ジェシー・コクラン

登録日:2013/10/06 (日) 20:50:37
更新日:2023/10/23 Mon 23:40:11
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「くぅ~っ、たまんねぇ!!」


ジェシー・コクラン(Jesse Cochran、アメリカでは第二シーズン以降カツォポリスKatsopolisに改姓)とはアメリカのテレビドラマ「フルハウス」の登場人物。
ダニーが家族の中心のため忘れられがちだが、このドラマの主人公である(OPのクレジットでは彼が真っ先に紹介されている)。

演:ジョン・ステイモス
声:堀内賢雄

○家族関係
※ダニーの元嫁・パメラの弟。彼女の死後はタナー家の家事を手伝うためにジョーイと共に居候生活を始めた。
 後にダニーの仕事相手であるレベッカ・ドナルドソン(ベッキー)と恋に落ち結婚。ニッキーとアレックスという双子を授かった。
※三人の姪っ子との関係は良好で、特にミシェルとは「おちびたん」「おいたん」と呼び合うほどの仲。
 ちなみにジェシーの父親ニックは一代で害虫駆除会社を立ち上げた起業家だが、妻のアイリーンには頭が上がらない一面も。
 また、「パプーリ(ギリシャ語で祖父を意味する)」と名乗る愉快で子供好きな祖父もいるが、タナー家に二度目の宿泊をした翌日帰らぬ人となった。

○性格
※登場したばかりの頃はとにかく女好きで、家に何度もガールフレンドをとっかえひっかえ呼んでいた事もあった。
 …が、ベッキーと交際後は人が変わったかのように一途な性格に変わり、彼女が大学時代のパーティーに呼ばれた時はこっそり潜入、
 イタズラで書かれたラブレターを見つけたときは本気でダニーとジョーイを疑っていた
 また、ベッキーとケンカになった際に「お互い好きになった相手の名前をリストアップして書く」という勝負になった時は
 分厚い印刷用紙にひたすら「レベッカ」とだけ書いて手渡した。(当初はベッキーに「何人のレベッカと付き合ったのよ!」と勘違いされたが)
※自他共に認める大のプレスリーマニア。作中では様々なプレスリーグッズを披露している他、
 プレスリーの死亡記事を否定していた後そっくりさんらしき人物に会ったり息子二人にプレスリーの格好をさせたりした。
※音楽の才能にも溢れており、「ジェシー&リッパーズ」というバンドを組んで(後に解散)、日本公演やディズニーランドでのライブを行っている他、
 MTVに出演したりビーチボーイズのバックバンドをしたりしている。
※髪型には相当こだわりがあるらしく、ジェルでばっちり決めた髪を触られるのを何よりも嫌う。とある回ではセッティングに45分もかけているというセリフがあった。
 最初は長めのヘアースタイルだったが、床屋さんごっこをしていたステファニーのミスによりバッサリ髪を切られ、以降はやや短めになる。
 髪型への執着の反動か、ジェシーが自分の将来や落ちぶれた自分を想像するときはほぼ間違いなくハゲている
※車やバイクの修理は得意な反面、コンピューターは大の苦手。パソコンの電源の入れ方を知らなかった他、ニッキーとアレックスにデータを消されたときはバックアップを知らずに大慌てしていた。
 またスポーツにも疎く、「DJの学校にカリーム・アブドゥル・ジャバー(当時大人気だったNBA選手)が来る」と聞いても「へぇ、凄いな。三人も来るのか」と頓珍漢な答えを返していた。
 (ただし初期のシーズンでは普通にバスケの試合を見てたり家族のホッケー大会に参加したりしている)
 他には文学についての知識も全くないため、「僕も好きなんですよ、『罪と平和』と『戦争と罰』」という知ったかぶりを披露した事も。

○学歴・職歴
※実は高校を退学しており、それがコンプレックスになっていたのだが後に夜間高校へと通い直している。
(その前に「明日は卒業式だ!」と言って暴れていたというセリフがあることから、卒業式前日に放校処分を受けた可能性もある)
 残念ながら卒業式には出られなかったが、地下鉄の乗客や家族達と即興の卒業式を執り行った。
※職業は最初は親の仕事の手伝いだったが、後に独立しジョーイと二人で広告会社を始める。
 当初は雇われの身だったがスポンサーの身勝手さに耐えられなくなり独立を宣言。ダニーが資金を出し、事業を二人で始める。
 その後は自宅で音楽番組のDJをスタートさせた後、常連客だったクラブをオーナーから受け継ぎ「スマッシュクラブ」を経営している。

○名言
※「Have Mercy!(たまんねー!)」
 ジェシーがよく口にする言葉の一つ。キスをした時から酷い目にあった時まで使い道は様々。
※「本当はさ、さっき屋上に上がったとき頭にあったのは家族やベッキーやお前たちだった。…もし俺が死んじまったら、お前たちの人生から消える。そのほうが辛いと思ったんだ。」
 昔の仲間と悪乗りをし、「自分はまだ衰えていない」と言う事を見せ付けたいがためにビルの屋上でチキンレースを行った後にミシェル達に告げた一言。
 姉を事故で亡くし、姪たちに愛情が移り、最愛の人を得たことでジェシーは成長を重ねたのである。
※「ここに来たばっかしの時は、とりあえず2~3ヶ月手伝ってまた自分の生活に戻るつもりだった。今はここが自分の生活だ…俺の場所はここになっちまった。」
 子育てが嫌になり、家出をするもミシェルが心配になり戻ってきた後、まだ赤ん坊のミシェルに話した本音。
 2~3ヶ月どころか8年にわたり、ジェシーはタナー家の一員として皆を支えていくことになる。
※「あの子のお父さんも、助けを必要としていたんだよ…」
 虐待にあったステファニーの同級生がジェシーの通報で父親と離れ離れになり、里子に出された事を彼女に攻められて。
 同級生だけでなく、父親の弱さも受け入れようと葛藤した彼の重い一言である。


○中の人のその後
※放送局であるABCが自局の編成からフルハウスを外し、WBネットワークでの再スタートを提案したがこれを却下、結果的にこの一件がシリーズの終了へと繋がった。
※番組終了後は『ER緊急救命室』のトニー・ゲイツ役という新たな当たり役を手に入れ、2013年には『ダニーのサクセス・セラピー』の新シーズンにレギュラー出演した等順調な俳優活動を継続中。
※タナー家の中の人とは交流が続いており、2013年にはプレスリーの娘を含めた200人のゲストと共にタナー家の面々に50歳の誕生日を祝ってもらったほか、
 同年には「日本のチャートで1位を取った(作中の設定)」として音楽番組でジェシー&リッパーズを一晩だけ再結成、スマッシュクラブを模したセットでダニー、ベッキーの中の人と競演を果たした。
※2014年からはダニー役のボブ・サゲット、ジョーイ役のデイブ・クーリエと3人でヨーグルトのCMに出演、フルハウス時代を髣髴とさせるやり取りをしている。
※2015年には酒かドラッグでハイになった状態で危険な運転をしたため警察の御用に。依存者用のリハビリ施設に入ったが、続編『Fuller House』に出演が決まっている。


「追記、修正?ヒューッ…たまんねぇな、おちびたん!」

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最終更新:2023年10月23日 23:40