ライアン(DQⅣ)

登録日:2009/07/27 (月) 09:37:25
更新日:2022/12/14 Wed 00:34:30
所要時間:約 4 分で読めます




ドラゴンクエストⅣの登場人物。
第一章の主人公で「導かれし者」の1人。

CV:小川真司(CDシアター)、杉田智和(ヒーローズⅠ・Ⅱ)


【生い立ち&人柄】

軍事大国バトランドの王宮戦士。
領土が狭い国ながらもその腕前は知れ渡っており、周りからの信頼も厚い。
幼少時は悪ガキだったらしいが、戦士になってからはひたすら精進してきた。

心身ともに「武人」で女子供は守るべきもの、男は強くあるべきという考え。
別にフェミニストではなく、女性でも実力がある者には興味を示す。

堅物そうな雰囲気で考えも少し古いが、意外と気さくで話せるオッサン。


【容姿】

筋骨隆々な肉体にカイゼル髭が特徴、髪や髭の色は青。
服装はピンク色の兜、胸当て、手袋、ブーツに赤いマント。

つまり地味に露出度が高いピンク色のヒゲオヤジ。
防具は赤寄りに塗られていることも。

ちなみに、特徴的な兜のフサフサの元ネタは、現実の競走馬であるメジロライアンに施されていた「ライアン・カット」から。


【作中での活躍】

第一章 王宮の戦士たち

前述の通り、主人公を務める。
バトランド国内で子供が消える事件が多発しており、その調査と解決を任される。
情報収集の途中で人間になるのが夢の魔物、ホイミンを仲間に加え、事件の核心に迫っていく。

子供達を無事、「ピサロのてさき」から救い出したライアンは魔物の話から世界の危機を知り、伝説の勇者を探すため旅に出る。

第二章 おてんば姫の冒険

エンドールの旅の扉で夜のみ出現する。
「勇者を探して旅をしている」と語るのみで仲間には出来ない。

第三章 武器屋トルネコ

エンドールのカジノ(休止中時のみ)で出現。
「武術大会に勇者がいるかもしれないから探しに来たが大会は既に終わってカジノも休業中だ」と教えてくれるのみでやはり仲間にはならない。
リメイク版ではこの時にスコットと仲間会話をすると「俺ではとてもかなわない」と評される。

第五章 導かれし者達。

勇者を探して世界を巡る旅を続けており、各地で情報が聞ける中、キングレオ城のことを知り1人で乗り込んでいる。
それを聞いた勇者達も後を追い協力、キングレオ戦後に加入。


なお小説版では、第一章から第五章の間は10年の月日が流れている。
しかしゲーム版では第一章で救出した子供ププルが第五章でもまだ子供のままなので、これはあくまで小説版の独自設定。

これは、「第一章時点では勇者を探す魔物が子供を集めていた(=この時勇者は子供である方が自然)」と言う点から
来た設定だと思われる。


【キャラ性能】

DQⅢ等でいう所の戦士タイプ
そのまんまだが一応。

まずHP、力が高い上によく伸びる。
特に初期のHPと力はかなり高めで、初期装備のみでバトランド周辺の雑魚を一撃で倒せる。
初期装備がライアンと同じ銅の剣の勇者はともかくとして、他の導かれし者たちが二人がかりや呪文でなければ開始地点の雑魚すら倒せない事を考えればかなりの強さとなる。
これは第一章がチュートリアルも兼ねている事から意図的に調整されたものと思われる。
そんなわけで湖の塔にある破邪の剣以外武器を買う必要は薄く、装備は防具を優先するのも一つの手である。DQの防御は数値の1/4しかダメージ軽減がないのではあるが、数ダメージが大事になる序盤ゆえに装備の影響は大きい。

反面 他の能力は底辺で素早さ&賢さはパーティ最低、呪文を使えないため最大MPはアリーナと同じく0固定。
とはいえ4の賢さは死にステで、MPもミナデイン程度しか使い道がないので問題はない。
他の欠点といえば仲間になるのが遅いこと…といってもせいぜいライアン以外もLV15付近である。
パーティ最高のHPと高い攻撃力、豊富な装備でのゴリ押しが強み。
呪文や特技を使えず、アリーナのように会心補正などもないが、確固とした安定を持つ手堅い戦力である。
特にFC版ではザラキングだけではなく魔法使いキャラも変な行動をよく起こすため、たたかうのみなので攻撃してくれて安定したダメージが期待できるアリーナとライアンを雑魚戦でもボス戦でも出していたプレイヤーは多い。

FC版では、鎧を装備すると盾の耐性が消えるというバグのためにせっかくの耐性装備が活かせない面もあるが、バグを差し引いても優秀な防具の魔神の鎧(メラギライオブレス耐性)があり、クリアまではHPもトップのため非常にタフ。素早さ0の呪いも元の素早さが低いため気にならず、むしろ後攻回復などに利用される。
また攻撃は単純に強い武器で殴らせるのもいいが、高攻撃力な上にHP回復までする奇跡の剣の他、バグでボスさえ眠らせる凶悪なまどろみの剣があるため、実はテクニカルなアタッカーだったりする。

リメイク版では魔神の鎧やまどろみの剣が弱体化しているが、代わりに呪文耐性の付いたはぐれメタル鎧(35000G)と奇跡の剣(小さなメダル等)を装備させれば頼りになる。
オートレベル上げにも便利。
特にリメイク版はトルネコの稼ぎ持ち越しでパーティ加入直後に高価で強力な装備の入手が容易なため、命令で自由に使えるようになったバイキルトと組み合わせて非常に強力な火力となる。
ボス戦でははぐメタ鎧よりはドラゴンメイルとドラゴンシールドでブレス系対策をするとなおよし。豊富なHPもあって非常に頼れる前衛となる。
リメイク版だとクリア後は肉弾戦と魔法両方をこなせるピサロに立場を奪われるが、魔人の金鎚を装備できるのでメタル狩りではなんとか現役。
他のキャラとの差別化要素となる破壊の鉄球での全体攻撃もなかなか強く、ランダム行動のトルネコより活かしやすい。
リメイクではアリーナに天使のレオタード(ブレス耐性2/3)が追加されたのが痛手となったが、……。

無骨で堅物なのでまずは行動を起こしてみるタイプ。
常識があるだけアリーナとは違うが。

後ろ向きな者や極端にウジウジしてる者に対してはキツい言葉が出がち。
  • ゴッドサイドで怯えるだけの男に、
「これだから神官は女の腐ったような奴と言われるのだ」
(直後にクリフトのことではないとフォローしている)


EDにて天空城ではなく地上で暮らすことを選択した勇者に、さらっと気配りが出来るイケメン。

「地上に帰るといっても、もう○○どのの故郷は……」
「もしよければ私とともにバトランドへ行きませんか? まあ、考えてみてください」


【ゲスト出演】

ドラゴンクエストⅧ

ゲストキャラとしてトルネコと共に登場。
モンスターバトルロードのランクSの2回戦にギガンテス・ホイミスライム・デュラハーンで構成されたチーム「ホイミングレイス」を率いて現れる。


ドラゴンクエスト モンスターバトルロード

SPカード「仁王立ち」をスキャンすると登場するほか、ダーマの神殿チャレンジバトルで「伝説の戦士」の肩書きで対戦相手として登場する。
使用する技は「熟練の技」と「歴戦の技」。
お供はホイミスライムのホイミンと、さまようよろいのジョニー。
彼に勝利すれば「バトルマスター」に転職できるようになる。

Vジャンプ2010年5月号には彼のカードが付属し、プレイヤーが使うことも可能になった。


とどめの一撃は「究極爆裂剣」。
ジャブをしているホイミンをライアンが鷲づかみにし、投げ上げた後、野球のノックのごとくホイミンを打ち上げ、
その勢いを利用してホイミンが某ゴム人間の如くすさまじい勢いで無数のパンチを繰り出しながら敵全員に勢いよく突撃する。

ちなみに誤解されやすいが「拳」ではなく「剣」である。


ドラゴンクエストヒーローズでは杉田氏が演じる事になったが、ラジオによるとこれは堀井雄二氏の指名によるもの。


【余談】

雰囲気が似てるけど「ぬわー」とか言ったりしない。

小説では無骨で口下手だが心優しい剣士を地で行っていてかっこいい。
しかし、第一章のラストの方では可哀想に髪の毛の量がそんなに多くないことが明かされており、
しかもそんなに多くない髪の毛を花占いの花感覚で敵にむしられるという悲しい拷問を受けていた。
またマーニャと多少の齟齬の後に割と良い雰囲気になっていた。

ゲームブックでは「拙者」口調で、覗きをしようとした男に長々と説教したり、
3章でカジノが休みだった事を残念がっているのではと追及されて激しく否定したりと、かなり堅物な性格になっている。
またブライと仲が良いらしい。
1章で手に入れた破邪の剣は、伝説の三大武器の1つとされ(残り2つは炎の爪と銀のタロット)、最後まで使い続ける。
同じ武人タイプのピサロナイトとの決闘は名シーン。


モンバーバラで興奮したり、「私より強い男と結婚したい」という女戦士にテンションあがるなどスケベな一面もある。

一章はホイミンを仲間にしなくてもクリア可能。
旅がキツくなるだけで、その場合でもホイミンは五章で人間になるため別に意味はない。

五章でホイミンからライアンへ感謝を伝えてくれるよう頼まれるが、一章の洞窟に再びライアンを連れて行くとホイミンのことを思い出すので伝えてない様子。
(キングレオ戦後すぐに2人を会わせようとしても、ホイミンは消えてしまう)
ホイミンが人間になれた経緯は本編とは別で語られている。




ライアンですが馬車内の空気が最悪です。

私ホイミン。

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最終更新:2022年12月14日 00:34