ヴェルキンゲトリクス(コードギアス)

登録日:2013/10/01 (火) 17:45:38
更新日:2022/12/19 Mon 17:41:25
所要時間:約 4 分で読めます






生きていたとはな……


出典:コードギアス 亡国のアキト 第四章 「憎しみの記憶から」 サンライズ、コードギアス 亡国のアキト製作委員会 2015年7月4日公開より


ヴェルキンゲトリクスとは『コードギアス 亡国のアキト』に登場するナイトメアフレーム(KMF)


目次




基礎データ


機体名:ヴェルキンゲトリクス
型式番号:RZX-2M1→V-01
所属:聖ミカエル騎士団
分類:不明
全高:不明(一般機と同程度)
重量:不明
推進機関:ランドスピナー
フロートシステム
武装:スラッシュハーケン×2
ソード×2
SDAアックス
ライフル

パイロット:シン・ヒュウガ・シャイング


機体解説


聖ミカエル騎士団団長となったシンの専用機。
機体各部に美しい装飾が施された黄金のKMFで頭頂部にある巨大な鶏冠のような意匠が目を引く。
フェイス部分には四つのセンサーアイが並ぶ。

元々はナイトオブツーの地位にあったミケーレ・マンフレディ卿用に開発されたもの。
名称も他のラウンズ機同様円卓の騎士に因んだ「サグラモール」だった。
だが、マンフレデイ卿がラウンズからユーロ・ブリタニアへと異動したため、名前をフランスに因んだガリア戦記の英雄「ヴェルキンゲトリクス」に変更されたという経緯を持つ。
更に受領前に乗り手が急死してしまったため団長の地位と共にシンに譲られた。
つまりラウンズ用ではないが実質ラウンズ機に準ずる機体であり、高いポテンシャルを秘めていると云える。


最大の特徴は人型形態から人馬形態への変形機構。
普段は通常のKMFと同じ二足歩行とランドスピナーによる高速走行による移動を行っているが、コクピットブロックが背面から後腰部にスライドし、同時に脚部が後方へ移動し後ろ脚を、コクピット下部に折り畳まれていた二本の脚が前方へ移動・展開し前脚をそれぞれ形成。
これによりケンタウロスのような四脚形態へと移行する。
この形態では挙動が正にのようになり、凄まじい機動力で戦場を駆け抜ける。
この仕様に合わせてつま先は蹄型になっている。

劇中でもその機動性・運動性は桁外れであり、
  • 樹木が生い茂る不整地の森林地帯を140km/hで駆け抜ける。
  • 地雷が爆発するより速く疾走し地雷原を正面からすり抜ける。
  • ハーケンなどを使わず切り立った崖を岩を足場に飛び跳ね駆け上る。
  • 壁面を蹴って三次元的な移動を行う。
などなど、既存のKMFでは不可能、というか意味不明なレベルの動きを実現してみせている。

また、通常の二足歩行時でも格闘戦特化のアレクサンダに全くひけを取らないほどの高い格闘能力を有しており、非常に高い戦闘能力を有している。

特殊な機構を備える為か新型の駆動システムが採用されており、サクラダイトも大量に使用されている。
一方でその駆動システムがフロートの力場に干渉してしまい空輸できなかったためユーロブリタニアまで陸路で輸送され、現地での最終調整でようやくその欠点が解消された。
専用の飛行ユニットとして「超電磁推進モーター」というフロートを用いない方式の装備がある。


ちなみにケンタウロス型のKMFはゲームにも登場しており、
ここから着想を得たのかもしれない*1



武装


  • スラッシュハーケン
手首部分に内蔵。

  • ソード
腰に装着されており、柄からルミナスコーンを応用した力場の刀身を出現させる。
ルミナスコーン系の例に漏れず、近接武器としての威力は高い。
また、キービジュアルやカードゲームなどではこれによく似た実体剣を装備している姿が描かれているがこちらは作中では登場していない。

  • SDAアックス
柄の先に六つの歯車が連なった特異な形状で機体の全高を上回る程のサイズを誇る。
歯車にはそれぞれ形状の異なる刃が付いており、歯車の噛み合わせを変えることで全体の形状も変化する。
見た目は奇抜だがKMFをあっさり両断できるだけの威力を持つ。

  • ライフル
専用装備。サザーランドなどのアサルトライフルとは対照的に装飾が施された嗜好品のようなデザインが特徴でKMFを一撃で破壊する程度の威力を有している。
装填はレバーアクション式。
シンの腕前もあり高速走行中でも精密射撃を行える。

  • 飛行ユニット
専用の飛行用装備。超電磁推進モーターを用いて飛行する。
サイズは小型飛行機並で、左右の翼に武装や他のKMFを接続しそのまま飛行することも出来る。



劇中の活躍


□第二章「引き裂かれし翼竜」

初登場。
キービジュアルではアレクサンダの生首を鷲掴みにしており観客に存在感を示した。

劇中では“ハンニバルの亡霊”の姿を見ようとシンが搭乗しジャンのグラックスと共に出撃。
wZERO部隊とアシュラ隊の戦闘を見物していたが、シンがアシュレイと戦うアレクサンダにアキトの存在を感じ取ったことでアキトの前に颯爽と姿を現す。
そのまま(消耗していたとはいえ)アキトのアレクサンダの手足を斬り落とし即座に戦闘不能に追い込みその強さを見せつけた。
しかし、アキトを誘っている内に戦況が変わったことでその場にいたリョウやレイラ機を無視してあっさりと撤退していった。


□第四章「憎しみの記憶から」

グラックスと共に飛行装備で飛び立ち、単騎でヴァイスボルフ城基地へと侵攻。
森に設置された防衛システムを掻い潜りあと一歩まで迫ったが起動した防御壁に阻まれ撤退する。


□最終章「愛シキモノタチヘ」

ミカエル騎士団を率いて遂にヴァイスボルフ城へと攻め入り、迎え撃ったアキト・リョウ・アシュレイのアレクサンダ三機と対峙。
城門から城壁、更に基地司令塔の上へと場所を移しながら互角に渡り合う。
遂にはリョウ機とアシュレイ機を戦闘不能に追い込みアキトのリベルテをも追いつめたが徐々に武装を失い機体も損傷を受け、最期は互いの剣でボディを刺し貫き相討ちとなり機体は城内の墓地に乗り捨てられた。



その他


双貌のオズ』では製造・ロールアウトまでの経緯が語られており、オルフェウスがその輸送を妨害する任務を受けていたが失敗に終わっている。
なお、ピースマークが手に入れた情報の時点で既に名称変更されている。

後の『O2』でもサグラモールとして名前が出ており「先鋭的なアイディアとガラパゴス的進化の果てに生まれた怪物」と評され、アマネセールと共に実働データが紅蓮聖天八極式へと流用されることとなった。



追記・修正は翼竜を引き裂いてからお願いします。


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最終更新:2022年12月19日 17:41

*1 本機が輸送される話でエクウスの名前が出ていたりするので、あながち外れでも無い。