ネビュラグレイ(ロックマンエグゼ)

登録日:2011/10/04 (火) 19:55:59
更新日:2024/03/20 Wed 01:38:11
所要時間:約 5 分で読めます




ククク・・・

人間の敵は やはり人間か

憎しみが 憎しみを生み、

憎しみの連鎖は永遠にヤミのチカラを生み続けるのだ…

宇宙のようにな!!

見せてやれ、ネビュラグレイ、

人間の悪のココロを!!


ネビュラグレイとは、ゲーム『ロックマンエグゼ5』のラスボス。
ネビュラ総帥Dr.リーガルが設計した悪のココロを増幅するプログラム。


●目次



以下ネタバレ注意










【ゲーム版概要】

数年前、人間の持つ悪のココロをプログラムへ変換することに成功したリーガルは、それを増幅する特殊なプログラム、ネビュラグレイを開発。
それによって集めたエネルギーをチップに植えつけ、ダークチップとして世界中にばら撒いていた。


その最終目標は、父・Dr.ワイリーと光正が開発した、人間の精神を結ぶ『ココロネットワーク』を展開し、そこにネビュラグレイをインストールすることで世界を悪の力の支配下に置くことであった。


フジ山頂に設置した本拠地・ダークチップファクトリーを突き止めたネビュラ討伐チームに追い詰められたリーガルだったが、先にココロサーバーを起動させ勝利を確信。
しかし妨害電磁波を発するマグネメタル入りのお守りを持つ光熱斗には通用せず、復活させたダークロイドたちの妨害もガッツマンやチームナビの応援に防がれ、ネビュラグレイで具現化した闇で直接戦うことになる。


戦闘時には鎖で拘束された屈強な魔人のような姿になるが、本体は魔人の周りを漂う小さな人魂である。



◆戦闘スペック

出現エリア:ココロサーバーの電脳
無属性
HP:2000(V2:2500、V3:3000、SP:4000)



凝縮し人型となった闇が敵エリア中央にどっしり構えており、攻撃を当て放題……

……などと甘い話があるわけもなく、その周囲を回転する青白い人魂にのみダメージ判定が存在する。
また穴パネルの上にいるため、みんな大好きジゴクホッケーは無効。エリアスチールも無効
その代わりダークソウルの溜め撃ちに失敗しても基本的にダークロックマンは出現しない(ダブルポイントで自陣が減ってると発生するが)


  • ブラックプロミネンス(80、100、150、200)
ロックマンの前後に出現し、横2マスを攻撃する暗黒の炎。
ネビュラグレイの基本攻撃で、炎ではあるが無属性。
上下移動で楽にかわせる。

  • グレイブファイア(100、200、300、400)
ネビュラグレイが口から炎を放ち、着弾するとロックマンを追尾する火柱として立ち昇る。
こちらもブラックプロミネンスと同じく無属性。エリアをタイミングよく移動すれば当たることはまずない。
よく見ると炎の模様が普通の火柱と違う専用エフェクトで、まるで怨嗟に満ちた人の顔のようになっている。

  • メイドインダーク(ソード、ランス:100、200、300、400/サンダー:80、100、150、200/メテオ:100、150、200、250)
目の前に飛んできたダークチップがダークロックマンに変化し、各種ダークチップを使用する。
ロックマンがエリアの前列寄りだとダークソード、中央だとダークサンダー、後列だとダークランスを使用することが多い。
また、ロックマンの位置関係に関わらず低確率でダークメテオを使用することもある。
発動前にマスが光るので避けるのは容易だが、ダークランスは即座に発生するため避けにくい。
また、ダークメテオは本家より落下速度も遅い。

  • ヘルフレイムサーペント(100、200、300、400)
ネビュラグレイが巨大な竜となってロックマンのいるマスに突進してくる。
攻撃範囲は着弾点と周囲8マス。ブレイクにパネルヒビ(絶対に破壊はしない)とかなりいやらしい効果付き。

  • サウザンドデスハンド(90、180、270、360)
HPが半分以下になると使用する技。
12本の腕を連続で飛ばしてくる。
当たるとマヒ、HP吸収でブレイク、対インビジと極悪性能。
DSでプレイするとなぜか処理落ちして多少避けやすくはなる。

前作のデューオ程攻撃は苛烈ではなく、攻撃範囲が広いヘルフレイムサーペントと純粋に避けにくいサウザンドデスハンドを除けばパターン回避しやすい部類だが、エグゼ5はバトルチップの火力が低い事もありとにかくタフ。
おまけに攻撃タイミングも限られるため慣れない内は回避に手一杯になってジリ貧になってデリート、攻撃に躍起になってる間に被弾が嵩んでデリート、といった事になりやすい。
ヘルフレイムサーペントのヒビパネル化に対応するためにフロートシューズ、エアシューズが欲しい所だが初戦段階だと用意しにくいのがネック。ブルース版ならジャイロソウルを、カーネル版だとシャドーソウルを使いたい所だが、ジャイロソウルはともかくシャドーソウルは火力不足気味なのでボディパック(ロットナンバー30112002)の使用も検討したい。

ブルース版なら前述したジャイロソウルの他、チャージショットが自動照準かつ能力でP.Aを狙いやすいサーチソウル(初戦段階だと使用可能なものは少ないけど)、フミコミで攻撃を回避しつつ火力を上げれるブルースソウルを活用するのがオススメ。
マークキャノン1とドリームソードの素材一式、サムライソード1はコードSで揃えられるためフォルダの回転率も高くなる。
カオスユニゾンは純粋に大ダメージを狙えるブルースカオス、ナパームカオスとダメージ+マヒで行動キャンセルが狙えるマグネットカオスがオススメ。

カーネル版だとナイトソウルの無敵化が便利。キャンセルされやすいマークキャノンも余裕で当てられるし、吹き飛ばされないのでチップチャージドリルアームで大ダメージを与えられる。
他にはCSが追尾+マヒなのとチップチャージカンケツセンで大ダメージを与えられるトードソウルも相性は悪くないがダークサンダーには要注意。
ぶっちゃけるとシャドーカオスでひたすらダークインビジ連発しとけば勝てるので対策という対策はそこまで必要ない。
ただし、HPが爆増するV3以降だと特化したAIでもなければとんでもなく時間がかかるので覚悟する事。
正攻法で倒したい人はナイトカオスかトードカオスを使おう。


◆活躍

倒すと魔人の部分が吹き飛ぶが、ネビュラグレイそのものは存続。
ロックマンを闇で染め上げ再び洗脳しようとするも、彩斗の姿になったロックマンに闇をかき消され、残った人魂もカーネルにとり抑えられ、仲間の力をソウルを介して受け取ったロックマンのバスターに貫かれて完全にデリート。
その衝撃でサーバーは壊れ、リーガルの野望もろともマグマの中に消えていった。





ウグオォォオォォ・・・

ワレハ・・・ ロード・オブ・カオス

コントンナル セカイヲ シハイスルモノ・・・

シロキ タマシイ ヲ モツモノハ ユルサヌ・・・


闇の力で満たされたダークロイドの真の本拠地であり、闇が生まれる場所とされる“ネビュラホールエリア”の最深部『カオス王の玉座』にロードオブカオスの一つの姿として登場。
(前作エグゼ4の隠しエリア“ブラックアース”は闇が還る場所とされており、ネビュラホールエリアとは対をなす闇のエリアである)

カオス王ことロードオブカオスは、電脳世界の全ての憎しみが集まって形となった存在で、状況に応じて自身を様々な姿に変えて侵入者を迎え撃つのだが、その一つであるネビュラグレイの姿はリーガルの言う通り、「人々の心の闇を具現化した姿」なのだろう。

初回戦闘時はネビュラグレイV2固定だが、二回目以降は味方のダークソウル6体を倒すのにかかった時間が3:00:01以上でネビュラグレイV3となる。
ちなみに、2:00:00以内なら「自分の心の闇」を現したダークロックマンSPの姿で、2:00:01~3:00:00以内なら「光を飲み込む巨大な力」を現したフォルテV3の姿で、それぞれ襲い掛かってくる。

これらの特徴に加えて、生まれ故郷がネビュラホールエリアであるダークロイド達からも崇められており、エグゼ5の真のラスボスといえる存在だろう。


エグゼ5限定の配信ギガクラスチップは、ネビュラグレイ(リーガルが作成したもの)ではなく、ロードオブカオス(カオス王そのもの)。
効果は、カオス王の玉座である闇の穴が発生しネビュラグレイの姿で出現、そこからフォルテの姿に変えてカオスナイトメアを落とすというもの。
召喚時に全ての障害物を破壊し、攻撃にはブレイク性能と対地中性能を備え、攻撃範囲9マス分のパネルを穴にする追加効果も持つ。

チップ名こそシナリオ上のラスボスの名前ではないものの、人々の心の闇を現したネビュラグレイの姿はこのチップにしっかりと収められている。
隠しシナリオのボスが配信チップ化されたのは、エグゼ3のフォルテGS以来である。



【アニメ版】

CV:中多和宏
テレビ本編では登場せず劇場版『光と闇の遺産』にボスとして登場。
レーザーマンとクロスフュージョンしたままにデリートされ、データ生命体として生き延びウラ電脳空間に墜ちたリーガルが、ウラ電脳世界で『スペクトル』の片割れであるワイリープログラムと融合したことでネビュラグレイと化した。
『スペクトル』のもう半分であるヒカリタダシプログラムをとりこみ、世界全てを電脳世界に変換して飲み込もうとする。

リーガルの得た新しい肉体として暴れ回るが、最終的にフォルテクロスロックマンによってデリートされた。

その後、『Stream』本編にてフォルテが裏電脳世界でたらふく食べたバグのシルエットとしてネビュラグレイらしき姿が確認できる。


【漫画版(鷹岬版)】

ネビュラの切り札として登場。
最初はゲーム版と違い妙に丸っこく可愛らしい姿だが、この時点でかなりの強さを持ち、ロックマンと一緒に侵入したトマホークマンをダークロイド化させて戦わせる。

その後倒されたダークロイドの残骸を捕食して急成長し、ゲーム版同様の姿になる。
コスモマンにより闇から召喚された後はアメロッパ軍を壊滅させ、ブルース、ジャイロマン、トマホークマン、カーネルをも倒し、遅れて参戦したロックマンやフォルテ相手にも無双状態。
二人が合体したフォルテクロスロックマンに一度押され大ダメージを受けるが、それでもデリートまでは至らず、コスモマンと合体し隙をついてフォルテを捕食して体を再構築。
勝ったと思われたが、グレイガの力を引き寄せた獣化ロックマンの猛攻を受け、コスモマンの見苦しい命乞いも獣化で理性の飛んだロックマンに通じる筈もなく、今度こそ完全消滅した。

ちなみに当初は漫画でもフォルテクロスロックマンに倒される予定だったのだが、
それが獣化ロックマンに倒されたのは編集に「『エグゼ6』が始動するので、獣化ロックマンを描いてください」と言われたためとのこと。


【余談】

戦闘時に流れるBGM(曲名はそのまま「VS.ネビュラグレイ」)で、シンセサイザーがグリッサンド(キーボード上で指を滑らせてポロロロンと鳴らすアレ)するように聞こえる部分は、プラグイン効果音を流用したもの。
DS版でも新しい音源を使ってそのままリメイク再現されている。


追記・修正は闇と相反する光の力を手に入れてからお願いします。

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • ロックマンエグゼ
  • エグゼ5
  • ラスボス
  • ネビュラグレイ
  • リーガル
  • ×魔人
  • ○人魂
  • プログラム
  • ネビュラ
  • ダークチップ
  • ココロネットワーク
  • ネビュラグレイ事件
  • ロードオブカオス
  • X
  • ギガクラス
  • 配信
  • 暗黒神
  • 悪の化身
  • エクゾディア
  • 悪の美学
  • 元凶

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2024年03月20日 01:38
添付ファイル