タクト(ポケモン)

登録日:2010/08/27 Fri 01:11:56
更新日:2024/03/23 Sat 01:24:14
所要時間:約 5 分で読めます





力押しで来ようとしたのだろうが、そうはいかない……!




出典:ポケットモンスター ダイヤモンド&パール、189話『シンオウリーグ準決勝!ダークライ登場!!』、
2006年9月28日~ 2010年9月9日まで放送。
OLM Team Kato、テレビ東京、MEDIANET、ShoPro、
©Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku ©Pokémon


アニメ・ポケモンにはタクトという登場人物が二人おり、一人はポケットモンスターAG15話に登場したトレーナーズスクールの生徒、
もう一人はポケットモンスターDPのシンオウリーグ・スズラン大会にて登場したポケモントレーナーであり、ファンからは史上最狂のトレーナーの異名を持つ。
一般的には後者を指しこの項目でもそちらを扱う。


CV:高橋広樹

●目次

登場

登場当初はジュンが通路ですれ違ったのをサトシ達に話したくらいで、顔見せはベスト8に残ったトレーナーが発表されたときが初めて。
ちなみに一人称は意外に「僕」いちばんつよくてすごい人と同じだったりする。


視聴者的にもノーマークだったがジュンの異常な慌て具合から、只者ではない予感をサトシ達に感じさせたが、その気になる所有するポケモンは……














もう一度言う。

ダークライ


出典:ポケットモンスター ダイヤモンド&パール、189話『シンオウリーグ準決勝!ダークライ登場!!』、
2006年9月28日~ 2010年9月9日まで放送。
OLM Team Kato、テレビ東京、MEDIANET、ShoPro、
©Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku ©Pokémon



いや、マジで。

このタクトと言う人物、なんとシンオウ地方の8つのジムを全てこのダークライたった一匹で攻略してきた」と言うとんでもないヤツだった。
もはや意味不明。

今まで「カントー地方」や「ジョウト地方」「ホウエン地方」などで開催された数々のリーグにサトシは参加してきたが、
伝説・幻に分類されるポケモンがそんな所に出てきたことなど当然なく、ダークライを使うトレーナーがいると聞いただけで視聴者は唖然。
そもそもダークライは2007年の映画で主役級の扱いで登場しており、それから104話でクレセリアと共に登場したとは言えなんの布石もない1トレーナーが使用するという事自体が空前のことであった。
更にはこの時点で「またサトシは優勝できないのか」と予想する視聴者も少なくなかった。

更に言えばダークライは伝説のポケモンではなく一般ポケモン…でもなく幻のポケモンであり、対戦ではチート扱いされやすいポケモンである。
これをスケッチしたドーブルという形でも猛威を振るいまくり、Wi-Fi対戦では一時期使用禁止の措置が取られ、7世代ではこれでもかというレベルで弱体化された経緯まで持つずば抜けた性能の催眠技・ダークホールを使えるため、生半可なポケモンで勝てる相手ではない*1



リーグでの活躍

ライバルのシンジに勝ち、準決勝進出に喜ぶサトシの対戦相手になる。
初っぱなからダークライを繰り出すタクトに対し、サトシは相性も良く「ダークホール」の対抗策となる「ねごと」を覚えているヘラクロス*2を投入。

タケシは「良い勝負をするのでは……」と予想するも、ねごとから出たタイプ一致効果抜群メガホーンを耐えられ、返しの「ゆめくい」でヘラクロスは一発ノックアウト、その圧倒的強さを見せつけた。

この瞬間、視聴者からのあだ名が催眠厨になった。当時の対戦環境を考えれば当然である。

続くコータスは登場早々にダークライに威圧的ににらまれ、「あくのはどう」で「かえんほうしゃ」を押しきられ、またもや一撃でやられてしまう。出番1分もなかった気が……

後続のフカマルは接近してきたダークライに「いわくだき」を命中させ退け、返しの「れいとうビーム」を回避するなど好プレーを見せるが、
最終的には必殺の「りゅうせいぐん」も全てかわされ、あくのはどうでノックアウト。
この時、「ぼくのダークライじゃなきゃやられていた素晴らしい一撃だった」とサトシを褒めるが、単なるお世辞かイヤミにしか聞こえない人も多かったろう

そしてサトシの四匹目はジュカイン。「リーフストーム」を至近距離から叩き込もうとするも、その前に「れいとうビーム」を撃ち込まれる。
さらに怯んだすきに「ダークホール」を喰らい、「ゆめくい」を受けかけるがサトシの声で覚醒。
必殺の「リーフブレード」によってダークライを斬り伏せついに撃沈。
かつてAG編ではダークライ同様に幻のポケモンであるデオキシス、それも素早さに特化したスピードフォルムとも互角の戦いを繰り広げたサトシの手持ち屈指のエースの一角である。
ついでにシンオウ地方で初めてダークライを倒したポケモンとなった。
映画のダークライの消滅は後に復活したし、それを抜きにしても吹っ飛ばされたところを時空の狭間に飲み込まれただけなのでノーカン。

ダークライを倒し、喜ぶサトシ。
上記の通りこの大会において初めてタクトのダークライを倒し土を付けたのもサトシである。そりゃ喜ぶのも当然である。

そしてサトシとテレビの前の視聴者は次のタクトのポケモンに身構える。
「ダークライなんて持ってたやつだ。次もとんでもないポケモンにちがいない!」


その期待を彼は……





流石に準決勝まで上がってきただけのことはある。僕に2体目を出させるとはね……。


次のポケモンは……これだ!!




裏切らなかった。




ダークライに続く彼のポケモンは、なんと







出典:ポケットモンスター ダイヤモンド&パール、189話『シンオウリーグ準決勝!ダークライ登場!!』、
2006年9月28日~ 2010年9月9日まで放送。
OLM Team Kato、テレビ東京、MEDIANET、ShoPro、
©Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku ©Pokémon


メガネ、スカーフ龍星群、専用持ち物が持ち込み禁止、映画第5作目での涙腺崩壊兵器、
フェアリータイプ誕生の一因、かわいい妹持ってて羨ましいなコノヤロー……と、
武勇伝を挙げればキリがない、あのラティオスである。
数少ない貶めポイントは専用技のラスターパージとメガシンカの微妙さや6世代以降の凋落っぷりくらい。

タクトのあだ名が「催眠厨」から「伝説厨」に変わった瞬間であった。

ラティオスの登場にタケシも「全く底の知れない人だ…ダークライの次にラティオスだなんて…」と賛辞を惜しまない。

こいつのギガインパクトで、既に手負いであったジュカインはやられてしまう。
龍星群じゃない上にまさかの物理型かよ…


そしてサトシは五匹目を繰り出す。

視聴者の一部は、ラティアス同様に空中戦が得意で、サトシの元祖最強ポケモンで、前話の予告でサトシの六匹のポケモンのうち一匹だけ出てなくて、
初代御三家にして、かつて伝説のポケモン・フリーザーを倒し、エンテイと互角の戦いを繰り広げたアイツの登場を期待した…


が、サトシが繰り出したのはあろうことかオオスバメ。


案の定ラスターパージ一撃で倒された。
だからリザにしとけと(ry
といってもオオスバメもサトシの所持ポケの中ではピカチュウの雷を耐えてそれをエネルギーに変えるくらい強いし、
空中戦限定なら確かにリザードンに次ぐレベルなので選択自体は悪くない。相手が悪かった。リザードンでもラティオスとは互角だろう。

その後、ピカチュウとラティオスが相打ち。サトシは手持ちがなくなりタクトの決勝進出が決まった。
この時のピカチュウの最後の一撃は場内を覆う膨大なエネルギーの奔流で場外スクリーンすら破壊する、最高にバグった状態。全力を出し切った。

決勝戦はタクトがダークライ一匹でストレート勝ちし、スズラン大会の優勝を決めた。知ってた。
尺の都合でブーバーンを倒したところで終了しているが、この前に5体倒したことになる。


伝説ポケモン使いタクト

長きにわたるポケモンアニメ史上、伝説ポケモンを引っ提げてかつてないほどの「ワンサイドゲーム」を展開し、サトシや視聴者を圧倒したトレーナーである。
更にこの大会でタクトのポケモンを一体以上倒せたのはサトシだけだったので、サトシVSタクトが事実上の決勝戦と見ることもできる。
ちなみに、この試合をテレビでシンジも見ていたが、何も言わずに去った。

なおアニポケでは、四天王やチャンピオンの強さはサトシのような一般トレーナーとは比較にならないほど高いという描写がされることが多い。
かつてサトシのコータスはジンダイのレジスチル相手に善戦出来た等といった、過去のサトシとフロンティアブレーンや四天王のバトルと比較すると、
タクトはアランと同様、四天王とも対等以上に渡り合えるトレーナーである可能性がある。
そもそもアニポケでは極めて強い力を持つ伝説及び幻のポケモンを従えるトレーナーは、
フロンティアブレーン等只者ではないトレーナーばかりである上、そのポケモンに認められなくてはならない為、彼自身の実力も相当に高い事が察せられるだろう。

地方リーグでの優勝によって初めてチャンピオンリーグに参加できるので、チャンピオンを目指すならばタクトさえもある意味通過点にいると言えなくもなく、
サトシのポケモンマスターへの道の遠さを思い知らされる結果となった。

大人の事情な話ではあるが、当時最新作であるBWが出るためアニメは今のシリーズを早く終わらせなければいけない状況になっていた。
そのため尺が足りなくなった製作側が「サトシを納得する理由で負けさせ、時間を短縮するために作られたトレーナー」だと言われることもある。
じゃないと、いくらなんでも一話の中でいきなり出てきた伝説厨と「バトル→惨敗→俺達の旅は始まったばかりだ!!」なんてやらないだろうというのが根拠。
今まで本筋と関係ない日常の話を量産してきたツケがここに来て一気に回ってきたと考えるべきだろうか…*3

特にDP編は日常回がもはや「捨て回」と言われていたレベルでマンネリ化があったのもあり、ヨスガシティで1年も使っており*4余計にそう感じてもおかしくない状況である。
逆に言えば尺不足の中でもこの敗退話を1話で一気に進めたおかげで、シリーズ最高のバトルの呼び声も高いシンジ戦を3話も使え、じっくり描ききれたと考えると複雑なものである。
だからといって映画DP1作目の主役をここで使うのはちょっとオーバーキルすぎやしませんかね。無印金銀編のバシャーモみたいな感じでBWポケモン先行登場じゃダメだったのか。

とはいえ、これら察せられる事情があるとはいえ放送開始から13年、650話以上も主人公をやってきたサトシが、ほぼ何も出来ずにボコボコにされて負けたのだ。
ちびっ子たちはもちろん大きいお友だちも呆然となった。爆笑したり、逆に激怒した大きなお友達もいたそうだ。



さらに
  • 登場までのフラグ皆無
  • 伝説のポケモンを2体も投入
といわゆる「デウス・エクス・マキナ」なキャラクターでもある。
ジュカイン覚醒にフカマルの完成版龍星群、ボルテッカー+アイアンテールと言う合わせ技を放つピカチュウとサトシ側の絆が強調されているのに対し、
向こうはバックボーンも何もなく*5、実際の対戦では二匹に淡々と指示しているだけでいつの間にか勝利していると言う展開……
あまりにやるせない気持ちになる。
その後に彼が伝説ポケモンを手に入れるに至った短編でも放送していれば視聴者の反応も少しは変わっていたかもしれない。
放送から10年以上過ぎているが、機会があったら1本作ってあげてほしいものである。

ダークライが使われるという話が出た時に予想されていたことではあるが、
「ダークホールで眠らせる→ナイトメアでダメージ→ゆめくいで追撃&回復」
といういわゆる「催眠厨」といわれるガチプレイ戦法を使っていたことも彼が批判される一因であろう。
本人曰く「相性だけではこのダークライには勝てないよ」とのことだが当時はダークライだけでなく、キノガッサなどの使用者も「催眠厨」として歓迎されない風潮があった。
サトシ自身は2度に渡って攻略しているのが救いか。

また「試合内容は好き」という意見も結構見られる。
結果的に見れば負けたにもかかわらず3位*6、直後の決勝戦の結果がまぁ予想通りダークライで6タテしていたことを踏まえるとダークライを倒せただけ大金星、結果的にサトシの株は上がったと言えよう。
少なくとも、ジュカインに関してはこの一戦以降ファンの間では相当大きく株を上げた存在であり、この話で恩恵を受けたと言える。
ヘラクロスがこうかばつぐんのメガホーンを命中させたことで、ダークライ撃破に大きく貢献したことも忘れてはいけないだろう。

一応念を入れておくが、タクト自身は特に批判の対象となるような態度の言動や所謂「舐めプ」のような試合展開をした訳でもなく、悪漢とは程遠い好青年の精神を持ち、ただただ実力でサトシを圧倒していた。
あまりに圧倒的すぎただけである。

ちなみに、タクトの残り4体の手持ちは不明。全て伝説級のポケモンか否か、今後の掘り下げが待たれる。
タクトはダークライでなければフカマルのりゅうせいぐんでやられていたとコメントしていることを踏まえるとドラゴンタイプが弱点のタイプのポケモンの可能性もある。*7
もしくはドラゴン弱点でないが図体がデカく鈍い=避けられずりゅうせいぐんが多く当たって結果的にやられてしまうポケモンかもしれない。

余談

  • 監督の話
DP後期の監督をしていた浅田裕二氏がTwitterにて、
「大人の事情でタクトが登場したかは忘れたが、脚本が届いた時「伝説ポケモンだらけの相手で勝てるわけがない」と驚いた」と語っている。
少なくともタクト登場は監督が決めたわけではないようだ。


  • 他の伝説使い
その後のDP特別編のタケシ編にて監察官のジョーイさんがラティアスを使っている。
実はシンオウリーグにはヒードランを連れたモブトレーナーが参加している。あまりに自然に一般ポケモンに混じっていた為目を疑った視聴者も多いだろう。
因みに彼がその後登場する事は無かった為普通に負けたと思われる。
そのため、なにもタクトのみが空気を読まずに伝説のポケモンを持ち出してきたというわけでもない。
ちなみにこのヒードランのトレーナーと思われる人物はトーナメント表に顔を出していなかった(開会式ではいる)ため、予選落ちしたものと思われる。

また、『AG』バトルフロンティア編、『DP』キッサキ編ではカントーのバトルフロンティアのフロンティアブレーン最後の一人であるピラミッドキングのジンダイが、レジロック・レジアイス・レジスチルの3体の伝説ポケモンを所有。
サトシが勝てたのは3戦目の4on4シングルバトルで、このバトルでジンダイが投入した伝説ポケモンはレジアイスのみ。なお、他3体はサマヨール、テッカニン、ソルロックであった。
『DP』キッサキ編ではシンジの申し出により、6on6のフルバトルで彼と対決するが、場に出したのは前述のレジ系3体のみで、1体も戦闘不能となることなくシンジに完勝。

『AG』バトルフロンティア編では、最初のフロンティアブレーンだったファクトリーヘッドのダツラフリーザーと交友関係を結んでいた。サトシのバトルフロンティア初陣の相手はフリーザーであった。

『サン・ムーン』では、サトシが幻のポケモン・メルタンをゲット。さらにメルメタルに進化させ、アローラリーグエキシビションマッチなどでバトルも行っている。
強力な幻のポケモンをゲットしバトルにも用いている面は、タクトを彷彿とさせる。

『ポケットモンスター(2019)』では、サトシの相棒のゴウがなんとスイクンをゲット。しかし、後に彼の下を離れた。


  • チャンピオンリーグ
XY以降、チャンピオンリーグに触れられたことはなく、タクトがチャンピオンリーグに挑んでいるのか、他の地方のリーグはチャンピオンリーグに繋がるかなどは不明。
ポケットモンスター(アニメ第7シリーズ)の大会、ポケモンワールドチャンピオンシップスにも姿を見せることはなかった。

  • 名前
ちなみに、現実のポケモンカードの世界大会の2009年の優勝者が拓斗選手だったりするが、関連性は不明。名前の元ネタの可能性はある。



追記・修正はダークライを倒した方だけお願いします。

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最終更新:2024年03月23日 01:24

*1 ダークホールは当時は命中80であり、更に現在でも敵全体を眠らせる唯一の技。更に伝説ゆえのステータスの高さ、特に特攻と素早さの高さから、ダブルはもちろんシングルでも大暴れしていた。ちなみにダブルの相方はカイオーガ。眠らせた事でダメージなく満タンで潮吹き、ナイトメアのスリップダメージで微妙に残ったHPにトドメ…のコンボは本当に猛威を奮っていた。

*2 「ねごと」はタクトのために新たに用意したものではなく、シンオウリーグ1回戦でのナオシの催眠戦法を攻略するために用意していたものを引き続き投入した形となっている。

*3 DP編のリーグ終了後の話数は、他のシリーズより少ない。また他のシリーズのリーグ最終戦は話が複数回跨っていることが殆どなのもそう考えられる要素になっている

*4 その分ストーリーが進む回は評価が高いのだが

*5 一応、上記の通りフラグ皆無&描写がほとんどないだけであり、本人は特別嫌味な性格はしていないし、ダークライを信頼しているようなセリフもなくはないし、相手への称賛も欠かせていない。むしろトレーナーとしては好青年と取ることも出来る。淡々とし過ぎているせいでその称賛の声に「キリッ」がついているように聞こえるという意見もあるが、あくまでそれは視聴者側の感想である。

*6 サトシのリーグ成績の上から3番目

*7 直後に控えていたラティオスの事を指していたのかもしれないが、この評価を踏まえるとラティオス以外にもドラゴン弱点が控えていた可能性の方が高い