、同じ志を持つレプリロイド同士が戦う?
平和を守る者同士がなぜ戦わなければならないのか?
きっと何かの間違いじゃ。

エックスよ、このカプセルに入るがよい。このパーツをつけて真相を突き止めるのじゃ。


前作からさらに戦闘向けに発展している。
8ボスのステージ中に全部で4つのカプセルがあり、それに入ることで入手できる。
当然ながらゼロ編では登場しない。
本作での名称は相変わらずノーマルアーマー。フォースアーマーと呼ばれるようになるのは次回から。

■ヘッドパーツ
ヘッドパーツはエックスの特殊武器能力の質を改善する。
これにより特殊武器の使用エネルギーをほぼゼロにできるはずじゃ。
特殊武器を存分に使うがよい。

クジャッカーステージ前半の3つ目の関門でSランクを取ると行ける空間に設置。
特殊武器をチャージしない限り、武器エネルギーを消費しなくなる。
おかげでエネルギーを気にせず特殊武器を湯水の如く撃てる。頭突きやらレーダーやら衛星やらに比べたら断然使い勝手が良くなった。
恐らく弱点武器での攻撃でしか倒せないシグマ第一形態戦での詰み防止のためだろう。


■ボディパーツ
敵からのダメージやアイテムのエネルギーを吸収し、ボディパーツに蓄積する。
そのエネルギーが満タンになれば…無敵のノヴァストライクが使える。
ただし、一度使うと全てのエネルギーを消費するので、本当に危険な時だけ使うがよい。

ドラグーンステージ後半の、チャージツインスラッシャーでしか壊せない壁の向こうに設置。
ダメージが半減、ノックバックも小さくなる。
またダメージを受けると専用エネルギーを蓄積し、満タンになると無敵状態での体当たり攻撃『ノヴァストライク』が使える。
が、エネルギーを溜めるのに結構な被弾が必要な割に1回しか使えないしそこそこの威力しかないと滅茶苦茶使い勝手が悪いのでこのアーマーでお世話になることはほぼない。


■アームパーツ
今回は2種類。フクロウルステージ後半の、ライトニングウェブを足場にするトゲ縦穴の上に設置。
どちらか一方を選んでも後からカプセルに入れば何度でも交換できる。また、どちらを装備しても特殊武器がチャージ可能になる。

●ストックチャージ
このアームパーツは一度に最高4発までチャージショットが溜められる。
溜めるのに時間がかかるが、チャージショットを好きな時に撃てるのが強みじゃ。

手前側のカプセル。チャージショットを最大4発分チャージしておける。
ライト博士の説明の通り、フルチャージまでの時間が若干長くなってしまうものの、チャージさえ完了してしまえばチャージショットを任意のタイミングで発射可能になる。
ボス戦には強力な反面雑魚散らしには使いにくい。
カラーは腕部分が白、手が青となり、後のフォースアーマーではこちらのカラーが採用されている。

●プラズマチャージ
このアームパーツは強力な敵に対して有効なプラズマショットが撃てる。
ショットが敵に当たるとプラズマが生じて、敵に追加ダメージを与えることができる。

奥側のカプセル。チャージショットが当たったその場に一定時間プラズマが残って連続ダメージを与える。
耐久力の高い敵に有効。プラズマはショット1回につき3個まで発生。
ストックチャージと違ってチャージ時間が長くなったりはしないので使い勝手はノーマルのまま。
雑魚散らしに便利な一方で無敵時間の発生するボス相手にはプラズマによる追加ダメージはほぼ無意味なものになる。
カラーは腕部分が黒、手が赤となる。後のフォースアーマーではこちらのチャージショットが採用されている。


■フットパーツ
フットパーツを付ければ、空中でもう一度ジャンプする事でホバリングが可能になる。
前後に動くことができ、しばらく滞空できる。
高い所にいる敵や危険な場所を落ち着いて移動するのに有効じゃ。

スパイダスステージ最初の滝の右側に設置。
エアダッシュと『ホバリング』が可能になる。
空中でジャンプボタンを押すとその場に一定時間浮かび、同じ高さを前後にゆっくり移動する事もできる。前後移動をしていなければホバリングからエアダッシュなんてことも可能。
ホバリング中はその場に留まっていれば5秒ほど滞空できるが、前後移動をすると約1秒ほどで解除されてしまう。
上に向かってのエアダッシュはできなくなった。


一刻も早く無駄な戦いを止めるのじゃ、エックス。


◇ライドアーマー・ライデン&イーグル
 ライドチェイサー・アディオン
各地に配置されている、乗り込んで操縦するメカ。
今回のライドアーマーは、レプリフォースが戦闘用に設計開発したものである。
詳しくはライドマシンを参照。



◇隠し要素

アルティメットアーマー
今作のチート級隠し要素。
キャラ選択画面でコマンド入力後、エックスでゲームを開始。
開始時点ではノーマルエックスだがカラーリングが微妙に変化しており、それからどこかカプセルに入るとフルアーマー装備する。
能力は通常アーマーと一緒で、チャージショットはプラズマチャージで固定。
そして特筆すべきはギガアタックで、ノヴァストライクがなんと無限に使える。
ただでさえ攻撃力が高い上に無限とくれば、ひたすらノヴァストライクで往復しているだけでボスにも楽勝できてしまう。

■ブラックゼロ
キャラ選択画面でコマンド入力後、ゼロでゲームを開始。
従来の赤い姿から、黒を基調とした姿に変化する。(X2に登場したコピーゼロとは多少配色が異なる)
エックスと違い、カラーリングが変わるだけで性能の変化は特になく、完全にオマケ要素。
ステージセレクトやムービーではいつもの赤いアーマーであり、ダッシュ時の残像も赤のまま。
次回作からは基礎能力の底上げという形でパワーアップし、残像も黒っぽく色調調整されるようになる。







以下ネタバレ



























ダブルの正体はシグマの送り込んだスパイ。真の姿はエックスより一回り大きく、凶悪な面構えに似合う残虐な性質を持つ。
エックスが最も心を許すであろう性格を装い、監視として身近に潜り込んでいた。
その身体は液体金属で構成されており、ひとたび本性を表せば本来の姿へと変形する。
イレギュラーハンターがレプリフォースを追って宇宙に上がる直前にシグマからの指令を受け、「コラー!まーたドジったなー!」と叱った量産型の先輩たちを惨殺した。
へっへっへ、うちの飯でやるぜぶちのめしてやるぜエックス
待ってたぜ…お前を切り裂くこの時をな!
戦闘では液体金属を刃にして突進攻撃を繰り返し、時折回転させた刃をトラップとして設置してくる。
HPが減るとX2のアジールのような巨大な衝撃刃をぶっ放す。
弱点はダブルサイクロンだが、当てると液体金属が雑魚敵と化すので鬱陶しく、バスターで倒すのが無難。



カーネルとアイリスは、元々一体の「強い力と優しさを兼ね備えた究極のレプリロイド」として開発されていた。
が、実験段階で失敗。二体に分割されて完成した。
そしてその力を引き継いだのがカーネルで、優しさを引き継いだのがアイリスである。

兄を失ったアイリスはゼロを追って宇宙に上がり、自身にカーネルのパーツを組み込み、完全体となってゼロに戦いを挑む。
ごめんなさい…ゼロ
兄さん…私を守って…
……行きます
戦闘形態の見た目はライドアーマー・イーグルに似ている。如何なる攻撃でもダメージを与えられないうえ雑魚敵を再現なく生み出すが、一定回数攻撃するとコアが露出するのでダメージを与えられるようになる。

戦闘後、物言わぬアイリスを抱えたゼロの「俺は!俺はっ!!一体なんのために戦っているんだあああああっっっ!!!」の叫びは必聴。


シグマを倒した時、既にファイナルウェポンはシグマによってセットされ、地球に向けて発射体制に入っていた。
ジェネラルはエックス(ゼロ)に謝罪すると、部下達を死なせた責任を取るべく、身を抵してファイナルウェポンを停止・爆発させる。


脱出し、地球に帰還するロケットの中で、エックスは『自分もイレギュラーになりうるのか』、ゼロは『本当の自分自身』に思いを馳せる。
それはいずれ、二人の背負う因縁が戦いに導く時、明らかになる。そう遠くない未来で…


【余談】

  • あるボスとはライドアーマーに乗ったまま戦えてしまう。今までのシリーズで「ライドアーマーでボスと戦えたら…」というファンの望みが叶ったが、動きが鈍いために攻撃が避けづらく、たいてい相手の体力を1/3程度削ったところで壊れてしまう。頑張れば倒せないこともなく、「ロックマンXアニバーサリーコレクション」では実際に乗ったまま撃破するというミッションもある。
  • プレイステーション版のソフトにはプレミアがついており、古さに不相応な高さで取引されている。
  • この作品が発売された1997年、奇しくもX4というバイクがホンダから発売された。同年度の売上はなんと国内登録台数累計1位を獲得。根強いファンが未だ多いものの、いつしか新作が出る度に人気が先細りしていき生産終了という歴史まで似ている
  • ソーシャルゲーム、ロックマンXDiVEにおいて今作から、あるいは今作初登場の物の出典がやたら多い。どれぐらい多いのかというと、プレイアブルキャラは7人*2、ステージは6つ*3、ボスは8体*4、モチーフにされた(と思われる)武器は7つ*5と結構な数である。



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最終更新:2024年01月24日 18:10

*1 日本ではこれが「メガアーマー」シリーズ最後の商品となった。

*2 アルティメットアーマー・ライジングファイア・フォースアーマー・アイリス・カーネル・ドラグーン・X4シグマ第二形態の7人。アイリスは通常版のみカウント

*3 8ボスステージからスパイダスとスティングレンステージ以外は全て実装済み

*4 ドラグーン・マシュラーム・キバトドス・クジャッカー・カーネル・ジェネラル・シグマ第一形態・第三形態の8体

*5 アルティメッター・クリムゾンサイズ・トドスファング・カーネリオン・サンドストーマー・サドンハザード・スティングレイの7つ