劇場版イナズマイレブンGO 究極の絆グリフォン

登録日:2012/01/03 Tue 23:26:09
更新日:2024/04/18 Thu 19:45:12NEW!
所要時間:約 7 分で読めます






化身大戦、はじまる!




2011年12月23日より公開されたイナズマイレブンGOの劇場版。前作同様に2D・3D同時公開。

今作は全編描き下ろしの完全新作で、脚本は日野晃博。入場者特典はゲームGOで前作キャラが手に入るパスワード付き絵馬。
キャッチコピーは「化身大戦、はじまる」


※以下劇場版およびその小説版、ゲーム版のネタバレを含みます










今回の脚本は話のgdりに定評のある日野(笑)社長ということでスタッフ発表時は不安視する声も多かったが、それも杞憂に終わり概ね好評を得ている。
というか、空気化していない剣城や普通に熱血している円堂など、アニメでファンから嘆かれていたキャラの動かし方もこの作品内では上手いこといっている。
また、アニメで試合の進行を間延びさせる原因となっていた化身バトルもテンポよく運べており、単純逆転ではなく逆転後さらに二転三転する試合運びも特徴。
まあのっけから容赦なく主要キャラを切り捨てたあたりは相変わらずの日野クオリティではあるが。

社長曰く、前作キャラたちを参戦させることに関しては大いにモメめたとのこと。
若返って参戦の情報が出回った際は物議を醸したが、実は(前作キャラが活躍の場を奪っていくことを心配していた層にはいい意味で)予告詐欺。
ちなみに若返りに関しては劇場版の演出では「※あくまでイメージです」で、小説版では「サッカーの神様が起こしてくれた奇跡」、ということになっている。


今作も小説版が発売されており、担当は前作の映画脚本とノベライズを担当した冨岡淳広。
書き下ろし新規分は去年ほど入ってはいないが、そのかわりに本編を補完する細かい心情描写がなされている。
さらに、サッカー至上主義の形成とフィフスの浸透過程、前作キャラの進路と現状に対する見解という本編でやれ状態な世界観の基盤もみっちり入っている。



【あらすじ】

サッカー管理組織フィフスセクターの下した得点指示に逆らい勝ち続けていく雷門イレブン。そんな中、フィフスからの強化合宿参加指示が下される。
罠だと知りつつそれに乗る雷門を待ち受けていたのは、「ゴッドエデン」と呼ばれる楽園の名を借りた地獄の島、そして究極を目指す2つのチームだった。



【登場人物】

◆主要キャラ

なんとかなる、なんとかする主人公。アニメで消えた豪炎寺の「イグニッション!」を見事引き継いだ。

久々によく喋る。ついに悪魔の羽が生えた。白竜に三流シード呼ばわりされるシーンは予告だけで本編には無い。
しかしゲームでの性能が残念だと発覚したためゲースレでは「三流さん」の愛称で呼ばれ続けている。

すっかり熱血キャプテンと化した今でも監督がいないとモチベーションが下がるという意外な脆さが発覚した。祈ったり電車ごっこをしたり忙しい。

映画だけで殺人級シュートを食らって20点以上失点している。でも最後は新技でカッコよくきっちり決めてくれる。「化身だらけだ!」

ちょこまか動き回ったりパス回し要員として地味に活躍していたり。必殺技演出のせいでDF時に仕事をしていないように見える。

ドヤ顔で新技→技名言い切れる前に破られるを何度もやられる役どころに。でも最後はバッチリ決めてくれた。

  • 車田剛一 CV:野島裕史
参戦メンバーで唯一必殺技披露の機会なし。車田さんマジ頑張れ。

  • 天城大地 CV:奈良徹
必殺技は出したものの影薄め。新技は本編でのイベント取得だからか。

目つきは悪いが常識人。でも敵キャラ含めてもやっぱりすごく目つきが悪い。

本編に先んじて初必殺技。影山姓でOBを驚かせるのはお約束的役回り。

化身は出すが化身大戦には参加しない絶妙な立ち回り。やっぱり疲れるらしい。

人質状態から一度は脱するも、自分の身よりも証拠写真の収まったカメラを優先して囚われのヒロインポジに。

今回は他マネ二人よりもストーリー自体への介入は少なく、状況説明的な役どころ。

捕まっても全くブレずに記念と証拠の写真を撮りまくる。カメラ「バルス」 監視員「目がぁ〜!」

相変わらず試合に出ない元二軍コンビ。今回は葵救出時に彼女の尻の下敷きになって地味に美味しい活躍をしている。

  • 浜野海士&速水鶴正&倉間典人 CV:金野潤&吉野裕行&高垣彩陽
雷門を守るという名目でお留守番。まさかの以降出番なし。


◆フィフスセクター

アンリミテッドシャイニング兼ゼロのキャプテン。王道的「ライバルのライバル」といった性格造形で、いい意味で脳筋。特技は走らない横滑りドリブル。

エンシャントダークのキャプテン。とにかく境遇が重い。正体に関しては映画内では明言されていないが、他メディアで語られている。

ゴッドエデン教官で究極のチーム・ゼロを作り上げるプロジェクトを行う。高圧的だが意外とコミカル。試合途中に他の大人たちを引き連れて大人気なく乱入参戦。
ガタイがいいせいでユニフォームがピッチピチ。
人気投票二位。

VIPPERと公式の悪ノリの結晶。今年も人気投票一位となった。
ゲームではボイス付きで牙山とプロジェクトについて語り合っているが、映画では大人乱入シーンで映ったのみ。
ゲームでは大人版が選手としてスカウト可能。ちなみに映画、ゲーム共に元チームメイトである鬼道からの反応は一切ない。

  • イシドシュウジ CV:野島裕史
ご存じ聖帝。サングラスのセンスが壊滅的にアレな人。
小説版では(少しゲーム本編ネタバレ)一応まだ悪役っぽく描かれてはいるものの、
関心事項がゼロ<<<円堂だったり今回の一件を口実に独断でゴッドエデンを封鎖して子供たちを開放したりと、少し本音と本当の目的が見えている。
 


◆OB関係者等

今度こそ本当に故人となったじーちゃんから受けた監督の心得を胸に、大人気ない大人たちから選手を守るために一時的に参戦。
特に小説版では言動から心情描写、周囲の発言を含めていい意味で昔と全く変わっていないことが強調されている。

妹やマネとまさかのハーレム状態で人質に。
もちろん大人しくしているわけもなく茜のカメラでバルス→タックル(小説では鳩尾に一撃)かまして脱出。
葵一人を助け損ねるものの必ず助けると宣言。そして皇帝ペンギン2号を牢にぶつけて粉砕するという強硬手段で有言実行した。

相変わらず事あるごとに風になろうよと言いまくってる。エターナルブリザード使用時は声と表情が微妙にアツヤっぽくなっていた。

他のOBたちが超次元な特訓を雷門イレブンにさせる中、一人だけ普通特訓で面倒を見ていた。いろんな意味で安定している。

世界編でついにMFに転向したディフェンスしない疾風元DFだが、特訓の面倒見はDF2人MF1人、試合中のアドバイスはDFの霧野にしていた。後輩思いらしい。

雷門関係者ではないがちゃっかり参戦。性格はかなり丸くなった。
そして他の面子が立って観戦する中、一人ベンチを陣取るという相変わらずのベンチウォーマーぶりを発揮していた。
ちなみに他OBメンバーと違って雷門のユニフォームを着るのは今回が初。

OB参戦時はものすごく目がキラキラしている。外見は変わっていないが、声が子供時代の高いトーンに一時的に戻っていた。


◆その他

  • シュウ妹
遥か昔に島の神への生贄に捧げられた少女。クライマックスで密かに観客席にその姿を表している。

  • ヤギ
もう一人のヒロイン。

  • 河童
おまえらなんでいる。風丸主導の特訓を見守って二人でGJしていた。詳細は無印100話参照。



【主題歌】

OP:虹を超えて天までとどけっ!(T-Pistonz+KMC)
ED:僕らの楽園(同上)
挿入歌:ゆめのかたまり(北原沙弥香)



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最終更新:2024年04月18日 19:45
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