ジュニアアイドル

登録日:2011/01/06(木) 00:13:38
更新日:2023/05/14 Sun 09:44:19
所要時間:約 4 分で読めます




ジュニアアイドルとは一般的に高校生未満でアイドル事務所に所属・活動する者の総称。
比較的まだ新しい芸能ジャンルであり、広く認知され確立されたのはここ十年ほどのこと。

主な活動は普通のアイドルと変わらず、DVDや専門誌でのグラビア活動、各種撮影会等。
しかしこれらグラビアの撮影には昨今PTAや人権団体、宗教団体などの『こどもを見せ物にするべきでない』という思想や、
『親がこどもで金儲けしている』という指摘、『いわゆるロリコンの性の対象になって危険だ』などといった危惧が草の根的に広がり、
近年東京都大阪府などではこれを規制または禁止する法律が議会の度に審議の対象となっている。

自民党と公明党はこれに関して党単位で積極的に推進しており、
昨年東京都で可決された青少年育成条例においては18才以下のジュニアアイドルも規制の対象に盛り込むべきという意見も出たこともあり、
また大阪府議会においては二次元規制と併せた条例案作りが進められている。

アニヲタ的に考える場合、『ジュニアアイドル?…なにやらけしからん響きだ』と捉える者もいるだろう。
いや、恐らく上記の大人たちが声高に規制を叫ぶことを考えれば一般的にも良い印象は持たないのかもしれない。

だが世のことに造詣が深い諸君らにはこのワードを思い出して欲しい。




『プルルンプルンファミファミファ』




…賢い諸君らにはこれでわかってもらえたと確信するが、蛇足ながら言わせて欲しい




チャイドル



そうッ、いまだに熱狂的支持層を持つおジャ魔女どれみ、主人公の一人である瀬川おんぷちゃんのことをッ!




『ハァ?三次元の話だろksg』という方はこちら↓
(画像なし)


オッサン世代は↓こちら
(画像なし)

〇〇Pを自称している人は↓こちら
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確かにジュニアアイドル、否、あえてチャイドルと表記するが、チャイドル達の中には

親によるエゴでアイドル事務所に入る者も多くいる。だが考えてみてほしい。
大勢のファンに囲まれ、そのファンらの心の一服の清涼剤たる存在に幼い心が憧れることはないと誰が断言できようか。 

家柄や素の自分に縛られることなく、様々なロケ地に行き、多様な洋服を楽しめる仕事を忌避するこどもがいるだろうか。

…確かにいるかもしれない。だが、そこには紛れもなくこどもならずとも憧れるきらびやかな要素が少なからずあるのではなかろうか。
そしてそれを目指すこども達の純粋な憧れや向上心を、倫理でなく法によって縛ることは果たして正しいのだろうか。



チャイドルを経てアイドル業での成功を目指すほかに、平行して様々な趣味や団体にその身を置く者もいる。
タレント事務所や劇団・俳優養成所、ダンサー学校などである。

昨今のジュニアアイドルは往々にしてこうした団体に所属している場合が圧倒的に多く、いずれかに入団した後興味を持って掛け持ちを始める者が多い。
最近では普通のアイドルらもアイドル業を経てモデルやタレント業への転身・成功を目指す者が多いこともあり、各事務所も名を売るチャンスにもつながるため、
ジュニアアイドルやモデルであっても積極的にこれをバックアップすることが業界でも一般的となりつつある。
特に有名なのは篠崎愛や小池里奈、河西莉子などであろうか。
いずれもアイドルとしてグラビア、タレントとしてTV、女優としてドラマなどに出演している。

確かにかつて一部のメーカーや●軍団などのブランドでは過激な水着などを売りにして販売中止やむなしとなるケースがあったことは事実である。
これによってネットなどでもたまに『芸能界ではジュニアアイドル期の活動は黒歴史とされ、忌避される』という風聞が出ることあるが、
昨今では民放のほかにNHKドラマでも女優業の掛け持ちをするジュニアアイドルが起用されることを見ると若干の疑問符が残る。

そもそも過激なメーカーは事務所が大きくなることが難しいし、現在のアイドルやTV業界、俳優業界の需要と人口とを考えれば、
ジュニアアイドルがメジャー化することは普通のアイドルと同じく狭き門をくぐる必要があることもその要因の一つであある。

ゆえに上記の通り全てのジュニアアイドルが成功を納めるわけでもない。
あいだ●くらのように18になった瞬間AV女優に転身したり、てんち●のように暴露本を出す者もいる。

しかし彼女達のような例があったとしても、ジュニアアイドルというジャンル自体が廃れる気配は全く無い。
それは芸能界という華やかな世界への憧れを持つ女の子側と、幼さゆえの汚れなき無垢さや愛らしさに惹かれる(人によっては)特殊な嗜好を持つ買い手側、
そして両者を使って金儲けを企む企業側という見事なまでの利害の一致が存在するからである。
だが、少し待って欲しい。
上で挙げられている例は、あくまで目につきやすい過激な一側面であり、このジャンルには見落とされがちな他の面もきちんと存在しているのである。

一時期はチキンレースが活発で「本番だけはしてないから大丈夫」レベルも頻発したが、最近はご時世的に厳しくなり*1表流通の商業品ではかなり過激ものは縮小傾向にある。

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最終更新:2023年05月14日 09:44

*1 成人のみ出演可能なAVでも身分証確認及びマイナンバー提出の年齢確認が常識となった