伝説の勇者ダ・ガーン

登録日:2009/10/01 (木) 00:48:13
更新日:2023/10/14 Sat 22:38:29
所要時間:約 6 分で読めます






隊長は、俺だいっ!



目覚めよ勇者!戦えダ・ガーン!!



『伝説の勇者ダ・ガーン』は1992年から1993年に放送された、
勇者シリーズ第3作目にして、谷田部三部作の最終作。全46話。
放送終了後は角川スニーカー文庫から小説が上下巻出ている(著:鷹見陸)が、若干ストーリー展開が異なる。

前々作である『勇者エクスカイザー』の登場キャラクターである徳田オサムやマリオらしきキャラが登場しており、エクスカイザーは後番組である『太陽の勇者ファイバード』と同一の世界観なので本作も前2作と世界観が共通しているのではないかと言われる。

ガ・オーンの酋長発言が原因で表現規制に引っ掛かった為、00年代以後地上波での再放送が困難になった。が、テレ玉での再放送では問題なく放送、ただし注意書きのテロップは入っている。


あらすじ

緑ヶ浜小学校に通うごく普通の少年、高杉星史は、
地球侵略を企てる謎の地球外生命体オーボスから地球を守るため、オーリンに伝説の勇者ロボ達の隊長に任命される。
この瞬間、オーボスとその部下達との激しい戦いの幕が切って落とされた……。


登場人物

子供たち

高杉星史(CV:松本梨香)
緑ヶ浜小学校に通う元気溌溂な少年。お調子者でウルトラスケベなのが玉に瑕。
オーリンによって隊長に選ばれ、地球を守るため各地に眠る勇者達を覚醒させていく。
父は軍人、母はニュースキャスターと多忙な仕事で、
両親ともに殆ど家にいないが、それを苦にもせずひとりでいる時も家事全般を難なくこなせる。

成り行きで隊長となったことから最初は軽い気持ちだった。
しかし、セイバーズの死、友達だと思ってたピンクの裏切り、
防衛機構軍の腹黒さ、ヤンチャーとの出会いなどで、隊長としての自覚を持ち始め、成長していく。

ダ・ガーンらと行動を共にする際は某光の巨人にも似た防護服と正体を隠すためのヘルメットを装着する。
1年前に五次元帝国と戦っていた小学生後のスーパーマサラ人とは関係ない。

香坂ひかる(CV:紗ゆり)
星史のクラスメートにして、幼なじみ。
勝ち気な性格で、星史に対しては保護者のような扱いで、いつも世話を焼いている。
毎日一緒に登校しているが、星史がいつも遅れて遅刻しそうになるのがお約束。
口やかましく星史を嗜めることが多いが内心では心配しており、適当な言い訳で彼の仮病を本当だと信じたこともある。

基本的に仲は悪くはないが、「オトコ女」と言われるのを気にしている。
実家は自然食レストラン「つくし」を経営しており、星史も時々顔を出してはご飯を食べに来ている。

担当声優の紗ゆり氏は後に勇者王ガオガイガーにて天海愛、プリマーダ、戒道幾巳、パラス・アベルなど何人ものキャラクターを演じる。

桜小路蛍(CV:白鳥由里)
同じく星史のクラスメートでお嬢様
普段は物静かで無表情で、感情を表に出さない神秘的な雰囲気を放っている。

毎回来るのがあらかじめ分かっているかのような頻度で星史の前に現れ、意味深なメッセージを残してはフッと消えていく。
実は草や動物の心の声が聞き取れる能力を持ち、星史の大きな手助けとなっている。

ヤンチャー(CV:高乃麗)
オーボスによって滅ぼされたワイルダー星の生き残り。
フルネームは「ヤンチャラン・スターレット・バンナー・グリシウス・ジャックギンガー・ワイルダー14世」長えよ!
その名の通りやんちゃで生意気な性格の野生児だが、目の前で自分の星が消滅する様を見た為、全てを失うことの辛さと悲しみを知っている。
1年後に恐竜ロボのパイロットになったかは不明。


大人たち

根元正(CV:島田敏)
ひかるの家の隣の交番に勤務している巡査。
生真面目な性格だが、自分のパトカーダ・ガーンが憑依しており、事件のたびに突然いなくなってしまう気の毒なお方。

自動車泥棒が盗んだと勘違いして辞表を書くほど思い悩むが、いつの間にか戻ってきているため大いに困惑している。その後も星史がダ・ガーンとこそこそ相談していると自動車泥棒(および返却)の犯人と勘違いして近づいてくることがあり、彼と視聴者をヒヤヒヤさせている。

基本的に三枚目だが、スパイ獣に華麗な警棒さばきでなぎ倒せる実力を持ってはいる。だが、その警棒を頭にぶつけ、自滅したことも…。

第9話では母のキヨが登場。牛一頭背負って歩けるほどの高性能ばあちゃんである。
故郷の美里村は高齢化と過疎化に悩まされていたが、レッドロンが誤って掘り当てた温泉のお陰で村興しに成功した。
同時期に活躍した三人組に声の似た人物がいるが、やはり無関係。

高杉光一郎(CV:岸野一彦)
星史の父で地球防衛機構軍(GDO)の軍人。階級は大佐。
オーボス軍との戦いが激化した事でオーストラリア本部から極東支部に転属する。
「軍隊の必要ない世界にしたい」という信条を掲げ、非常時でも冷静に対処する実直な人物だが、プライベートではダジャレを言ったりと結構お茶目。
終盤にオーボスとの和平交渉に赴いた際に捕まってしまい、父を救えなかった自責の念から星史は隊長の役目を放棄してしまうが……。

高杉美鈴(CV:五十嵐麗)
星史の母でSRBCテレビ局のニュースキャスター。職場では旧姓の「坂本」を名乗っている。
多忙なあまり星史に構ってやれない事を悔やんでおり、「星ちゃん」と呼んで溺愛したりと過保護な面が目立つ。

家事、とりわけ料理は苦手で、星史からも「母さんのクッキングナイフの使い方見てると危なっかしいんだもん」と言われるレベル。実際のところ鉈を振り下ろすように包丁を扱うなど、かなり危ない手つきであった。

それでも夫や息子と過ごす時間を大切にしており、天涯孤独のヤンチャーにも優しく接したりと、内に秘めた愛情は間違いなく本物。
ちなみに中の人はリアルだとダ・ガーンとは夫婦である。

香坂春夫(CV:河合義雄)
ひかるの父でレストラン「つくし」のコック。
店に妻の名前を付けるほどの熱烈な愛妻家で未だにラブラブ。妻の代わりに家事を担当するうちに料理の楽しさに目覚め、脱サラして店を持つようになった経緯がある。

星史が自分の食事の支度が面倒がっている時には無農薬で栽培した自然食の料理を振る舞うこともある。

ヒゲにメガネが特徴の親しみやすそうなおじさんだが、自然を愛するあまり説教臭くなるのが玉に瑕。
オーボス軍の侵略を地球の環境破壊が原因だと捉えて嘆く場面もあった。

見ている方が恥ずかしくなるほどの愛妻家という設定は、勇者エクスカイザーのコウタの父ジンイチを思い起こさせる。


香坂つくし(CV:佐々木優子)
ひかるの母でレストラン「つくし」の実質オーナー。名家出身のお嬢様で、意外にも夫より年上。
春夫とは無理矢理結婚したため、今でも母(ひかるの祖母)からは関係を認められていない。
間延びしたような口調で話すおっとりした人物だが、意外と細かいところに気付くしっかり者。

一方でかなりの天然ボケでもあり、根元にトリカブトのゼリーを勧めた事も。
ただ、自分の素っ頓狂な発言に続けて冗談だと語る場面もあることから多少の自覚はある模様。

そのキャラクター造形はやはり勇者エクスカイザーのコウタの母ヨーコを彷彿させる。監督が同じことから一種のセルフパロディと言えるかもしれない。

勇者たち

ダ・ガーン(CV:速水奨)
星史が最初に目覚めさせた勇者。
大仏の額の勇者の石から現れ、根元巡査のパトカーに融合した。
パトカーの状態では星史を乗せて猛スピードで地を疾走する。
冷静沈着で真面目な性格で、勇者ロボ達の中でもリーダー的存在。隊長である星史とは本名で呼ぶほど対等な関係。

隊長である星史の命令には忠実に従うが、自分たちの正体が露見する可能性を孕む非合理な指示は受け付けないこともある。
ただし、その際にも星史の心情を慮った行動を提案してフォローしようとするなど、細かい気配りができるよくできた性格をしている。

武器はダ・ガーンマグナム。
演者は、第1作目でも主役勇者(しかも自動車繋がり)を担当。

アースファイター
ダ・ガーンXの合体パーツ。
元々は防衛機構軍の戦闘機だった。

アースライナー
同じく、ダ・ガーンXのg(ry
モデルとなったのは300系新幹線の先行量産試作車(J0編成)と少々マニアック。

ダ・ガーンX
ダ・ガーン、アースファイター、アースライナーが合体した姿。
ダ・ガーンXをはじめ、勇者たちの合体には星史が持つオーリン/ダイレクターが不可欠。

必殺技は胸部の結晶体から放出されるブレストアースバスターだが、エネルギー消費が激しいことから、ダ・ガーンブレードとアースキャノンで締めることが多い。

飛行形態のダ・ガーンジェットも有し、その際には、新幹線が飛行機の機首に見立てられている。

声やモチーフで何かとエクスカイザーと比較されることの多いダ・ガーンであるが、戦闘機と合体することで長距離の移動を無理なく行えたり、ダ・ガーンブレードによる斬撃が侍のように自ら斬りかかるモーションになっていたりと様々な面で差別化が図られている。

余談だが、アースキャノンの発射シーンの一部に、
前作「ファイバード」のグランキャノンの発射シーンが使い回されている。

ガ・オーン(CV:速水奨)
キリマンジャロの氷の中に眠っていた勇者。
太古の大地を守ってきたという。
寡黙で星史を「酋長」と呼ぶ。
アフリカ大陸を繋ぎ止めているダ・ガーンに変わり、隊長機を務める。
武器はガ・オーントマホーク、Gキャノン、Gバルカン。


グレートダ・ガーンGX
ダ・ガーンXとガ・オーンが合体した姿。
前2作のグレート合体が剣を必殺武器としていたのに対し、銃を必殺武器にしている。
必殺武器はGキャノンとGバルカンを合体させたGXバスター、別形態のGXバスターバルカン。
グレートダ・ガーンGX誕生前に、ガ・オーンが合体武器を使ったことがあったが、反動に耐えられなかった。


ダ・ガーンGX
最終話のみ登場。
伝説の力が完全に発動した黄金のグレートダ・ガーンGX。
セブンチェンジャーを含めた全勇者が結集している。
発動前の戦闘で、グレートダ・ガーンGXが中破していたことから、ガ・オーンの面影は胸ライオン、Gキャノン、Gバルカンのみ。


セイバーズ

大空を守る勇者で全員が冷静な性格だが、追加メンバーが太古の勇者だったため、航空機から変形するメンバー3体と鳥から変化するメンバー1体というイレギュラーな組み合わせになった。

最初に復活した3体は乗り移ったマシンが航空機だったためパイロットのような性格で、星史を「キャプテン」と呼び、返事は「ラジャー」を使用する。
後から復活したホークセイバーは星史を「隊長」と呼び、返事は「了解」を使用する。

ジャンボセイバー(CV:星野充昭)
勇者の石を装飾した古代エジプトの神像を運んだジャンボジェット機に融合。
「キャプテン」こと星史のいい加減さに振り回されて「隊長に相応しくはないのでは?」と疑問視することもあった。

ジャンボジェットゆえの積載量や航続距離を活かし、ダ・ガーンの長距離移動や囚われた人々の救出に活用されたこともある。
よく間違えられるが、セイバーズのリーダーはジェットセイバーではなく彼である。

ジェットセイバー(CV:高宮俊介)
レッドロンがコレクションとして捕獲したジェット機と融合した。
勇者の石は南極の試掘場の岩盤に眠っていた。

シャトルセイバー(CV:沢木郁也)
中の人が同じレッドロンに捕獲されたスペースシャトルに融合する。
月面で発見され、シャトル内に保管されていた勇者の石から復活した。

スカイセイバー(CV:高宮俊介)
ジェットセイバー、ジェットセイバー、シャトルセイバーが合体した姿。
空の勇者の名は伊達ではなく、空中戦が得意。
武器はセイバーブーメラン。
勇者シリーズでは初めて一度戦死した勇者ロボでもある。

ホークセイバー(CV:林延年(現:神奈延年))
太古より大空を守ってきた勇者。石像の姿になって眠っていた。
スカイセイバーが死んだと同時に魂が覚醒し、鳥の姿として実体化した。更にそこへ「隊長」こと星史が鳥の石像の前で祈る事でダイレクターが呼応し、完全に覚醒する。

ペガサスセイバー(CV:林延年)
スカイセイバーとホークセイバーが合体した姿。
武器はセイバーアーチェリー。
スカイセイバーよりも早い飛行速度を誇り、セブンチェンジャーと激しい交戦をしたことがある。
ケンタウロスのような四足体型という、勇者シリーズどころかヒーローロボットとしても他に類を見ないシルエットが特徴。
玩具でのペガサスセイバーの作りは複雑で初見殺し。説明書無しでの合体は不可能に近い。


ランダーズ

大地を守る勇者で、4体全員が自動車に乗り移った荒くれ者。
揃って威勢がよく、命令には忠実だが少々口が悪いともいえる。
星史を「大将」と呼び、彼の命令に「おう!」と豪快に返事する。

ビッグランダー(CV:島田敏)
ランダーズのリーダーで、喧嘩っ早いが情に脆い江戸っ子気質。
パワーが売りであり、自慢ではないが力ならば誰にも負けないとのこと。
オーストラリアの地下洞窟内で、恐竜の化石と共にドリルランダーと共に眠っていたが、
ドリルタンクを運んできたトラックに融合した。

リーダー格だが、ランドバイソンの脚部に担当するという珍しい構成になっている。

ターボランダー(CV: 梁田清之)
イギリスのヘンリー家の家宝に眠る勇者の石が、F1サーキットのスポーツカーに融合。
中の人はビオレッツェと同じ。

マッハランダー(CV:河合義雄)
ターボランダーと同時に覚醒し、フォーミュラーカーに融合。

ドリルランダー(CV:巻島直樹)
ビッグランダーと同時に覚醒。
ドリルタンクに融合する。
勇者シリーズ恒例のドリルを装備したキャラクターであり、土の中なら彼の専門。
初登場時、「大将」と呼ばれて面食らう星史に対して「他に誰がいるんだよ、このスットコドッコイ!」と言ってのけた。

ランドバイソン(CV:島田敏)
ビッグランダー、ターボランダー、マッハランダー、ドリルランダーが合体した姿。
ランダーズ全員が気の強い性格なため、粗削りながらも力強い戦い方が得意。
武器はランドカノン、ランドクラッシュ、バイソンシールドなど。
合体時の「ラ~~~ンドバイソン!」という名乗りが印象的である。

その他の勇者

セブンチェンジャー(CV:子安武人)
当初はオーボスの部下として、星史達に立ちはだかった謎のロボット
その名の通り、ジェット機・戦車・潜水艦・ジャガー・グリフォン・トレーラー・ロボットの7つの姿に変形する。
武器は長剣のチェンジャーシュヴェルト、腕からキャタピラを放ち敵を貫くチェンジャーブレッツェン、胸から放つ光線・チェンジャーシュトゥルメンなど、多彩な装備を持つ。
実はワイルダー星の勇者だが、覚醒した時には既に手遅れの状態だった。
そのため、主である「王子」ことヤンチャーと共に身分を隠してオーボスへの復讐を目論み、
伝説の力を発動させるために、セイバーズを一度は倒すなどダ・ガーン達を幾度なく窮地に追い込んだ。


オーボス軍団

正体不明の宇宙生命体オーボスの指揮の元、数々の惑星を滅ぼしてきた混成異星人軍団。
各構成員は様々な星から徴兵されたという設定上、過去作の敵組織に比べて戦力の統一感が薄いのが特徴。
オーボス(CV:千葉耕一)
オーボス軍の(その名の通り)トップ。
惑星の生命力であるプラネットエナジーを求めて侵略行為を行っていた。
正体不明の謎めいた存在。
地球に潜む伝説の力を欲するが、そこにはある理由が……

レッドロン(CV:沢木郁也)
最初に地球に送り込まれた刺客。
メカマニアで、独特の美学を持っている。任務と同時に「美しくない」と愚痴りながらも地球のメカを集めることを趣味としている。
ダ・ガーンなどの外見を悪趣味だと断じる一方、自分たちが設計した無骨なメカは評価し、さらに美しさを高めるために羽根飾りをつけるよう命じたりしている。

序盤の指揮官的存在だったが、自らの専用ロボット・エーベンブロイでイモロボットダ・ガーンを追い詰める程の腕を見せた。
10話で赤い移動要塞が変形した超巨大ロボ・レッドローン(小説版ではレッドフォートレスと呼称)でダ・ガーン達の合体を封じて奇襲攻撃を掛けるも、後から既に合体したランダーズが来たことに形勢逆転。
宇宙へ逃げるも、ダ・ガーン達のフォーメーションアタックにより母艦が撃沈され、
その後ビオレッツェにより体を半分機械にされてしまった。

そして、デスザラスの色替えレッドガイストというロボットを駆り、ダ・ガーン達勇者の抹殺に燃える復讐鬼として襲い掛かる。

デ・ブッチョ(CV:塩屋浩三)
レッドロンに代わり、新たに地球へ送られてきた刺客。
人間体の時は、アヤシサーカスの団長として、緑ヶ浜に潜伏する。
その名の通り、デブ体型で容姿も醜い。
装甲獣という生物兵器でダ・ガーン達を苦しめた。
しかし、幾度の失敗でピンキーに見放され、蛍をさらい、自暴自棄で決戦をしかけた。
この時、ブッチョは蛍に惚れ込んでおり、「ジュラルディンちゃん」と名付けた。
しかし、その蛍に哀れみの目と言葉を掛けられ狼狽し、ダ・ガーン達に敗れた。
その後、ビオレッツェに文字通りに八つ裂きにされる。

レディピンキー(CV:冬馬由美)
3番目の刺客。
星史たちの同級生(転校生山本ピンク、その姉マジカルピンキーという2つの姿に変装してチョロチョロ星史を倒そうと暗躍する。
性格は高飛車な女王様で、美少年型のアンドロイドたちを従えている。
一時期は落とし物として校内に拾われたダイレクターを手に入れてダ・ガーンらを自身の下僕にしようと目論んだが、失敗に終わった。

ビオレッツェ(CV:梁田清之)
4番目(ry
他の面子の監視役でもある。
猫や狼に変身してどこへでも侵入する。
オネエ口調で話す冷酷で野心家な策士だが、オーボスへの忠誠心はかなり強い。
しかし、その恐ろしい正体を知るや否や、自身の持つオーボスへのイメージが打ち砕かれたのか、誰よりも困惑していた。


シアン(CV:笹岡繁蔵)
最後の刺客にしてオーボス軍のナンバー2。
初登場時は巨大なUFOの形態であったが、戦闘時はさらに巨大な蛇型のドラゴン形態へと変化する。
グレートダ・ガーンGXのGXバスターが全く効かずに弾き返す上に、最終話で伝説の力を完全に発動させることでしか倒せなかった強敵。

しかもオーボスの命令で手を抜くように命じられていたため、本気になった時の強さは未知数。
このことから、勇者シリーズ全体で見ても間違いなくオーボスと並ぶ最強クラスの敵キャラとされる。

余談

勇者シリーズの中では珍しく、前期・後期でオープニング映像がほとんど変化していない。
後期OPで変更された部分はイントロ部分でライオンモードのガ・オーンとグレートダ・ガーンGXが登場するのみ。
事情は不明だが、ストーリーの進行に合わせた映像の差し替えがここまで少ない作品は唯一といってよい。


「ダ・ガーン! セイバーズ! ランダーズ! ガ・オーン! 今すぐ追記・修正だっ!!」
「了解!」

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最終更新:2023年10月14日 22:38