ゲッターロボG(機体)

登録日:2009/06/08 Mon 23:24:05
更新日:2023/12/31 Sun 16:39:33
所要時間:約 6 分で読めます





.          \:::::\ \::::::::\:::::::::::\ /:::::::::::::::::/ =∨f´ ̄ ̄
.       -‐ ≦´` ̄’  ̄ ` ̄ ̄ ̄`ヽ/ ::::::::::::::::: /, =∨:::::::::::::::::
.    i'´`‐--,イ≦::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::: /,==∨:::::::::::::::::::
    ハ::::::::::/ ∧::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::/ ==∨:::::::::::::::::::::
..  ハ::::::: /:::::::∧:::::::::::::::::::::::::: /::::::::::::::::::::::::::::::/===∨:::::::::::::::::::::::
  ├ - ┤:::::::: ∧:::::::::::::::::::/ :::::::::::::::::::::::::::::: / ===V::::::::::::::::::::::::::
..  |::::::::∧::::::::::::∧::::::::: / ::::::::::::::::::::::::::::::::: /====V::::::::::::::::::::::::::::
..... [ )::::::∧::::::::::::厶: / :::::::::::::::::::::::::::::::::::: /,=====ハ:::::::::::::::::::::::::::
    ∨::::::: rケ 7:: /\ :::::::::::::::::::::::::::::::::: /, ====Vハ::::::::::::::::::::::::::
..   ∨rく_//\:::::ハ ::::::::::::::::::::::::::::: /=====V::::::_〉:::::::::::::::::::::::
.    〉ト、_,.イ:::::::::ハ::::ハ:::::::::::::::::::::::::: /===--イ:::::∧:::::::::::::::::::::::::
.   ,イ_,ノ::::::::::::::::::::: ∧:::ハ :::::::::::::::::::: /==/:::::::::/  ∨::::::::::::::::::::
 r' ̄`=ニニマヘ:::::::::::::::∧::ハ :::::::::::::::: /==/ ::::: /    ∨:::::::::::::::::
.. \:::::::::::::::::マヘ:::::::::::::::∧::ヘ ::::::::::: /==/:::::/   _______
.    \r― 、::マヘ:::::::::::::::::i:::::i:::::::::::/==/ / -‐ -` <ノ  /   /
      マ.....ヘ::::マヘ:::::::::::: |:::::!:::::: /=/´:::::::::::::::::::::::::::::::::::: <   /
       マ....ヘ::::マヘ:::::::::::|::y::::: /=/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|∧ ̄:::::
        マ...ヘ::::マヘ:::::::: y -イ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄lン::∧:::::::
.          ` ̄:::: ∨:::::: /  -=ニニ二三》 ̄∧  ̄ ̄ ̄ i:::::∧::::
.          \ /:::::/ ` ̄’\::::::::::::::::::::::::::∧::::::::::::::: ∧::::::∧:



■概要

ドラゴン号、ライガー号、ポセイドン号の3体のマシンが合体して完成する巨大ロボット。
初代ゲッターロボ後継機で、ゲッター線増幅装置により、初代の10倍近くのパワーがある。

ちなみにゲッターロボGの「G」はガッツのG。

漫画、アニメ、OVAによって細かい設定が異なるが、ここでは主に漫画版について説明する。




以下、大量にネタバレ含む






■漫画版の展開

初出は漫画版ゲッターロボの後半辺り。当初は新ゲッターと呼ばれていた。
開発そのものは極秘裏に、初代が戦い始めた辺りから具現化されていたとされ、より基礎戦闘能力を強化した上位モデルとして開発された。
だが、ゲッター線増幅器の開発が難航し、建造が遅延*1恐竜帝国の大攻勢の前に、日の目を見ることなく恐竜帝国に壊されるところだったが、たまたま開発中の新ゲッターを目撃し早乙女博士からそのスペックを知らされた巴武蔵とゲッター1の命懸けの時間稼ぎによってそれを免れ、偉大な遺産として完成された。
スペックは完成直後の時点でも、恐竜帝国のメカザウルスの大群を物ともしない攻防速を兼ね備え、早乙女博士は武蔵の「新ゲッターが完成すれば危機を脱せるのか」との旨の質問に、「やれる」と断言するほどであった。
また、後の竜馬達の会話から、初代よりも操縦性が大幅に改善されているとのこと。

その後、武蔵を殺したゴールにできる限りゲッターの恐ろしさを味わわせるために初代ゲッターの各形態の幻を投影しつつ、裏から幻に合わせてゲッタートマホークやゲッタービーム、ジェットドリルなどで攻撃し、あたかも初代ゲッターが生きているかのように見せかける演出と共に登場。
ライガーとドラゴンの形態しか見せなかったのにも関わらず、恐竜帝国のメカザウルスを捻り、その強さを見せ付けた。
この時はポセイドン号にパイロットが乗っていないため全力には程遠い状態のはずであったが*2そんな状態でもメカザウルスなどものともしないレベルの戦闘力を持ち合わせている。
ただ、初登場の時点では地上のメカザウルスは武蔵のゲッター炉心自爆によって壊滅しており、実際にゲッタードラゴンが最初に戦った相手は、海底のマシンランドウに逃げ帰ろうとする帝王ゴールを始末しに来た百鬼帝国の百鬼獣だった。それでも、相手の百鬼獣を苦もなく撃破していたが。

敵の攻撃ですぐ壊れる初代と比べ、かなり装甲がパワーアップしたようで(合成鋼G製)、終始ほとんど大破する事はなかった。
ゲッターロボGの終盤では、古代アトランティス帝国の遺産、聖竜ウザーラと共に百鬼帝国に闘いを挑んだ。
ちなみにウザーラからゲッタードラゴンが出てくるシーンがいわゆる「ガイナ立ち」の元祖なんだとか。

番外編で一度だけ敵に奪われた事がある。
竜馬達はその時、ゲッターのパイロットとしての経験を駆使して、性能面で圧倒的に劣る初代ゲッターロボに乗って何とかこれを倒している。
ちなみに、その時のシーンがチェンゲで再現されている。そう、あの「俺たちは目ェつぶってても合体出来るんだ‼︎」というアレである。
『スーパーロボット大戦F』の1話でもあしゅら男爵に奪われるなど、何かと悪役にされやすいゲッターロボである。
旧ゲッターと比較して顔が割と悪役っぽいのも原因か。

■行く末

真ゲッターロボの項目を参照されたいが、現役を引退したゲッターロボGは後継機である真ゲッターを起動させるためのゲッターエネルギー増幅装置に作り変えられた。
だが、生物無生物問わず進化させ「もっていってしまう」真ゲッターを目覚めさせるほどゲッター線を増幅したゲッターロボGが、そのままでいられるはずもなかった。
高エネルギーに当てられた機体は全体溶解(メルトダウン)を起こし、地面を融かして地中深くに沈降。
地下2000mという深さで「(マユ)」を造り、次なる進化に向けての眠りに入った。
もっとも、眠った状態でも近づく曲者をゲッター線の流れに取り込んでしまう防衛能力があるので洒落にならない。

喰っているんだ
敵を喰っている!!


先生の遺作『ゲッターロボアーク』のラストでは流拓馬の駆るゲッターロボアークの危機を感じたのか遂に目覚め、

「でたな……でたな ゲッタードラゴン」

とカムイ・ショウが駆るバグの前に立ちはだかる場面で虚無ってしまう。
もっとも、この段階では「何が敵で何が味方か」という定義もムチャクチャになっているが……。

■メディア展開での動向

真(チェンジ!!)ゲッターロボ 世界最後の日』では量産型ゲッタードラゴンが登場し、こちらも敵である早乙女博士がけしかけてくる。
そして大量の量産ドラゴンを初代ゲッターロボに乗った竜馬が薙ぎ倒していくのであるが…
量産型ゲッタードラゴンが初代ゲッターロボ一機に負けたり、敵に奪われたGが初代に負けたりするのは、そもそもゲッター線に適性のある人間が乗っていないと本領発揮できないゲッターの仕様によるところも大きい。
…と言っても、漫画版で竜馬達が乗る初代ゲッターが奪われたゲッターGに勝っていたのは合体の速度だけだった(このため、先に合体してゲッターGの合体を阻止するという手段で撃破している)ので、少なくとも漫画版においては初代ゲッターがまともに戦える相手ではない。


初代ゲッターチームが乗らなくなった後でも、後輩ゲッターチーム(と竜馬)が乗ったり、量産型として大量生産されたり真ゲッターロボのためにゲッター線増幅炉にされたり、弁慶と一緒にメルトダウンしちゃったりと何かと忙しい機体でもある。
設計的に優秀だったようで、その後の戦闘用ゲッターロボの礎になったと思しき描写がある。
本機に似た機体が『ゲッターロボアーク』の時代に複数使用されているので、確かに血統は後世に残ったようだ。

『真ゲッターロボ』の時代にメルトダウンを起こし、『ゲッターロボ號』から『ゲッターロボアーク』の終盤までは地中に引きこもって進化を繰り返している。
邪魔するものはビームだろうが何だろうが容赦なく吸収する。
そしてはるか宇宙の彼方からワープしてきた宇宙戦艦による突撃で、早乙女研究所がピンチに瀕した際に真ゲッタードラゴンに進化し
敵の宇宙戦艦ごと神隼人流竜馬を除く早乙女研究所の職員280名を吸収した

真ゲッターロボに登場したゲッター聖ドラゴンは本機の進化系の一つと思われ、それらを経た後に最終的にはゲッターエンペラーにまで進化するとの事。
ただし、エンペラーにはゲッター1系の意匠もあるため、ファンの間では「火星で化石になっていた真ゲッターロボと聖ドラゴンが融合進化した存在では?」と、
まことしやかに囁かれていたりする。


■各形態

なおどの形態でも身長50m、体重330tで統一されている。

ゲッタードラゴン


            r 、
           r 、 |::::', , ┐
           }/ ̄::::\::/ _
   _fff\--{::::。:::::::::: >''"/__
  {::r::|::::::{ \込,ィフ:´:::::/::::::::::\
  `¨´` ̄ ̄人l^厂::::/::/、 ̄、 ̄
         |:::≧=≦::/二77::: \
         |/ {二/-:::、:::マ`''<::\
          ヽ人{::/::/::ィ:〉   ` ┘
             \二1¨¨´
            └‐'゙
ドラゴン号、ライガー号、ポセイドン号の順番で合体した姿。メインパイロットは流竜馬。
初代におけるゲッター1のポジションであり、やはり活躍が多い。90万馬力のすごいやつ。

頭から伸びた3本の角と、ヒゲ状のパーツが特徴で、「怒髪天を突く」の言葉がデザインの元らしい。


☆主な武装
◆ゲッタートマホーク
今作では両刃のトマホーク。やはりブーメランのように投げたりする。先端に棘鉄球がついた。
ダブルトマホークは二本同時使用時の呼称…と思われていたが、実は一本の時でもダブルトマホークと呼んでいる。
ダブルトマホーク・ブーメランは二対の斧の柄先の部分を接続して両端が斧の状態にして投げる。
実は柄の部分を長くしたロングトマホークもある。

◆スピンカッター
両腕に付いてる、円状の回転するノコギリ刃。格闘時にすれ違いざまに敵を切り裂く。
旧ゲッター1のゲッターレザーに相当するが、出番も活躍も段違い。強敵相手にも有効。

◆ゲッタービーム
おなじみの必殺ビーム。
ドラゴンはエ○リウム光線のように額から照射されるので初代の頃より小回りがきく。
もちろん威力も初代のそれよりも強力になっている。軽く弾かれたりはしない。
初代が帯状の真っ直ぐなビームに対し、ドラゴンのビームは稲妻のような軌道を描くのが特徴的。

◆マッハウイング
飛行時に展開される翼
初代と違い、両肩に一基ずつ付いていて、それが一つになる形で展開される。
更に極細ながら細かいジェット噴射が幾つも装備されていて推進力がアップしている。

◆ゲッターレーザーキャノン
漫画「真ゲッターロボ」にて登場した追加装備。
ゲッタードラゴンの全長以上のサイズをもつ。スパロボの演出でどっから出したの?という質問は野暮だ。
スパロボZに至ってはドラゴンが手を伸ばした先に転送されてきているとしか思えない演出になっており、ますます謎が深まった。
原作では最初からドラゴンが装備している状態で出撃している。

◆シャインスパーク

                     :::::::::::::::::::::::::::,:::::::::
                    ::::::::::、_ヽ_∧/l:::::: ,:::::::::::::
                   :::::::::::::ヽ_、, _ヽ|/l::::::::::::::::::::          ::::::::::::::::::::::::::
                 :::::::::::::、、_/_>"ヽニゝ /__,―/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::_―
                 :::::::::::::::\ lニフ┐ | ゛|  _/:::::::::::::::― ̄ ̄――、 ― ̄
              :::::::::::::::::::::::::::::::::\l__//_/―__―― ̄    _―/ ̄
            :::::::_――、-:::__、_/ニ――<ニ   _― ̄   /
          :::::::::::::::- ,―/ ̄ /        \_/       |
       ::::::::::::::、― ̄_/ /、ー |  ー   ̄ /))|          |
    :::::::::::::::::::― ̄/ ̄| | | \ |       // | | ヽ           .|
 :::::::::::::::_,― ̄   |  | | |  ヽ|  | ̄ ̄ ̄ /  | |  ヽ        ヽ
::::::::-_ ̄|       ヽ___| | |  | |  ヽ    /  | |   |ヽ、___  ヽ
:::</,_、 、__―――-| | \_| |  ヽ  ‐   | |    /   /   ――\_
 :::::\ニ/::::::::::::::::::::::::::::::::::| |  __|__ ̄_   | |    /   /     \:::::::::::::::::―
  :::::::::::::::::::::::::::::   ::::::::::::| ヽニ,――――ニニニ> /   /       \::::::::::::
               :::::: V              \_ /         \:::::::::::::
                ::::::|                /              \:::::::::::::

全エネルギーを開放して体に纏い、そのまま敵に突っ込んでぶつける必殺技
尚、ドラゴン自身はぶつかる直前で離脱し、エネルギーのみをぶつける。
全エネルギーを放出するので、一度の出撃で一回しか使えない最後の切り札。*3
さらに発動には3人のパイロットが同時にペダルを踏まねばならず、10分の1秒のズレでも技は発動せず、しかも発動失敗でもエネルギーは使い切ってしまう。
それだけのリスクを背負っているだけにその威力は強大で、要塞都市である百鬼帝国を一撃のもとに壊滅させる程。果てはストナーサンシャイン初黒星の相手でもある。
何かがおかしいがその作品では完全に真ゲッターが敵だったので仕方ない
もともとはアニメ版オリジナルの必殺技として設定されたが、後に漫画版にも逆輸入の形で採用されている。
この技はドラゴン以後はゲッター1系列に搭載されているようで、真ゲッターロボも真シャインスパークを持つ。

これらの他に
  • ゲッタードラゴンビームフルパワー
  • ゲッタードラゴンダブルキック
  • ドラゴンキック
…などがアニメにある。


ゲッターライガー


                r 、
       __   ____   Vヽ
     /: : \´: :/   〉、:丶
    r―l: : : : :.`:〈_r 、/ --、: ゙:,
 r 、 `ヽ|: : : :_/|: | |: |/lΤlV┘
  、,,>‐圦_フ'ー'゙-:、 Vli:li:|il|il|
  \/:_| l\:_:_/:|:\] ∨|il|/
   ,/  |\_、_:_:_:>'゙´| ∨/
  〈_、_ソ    /:::>〈::::|   ´
         `l::::1 }:::}ァ
           `´  L/
ライガー号、ポセイドン号、ドラゴン号の順番で合体した姿。メインパイロットは神隼人。
初代におけるゲッター2のポジションだが、背中に付いた一対の翼で飛行も可能になった。青い体が特徴。
名前はライオンとタイガーの交配種「ライガー」から。

☆主な武装
◆ゲッタードリル
ゲッター2系統の標準装備。「ドリルアーム!」の掛け声で駆動する、ゲッター2よりも細身になったドリル
ライガーは左右両手にドリルが装備されているようで、右腕のものは普通のマニピュレーターを収納して展開できる。
左腕のものは特徴的な形状(たとえるなら花のつぼみといったところか)の左手を開き、後述のライガーミサイル発射口から展開する。
ちなみに、左腕自体をジェットドリルとして発射する事も可能。
勿論ゲッター2のように右手はドリルパンチとして発射可能。

◆ライガーミサイル
左手を展開して発射するミサイル
ジェットドリルがあるというのに…いるのかコレ⁇と思われるが、牽制で使ったり連射できたりと意外と便利。
ただしこれを受けてかゲッター2にあった謎竜巻を発生させるドリルストーム系の技がなくなった。
スパロボなどでは迎撃されず弾数制ではないゲッターストームの方が使い勝手が良かったりする。

◆マッハスペシャル
ゲッタードラゴンさえも上回るスピードで敵を翻弄する高速分身殺法
その姿を捕えられる者はまずいない…が、実は旧ゲッターのゲッタービジョンの方が速い。
(ゲッター2のゲッタービジョンは最大速度マッハ5、ライガーはマッハ3)
その代わり足と背面のブースターで飛行可能であり、マッハスペシャルと組み合わせると短時間だけマッハ4で飛び回る事ができる。

◆チェーンアタック
左腕の傘状パーツをチェーン付きで発射する。劇中ではダブルトマホークを巻き付けて鎖鎌の如く用いる応用技も見せている。
マッハスペシャルで撹乱し、チェーンアタックで敵を捕らえ、ドリルでトドメを刺すのが主な戦法。



ゲッターポセイドン


          , -、
      ,/⌒Y_..┴ 、|__
     |、___/::::-==-::ヽ、_〉
     |//:i\__ - ア::|]ヽ:∨
    /⌒ヽ/7i^i=イV//: |、, \
    Ll´二∨ニiニiニiシ: :/ し三)
      ∨ ┴、--、___/  `¨´
     } , 、 \ヽ´__ノ \_
    /し\,>'Τ {:.:` ー ´:.:.:\
   l〕Ih。__、‐''゛  ´"'''‐--‐'''"´
   ` ー‐ ´

ポセイドン号、ドラゴン号、ライガー号の順番で合体した姿。メインパイロットは車弁慶。
初代でいうゲッター3のポジション水中戦特化の形態である。
出番が少ないという特徴もしっかり受け継がれている。

初代3と違い完全な人型だが、両足が変形してキャタピラになる機能も持っている。(キャタピラオン)
しかも、なんとこいつも飛べる。足とストロングミサイル発射用ラックについたブースターで。

アニメやゲームでは様々な兵器が内蔵されていたが、漫画本編では背中のストロングミサイルくらいしか使われていない。
(そもそも数ページしか登場してない。)

この形態だけの名前が由来である。他にしっくりくる名前の動物・神獣がなかったのだろう。

☆主な武装
◆ストロングミサイル
背中に付いているミサイルで、主に敵の要塞内でぶちこまれる。
OVA真では直接担いで敵機に突き刺して爆破したりもしている。

◆ゲッターサイクロン
胸元の装甲を開いて首周りに展開させるファンから放つ人工竜巻
主に水中戦にて渦潮を起こし敵を巻き込み乱流で引き千切り、ストロングミサイルでトドメを刺す。

◆フィンガーネット
指先から発射する網。敵を拘束する際に役立つ。ここからサイクロン→ミサイルがポセイドンの王道パターン。

学年誌版では敵を深海に引きずり込んで水圧で押し潰すどう考えても悪役の作戦を平然と実行した。

派生機、系統機

ゲッターD2

ゲッターロボアークの時代に早乙女研究所で作られたドラゴンの系統機。
見た目はドラゴンそっくりだが、一般パイロットに合わせて性能を落としているため力不足は否めない。

・量産型ゲッタードラゴン

チェンゲで早乙女博士がとんでもないほど量産したゲッターロボG。
上記のとおり、無人であるため本来のポテンシャルのほとんどを発揮できないが、元々の性能が高いことと数の暴力で敵を圧倒する。
ライガー、ポセイドンへのチェンジももちろん可能。

・真ドラゴン

量産型ゲッタードラゴンが何百と合体して作られる異形のゲッターロボ。
内部はゲッターロボ同士で戦闘ができるほど広い。

・メタルビースト・ドラゴン

量産型ドラゴンの一体にインベーダーが憑りついて強化されたもの。
性能は真ゲッターロボと互角に戦えるほど上昇しており、早乙女博士にコーウェンくんとスティンガーくんが乗り込んで真ゲッターと激闘を繰り広げた。

・ゲッター聖ドラゴン

繭の中で眠り続けたゲッターGがいずれ進化すると思われる謎のゲッターロボ。
地獄と化した地球を支配・管理しており、その戦闘力はまったく未知数。
いずれこの聖ドラゴンが火星の真ゲッターと融合してゲッターエンペラーへと進化するものとされている。
アニメ版アークにおいて終盤でまさかの登場。描写からしてバグを撃破したものと思われる。

ゲームでの扱い

スパロボシリーズではゲッターロボの後継機であることから、引き続きボスキラーとして活躍する。ゲームバランスの都合や各形態の差別化のために、地形適応がはっきり分かれている点も共通している。
ドラゴンは使い勝手が旧ゲッターと変わらないが、スーパーロボットの中では脆い方だという点も変わらず。
ライガーは短時間飛行できるので空中の敵にも強い…などという事もなく、射撃武器以外は攻撃できない事もしばしば。マッハスペシャルは初期から回避手段として表現されていたが、第3次αから連続攻撃の「ゲッターチェンジアタック」でようやく攻撃技として再現された。
ポセイドンも空を飛べないが、武蔵の得意技である「大雪山おろし」を受け継いでいることもあった。

真の登場前の無印シリーズでは屈指の性能を誇ったが、真ゲッターが登場してからは中堅扱いされるどころか、たとえ真が登場してなくても性能が抑え目にされるという憂き目に遭っている。
ただしその分コスパの良さやザコ戦向きの性能面をアップした差別化も図られていたり、合体技ファイナルダイナミックスペシャル」要員となっていることもあるなど、一概に弱体化したとも言えない。

前述の通り敵に奪われて戦う事も多く、敵が使うと化け物じみた性能を発揮する場合もある、例としてOVA真で登場したメタルビースト・ドラゴンがボスとして真ゲッター並の強さを発揮しており、やはり「敵が使うゲッターロボ」の印象が強い。
量産型ゲッタードラゴンなど、既存アニメを流用してザコ敵として出しやすい事も大きな要因だろう。


☆ショーグン・ウォリアーズ

海外で発売された日本のロボットアニメの玩具シリーズ。
ゲッターロボGの三形態ともDragun、Raiden、Poseidonの名前でラインナップされた。

Dragunが主役のぬりえ絵本もある。
身長2.5mほどのDragunが街で新聞を読んだり、天体望遠鏡を使ったり、
なんか右腕に付いてる発射装置から連続発射したシュリケンで敵の母星を破壊したり、
助けた犬に顔をペロペロされて喜んだりするぞ☆




ゲッター線はこの項目がより良く進化するように加筆・修正を求めています

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • ゲッター
  • 石川賢
  • ドワォ
  • スパロボ
  • ダイナミックプロ
  • ゲッターロボ
  • ゲッターロボG
  • ガッツ
  • シャインスパーク
  • ドラゴン
  • ライガー
  • ポセイドン
  • ゲッタードラゴン
  • ゲッターライガー
  • ゲッターポセイドン
  • 量産型ゲッタードラゴン
  • 敵役ゲッター
  • 怒髪天
  • 流竜馬
  • 神隼人
  • 車弁慶
  • マッハスペシャル
  • 量産機
  • でたなゲッタードラゴン
  • メタルビースト
  • 鬼滅の斧

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2023年12月31日 16:39

*1 そのためかパイロットの竜馬と隼人もその存在が知らされたのは完成した時だった。

*2 弁慶が登場するのは、Gの第一話からである

*3 漫画版では機体にゲッター線増幅装置が内蔵されているため、通常の戦闘でエネルギー切れを起こさない。対して東映アニメ版では増幅器が研究所内の施設にあり、旧ゲッターより出力が上がった分エネルギー切れを起こしやすくなっている。尤も、漫画版でも太陽の光を背に浴びてエネルギーを回復させたことで使用可能になったと思しき発言があるので、気軽に使えるわけではない。