アルター能力

登録日:2011/03/31 (木) 22:58:01
更新日:2023/02/16 Thu 21:26:44
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アルター能力とはスクライドに登場する特殊能力である。

正式名称「精神感応性物質変換能力」
自分の意志(精神力)により周辺の物質を原子レベルで分解、あらゆる物質に変化する「アルター粒子」に変換した後、各々の特殊能力形態に再構成する特殊能力。
ただし、生きている生物を分解するのはかなり難しいとされる。
大きく分けると「融合装着型」「自立稼動型」「具現型」「アクセス型」の4つある。

解りやすく言うとスタンド

上記の理由から発動時に、周辺物質を必要量分解する必要がある為、材料が少なかったり、起動時に妨害されると中途半端になる。
また、能力者の精神力によって物質を変換するため、能力者が精神崩壊を起こすなどして、著しく精神力が低下すると使用不可になる。
通常一度再構成したものは容易には破壊及び分解はされないが、能力者同士の力量が大きく異なると、アルター能力で生成した物自体を分解して無力化することも可能。 

レベルが低い能力を限界以上に運用すると『オーバーシュート』と呼ばれる現象を起こし、アルターが使用不能になる事がある。
融合装着型アルターに限り、「アルター痕」とよばれる傷が融合部位の体に浮き出る。
強力な能力程極度の疲労などのリスクを伴うが、突出した融合装着型の場合は肉体そのものがアルターに侵食され、身体能力等は向上するものの寿命が縮んでいく。


ロストグラウンドで生まれる生命の約5%が先天的にアルター能力を持って生まれる。
これは、大隆起によって「向こう側の世界」と繋がってしまった事により、「向こう側の世界」の力がこちらに漏れだし、その力を引き出す方法を本能的に身に着けている為。
したがって、なんらかの方法でより強く「向こう側の世界」と繋がり、その力を取り込むとアルターは進化する。
また、能力は自らの性格や精神に近いものが発現する。
ただし、能力が低いと中途半端になる。
作中では、『白馬の王子様』をアルターとして具現化しようとしても『白馬』しか作れなかった人が登場している。

あくまでも性格や精神の有り様によって発現するため、クローンを作っても同じアルターを持つとは限らない。


精製と呼ばれる、薬物投薬や精神操作や肉体改造を施す事によりアルター能力の底上げや改造をする方法もある。
しかしその副作用も大きく、初期の未熟な技術による精製や過剰な精製は本人の寿命を著しく削りとる結果を生む。

様々な種類が存在するが、作中での使われ方は主に喧嘩の道具。


分類と説明



【融合装着型】

その名の通り使用者の体の一部に、鎧のように装着させる能力。
筋力の増強や知覚の加速など、超人的身体能力が得られる。
しかし、体に直接触れる為、負担は大きい。


代表的な融合装着型アルター
  • シェルブリット
使用者:カズマ

「ものを殴る」事に特化したアルター能力。
殴った個所に空間がねじれるような描写がある。
これに限っては装着ではなく、右腕ごとアルター化している。
『真ん前から撃ち砕く! オレの自慢の! 拳で!!!』


  • ラディカル・グッドスピード/フォトンブリッツ

世界最速のアルター。全身にアルターの鎧を装着しており、その速さは音速を軽く超える。
『いかんいかん、世界を縮めすぎてしまった。』



【自立稼動型】
具現型との差異はアルター自身がある程度の意志を持って、使用者と別行動をとる事ができるという点。
但し、アルターへのダメージは使用者へもフィードバックする。


代表的な自立稼動型
  • 絶影
使用者:劉鳳
人を模した形のアルター
第一形態、第二形態と形態によって戦闘法が異なる
名前の由来は母と共に殺された劉鳳の飼い犬から。
『――唯一無二の力を見せてやる!』

  • スーパーピンチクラッシャー

「崖っぷちのスーパーピンチ」の異名を持つ超AIロボ。
ピンチバードと合体してファイナルピンチクラッシャーになる。
『ピンチだ……デンジャラスだ……』


  • 常夏三姉妹
使用者:来夏月爽

可愛い三人の女の子を生み出すアルター。
全員使用者にベタ惚れ。でも使用者以外の人へは冷酷。
『そんな !僕の理想の女の子たちを!』



【具現型】
剣、銃、空飛ぶ円盤など様々ものを作り出す能力。
恐らく一番メジャーな能力。


代表的な具現型
  • ビッグマグナム
使用者:立浪ジョージ

太くて硬くて、暴れっぱなしな彼のモノを具現化するアルター。
『Yes I Do』


  • NRハンマー
使用者:ビフ

巨大なハンマー付きの巨大ロボを具現化するアルター。
『ハァンマァァァ!!!!』



【アクセス型】
情報や原子、人の精神など様々な事に文字通りアクセスする能力。


代表的なアクセス型
  • マッドスプリクト
使用者:雲慶

「最悪の脚本」の名の通り、他人に自らの書いた脚本通りの行動をとらせるアルター。
『私の物語は悲劇をもって終わるのである。』


  • 絶対知覚
使用者:イーリャン

あらゆる情報を解析し配信する能力。
コンピューターへの侵入なども可能。
『だめ。知覚出来ない』



【万能型】
全ての特徴を持つアルター。
器用貧乏になりやすい。


代表的な万能型
  • エタニティエイト
使用者:橘あすか

8つの生命を操る玉。
『無い! 僕のタマが無い! 何故!?』




中にはストレイト・クーガージグマールのようにいくつかの形態を複合したアルター能力も存在し、瓜核のスイカのように分類出来ないアルターもある。
また、一部の能力者は意思の力で装着箇所を限定(カズマ・劉鳳・クーガー等)したりアルターの姿を変化(劉鳳・来夏月等)させることが可能な模様。

漫画版のみの設定として、アルター発動中に進化の言葉『s.CRY.ed.』を唱えると、本人の才能限界を超えて強制的に進化する。
勿論、体への負担も異常。
また、漫画版はロストグラウンド出身者じゃなくても修業すれば修得可能。




余談だが、
アニメでは『老化』や『古い』などの意味を持つドイツ語“alt”をもじって名前がつけられて『ALETR』
漫画では『変化』や『変質』などの意味を持つ英語“alteration”をもじって名前がつけられて『ALTER』
という表記になっている。



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最終更新:2023年02月16日 21:26