ポートガス・D・エース

登録日:2010/02/20(土) 15:09:59
更新日:2018/12/17 Mon 20:48:40NEW!
所要時間:約 7 分で読めます






来いよ 高みへ



漫画『ONE PIECE』の登場人物。


〇目次

【プロフィール】

異名:火拳のエース
所属:スペード海賊団→白ひげ海賊団
肩書:スペード海賊団船長→白ひげ海賊団客分→白ひげ海賊団船員→白ひげ海賊団二番隊隊長
悪魔の実:メラメラの実(自然(ロギア)系)
懸賞金額:5億5千万ベリー
年齢:20歳*1
身長:185cm
誕生日:1月1日
出身地:バテリラ(南の海(サウスブルー))
CV:古川登志夫、阪口大助(少年期)

【概要】

主人公モンキー・D・ルフィの兄。
白ひげ海賊団の二番隊隊長にして自然系(ロギア)悪魔の実メラメラの実の能力者。
外見は波打った髪とソバカス、そしてルフィとは対照的な細い目が特徴。
左肩に『ASCE』の刺青があり*2、背中には白ひげ海賊団のシンボルマークの刺青を入れている。

四皇“白ひげ”エドワード・ニューゲートを海賊王にすることを目標として掲げている。


【人物】

弟そっくりでよく食べよく寝る。
食事中でもお構い無く唐突に寝るので、初登場の際は『遅効性の毒で死んだ』と勘違いされた。
また食い逃げ常習犯で、回想含め二回食い逃げしている。

が、ルフィよりは常識的で麦わらの一味には「あんな礼儀正しい人がルフィの兄なんてあり得ない」「弟思いのいい奴」とそれなりに印象はいい。
“ポートガス”は母方の姓で、父親のことは嫌っているようだが…?

ルフィと同じくとても仲間想いで、仲間の為なら自ら進んで命を投げ出そうとする。
白ひげ海賊団の船長である“白ひげ”エドワード・ニューゲートを「親父」と呼んで強く慕っており、
“白ひげ”への侮辱は誰であろうと絶対に許さない。



【戦闘力】

自然系(ロギア)悪魔の実「メラメラの実」の能力者で、肉体を炎に変化させる。
戦闘力はかなり高く、作中トップクラスで自然系らしくエースが存在するだけで気候が変化し、極寒の地ドラム王国の雪がとける程。

メラメラの実の力もさることながら、体術もかなりのもの。
若くして白ひげ海賊団の隊長を務めていることや、王下七武海に勧誘されるなどが戦闘力の高さを物語っているだろう。

また懸賞金の5億5千万は、2年前時点で判明している賞金首の中では作中トップの金額である(ドン・チンジャオが5億、エネルも青海に降りたら5億らしい)。
他の四皇大幹部ともなると、その額は8億ベリークラスとなるが、わずか3年の航海でそこまで達したエースの強さがうかがえる*3

幼少の頃、既にルフィが悪魔の実を食べていたにも関わらず、ルフィ曰く『エースに勝った事がない』らしい。
その体術は黒ひげ海賊団の狙撃手オーガーも評価していた。
ただ戦闘シーンは少なく、まともな戦闘は敗北したマーシャル・D・ティーチとの戦いのみなので少し不遇。

おまけに戦った相手が、赤髪のシャンクスを警戒させるほどの基礎戦闘力と悪魔の実の能力者へのジョーカー「ヤミヤミの実」の能力を得た“黒ひげ”ティーチ
能力の相性のため絶対に勝てずその質量差で逆に焼かれてしまう海軍本部大将サカズキなど、
作中の対戦相手は誰もかれも強敵過ぎた。

ちなみに覇気については覇王色の覇気の素質を持っていたが、それをコントロールできるようになっていたのかは不明。
武装色の覇気については、覇気使いのジンベエとの交戦経験もあり、ティーチに殴られた際「殴られるなんて久しぶりだろう」と挑発されていることから、習得していたことが伺える。
公式小説版にて武装色の覇気の初使用が描かれた。

赤犬に対しては、彼自身が歴戦にして上位クラスの武装色の覇気使いであり、加えて能力の相性上覇気ではどうすることもできなった。


  • 陽炎(かげろう)
エースが原作にて最初に披露した技。
スモーカーの攻撃からルフィを守るために使用されたが、描写が一瞬だった上に劇中でこの技が使用されたのはこの一度きりだったため詳細は不明。
ゲーム作品などでは炎を纏って相手に突撃する技として描かれている場合が多い。

  • 火拳(ひけん)
火力を最大限に高めて巨大化させた炎の拳で全てを焼き薙ぐ。
「火拳のエース」の異名の由来である、エースを代表する必殺技。たった一撃で帆船5隻を纏めて沈めるほどの破壊力を誇る。
後にメラメラの実の能力を手に入れたサボにもこの技は継承された。

  • 炎上網(えんじょうもう)
腕から放った炎で大地を燃やし、炎の壁を作って相手の進行を阻む。

  • 火銃(ヒガン)
両手の指を銃のような形に構え、炎の弾丸を連射する。
弾丸は着弾と同時に小規模の爆発を起こし、そのまま炎上させる。

  • 炎戒(えんかい)
自分の周囲に炎の陣を作り出す。
直接攻撃用の技ではなく、”火柱”などの次の攻撃の下準備のような技。
より広範囲に炎を展開する”大炎戒”という技もある。

  • 火柱(ひばしら)
炎戒から続けて、自分を中心に激しく燃え盛る火柱を発生させる。
家一軒を跡形も無く吹き飛ばすほどの威力を誇り、あらかじめ”炎戒”を発動させておく事で攻撃範囲を広める事も可能。空中で使えば真下に居る敵も一掃できる。

  • 蛍火(ほたるび)
淡い光を放つ小さな炎の弾をばら撒く。
炎はエースの合図で相手に一斉に襲い掛かり、瞬く間に”火達磨”と化す。

  • 神火 不知火(しんか しらぬい)
両腕を勢いよく振り抜き、二振りの炎の槍を放つ。
炎の槍は物理的に相手に突き刺さり、炎上させてしまう。

  • 十字火(じゅうじか)
両手の人差し指を交差させ、相手へ向けて十字架を想わせる火柱を放つ。

  • 炎帝(えんてい)
”大炎戒”で展開した炎をまとめ上げ、太陽を彷彿とさせる巨大な炎の塊を作り出すエース最大の技。

  • 鏡火炎(きょうかえん)
分厚く巨大な炎の壁を自分の前方に展開し、相手の攻撃を受け止め、そのまま焼き尽くす。
青キジの”アイス塊 暴雉嘴”でも突破できず、それどころか一瞬にして蒸発した。


【来歴】

アラバスタ編にて初登場。

“仲間殺し”の大罪を犯した元部下を追って旅をしていた所、ルフィの噂を聞きつけ、
彼に会うためチョッパーの故郷・ドラム王国で『自分はアラバスタに居る』的なメモを渡すよう町民に頼んだが、渡される事は無かった。
ドルトンは身分を隠していたビビの正体に気付き、麦わらの一味の次の行き先がアラバスタ王国であると見抜いたので『心配ない』とメモを託された町民に説明した)


そして、アラバスタで感動の再会ッッッ……!!!

と思いきや、料理屋で食事中(しかもマスターとの会話中)に寝てしまいちょっとした騒ぎになり、それを聞きつけた海軍大佐スモーカーと対峙。
一触即発の所に腹を空かしたルフィがレストランへダイブ。

突き飛ばされたエースは家を何軒かぶち壊してしまった*4

ダイブした人物がルフィと分かり、今度こそ感動の再会ッッッ…!!!!!

……と思いきや、同じくルフィを発見した大佐に押し退けられたあんちゃんは弟のため足止め役を買って出、その逃げ道を作った。

その後、改めてゴーイングメリー号上で再会を果たす。
登場したのはルフィが『今ならエースに勝てる』と豪語している時だった。

重罪人を追っている事、自身の船長である白ひげの事などを話し、ビブルカード*5を渡し、
別れ際にビリオンズの艦隊を自身の通り名と同じ技『火拳』の一撃で沈めた。
ルフィに「次に会う時は海賊の高みだ」「来いよ 高みへ」と言い残しその場で別れた。

しばらく後で確かに高みで再会した。彼らの望んだ形ではなかっただろうが。

ちなみに、アニメではこの後暫く一味に同行している。
又、同じくアニメでは、再会時にルフィと腕相撲をしていた。






それから、腹を空かしいい匂いにつられて乗り込んだ船の船長、道化のバギーと意気投合し知り合いとなった。
船員から『エースくん』と呼ばれるなどかなり仲良くなった様子。

更にその後は、扉絵『エースの黒ひげ大捜査線』にて描かれている。
捜査途中に海軍に潜入し(軍服を奪いじわじわと出世している)、海軍『極秘船』から黒ひげの情報を引き出した。


そうして、漸く因縁のティーチと対峙し当初は圧倒するものヤミヤミの実の前に敗北。
後に『バナロ島の決闘』と呼ばれるほど大規模な戦いで、後に起こる“白ひげ海賊団vs王下七武海・海軍本部”の引き金となった。

因みに、最後に使用した技がこれと同じ。このせいで負けたのでは? と言う意見もあるとか。

その後、大監獄インペルダウンに連行。
“とあること”を海軍にバラされ世界中が驚愕している。



以下ネタバレ















ルフィ、ガープとは血の繋がりはなく実は、


海賊王ゴール・D・ロジャーの息子






ロジャーの処刑以降、海軍によって“ロジャーの関係者”も次々と刑を執行されていた(フランキーの師・トムもその一人)。
母親であるルージュは我が子を守るため気力で20ヶ月も身籠ったまま*6で過ごし、海軍の目を謀った。

ロジャーの『男なら“エース”、女なら“アン”にする』との言付けに従い、エースと名付け、そのまま力尽き死亡。


ロジャー処刑前に『子供を守る』と約束したガープに引き取られ、
彼と山賊ダダンにルフィと共に鍛えられ、盃を交わし兄弟(サボも)となったルフィより三年早く海に出て“スペード海賊団”を結成。

ルーキーとして評価を上げる一方、海軍と白ひげは『ロジャーの息子では無いか?』と目をつける。

七武海勧誘を断り進んで白ひげに接近、ジンベエと戦うも決着は着かず。
それを聞きつけた白ひげと対峙するが圧倒的な力の前に敗北。その配下に入る。

最初は白ひげを殺そうと百回以上襲撃を繰り返すが尽く敗北。彼を「親父」と慕う船員達の声にエースも彼を慕うように。
白ひげに自身がロジャーの息子であることを打ち明けるが、白ひげは大して気にしていなかった。

センゴク曰く、白ひげの一味に入った事により海軍は迂闊にエースに手を出せなくなり、白ひげも次世代の“海賊王”にするためにエースを引き取った。
但し、白ひげにそんなつもりはなく(金獅子同様に海賊王のレッテルに興味がない)この台詞はある戦術の伏線に。

やがて二番隊隊長に就任するも、当時部下だったティーチが四番隊隊長サッチを殺害。
白ひげはティーチを追うことに消極的であり他の隊長や船員も強く反対していたが、エースは反対を押し切り独断でティーチを追い、上記の通り敗北。

処刑当日、エース救出のために白ひげ及び配下の海賊達が海軍本部に突撃した。


以下更なるネタバレ


















紆余曲折あったが、Mr.3とルフィによって見事救出された。

ルフィと共に将校達をなぎ倒し無事助かるかに見えたが、大将赤犬が白ひげを時代の敗北者と罵倒。
白ひげのことを心から誇りに思っていたエースは、例えただの煽りとわかっていても決してそれを許すことが出来ず、立ち止まり激昂。

しかし…

赤犬「ロギアじゃいうて油断しちょりゃあせんか? お前はただの『火』! わしは火を焼き尽くす『マグマ』じゃ!! わしと貴様の能力は完全に上下関係にある」

その言葉通り炎とマグマの衝突で押し負け倒れるエース。

更に、戦いを繰り返し続けて、肉体がすでに限界を迎えていたルフィは体が言うことを聞かずそこでひざをついてしまい、そんなルフィに狙いを定め襲いかかる赤犬から、弟を庇い腹を貫かれてしまう。

幼少時代から、父が海賊王であることから、自分は「生まれてきてよかったのか」と常々不安に感じていたエース。

そんな自分を「兄」と呼び慕ってくれたルフィ。
そんな自分を「仲間」と思ってくれたスペード海賊団や白ひげ海賊団の仲間達。
そんな自分を「息子」と呼び愛してくれた白ひげ。

生まれてきてよかったのか疑問に思っていた彼は、
間違いなく「生まれてきてよかった」と感じるまでになり、
自分はもう助からないことを悟ったエースは、最後、痛さや仲間達への謝罪の気持ちを感じながらも、自分の人生に悔いはないと、

「愛してくれて………ありがとう!!!!」


と、ルフィ・白ひげ・仲間に感謝の言葉を述べ、笑みを浮かべながら息絶えた。


【スペード海賊団】

かつてエースが率いていた海賊団。クルーは総勢20名と1匹。
海賊船はピース・オブ・スパディル号。
エースが白ひげに敗れ、クルー全員が白ひげ海賊団に加盟した事で消滅した。

  • デュース
異名:マスクド・デュース
エースが最初に仲間にした男。
スペード海賊団の副船長で元医学生という肩書から船医も兼任している。
腕っ節はそれほどでもないが、冷静で判断力があり、暴走しがちなエースのブレーキ役。
いつか冒険記を書いてみたいという夢を持っており、最高の冒険記を描くためエースの冒険に付き合う事にした。
デュースという名前はペンネームで本名は不明。
本当の名前は故郷を捨てて海に出たときに捨てており、デュースというペンネームはエースが付けたもの*7
常に仮面をつけているが、これは海軍に正体を知られないため。
元医学生で医者の父親から優秀な兄と比べられて育った。
そんな生活に嫌気がさしていた時に、ルイ・アノートの『ブラッグメン*8』という冒険記を読み海へと飛び出した。
航海の途中で東の海の美しすぎる島「シクシス」という無人島に漂着してしまい、同じくシクシスに漂着したエースと出会う。
最初は険悪な関係だったが、共に島でのサバイバル生活を送るうちに意気投合。
島から脱出後、エースに誘われ2人でスペード海賊団を結成した。
白ひげ海賊団に加盟後は元医学生という肩書から白ひげ海賊団の医療チームに配属された。

  • ミハール
異名:先生
引きこもり気質で滅多に船室から出てこないが凄腕の狙撃手。
元教師という異色の経歴の持ち主で、海を越え、教育を受けられない世界中の子供達のもとへ行きたいという夢があり、仲間からは「先生」と呼ばれている。

  • スカル
髑髏グッズコレクターの海賊マニア。海賊ですらない男。
ドクロのアクセサリーを全身に散りばめ、ドクロの仮面をつけている。
武闘派の多いスペード海賊団の中では、デュース、ミハールとともに頭脳労働担当。
蒐集人を自称する海賊マニアで、海賊が好きすぎてあらゆる海賊船に乗り込んでは見つかり、その後は次の港まで雑用をするという生活を送ってきた変わり者。
多くの海賊達は雑用くらいしか取り柄がない男と評してきたが、エースだけは違い、あらゆる船に乗り世界中の海を渡り歩いた経験と知識を頼り、海の情報屋としての隠れた資質を見出した。

  • コタツ
エースになついているオオヤマネコ。
とある島で密猟者の罠に掛かっていたところをエースに助けられ、そのまま船までついてきた。
「コタツ」と命名したのはエース。
その外見に反し、うなり声以外はめちゃくちゃカワイイ声で鳴く。
メラメラの実の能力者であるエースの周りは常に温かく、エースの前だけはタダのネコと化す。

  • ガンリュウ
手長族の男。

  • ウォレス
魚人島の魚人街出身の魚人。何の魚人であるかは不明。

  • セイバー
帽子を被り、短刀2本を武器とする。

  • アギー68
左腕にガドリングガンを装備している。

  • フィナモレ
頭にターバンを巻き、薙刀(なぎなた)を武器とする小柄な男。

  • ウブロ
口径の大きな銃を持ち、体型はガッシリしている。

  • ドギャ
ガタイは良く、両手にボクシングのグローブのようなものをはめている

  • レオロネ
スーツを着て、シルクハットを被った三叉槍を武器とする細身の男。

  • クーカイ
ピストル派のサムライで、和洋折衷な出で立ちをしている。

  • コーネリア
長身でロングコートを着ており、武器は長めの刀かと思われる。

  • ダッキー・ブリー
武器は持たず、その出で立ちからするとカンフー使いのような感じ。

  • バリー
ムーミンのスナフキンのような帽子を被っており、武器はクロネコ海賊団の百計のクロの猫の手のように、各指に剣がついている感じ。

  • キメル
ずんぐりむっくりで、刀を武器にしている。

  • バンシー
頭にバンダナを巻いた女海賊、武器は銃。
スペード海賊団の紅一点。
ただエースからは「オバちゃん」と呼ばれているため残念ながら年齢は中年以上の模様。
スペード海賊団には料理人が居ないので、スペード海賊団では彼女がコックを代行している。
もっとも、料理は余り得意ではないらしく、大抵は食材を煮るか焼くかしただけで、味付けは塩のみ。
スペード海賊団の最大の弱点は料理が不味いことなどと冗談交じりに語られている。

  • オッサモンド
結構巨漢で、マントのようなものを羽織っている。


【余談】

ワンピースは作者もSBSで明言? しているように死者が出ない漫画であり*9
主要キャラとしては生きる意味の実感を成し遂げた後とはいえ初の死者となってしまった。
ある島に建てられた彼の墓は白ひげの墓と同じ場所に並べられ、生前被っていた帽子が供えられている。






鬼の血を引くこのおれを…!!



愛してくれて……ありがとう!!!








追記・修正はエースに哀悼の意を表しながらお願いします。

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