ダラ・アマデュラ

登録日: 2013/10/18 Fri 12:31:27
更新日: 2022/03/26 Sat 19:04:33
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この項目はモンスターハンター4の
重大なネタバレを含みます
閲覧は自己責任でお願いします


















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    千の剣    
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■依頼主 ギルドマスター    

依頼内容]         

遥か昔、どこかで聞いたお伽話が
現実に現れてしまったよ。   
千剣山の頂に姿を見せたその  
古龍は、お伽話の通り、大地の 
全てを覆さんとしているのやも 
しれぬ。…さあ、成そうか。   
我らにできることを、全力で。 





ダラ・アマデュラとは、『モンスターハンター』シリーズに登場するモンスターである。
初登場は『モンスターハンター4』(MH4)。


種族:古龍種
別名:蛇王龍
危険度:★6
戦闘曲:千剣に巣食う者 / 逆鱗に抗う者


◆もくじ


◆概要


別名“蛇王龍”と称される古龍。
人智を越えた巨大さ故に生物として認識されていなかったためか、おとぎ話の中にしか存在していなかった。
とあるおとぎ話の中では、身震い一つで山を削り崩し、地殻変動をも起こしたとされている。

―『ダラ・アマデュラの書』から抜粋

概要

“蛇王龍”の名の通り蛇型の超大型モンスター
ただし、蛇型といっても腕が付いている。

全長はラオシャンロンはおろか、ダレン・モーランを遥かに上回る440m
全身に鋼色の鱗皮を纏い、至るところに刃のような黒い剣鱗が生えている。特に背中に生えた巨大なものは「扇刃」と呼ばれる。

他の古龍に恥じない…どころか、彼ら以上の大災害を引き起こす。
この巨体と剣鱗により、ダラ・アマデュラが通った場所は削り崩される。身震いしただけでも山が削り崩され、地殻変動が起こるほど。
この龍が大規模な移動を始めた場合、進行上にある陸地はおろか山でさえも削り崩され塵と化す。

ダラ・アマデュラの脅威は上記だけに留まらない。出現地域には「凶星」と呼ばれる流星が降り注ぎ、更に蒼白く光り輝くブレス攻撃で辺り一帯を吹き飛ばし、時には口内で凝縮したそれを極太の螺旋状ブレスにして吐き出す。


集会所★7に登場する今作のラスボス。…だからといってシークレットかというと違う。(普通に例のシークレットポジにその立場を譲っている)
ダラ・アマデュラの活動開始を確認したギルドマスターの命により、ハンターは大地を守るべく千剣山へ向かうことになる。

千剣山は広大な連峰地帯にあるらしく、決戦の場はその頂上付近。
そこは切り立った崖や柱のようにそびえ立つ岩山と歪な地形をしており、辺り一帯は暗雲が立ち込め、空からはダラ・アマデュラが発する白い光りが降り注ぐ。
柱の下には酸性の液溜まりとなっており、そこに居続けると体力が減っていってしまう。

崖から落ちてしまっても行き着く場所はベースキャンプ固定なため安心。
支給品は最初から届いており、いつものセットの他に対巨龍爆弾が4つと支給用大タル爆弾が8つもある。サブターゲット達成後は爆弾が更に追加される。

ダラ・アマデュラは千剣山をところ狭しと移動するため、地形を把握しないと苦戦は避けられない。
また、このモンスターは時間経過か体力の減り具合で行動パターンを変化させるため、地形と行動パターンの把握が攻略のカギとなる。



◆主な攻撃


〈舌〉
チロチロと出している舌だが、これは当たっただけで麻痺してしまう危険なもの。
頭の正面にいなければ当たらないが、移動の際は気を付けたい。


〈振り払い〉
腕で大きく振り払う。大ダメージ。
場所は決まっており、フィールドの左半分にいるときは向かって左の腕があった場所のすぐ下が、フィールドの右半分にいるときは向かって左の腕が掴む柱の頂が安地となる。

判定が長すぎるため緊急回避では避けられない。


〈噛みつき〉
地面を抉りながら噛みつく。動作中の頭から首の広い範囲に判定がある。当たると特大ダメージ。

ハンターを狙った攻撃ではなく、一定の範囲内で行う。なので場所さえ覚えてしまえば回避は簡単……なのだが、落ちてきた凶星の爆風に飛ばされて動けなくなっているところに……なんてこともあるから気を付けよう。


〈凶星〉
バインドボイス後に空から凶星を降らせる。落下地点には事前に白い光が降り注ぐ。他の攻撃ほどではないがダメージは大きめ。
場所はランダムだったりハンターを狙っていたり。


〈閃光ブレス〉
蒼白く光るブレスを吐き出す。着弾すると爆発し、拡散する。特大ダメージ。
これも場所は決まっている。


〈閃光薙ぎ払いブレス〉
極太の蒼白いブレスで薙ぎ払う、ダラ・アマデュラ最大の攻撃。
ガード強化ありだろうがガード不可、そして即死級ダメージ。

ブレスがすれ違うタイミングに合わせて緊急回避をしなければ避けられない。

安地はあるのだがそれは右半分の頂であり、ブレスを察してからそこへ移動するのはまず不可能。また、ダラ・アマデュラの体力が減っているとフィールドが削られてしまうため……

この攻撃は2回連続で行うことが殆どで、2回行なったあとは噛みつきに移行する。普通の噛みつきとは違い、この時のものは動作終了時に頭が地面ギリギリにあるため、頭へ攻撃するチャンスとなる。

薙ぎ払う場所は決まっており、ホーミングとかは特にない。
…どうしても無理ならモドリ玉を使おう。



◆狩猟方針


弱点属性は龍。
部位破壊は頭(2段階)・爪・胸殻(2段階)・背中(2段階)・下半身(報酬なし)・後脚・尻尾。
尻尾は破壊すると先端が欠け、1回だけ剥ぎ取れる。
尾殻はこの剥ぎ取りか後脚破壊でしか入手できず(公式ガイドに誤植あり)、
また扇刃は背中破壊でしか入手できない。
肉質は破壊可能部位はかなり柔らかいが、それ以外は硬い。

体力が非常に多く、慣れないうちは40分以上かかることもしばしば。
長期戦を覚悟しよう。

地形が複雑で移動が手間。体勢を立て直すことも考えると、モドリ玉を調合分も持っていくと楽になる。


時間経過か体力の減少でダラ・アマデュラは移動し、それに伴い立ち回りも変わる。
パターンは主に3つ。

(1)山に巻き付いているとき

戦闘開始時はこの状態。

この状態では体に乗ることができる。そうして上へと進んで行くと背中にたどり着く。この状態になってすぐにたどり着けば長い間背中に攻撃し放題。
ただし、上記の戦闘開始時はすぐに移動を始めるので実質乗れない。

背中の近くにある左腕の脇から柱に飛び移ることができる。そこを進んで行くと頭に飛びうつれるポイントにたどり着く。
乗ることが可能であることを示す赤いアイコンがあるときに、頭に飛び移ることができる。頭では剥ぎ取りが2回できる(ちなみに、モーランのように剥ぎ取ってから再度乗っても復活しない)上に、頭に攻撃し放題。また、この時に怯ませるとダウンさせることができ、更に頭に攻撃を加えることができる。

支給品の巨龍爆弾はこの時にしか置けない。胴体(背中までの道中)に置けばダウンを狙うこともできるため、忘れないようにしたい。


(2)フィールドの左半分にいるとき

フィールドの左半分に陣取っている状態。
頭は段差の一段目付近(スタート地点)に、左腕と胸部が二段目、右腕が三段目にある。

ここでは主に左腕付近に陣取って戦う。二段目ならある程度の広さがあるため凶星を避けやすく、振り払いの安地である左腕の下にすぐ潜り込める。噛みつきの対処も楽。
胸部から発せられる光に当たって体力が削られることがままあるが、ダメージ自体はそれほどでもない。

また、体力が減ってフィールドの右半分がなくなるとずっとこの状態になる。以降は倒すまで怒り状態が継続する。


(3)フィールドの右半分にいるとき

フィールドの右半分に陣取っている状態。
頭は段差の一段目付近、左腕は柱の頂、右腕と胸部は二段目にある。

向かって左の腕が掴んでいる頂は凶星以外の攻撃が当たらない。ここで爪を攻撃し続けよう。
が、ちょっと狭いため凶星を避けるのには苦労する。

ダラ・アマデュラがフィールドの右半分を破壊すると、この状態に移行しなくなる。



◆アマデュラ装備

◇武器


ラスボスの装備といえばMH3Gグラン・ミラオスや、今作の旅団クエストのストーリーのラスボスであるシャガルマガラのように、やたらと特徴的な名前が付くことが多いこの頃。それはダラ・アマデュラにも……


〈大剣〉
大振りな剣鱗の欠片
鎧 袖 一 触 に 断 つ ダ イ ト

〈太刀〉
尾刃を模す太刀
威 武 堂 々 に 薙 ぐ ジ ゲ ン

〈片手剣〉
裂き爪と剛皮の盾
二 律 背 反 の 矛 盾 カ イ ト

〈双剣〉
黒刺を束ねし刃
森 羅 万 象 を 裂 く グ ル カ

〈ハンマー〉
渦巻く骨の塊鎚
七 難 八 苦 を 砕 く ラ グ ナ

〈狩猟笛〉
睨眼を宿す戦曲器
有 頂 天 外 に 響 く ム ジ カ

〈ランス〉
集めし剛殻の槍
確 乎 不 抜 の 不 壊 イ ジ ス

〈ガンランス〉
逆まく凶星の銃槍
震 天 動 地 に 崩 す グ ン グ

〈スラッシュアックス〉
鋭鱗を連ねし斧
抜 山 蓋 世 の 乱 刃 ガ ゲ キ

〈チャージアックス〉
凶刃を纏いし戦具
星 火 燎 原 の 装 機 マ キ ナ

〈操虫棍〉
爪棘を配す長刀
渾 然 一 体 の 薙 刀 ヤ マ タ

〈ライトボウガン〉
貫破する黒針の軽弩
虚 無 虚 空 に 帰 す シ ム ナ

〈ヘビィボウガン〉
捻じれる尾骨の弩
一 天 四 海 を 捉 う ラ ゼ ン

〈弓〉
柔硬なる胸殻の弓
神 算 鬼 謀 に 穿 つ ヨ イ チ

〈オトモ武器〉
窮 鼠 噛 猫 の ポ ル グ


あった。


メタリックな見た目をしており、「削り崩す」を体現してか各所に剣鱗が付いているのが特徴。
また、ハンマーは先端が回るギミック付き。

武器種によって属性が麻痺や爆破だったりと違う(更に大半が要覚醒)。
剣士は高攻撃力の代わりに大半が青ゲージ止まり・マイナス会心20%前後とクセが強く、
その性能をフル発揮するための前提スキルが重めなのが短所。ただし操虫棍は斬れ味+1で長い白ゲージに爆破属性が覚醒無しで付いているため優秀である。
おかげで他の操虫棍が泣いているわけだが。
逆に、斬れ味の制約が存在しないガンナー武器は総じて優秀な傾向が強い。


防具はリベリオン(剣士)・ライオット(ガンナー)シリーズ。
スキル構成が非常に独特な事になっており、なんと部位ごとにバラバラの複合スキルのポイントが割り振られているため
一式では運用不可能というアクの強い、というか下手すれば産廃一歩手前の性能でハンター達を唖然とさせた。
要するに他の防具と組み合わせて使え、という事である。

幸いにも大半の複合スキルが発掘装備のそれと同じものであり、スキルの発現自体は容易。
また、剣士胴は刀匠(斬れ味レベル+1&攻撃力UP【大】)が3ポイントついているのだが、
本作は胴を除いた全パーツに胴系統倍化の装備が存在するため、2部位+αを揃えていればサクッと必要ポイント分揃う。
これらの事から、無理に一式作ろうとせず欲しい部位に絞って素材を使うとよい。


そんな訳で、オンにフルリベリオン(ライオット)のハンターがいたら相当な物好き、然もなくば地雷だと思って頂いて差し支えない。


また、ダラ・アマデュラの素材で作られる防具にはもう一つあり、
それは意外にもMHP3における初期装備の上位版、ユクモノ天・地シリーズである。
一式で発動するスキルは、砥石使用高速化(剣士)or 装填速度+1(ガンナー)、体力回復量UP、精霊の加護であり、
さらに空きスロットが各部位2スロットの計10スロットという、リべリオン・ライオットシリーズとはまるで逆の扱いやすさを誇る。
また、それだけでなく、剣士なら切れ味レベル+1が、ガンナーなら装填数UPがそれぞれあと4ポイントで発動でき、
空きスロットに装飾品を付けるだけで容易に発動できてしまうという非常に優秀な性能も秘めている。

初期防御力はリべリオン・ライオットシリーズにやや劣るものの、耐性は剣士だと火耐性がわずかにマイナス、
ガンナーだとマイナス耐性なしという汎用性の高さと、上述の発動スキルの優秀さから「こちらこそが真のダラ・アマデュラの防具だ」という人も。


◆余談

『モンスターハンター:ワールド』の舞台となる新大陸のフィールドの一つ「瘴気の谷」は、
超々巨大なダラ・アマデュラの亡骸がフィールドそのものを構成する一部になっている。
現に上層部のエリア4はこの亡骸の口の中である。しかも相当な広さを持つ。
そのサイズたるや、有志の推測によればMH4で登場したダラ・アマデュラの5倍以上にも達するという。
公式設定資料集によれば、この頭骨の他瘴気の谷の一部たる亡骸は、複数のダラ・アマデュラ古代種のものであるらしい。




追記・修正は、凶星を容易にかわせるようになってからお願いします。

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最終更新:2022年03月26日 19:04