シーラE(ジョジョの奇妙な冒険)

登録日:2013/10/03 (木) 18:07:35
更新日:2024/04/09 Tue 08:10:11
所要時間:約 5 分で読めます




「私のEは"復讐<エリンニ>"のE──」
「その名は敵に対し無慈悲であることを誓ったしるし」


シーラEとはジョジョの奇妙な冒険の外伝小説「恥知らずのパープルヘイズ」に登場する人物。
名前の由来は恐らく同名パーカッショニスト。
本名も同名ボーカルのシーラ・カペッツートからか。(マッシモの元ネタの人と共にアルバムを出している)


【概要】

本名シィラ・カペッツート。Eはエリンニ(復讐)から。年齢は15歳。

性格は強気で、時には自分の身すら顧みず任務を遂行しようする。
特技としてスタンド能力とは無関係に嗅覚が発達している。(吐瀉物から麻薬の匂いを嗅ぎわけるほど)これは昔愛犬トトォを殺されたことが切っ掛け。
更に読唇術も有しており暗殺者として様々なスキルを持つ実力者。

元は「ボス親衛隊」のメンバーで、スクアーロティッツアーノカルネセッコそして燃えるゴミは月・水・金の5人とは同僚だった。
ボスの親衛隊がこんなに可愛いわけがない。
これはローマの賭博場を牛耳っていたミランツァ組を僅か10歳の頃に単身で潰し、その功績から親衛隊に抜擢された。
この為、ローマ地区では特に名の知れた存在だった。
…年齢設定が色々おかしい気がするが、ジョジョ世界なら十分ありえるので突っ込まない方が良い。
恐らく、生まれつきのスタンド使いであった可能性が高い。

暗殺チームとの連絡を行っていたことから、フーゴ同様に「潔癖の証明」として麻薬チーム抹殺の任務に加わる。

実はこれは、暗殺チームのイルーゾォが姉・クララを殺害した仇であり、イルーゾォ抹殺の為にあえて情報を流した為。
この件については始末するときは予め当時ボスに許可を取るつもりだったと答えている。
尤も、当時はボスがジョルノかディアボロか判明してなかったが。

尚、イルーゾォについては復讐を果たせなかったが、ボス・ジョルノに
「この世で最も無残で、苦痛に満ち満ちた死に方を僕と仲間達の目の前でした」
と告げられ、「正義は行われた」という理由からジョルノを「命を捧げる」くらい盲信するようになる。

しかしムーロロからはそうした経歴や復讐に身を捧げる姿から「危なっかしい」と評されている。

現幹部であるグイード・ミスタも様付けで呼んでおり、組織内での信頼を失ったとは言え、ジョルノからは高い信頼を得ている。

フーゴやムーロロに対しても強気な態度で接するが、これは「男に舐められたくない」為。
元々親衛隊でも紅一点で、今回の任務でもただ一人の女性故。
これを後に語った時は、嘗ての任務で同行したトリッシュも同様の態度だったと言うことをフーゴに気付かせた。

同時に亡きナランチャにもどこか似ており、フーゴの自問自答を加速させることになる。


【本編での活躍】

シチリアのタオルミーナでは独断専行で調査を開始。
この際、マッシモのマニック・デプレッションによって操られたズッケェロと戦闘になる。
自身のスタンドの「唇」の罠によってズッケェロを拘束するも、オーバードーズが原因で破裂。
これによりズッケェロが囮であり、フーゴ、ムーロロと分断されたことに気付く。

コカキのレイニーデイ・ドリームアウェイによってフーゴが「落下」を定着化させられて戦線離脱後、ムーロロと合流。
コカキ戦では何とヴードゥー・チャイルドの拳打を受け流されてしまう。スピードAなのに。
しかし拳を掠めることで能力による罵倒で追い詰める…筈だったが、コカキ自身人生に罪悪感が無かった為、無効化された。

これにより「勝てない」という意識を定着させられてしまった為、この時点では戦闘不可能になってしまう。
コカキはシーラを殺すつもりは無かった為、放置プレイされたが。
しかし、フーゴの半ば自殺に近い上空数百メートルからの奇襲攻撃でコカキの抹殺に成功する。

ちなみにフーゴの落下を受け止めたのは彼女のヴードゥー・チャイルドだが、どっちも特に怪我は無かった。
どんだけ頑丈なんだ二人共。

この戦いが切っ掛けでウイルスの能力を目の当たりにし、イルーゾォを殺した張本人がフーゴであることを確信する。

その後、シラクサに向かうヘリでの移動中アンジェリカのナイトバード・フライングの奇襲により、
ムーロロを見捨てる形でヘリから脱出し、フーゴを救出してオルティージャ島に上陸。この時フーゴに人工呼吸を行った。

応援の要請を提案するものの、余裕が無いと言う理由から却下され、フーゴを行動を共にする。

前述の理由から「ジョルノ様だけで無くフーゴにも命を差し出す」という恩義と"正しい"と言う定義の葛藤から、
フーゴを強引に車から放り出し単身でマッシモ達に立ち向かう。

しかしドーピングコンソメスタンドアミバ至郎田ワイラーみたいになったマッシモに敗北。
戦闘不能になった彼女はフーゴを呼び出す餌にされ、そのまま死ぬ筈だった。
その場にフーゴが現れるまでは。

フーゴは「トリッシュはオレ」の言葉の意味をついに、遅れること半年を経て理解。
奇しくも、彼女とフーゴは本質では似たもの同士だった。

(シーラEは……ぼくだ。彼女の怒りは、僕の怒りだ……!)

フーゴの精神の成長を促し、ついに「ディストーション」を発現させる。

任務完了後の彼女については語られていないが、手足の骨折等の負傷はあったものの、
マニック・デプレッションによるものか内臓は無事で命に別状は無い模様。

ジェットエンジンの「射出」とまで形容されたマッシモの蹴り喰らってかよ。

ムーロロは合流後に彼女のタフさに驚きつつ、「流石、ミスタ様が太鼓判を押すだけの事はある」と述べており、
実はミスタからも高く評価されていたことが判明した。




【スタンド】


スタンド名:『ヴードゥー・チャイルド』
破壊力-B
スピード-A
射程距離-E
持続力-E
精密動作性-B
成長性-B

リスっぽい顔をした半獣半人の近距離パワー型スタンド。

◆能力

殴りつけた箇所に「唇」を作り、その場所での「過去の陰口」を聞くこと。
「唇」は自由に操作が可能で、任意の陰口だけ聞く事も可能。
更に大量に「唇」を作り上げることで罠とし、敵に噛み付かせて拘束させること出来る。

人間を殴った場合は、深層心理を読み取り罵倒する唇を作り出し、正気を失うどころか最悪ショック死まで追い込む。
これは掠めただけでも発動する為、被弾=再起不能になる。
ただし、罪悪感が無い人間の場合実質無効。

能力に隠れがちだが破壊力Bと十分強力。しかし戦闘で結局活かせなかった。
というか麻薬チームがチートじみてる。

ラッシュ時の叫びは「エリエリエリエリ…!」
フィニッシュまで行くと「エリンニッ!!」と叫ぶのだろうか。


【台詞】

  • ノックして、もしもぉーし

  • 『エリィィィーーーッ』

  • 私のEは"復讐<エリンニ>"のE──その名は敵に対し無慈悲であることを誓ったしるし。
    どうかしら、ズッケェロ──お前はこの名を前にしても、まだ私に歯向かおうっていうの?

  • ……エリエリエリエリエリエリエリエリエリエリエリエリエリエリ……ッ!

  • この……ズッケェロ、ズッケェロ、ズッケェロ……ッ!

  • ヴォルペたちが恐ろしい? 正直に言うと、私はもう彼らがそんなに怖くない。それよりも──この先の方が怖い

  • (イルーゾォの件を聞いた後)あのとき私は、コカキの言うこと"正しい"と思ってしまった。
    そうしたら、私はコカキにかなわないと思っていた──

  • 私は自分よりも"正しい"とおもった人間とは戦えない。それが限界。
    でもこの世は正しいとか間違っているとかを決められないことがあまりにも多すぎる──
    裏切るか裏切らないか、そういう岐路に立たされたとき、私はきっと──ついていくことができない。

  • そう、いつかきっとそういうときが来る。私がジョルノ様のために生きようと誓った、
    その精神よりも"正しい"相手に立ち向かわなければならないときが。
    でも、私にはそれができそうにない──その境界線を越えられそうにない──きっと後ずさってしまう……

  • 私はついていけない……後はアンタに託すわ。私の代わりに、たとえ"正しく"なくてもジョルノ様のために、その力を──

  • (ヴォルペの能力は麻薬を製造するもの──それ自体に強力なパワーはないッ。ここは正面から車で──轢き殺すッ!)

  • (──クララ姉さま……さようなら、です──姉さまはきっと天国から私を見守ってくれていたでしょうけど、私はたぶん地獄行きだから、姉さまとは──)



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最終更新:2024年04月09日 08:10