ゼルネアス

登録日:2013/10/18 Fri 16:45:44
更新日:2024/04/16 Tue 21:47:19
所要時間:約 4 分で読めます





イクシャア!!



出典:ポケモン・ザ・ムービーXY 破壊の繭とディアンシー、OLM、
(C)Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku
(C)Pokemon (C)2014ピカチュウプロジェクト、
東宝、2014年7月19日公開。


ポケットモンスターシリーズにX・Yから登場するポケモン


■もくじ


■データ


マウンテンカロス図鑑No.148/全国図鑑No.716
分類:せいめいポケモン
英語名:Xerneas
高さ:3.0m
重さ:215.0kg
タマゴグループ:未発見(性別不明)

タイプ:フェアリー
特性:フェアリーオーラ(お互いのフェアリータイプの技の威力が1.3倍になる)

HP:126
攻撃:131
防御:95
特攻:131
特防:98
素早さ:99

努力値:HP+3


■概要


ポケットモンスターXのパッケージを飾っている伝説のポケモン

青と黒を基調とした体を持ち、樹木のように何対にも分かれ、様々な光を放っている立派な角を生やした鹿のような姿をしている。
非戦闘時には角や体のラインの金色の部分が水色になり、角のカラフルな光もなくなる「リラックスモード」に。
戦闘中やパッケージに描かれている形態は「アクティブモード」と呼ばれる。
また、攻略本に掲載された設定資料では「口がない」ことになっており、実際口が開かないが、ポケパルレではしっかりポフレを食べている。

Yバージョンのパッケージを飾るイベルタルとは対になっている。
一時期、もののけ姫に登場するシシ神様と共通点が多いことからネタにされてきた。

永遠の命を司るポケモンで、頭の角が七色に光り輝くとき、その生命を他の者に分け与えるといわれている。
その後は樹木の姿になって眠りにつき、1000年後、復活するという。
某願い事ポケモンと設定がかぶってる…

一見どのあたりがXなのか分からないが、目をよく見るとXの文字が入っている。
正面から見た姿がXに見えないことも無い。

専用技として「ジオコントロール」を覚える。
ゼルネアスの周りから様々な色の光が周囲に放たれる技。
ちなみに攻撃技ではなく、変化技
何気に伝説のポケモンの専用技が変化技なのはダークライ以来である。
「ソーラービーム」等と同じ溜め技の一種で、1ターン目に力を溜めて2ターン目に自分の特攻・特防・素早さを2段階上げるというぶっ壊れた性能。
「パワフルハーブ」と組み合わせれば、一度きりとはいえ「ちょうのまい」の完全上位互換になる。
ダブルなら、「じこあんじ」持ちと組めばさらに夢が広がること間違いなし。

難点としてはジオコントロールの効果が強すぎるためにパワフルハーブ持ちだとばれやすいことか。

色違いは胸から上が透明感のある青に、胸から下が白くなる。
この青のグラデーションが非常にふつくしい


ただし色違いブロックルーチンによって実際は出現せず、長らく解析でしかお目にかかれなかった。
2015年10月にシリアルコードで配信がされ、ようやく入手が可能になった。

ポケモンGOでのアホみたいにド派手なノーマルアタックモーションは必見。

■ゲームでのゼルネアス


フレア団秘密基地の最深部に樹木(?)の状態で装置に鎮座しており、エネルギーを吸われている。
フレア団幹部を退けた後、装置に近づくと突如復活し、主人公の前に降り立ち、バトルになる。レベルは50。
戦闘中、フィールドは神聖な光に包まれた空間のようなものになっている。

捕まえない限り物語が進まないのはイベルタルと同じ。

捕獲したとき、手持ちがいっぱいだとどれか1匹を送り返し、手持ちに加えることができる。
その後はフレア団ボスのフラダリとの最終決戦に突入する。
ちなみに個体値は3V以上確定である。

第七世代ではウルトラサンでのみウルトラスペースゼロの岩ステージで捕獲できる。


■対戦でのゼルネアス


攻撃・特攻が高く次いでHPが高い二刀流アタッカー型。
素早さは99と100に一歩届いていないが、大半の禁止級を抜くことができる。

メインウェポンは特性で強化される「ムーンフォース」と複数攻撃技「マジカルシャイン」。
「ジオコントロール」と「ムーンフォース」で、耐性を持たないポケモンの大半が一撃で吹き飛ぶほどの威力に。
実際、バトルレジェンドでこいつやメガクチート、「せいれいプレート」持ちアルセウスの存在によって禁止級ドラゴンが大幅減少したので、
いかにフェアリータイプの影響力が大きいかがよくわかる。おかげでカイオーガが大暴れすることに……
忘れられがちだが、フェアリーオーラは相手にも適用されるということ、自身がフェアリー耐性を持っていないことに注意。

他にも生命を司るポケモンらしく、思い出しで「いやしのはどう」「アロマセラピー」などの回復技も覚える。
その一方で「インファイト」や「げきりん」などの物理技も多く習得し、穏やかそうなイメージに反して意外と武闘派である。
が、攻撃も特攻と同じ数値でかなり高いとはいえ、タイプ一致物理が無いことや、
「インファイト」→「きあいだま」、「ウッドホーン」→「くさむすび」と置き換えられるせいでパッとしない。*1
というかパワフルジオコンが強すぎて、フルアタなど他の型の考察があまり進んでいない……
故に、相性面で不利なジラーチゲノセクト等を除いても対策が多くある。
具体的には、「アンコール」で縛ったり、「ほえる」や「ふきとばし」でご退場してもらったり、ハーブを「はたきおとす」など。

よって、同じ禁止級フェアリーのせいれいプレート持ちアルセウスと比べると、圧倒的な爆発力があるものの、他の能力では負けており、
なおかつパワフルジオコンという一芸特化であるために対策されやすく、止まりやすいという欠点を持っているといえよう。
さらにアルセウスは技の範囲が広く、見せ合いの時点ではタイプが分からないのも利点の一つ。トップメタのゼルネアスがいない時点で警戒される可能性があるけど
ORASの教え技も結局「だいちのちから」など目ぼしいものは一切追加されなかった。まあ一歩間違えばバランスブレイカーなので仕方ないが。
ただしこれらの欠点は、ダブルなら相方次第でいくらでもカバーの余地がある。
特にドーブルは「ねこだまし」「このゆびとまれ」など、サポートする技に事欠かない。
GSでは通称「ゼルドー」の対策は必須と言っても過言ではないだろう。
さらに同じトップメタのゲンシグラードンとも相性補完は完璧で、ますますこの環境で大暴れするのであった。

第七世代からはZクリスタルが登場したが、「ジオコントロール」をZワザ化すると全能力が1段階アップという追加効果が得られる。
パワフルジオコンでも恐ろしすぎる爆発力なのにこの上昇率。もはや暴力的な域に達している。さらに「トリック」や「はたきおとす」で機能停止しない。
ただしパワフルジオコンと違い2ターンも動けないのは流石に痛すぎるので、かなりロマン気味であるのが救いか。
一方で、伝説枠ではソルガレオ日食ネクロズマという天敵が登場し、
一般枠でも守り神や全抜きストッパーのミミッキュと、フェアリーの層が非常に厚くなったが、「一度積む隙を与えたらパーティ壊滅まっしぐら」という強みは健在。
特にゲンシカイキ・メガシンカ・Zワザ禁止のサンルールでは圧倒的な火力を誇り、カイオーガ共々堂々のトップメタに君臨している。



■アニメでのゼルネアス


2014年夏公開の映画「破壊の繭とディアンシー」に登場。
声優は何と三田佳子という豪華さ。

ダイヤモンド鉱国のエネルギー源である聖なるダイヤを作る力を得るために、ディアンシーが探し求めていたポケモン。
大変慈悲深い性格で、ディアンシーの目的はお見通しであり、フェアリーオーラを快く与えた。
また、かつてイベルタルが引き起こした「大破壊」に唯一対抗できた存在で、再び目覚めて破壊の限りを尽くしたイベルタルを鎮める。
その後、石化を解いた後は樹木の姿となって眠りに就くことになった。


映画公開中の2014年8月、本編第40話にも少しだけ登場し、その姿をユリーカが目撃している。



追記・修正はジオコンで6段階アップさせてからお願いします。

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • ポケモン
  • ポケモン解説項目
  • 第六世代
  • XY
  • X
  • 禁止級
  • 伝説のポケモン
  • フェアリー
  • ゼルネアス
  • 生命
  • 鹿
  • 七色
  • 樹木
  • 生命
  • 神秘
  • シシ神様
  • 妖精
  • シシ神様←ではない
  • もののけ姫
  • 生命ポケモン←むしろ破壊ポケモン
  • 脳筋
  • ふつくしい
  • 一芸特化型
  • パワフルハーブ
  • オーラ
  • イクシャア
  • 再生
  • ジオコントロール
  • メガホーン
  • フェアリーオーラ
  • 三田佳子
  • 716

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2024年04月16日 21:47

*1 とはいえサブウェポンは基本的に使う場面がピンポイントなので、ダブルではぶっちゃけマジカルシャインとムーンフォースでほぼ事足りるが