No.66 覇鍵甲虫マスター・キー・ビートル

登録日:2013/10/19 11:30:30
更新日:2024/01/02 Tue 19:01:19
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No.66 覇鍵甲虫マスター・キー・ビートルとは遊戯王OCGにおいて登場したカードの一枚。
アニメ遊戯王ZEXALⅡにてベクターが使用した。
ナンバーズの66の由来は鍵だけに「ロック」からか。より相応しいナンバーズ6は既出だったためにこの番号となったのだろう。


【能力】

エクシーズ・効果モンスター
ランク4/闇属性/昆虫族/攻2500/守 800
闇属性レベル4モンスター×2
(1):1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除き、このカード以外の自分フィールドのカード1枚を対象として発動できる。
このカードは以下の効果を得る。
●このカードがモンスターゾーンに存在する限り、対象のカードは効果では破壊されない。
●このカードが戦闘・効果で破壊される場合、代わりに対象の自分のカード1枚を墓地へ送る事ができる。


【概要】

JUDGMENT OFTHE LIGHTで登場した昆虫族初のランク4エクシーズモンスターである。

当時昆虫族のエクシーズモンスターは非常に数が少なく、他はNo.20 蟻岩土ブリリアント甲虫装機エクサスタッグと甲虫装機エクサビートルぐらいしかいなかった。
その中でこいつは、闇属性縛りこそあるものの手軽に使えるカードである。
ただ、その縛りから純粋な【昆虫族】では出しにくかったりしたのだが……。

攻撃力2500で闇属性と言うことで、当時の環境トップの双璧の一つ『魔導』のカウンターとして話題になった「闇のデッキ破壊ウイルスの餌」として効果発表時から有名だった。

実際、今でもウイルスのコストとしてはウイルスのコスト箱と並ぶ使い勝手の良さを誇る。
しかし、それ以上に闇属性縛りはあるものの、素のスペックの高さから非常に人気なカードとして有名になった。

「カード一枚に耐性を付ける」と言うシンプルながら使いやすい効果はデッキを選ばず非常に強い。

例えば適当なセットカードに耐性を付けるだけでサイクロン大嵐を気にしないで済む。
特に安全地帯やナンバーズ・ウォールは非常にマスター・キー・ビートルとは相性が良く、
これらの二枚だけでトリシュやシルフィーネじゃないと録に突破出来ない凄まじいロックが完成する。
安全地帯自体はロック以外の使い方も出来る為に、マスター・キー・ビートルを使うなら採用したいカードの一枚。

また、フィールド魔法を使うデッキでも非常に活躍が見込める。

具体的には暗黒界墓守の二つ。

暗黒界の門の強さは解説不要なレベルであり、そんな暗黒界の門に耐性を付けるとか相手が嫌がる事請け合い。
墓守も純正な墓守では偵察者からわりと出しやすいカードであり、かなりのテーマデッキに対してメタを張れるネクロバレーに強固な耐性を付けられる。

上記のテーマ以外でも普通に永続魔法や永続罠、守りたいセットカードが多いヴェルズBFインフェルニティ等、準環境以上の強力なテーマで採用されやすいカードとして認知されている。
甲虫装機は属性・種族がかっちり噛み合う上にグルフからレベルを調整していけるので、こちらも良く採用していたりする。

デュアルモンスターに耐性を付け、再度召喚を「無効にして破壊する」カウンターで防がれた場合は、再度召喚は無効になるが破壊されずにそのまま場に残る。

また、耐性を付けるカードをコストに生き残る効果は若干隠された効果扱いだが、こちらも使いやすい効果とも言える。
打点25が生き残るのは相手からしたらわりと鬱陶しいのだ。
変わったところでは「激流葬」を対象に取ることで、相手がモンスターを展開→激流葬を発動→この時点ではまだ場に激流葬があるので、それを墓地に送って自分だけ生き残る、なんてコンボが可能。やりくりターボと同じ理屈である。

そんなマスター・キー・ビートルだが、やろうと思えばサモンプリーストやゼピュロスで何とか出せるので、
使いたいと思うならわりと上記の闇属性テーマ以外からでも出せなくはない。

無論上記のテーマ以外で出すとなるとかなりめんどくさいが苦労には見合うカードとも言えるだろう。


【アニメ】

ベクターが遊馬との初戦で使用。
アンブラル・グールとアンブラル・アンフォームを素材としてエクシーズ召喚され、さらに永続魔法「魔導の封印櫃」でリミテッド・バリアンズ・フォースを封じつつ耐性を与えた。
返しのターンではガガガガールの効果を食らって攻撃力を失ったところにホープの攻撃を受けるが、自身の効果により魔導の封印櫃を墓地に送ることで残存、同時に「罪鍵の法-シン・キー・ロウ」のトリガーとなった。
次のベクターのターンでアンブラル・ミラージュ・トークンとともに総攻撃を仕掛けたが、最終的にはVサラマンダーの効果でトークンもろとも殲滅された。
決着後にベクターからアストラルに譲渡されている。

アニメではNo.の共通耐性に耐性付与と言う嫌がらせじみた固さを誇るカードでもある。 また文字通りの鍵のカードであり、「皇の鍵」内部の飛行船を起動させるカードでもあった。
攻撃名は「キー・ブラスト」。

ちなみにコイツ、アニメに出てきたナンバーズでは珍しく、CGが存在せずアニメ絵のみだった。

【漫画】

遊馬との決戦でアストラルが使用。ホープ・カイザーの効果で特殊召喚された。
最初のターンは出てきただけで終わり、次のアストラルのターンでヴォルカザウルス、ドラッグルーオンと共にホープに攻撃をかけるも効果に阻まれ失敗。
最終的には「永遠の絆」で強化されたホープに殲滅された。

【由来の謎】

後のドン・サウザンドからの情報とベクターが持っていたことを加味すると、こちらは太古の戦いで散った50枚の力のナンバーズだと予想できる。

力のナンバーズはアストラルの力がもともとあった伝承や力やアイテムに結びついてナンバーズ化したものであるが、マスター・キー・ビートルの場合は元となった存在が不明瞭。
皇の鍵の飛行船「かっとびユーマ号」は一馬が作り上げたという説が濃厚であり、そのマスターキーが何千年も前に存在していたとは考えづらい。

とすれば、角先のデザイン=ニュートラル体でのブレード部分の類似からして、恐らく元になったのは遊馬が持っているものよりも前の「皇の鍵」だと思われる。






追記・修正は破壊耐性を付けてからお願いします。

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最終更新:2024年01月02日 19:01