ど根性ガエル

登録日:2013/10/14(月) 14:28:34
更新日:2024/02/29 Thu 21:49:39
所要時間:約 4 分で読めます







♪男の~意地は~

ど根性でヤ~ンス~

ザマァカンカン かっぱのへ~


「ど根性ガエル」は、吉沢やすみの漫画作品である。
1970年~1976年まで週刊少年ジャンプにて連載されていた。

概要

ひょんなことからTシャツに張り付いてしまったカエル・ピョン吉とひろしが下町を舞台にドタバタ劇を繰り広げる。

1972年と1981年の2回テレビアニメ化された。
いずれも制作は東京ムービーで、前者は朝日放送/TBS系*1、後者は日本テレビ系で放送された。
また、後者の主題歌はデビュー当時のとんねるずが担当している。

2015年には日本テレビ系でテレビドラマ化された。主演は松山ケンイチで、原作から16年後の30歳になったひろしが主人公となっている。
しかしヒロシの設定が後述のCMシリーズとは真逆になっており、どちらかはパラレルワールドの可能性がある。

本連載から半世紀以上たつ作品だが、再放送も頻繁に実施されたほか、CMキャラクターでの起用も多くアニメの画は見たことある人も多いだろう。

作者にとっては最大のヒット作となったが、金銭面のトラブルや本作以降全くヒット作に恵まれなかったこともあり、家庭崩壊に至ったという。
この事は、彼の実娘によるエッセイ漫画『ど根性ガエルの娘』に詳細が描かれている。

ストーリー

主人公、ひろし(中学二年生)は登校途中、石に躓いて転んでしまい、
一匹の蛙を自身のとっくりシャツに貼り付けてしまう。
しかも貼り付いた蛙は洗っても全然取れない。
仕方なくひろしは、その蛙に『ピョン吉』と名前を付けて相棒にする事に。
かくして、ひろしとピョン吉の愉快痛快な毎日が始まるのであった。

登場人物

声は1972年版/1981年版/CM・パチスロ版の順
  • 貝塚ひろし
CV:野沢雅子
演:松山ケンイチ
主人公。
前述の通り、登校途中に転んでしまい、
ピョン吉をとっくりシャツに貼り付けてしまい、そのまま相棒にすることに。
因みに頭のメガネは幼少時代、幼馴染であるメガネ屋の一人娘から
お別れの餞別に貰ったものであり、これを巡るエピソードもある。
名前は吉沢がアシスタントを務めていた同名の漫画家より。

  • ピョン吉
CV:千々松幸子
演:満島ひかり
もう一人(一匹)の主人公。
ひろしのとっくりシャツに貼り付いて以来、彼の相棒となる。
なお、ひろしのクラスではマスコット的な扱いを受けており、
特に女の子達から絶大な人気を誇っている。
(ひろしが家にピョン吉を置いてきた際は、クラスの女子全員がこぞってピョン吉をお見舞いに行った程)。
蛙ゆえか蛇が大の苦手。

  • 吉沢京子
CV:栗葉子/富井淳→黒須薫/西村ちなみ
演:前田敦子
本作のヒロイン。
比較的裕福なお家のお嬢様だが、所々ボーイッシュな所もある。
ひろしから好かれているが、彼のとっくりシャツに貼り付いている『ピョン吉』を気に入っている。
後に周作という弟が誕生する。

  • 五郎
CV:高橋和枝/堀絢子/堀絢子
演:勝地涼
ひろし達と同じ中学校に通う後輩で、ひろしを慕っている。
学帽に赤いマスクがトレードマークで、のちにみさ子と恋仲に。

  • みさ子
CV:沢田和子/三田ゆう子
五郎のガールフレンド。
近所の野良犬に襲われていたところを五郎に救われ、以降、彼とはラブラブモードに。
小学四年生でおしゃま。

  • ゴリライモ(五利良 イモ太郎)
CV:たてかべ和也/青空球児
演:新井浩文
ひろし達と同じ中学校に通う番長さん。
学年は三年生。
乱暴者だが、根は善人であるらしく、どこか憎めない。

  • モグラ(野村 裕次郎)
CV:作間功/青空好児
演:柄本時生
ゴリライモの子分で、そのニックネームの通り、穴掘りが得意。
ハート型のハゲがとってもキュート。

  • 佐川梅三郎
CV:原田一夫/原田一夫/難波圭一
演:光石研
通称『梅さん』。
近所のお寿司屋「宝寿司」の板前さんで、大きな顎と捻じり鉢巻きがトレードマーク。
「小僧、良い食いっぷりだな!」

  • 町田先生
CV:永井一郎
演:でんでん
ひろし達が通う中学校の教師。
歯は総入れ歯で、入れ歯をネタにした話も時々あった。
「教師生活25年、こんな経験したことがない」

  • よし子先生(山中 ヨシ子)
CV:武藤恵子/戸田恵子
演:白羽ゆり
ひろしたちが通う中学校の若い女性教師で、本作品のもう一人のヒロイン。
梅さんから熱烈なアタックを受けており、最終回では結ばれるような描写も*2


主題歌


【1972年版】

OP「ど根性ガエル」

ED「ど根性でヤンス」(第1回 - 第26回、第78回 - 第90回)
同上「ど根性ガエル音頭」(第27回 - 第46回、第91回 - 最終回)
同上「ど根性マーチ」(第47回 - 第77回)

【1981年版】
OP「ピョン吉ロックンロール」
ED「夢行きチケット」


その他

2000年代に放送された大鵬薬品工業の「ソルマック胃腸薬」のCMにて本作のキャラ達が登場。
声優陣も一部を除いて当時のキャストが続投している。
ひろしは30歳になっており(つまり本編の16年後)、京子ちゃんと結婚している。
梅さんの寿司を次々と平らげ、お腹パンパンになるひろしが笑いを誘う。
しかしドラマ版のひろしは完全なニートである。


ひろし「んじゃ、ピョン吉、追記・修正頼むぜ」
ピョン吉「全くひろしのヤツ、すぐ書き逃げするんだから」


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最終更新:2024年02月29日 21:49

*1 当時はネットワークが腸捻転していたためこの系列で放送され、腸捻転解消後はテレビ朝日系で再放送も実施された。

*2 本編では描かれていないが、最終回には宝寿司を手伝う描写が見られる。