虹いろ・クマクマ

登録日:2012/07/23 (月) 09:21:09
更新日:2021/10/26 Tue 00:57:32
所要時間:約 5 分で読めます





リラメルララメル
ランルララン!



虹いろ・クマクマとは、ランカ・リーの歌う楽曲のひとつで、『劇場版マクロスF 恋離飛翼〜サヨナラノツバサ〜』の挿入歌である。
正式名称は『虹いろ・クマクマ』の『・』の部分にクマの絵文字が入っている。

楽曲は、『マクロスF netabare Album the end of "triangle"』に収録されている。

◇概要

前作、イツワリノウタヒメからしばらくして開催された、ランカのファーストライブの1曲目を飾った曲。
案外気付いていない人もいるが、シェリルのような大々的なライブシーンをランカで行ったのは初めてだったりする。(アニメ本編でも、一応何度か人前で歌っているが、そこまで大掛かりではなかった)

モチーフは魔法少女
あくまで一般的な魔法少女のイメージなので、間違えてもこっちの魔法少女ではないのであしからず。

◇本編での活躍

物語が中盤に差し掛かろうとするあたりで登場。

病が深刻化するシェリルに、グレイスが告げた衝撃の事実と計画。様々な悩みを抱えつつ、招待されたライブに足を運んだシェリルは、ランカの未来への希望に溢れたライブを見て…。

また、最終決戦のメドレーにも2曲目に入っており、戦いの色が絶望から希望に変わる演出は、実に胸熱である。


◇ライブ映像

映像本編では、冒頭のシェリルの『禁断のエリクシア』に続くライブシーン。

廃墟のように寂れた街の片隅で、悲しさにしゃがみこみ、手で顔を覆う、シンデレラのようなボロい服に身を包んだ、村娘風のランカ。
やがて、何かのおまじないのように「リラメルララメルランルララン、リラメルララメルランルララン…」と、呪文を口ずさむと、それに合わせて魔法少女、ノワールランカが現れる。

そっと優しく、村娘ランカの両手を退けて微笑むノワールだが、まだ心を開かなず逃げてしまう村娘ランカ。
しかしノワールは「心の鍵を開いて!」と笑顔を浮かべ、村娘にクマのぬいぐるみをあげると光が満ち、そしてノワールは唱える。



オープンランカ!

ノワールがパステル・ランカに変身すると、街は一変。光と緑と虹が溢れるメルヘンチックな世界に変わり、町娘も妖精の姿へと変身した。

そんな明るい世界に降り立った町娘ランカにパステルは、魔法の杖を分け与え、夢の世界を渡り歩く。


この映像を一言で言い表すならば、なんと言っても『可愛い』。
これに尽きる。

なんたって、マクロスFのトリを飾る作品の、メインイメージでもある曲で、ランカの初舞台ともなっているのだから、気合いが入っていない訳がない!
表情のひとつひとつがどこか初々しくて、優しくて、未来と希望、そして幸せに満ち溢れた、これからトップアイドルになるヴィジョンが浮かぶような、上手く言い表せないがとにかく可愛いのだ。

特にサビに入ったあとの世界からは、どの姿のランカも生き生きとしていて、そんな彼女の笑顔を見ると、自然とこちらも笑顔になってくる。
寧ろ幸せそうすぎて涙すら出そうである。まるで荒んだ心を癒やす天使のようだなのだ!

冒頭のノワールランカのダンス、たんぽぽの綿毛を吹くランカ、虹を渡るランカ、魔法で砂漠に海をぶちまけながら飛び跳ねるランカ、クマのぬいぐるみを運ぶランカ、どれもなんて魅力的なのだろうか!彼女の笑顔が輝きすぎて、眩しいぐらいである……。

どれぐらい可愛いのか、画像を貼りたいが、敢えて是非諸兄らのその目で実際の映像を観て頂きたい。
画像貼ったら貼ったで削除されそうd…ゲフンゲフン。
勿論楽曲自体、特に歌詞についても、素晴らしいの一言に尽きる。

イントロ部分がメルヘンチックで幸せさを演出しているのに、1番2番どちらとも、「どこか寂しかった」「生きてるって心捻れてしまうよね」と、少し寂しい歌詞から入っている。幸せの裏には悲しさもある、という二面性を現しているようにも聞こえる。

これはどこか、『アナタノオト』にも通じるような、暖かさの中に少しだけの切なさを兼ね備えた雰囲気もあるように聞こえないだろうか。

そして歌詞の極めつけは最後の「乙女心勇気だして」である。

この魔法少女は他人の変わりに物事を解決しない、あくまでそっと背中を押すだけなのだ。なんて優しいのだろうか。
これはアルトに恋するランカ本人自身に向けているようにも受け取れるし、本編のシェリルにも、僅かながらでも終盤の決断のきっかけになったのかもしれない。

ともかく、メロディ、歌詞、そして映像すべてが可愛いのだ。

ワンシーンワンシーンに、スタッフの愛が込められているのがよくわかる。



◇フィギュア化
映画の前売り券特典でねんどろいどぷちが、G-Styleでミニフィギュアが、そして一番くじプレミアムできゅんキャラ含めた2パターンのフィギュアが発売されていた。

R-Style以外はいずれも販売方法が限定されているため、新品での入手はまず難しい。オークションでは、現在もそこそこの値段で取引されている。
いずれも出来はなかなかいい為、買って損はないはず。

なお、サヨナラノツバサ一番くじのランカは頑張ればキャストオフができるが……。
よい子のアニヲタ諸君は普通に愛でる程度にしよう!やるなら自己責任のうえでチャレンジだ!失敗しても泣くなよ!

◇余談
河森監督は菅野よう子氏に『魔法少女の歌』をオーダーしたところ、返ってきた答えは
「魔法少女ってなに?」「見たことがないから呪文ってわからない」だったらしい。(劇場パンフレットより)

菅野さんマジ天然魔法少女。  


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最終更新:2021年10月26日 00:57
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