ダニエル(遊戯王5D's)

登録日:2011/05/18 Wed 06:09:17
更新日:2023/12/31 Sun 16:59:56
所要時間:約 5 分で読めます




ダニエルとは、遊戯王5D'sに登場した謎の人物である。

●目次

概要

フォーチュンカップ優勝者の有名人、不動遊星に似ている人物。
だが、髪型は帽子に隠れて判らないものの、不動遊星とは違い顔にマーカーが無いためおそらく赤の他人だと思われる。
たぶん彼も知人から「お前あの不動遊星にちょっと似てね?」とか言われてたりするのだろう。
実際に彼の姿がはじめて映された際も、「誰このイケメン」「遊星さんなにやってんすかw」などの視聴者の声が聞かれた。


そんな彼の初登場話は『モーメント・エクスプレス開発機構』である。
彼は大手Dホイールメーカー『ボルガー&カンパニー』の研究員であり、
同僚のティモシーとエバと共に宇宙開発に携わる『モーメント・エクスプレス』の研究所へ共同研究に来たのであった。

その日のランチタイム、研究所長のクラークが自室に戻ると、中にはダニエルが。
そして唐突にクラークをデュエルに誘うダニエル。

まるで今考えたような「クラーク所長はデュエルがお強いと聞いているのでお手合わせをお願いしたい」という理由で…

ダニエルがなぜか所長室にいた事を怪しんだクラークはそれを受けることに。
こうしてクラークvsダニエルの変則デュエル、「神経衰弱デュエル」が行われるのだが、ダニエルはなんとあの“スターダスト・ドラゴン”を召喚する…!

果たしてクラークはこの強敵に勝利し、ダニエルの目的を暴くことができるのか!?







以下ネタバレ








あらすじ

〈この回冒頭までのあらすじ?〉

謎の組織イリアステルを探るため、雲隠れしていた治安維持局副長官イエーガーを“イエーガー捕獲作戦Ⅱ!”で誘い出した遊星達。

イエーガーをカップラーメンで説得し共同で調査した結果、とある会社『モーメント・エクスプレス開発機構』がイリアステルに関係している事を知る。
チーム5D'sの後援会社『ボルガー&カンパニー』副社長リックの協力で、遊星達は研究員という偽りの肩書きを得る。

遊星は有名人なため、帽子をかぶりマーカーを消し、さらに他2人も念のため変装した。
そして彼らは、研究員として『モーメント・エクスプレス』の研究所に潜入調査に乗り込むのだった!


………そう、なんと『ダニエル=不動遊星』だったのである!


同僚のティモシーとエヴァの正体は、大好きブルーノちゃんとシェリー。
チーム5D's関係の他のメンバーは技術面や知識面で劣り、有名人ばかりなので「不動遊星」「シェリー・ルブラン」「ブルーノ・グラサン」のトリオは潜入調査にはベストメンバーであるはずなのだが…



そして彼らの潜入劇がはじまる。
普段とは違う丁寧な口調でクラーク所長に自己紹介したダニエル達。

遊星「ダニエル」(やたら自信満々に)ブルーノ「ティモシー」 シェ「エヴァです」

研究のふりをしてイリアステルと関係したデータがないか調査するも、午前中の調査では特に成果があげられなかった。
ランチタイム、所長室になら重要なデータがあることを推測し、三人は無人の所長室で調査する。
だが監視カメラに、所長室に戻ってくるクラークが映る…!

ダニエルは所長室のPCのデータスティックを託した2人を排気口から逃がす。
そして2人が調査する時間を稼ぐため、

「オレとデュエルしましょう(キリッ)」

…アレ? 「オレ」って…

その後、クラークの提案により、神経衰弱デュエルという変則デュエルを行う。
しかし、デュエル中も敬語を忘れ普段の口調で話す遊…ダニエルさん。
順調に化けの皮が剥がれていっている。というか自分から剥がしていってる。


召喚口上を少し間違えたりしながらも、スターダスト・ドラゴン(机上なのでミニチュアバージョン。可愛い)の召喚に成功する。



※スターダスト・ドラゴンは世界に一枚、不動遊星が持っている物しか存在しません



ダニエル「スターダスト・ドラゴンの攻撃! シューティング・ソニック!」

クラーク「さすがは不動遊星だな」

ダニエル「!? なぜ俺の名を!?」

遊星さんェ……

一応遊星を擁護しておくと、スターダスト・ドラゴンのオリジナルは遊星しか持っていないがレプリカが作られている可能性はある。
そもそも世界に1枚しかないのであれば作中でスターライト・ロードのようなスターダスト・ドラゴンの姿が描かれた専用サポートカードが存在するのはおかしい。
レプリカカードも何枚か普及されているからこそ、スターライト・ロードのような専用サポートカードができたとも考えられる。
もっともレプリカカードは遊戯王DMのKCグランプリ編で登場したシュトロームベルクの金の城のように公式デュエルで使用できない可能性はあるが、
この神経衰弱デュエルは明らかに公式デュエルではないため使用してもまったく問題ない。
遊星は自分の事をスターダスト・ドラゴンのレプリカカードを持った「不動遊星のなりきりファン」と思って貰う事で状況を切り抜けようとしたのかもしれない。


ただそれにしたってどう見ても日本人なのに偽名に「ダニエル」を選ぶという時点で何かが抜けている気がするのは気のせいだろうか。
あんさん以前「大門太郎」って立派な日本人らしい偽名使ってただろうに…。
後に日本人のダニエルは不自然でない事が判明するが…(後述)

こんな主人公で大丈夫か?

クラークのイカサマを見抜き、変則デュエルには勝利したものの、ダニエルの正体はクラークにバレていた。
ダニエルは2人と合流し、研究所から逃げるために走り出す。

警報が鳴り響き、追っ手が迫り、通路は遮断され、窮地っぽいBGMが流れる……
そんなシリアスモードの中、懸命に走り続ける彼らが着いた先は宇宙開発のためとされるシャトル整備場だった。そしてシェリーはシャトルを指差して………

シェリー「 シャトルの中に隠れるのよ!

ブルーノ「 閉じ込められた!

ダニエル「罠か・・・」(真顔)

※この間わずか数秒



…鳥が自分から鳥カゴに入るようなものである。

この大ポカを、流れるような動きでわずか数秒で大変スムーズにやってのけたため、視聴者は笑ったり呆れたりする前にあっけにとられた。
※ダニエル達がすごく真面目に逃亡しようとしていた結果です

さらにその直後、

クラーク「(異次元へ航行する機能を持つそのシャトルで)次元の狭間に消し飛べ!」

まさかのリアル次元幽閉を宣言。


そしてダニエル達はシャトルごと異空間へ飛ばされてしまった。


番組終了間際の一連の超展開により、多数の視聴者は呆然としたという…


余談

「有能+クールの完璧な三人組が潜入捜査をするというシリアス回
…だと思っていたら実は三人とも天然で、しまいにはギャグとしか思えない大ポカをやらかした」
実に遊戯王らしい回である。
この回も、『イエーガー捕獲作戦Ⅱ!』から続くギャグ回に違いない。


なお、この話で急に遊星のマーカーが消えてることに何ら説明が無く、一部視聴者に疑問を抱かせたが、
スタッフが後に語ったところによると初期の脚本段階ではアキが化粧で遊星のマーカーを消すくだりがあったらしい。
放映されてれば実にニヤニヤできそうなシーンになっただけにちょっと残念である。

また、ダニエル一行がハンバーガーセットを食べる場面があるのだが、例によって何故か遊星だけ一口もありつけていない。
単に食べる作画が面倒なだけだったとは思うが...それにしてもスタッフは彼にコーラぐらい飲ませてやってもいいんじゃないか?


そして、数々の出来事のせいで忘れがちだが、上記の神経衰弱デュエルは、遊星が本編で行った最後のスタンディングデュエルである。 


余談だが「ダニエル太郎」という日本のプロテニスプレイヤーが実在している。
偶然にも不動遊星の偽名2つを組み合わせた名前であり、日本人でも「ダニエル」と名乗っても問題ない事が判明した。彼はハーフだが。
とはいえ5D'sの舞台であるネオドミノシティジャック・アトラスを始めとした外来人も多く在住している為、我々の住む日本よりかはハーフも多いと考えられる。



追記・修正は変な偽名でバレバレの変装をしながらお願いします。

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最終更新:2023年12月31日 16:59