登録日:2012/04/06(金) 04:15:45
更新日:2021/05/04 Tue 17:42:26
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人を欺いて惑わし
その心をズタズタにする・・・
人呼んで「蠱惑の珠三郎」・・・
名前の由来は、江戸時代より続く歌舞伎の名跡・坂東玉三郎の説が有力。
通称「タマちゃん」。
山ン本五郎左衛門の肉体から生まれた妖怪であり
山ン本の「面の皮」。二つ名は
「蠱惑」の珠三郎。
自身が持つ畏の特性上、女言葉で喋ることもあれば男言葉で喋ることもあり、性別や性格は一定していない。
別に情緒不安定であったり性同一性障害であったりするわけではないので注意。
標的を欺き騙し討ちにかける卑劣な戦法を得意としているが、その分珠三郎本人の戦闘力は低め。
「面の皮」という言葉通り、他人の面の皮を被ってその人物に成りすます。
液状になった面の皮に標的の姿を写しとり、それを被ることによって擬態する。
背格好、声もそっくり真似することができ、他の妖怪におっ被せることも出来るが、さすがに本人の性格やクセまでは真似できない。
また幹部の中で唯一2つの固有能力を持つキャラクターで、自身の畏「戯演舞(あじゃらえんぶ)」により作り出した空間では絶対的な力を発揮する領域型妖怪。
その時の姿は歌舞伎役者のようになるため、異名も「狂役者」に変わる。
舞台の正本に則った演舞で必ず相手を倒すことのできる畏だが、正本にはない展開(=アドリブ)に非常に弱く、第三者に茶々を入れられるとその瞬間畏が崩れるという非常に脆い弱点も持っている。
百物語組が仕掛けた「鬼ごっこ」に、
雷電と共に初登場。
奴良組元幹部の
噛ませ犬彭候を殺害し、首無に化けさせた囮を使って毛倡妓を倒し、彼女に成りすます。
なお、珠三郎がどうやって首無の面の皮を手に入れたのかは不明。
その後、毛倡妓の姿のまま奴良組本家へ潜入し、若菜の暗殺を謀るが首無に阻まれる。
あっという間に勝負は決したかと思われたが、珠三郎は「戯演舞」を発動し、その舞台に首無と若菜を引きずり込んだ。
終始首無を圧倒する珠三郎だったが、若菜が隠し持っていた銃で撃たれたことで正本の流れが狂い、畏を乱されてしまう。
その一瞬のスキを首無に突かれて敗北、逃げようとしたが奴良組の幹部らに囲まれて捕まってしまった。
最期は復活した山ン本五郎左衛門の体に吸収されて消滅する。
追記・修正は、他人に変装してからお願いします。
- 一番ゲスだし同情はできないが、意外に
山ン本への忠誠心はあったのか -- 松永さん (2013-10-22 09:21:49)
- 凶悪な畏だけど、アドリブや茶々に対応出来ない役者と書くとイマイチに見えてしまう -- 名無しさん (2013-10-22 09:31:15)
- 殺せる状況で殺さない理由もなかったのに毛倡妓を殺さなかった、それがこの漫画の限界だった -- 名無しさん (2015-09-10 14:45:41)
最終更新:2021年05月04日 17:42