ゼンラーマン

登録日:2011/09/06 Tue 17:54:12
更新日:2021/03/22 Mon 10:06:41
所要時間:約 5 分で読めます






GOッ!フリィ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ダァ〜〜〜〜〜〜〜ムッ!!



ゼンラーマンはこの惑星に真の自由を伝えるため、ゼンラー星からやってきた自由の騎士である!!


ゼンラ〜マ〜ン♪夏も冬もなく〜♪マッパで駆け抜ける〜♪風邪を引くなよ人は言う〜♪Zっ!Zっ!平気さっ!!ゼンラ〜マ〜ン♪

自由の象徴を振り乱したその動きは帝国の精鋭である黒騎士たちを翻弄し、帝国の大ライン要塞をあと僅かで突破しめしたという伝説を持つ!


ゼンラ〜マ〜ン♪朝も夜もなく〜♪マッパで駆け抜ける〜♪ボカシも無しかと人は聞く〜♪Zっ!Zっ!平気さっ!!ゼンラ〜マ〜ン♪

しかし彼にも弱点はある!自由であるが故に、彼の自由の象徴、ゼンラー・ペンデュラムの振り子をとめることは彼の死を意味するのだ!

しかし!だとしても!誰か彼の自由を奪うことができようか!誰が彼のペンデュラムに触れられようか!

自由がある限り、ゼンラーマンは無敵の自由の騎士なのである!


ゼンラー・ダブル・ルッツ!ゼンラー・トリプル・トゥ・ループ!!そして勝利のッ!ぜんらー・ばうあー


行くぞ!究極必殺翔天堕撃、ゼンラー・フランケンシュタイ




うに



さくっ。




〜しばらくお待ちください〜





ゼンラーマンは林トモアキ先生のライトノベル作品「ミスマルカ興国物語」にでてくる登場人物の一人である。

有り体に言うと、主人公であるマヒロが変装(?)した姿である。

その姿は、顔に『Z』と記されたダンボール製の仮面のみを装着した…つまりは、首から下は『すっぽんぽん』。さらに身体には自由の象徴を覗き油が塗られている。

初登場は2巻。マヒロは帝国に捕まってしまい、そこから脱出するためにこの姿となり、帝国の要塞を正面突破しようとした。

…というか、暗黒物質さえなければ突破していた。

ゼンラーマンぱねぇ…

結局捕まってしまったが、ほんの数ページの活躍ながら多くの読者は腹筋を崩壊させられた。

どのぐらいかというと2巻の読者アンケートの大半が「自由の騎士サイコー」と書かれていたぐらい。

まあいくらイロモノキャラが多い林トモアキ先生のシリーズとはいえ、ここまでのはっちゃけたキャラがそうそうまたでてくるわけが…



その者、一切の衣を纏わず金色の野に降り立つべし−−!!


4巻にて


再 登 場

さらには今度は仮面もプラスチック製になり、名前も「ゼンラーマン・Z」にパワーアップ。

やったねゼンラーマン!これで防御力アップだ!

さらに大陸の趨勢を左右する原色の紋章を仮面に装着することにより、フリーダム・パワーは数十倍にまで膨れ上がる!

やったねゼンラーマン!これで敵無しさ!




−−かと思われた、その時



お前がゼンラーマンを名乗るなら!俺は自らをこう呼ばねばなるまい……!ザ・リアル・ゼンラー!!そう!俺の名は、ゼンラーマン・カブトだ!!


ゼンラーマン・Zとなり、敵無しと思われた矢先、なんと最強の勇者ランデルディー自由をさらけ出したのだ!

実はマヒロがゼンラーマンとなったのにはモデルとなった男がおり、それこそがランデルディーだったのだ!

…わかりにくければ「馬鹿同士が相乗効果した」ぐらいの認識でいいです。

二人の対決は「それは回りながら落ちるカエデの種子のように!!(ゼンラー・ザ・トリプル・トゥ・ループ・アタック)」や「それはあたかも天へと翔け昇る龍のように!(ゼンラー・ザ・ゴーイング・ヘブン・ドラゴン・フィスト)」などといった激しい技の応酬となるが、ゼンラーマン最大の弱点である「寒さ」を理解していなかったZが、ただ一枚マントだけを着ていたカブトに敗北する。

…まあカブトになるために鎧脱ぎ捨てたランデルディーはパリエルたちにフルボッコにされたけどね。ついでにZも。

当然見た目はただの変質者であるため、でてくるたびに女性陣の大半は悲鳴をあげ、男も「凄まじい」と呼ぶような…何かおかしな空気となる。

魔眼王ももう少しで晒しし者としてここに名を連ねていたのかもしれない…。

既に二度登場したが、現在のマヒロは鬱モードを振り払ってまた少なくとも上辺は明るい性格に戻ったため、またこの自由の騎士の登場が期待される。

…近くに天敵である暗黒物質が常にいる環境ではあるが、頑張ってほしいところである。


そしてついに。

ま た で や が っ た 。

登場したのは外伝であるX(エックス)。

貴族や銀行などに盗みに入り、社会的弱者に施しを与える謎の怪盗が登場。
そしてその怪盗というのが…まあ、そういうことだ。

マヒロはあと一歩のところまで彼を追い詰めるが、逃げられてしまう。
そして彼は去り際にこう名乗った。

ゼンラーマン・スーパー と。

そしてその後、紆余曲折を経てマヒロ自身も進化を遂げる。

ゼンラーマンを超える獅子、ゼンライオンとして。




名言…は、ちょっと多すぎるので、反応集

2巻

「ひぃやああああああああああ(省略)あああああっ−−!!」(帝国三剣の一人・長谷部沙耶香)


「噂通りっていうか…」

「噂以上に凄まじいぞ?」

「見ろ!あの場所には油が塗られていない!あれを狙うんだ!!」

「無理です隊長!同じ痛みをわかる男として、それを握ることは不可能です!!」

「ええい、女の隊員はいないのか!?」

「ここにいますがセクハラです隊長、断固拒否しますっ!!」
(以上、グランマーセナル帝国軍将兵)


4巻

「いぃやぁあああああああああああああああああ!!」(Sランク勇者・シーナ・ミルローザ )


「異端者(変質者)!!異教徒(変質者)!!背教徒(変質者)がここにいぁあ〜〜〜〜〜〜〜〜!!」(神殿教団シスター・エミット)


「……馬鹿同士が相乗効果しやがった」(Eランク勇者・ジェス)


「くっ……なんということだ!今こそ真の非常事態宣言を発令するべき時なのに、私はっ……!」(ゼピルム共和国大統領・アンディ・J・イエスマン)

X

「う……お……!」

「まさかっ……!?」

「そう、なのか……?」

「おい、司令室に確認を取れ!」

「冗談じゃねえ、昨日の今日で真っ昼間だぞ……!」

「マジでイカレてやがるのか!……司令室、こちら南西二塔!サース街道沿いに怪盗と思われる不審者二名、早急に確認を求む!」
(以上、グランマーセナル帝国軍・帝都衛士)


「デフコン1!デフコン1!」

「スクランブル発進!スクランブル発進!」

「こちらブルームバード6、目標を確認した!」

「こちらワイバーン2!エンゲージ!同じく名状し難い敵性飛行体を確認!想像以上にひどい!撃墜許可を求む!」
(以上、グランマーセナル帝国軍・魔法戦隊及び飛竜隊隊員)


「ようやく現れたか。待ちくたびれたぞ大虚け共」(グランマーセナル帝国皇帝・ネオシス・ロエリス・エルスタッド・ロルーシュ・マジスティア)





追記・修正はペンデュラム暗黒物質が刺さったことのある人がお願いします。


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最終更新:2021年03月22日 10:06