セイバー(BORDER BREAK)

登録日:2011/11/18 Fri 13:56:53
更新日:2023/07/23 Sun 19:21:39
所要時間:約 6 分で読めます




セイバー(saber)はセガのアーケードゲームBORDER BREAKに登場する架空の兵器、ブラストランナーの一機種。

通称は剣。
製作メーカーはクーガー、エンフォーサーを開発したTUMOI Industry。
セットボーナスはエリア移動速度-0.5秒。通常2.5~3.0秒、チップ使用で最速2.0秒とプラント間を高速で移動可能。

エアバースト移行に際し、ディスカスと共にPVで激闘を繰り広げた。
その洗練されたフォルムにPVのカラーが合わさって多くのボーダーたちの心をときめかせた。
しかし実際に投入されると評判は芳しくなかった。

その理由は投入時点でのI・IRに由来する。軽量型にもかかわらず、軽量級らしからぬステータス割り振りをされたせいであった。
  • 軽量級中で最遅のダッシュ速度
その分歩行は高かったが基本的に重要度はダッシュ>歩行で微妙な性能である。
  • 平均かそれ以下の射撃補正
軽量級は補正が高めなのが慣例だが、隠密と連携を重視し索敵とロックに振っているため補正が低かった。
  • ボーナスの付くエリア移動は攻め手に絡めにくい
精々味方が奇襲したプラントへの応援に急行出来る程度。
といった点が問題視され、使用率は高くなかった。
敵陣潜入からのコア凸や奇襲を行うボーダーからは好評だったが、それだけだった。いささかニッチ過ぎたのである。

後に解禁されたII型によってやっと射撃補正は平均並み、ダッシュ速度は軽量級相応のレベルに達した。
しかしその後ヤクシャ弐式脚の登場によりまたしても軽量ブランド最遅へ。
戦闘面での総合的な評価ではヤクシャに軍配が上がる。

こう説明すると良い所無しに見えるが、明確に他を突き放す長所がエリア移動の速さである。
3秒または3.5秒という短い基本値に加え、セットボーナスによりさらに-0.5秒の短縮が行われる。
後にチップ機能により更に0.5秒短縮。その結果、全ブラスト最速2.0秒によるエリア移動を実現した。
流石に速くなりすぎたのか、エリア移動速度UPのチップを使っても性能限界で2.0秒止まり。
しかしエリア移動SのシュライクW型の実装により全機体唯一の2秒移動を奪われる憂き目に…
チップが必要とはいえダッシュA+とエリア移動2秒が両立出来るあたりセイバーの立つ瀬がない。
セイバー「話が…違うっすよ…オレは…特別だって…死にたく…ない…」

将来的なエリア移動上限の解除に期待したいところである

エリア移動はボーダー自身の技術ではどうしても補うことのできない要素であるため、頻繁にベース防衛に戻らなくてはならない状況では重宝するし、
戦闘主体のゲーム展開であっても、味方の奇襲にいち早く反応することができればかなりのアドバンテージとなる。
敵陣深くへ切り込み、敵陣を荒らした上で無事に帰還する…そんな縁の下の力持ちプレイを可能にしてくれるのがこのセイバーなのだ。
また地味なネタだが撃破してすぐにエリア移動すれば、相手にはキルカメラが見えないため、何によって倒されたのか知られずに済む。
麻支メインで防衛も凸もしたいというプレイヤーにはもってこいの性能である。

逆に、このボーナスを活用しなければセイバーに乗るメリットは途端に薄まる。
個々のパーツの性能自体は突出したものが無いためでもある。
そのためセイバー主体のキメラアセンはあまり考案されていない。腕が採用される程度である。
ブラストに四段階目が実装されつつあるため、新型に期待しよう。
ver2.7にて追加された要素であるチップの搭載容量が全体的に高い。
よって軽量級の機体の中では拡張性に優れる点も利点と言えるだろう。
チップを絡めたアセンブル研究も進むかもしれない。


I・軽量型ながら索敵とロックに優れる変則型。やや補正が低く戦闘は苦手潜入のお供に。
IR・初期から索敵を下げロックを上げた形。戦闘寄りになってるような…
II・IRから索敵を下げ補正は平均値に。ヒャア我慢できねぇ戦闘だ!
索敵も平均値なので友軍との連携は容易だが、隠密行動はどこに行った。実用的な性能ながらチップ容量はかなり多い。


I・ややブースト重視。最速移動をしたいがIIが手に入らない時はコレで。
IR・バランス型。ただしエリア移動が他より0.5秒多く最速移動は出来ない。
II・ブースト特化型。頭と同じく戦闘向けである。チップ容量は非常に多い。


I・異様に高い武器変更の他は平均で、癖がなく使いやすい。真の最速エリア移動を目指すならどうぞ。
IR・脅威の反動吸収A。ガトリングでも振り回せと言いたげである。リロードはDと平均以下に。
II・リロードと変更が平均以上。I型の変更をリロードに割り振った形で使いやすい。


I・歩行A+の特化型。潜入や迷彩にどうぞ。足音デカイからバレやすいけど。
IR・歩行を下げて装甲と重量耐性を上げた。とはいえ脚の走行は軽視され重量耐性もフルアセンでは足りてる感じである。
重量耐性チップもありわざわざ装備する必要は薄い。
II・ダッシュがやっとA台に。歩行も平均で操作ストレスは少ない。セイバー脚では一番チップ容量が少ない。


フルセットは全てIIで統一…と言いたいところだが、このアセンではチップ容量7.9である。何このひどい嫌がらせ。
しかしロケテ組の報告ではver3.0で上方修正によりスロット8が実現とのこと
やったねたえちゃん!チップがふえるよ!
8スロを目指すならIIIIIRIIになる。優秀なステータスを抜き出すとロックA+・ブーストA-・反動A-・ダッシュA-。なんなのこの戦闘向けブラスト…連携はともかく隠密はどこいった。

ちなみにこのセイバー、購入に必要な勲章はコア攻撃系。
どう見ても防衛に向いた性能であるにもかかわらず、である。
コア攻撃とは無縁な支援乗りの多くが買い進めようとして愕然としたという。
足りないボーダーは凸マップに連グレ担いで参加しよう。運と頑張りによってはすぐ集まる。

なおPVで使用されているカラーリングはプラモになった際の名称からオープニングカラーと呼ばれている。
ゲーム中の実際の名称はB.G.エース。プラモのリリースから遅れに遅れて実装された。
実装翌日、戦場はB.G.エースに塗り上げられたフルセイバーで溢れ返ったという。
まるでセイバー祭りといった様相であった。後にも先にも大量のセイバーを見るのはこの時くらいだろう。
武器までこだわり、VOLT系・グレネード系・リヒトメッサー系を装備した機体も散見された。
(いずれの武装もプラモで同梱された系統であり、つまりプラモ再現となっている)
浪漫と洒落の解るボーダーが多いようで何よりである。
なお入手に関しては過去のイベントの賞品であるため現在は入手不可。参加できなかった人やプラモに惹かれた人はご愁傷様である。


主役級のヒロイックな立ち回りではなく、忍者のごとく汚いプレイで勝利を勝ち取れ。


追記・修正は2.0秒でお願いします。

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • BORDER_BREAK
  • セイバー
  • フルセイバー
  • 三秒ルールを破った機体 ← 2.5秒ルール → そして2秒ルールへ
  • TSUMOI
  • OP詐欺
  • OPが全盛期
  • 忍者
  • 汚い忍者
  • 使いどころが難しい機体
  • 玄人向け
  • オープニングカラー
  • 腹ぺこ王←ではない
  • TUMOI Industry

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2023年07月23日 19:21