ゼロ(ロックマンXシリーズ)

登録日:2009/05/26(火) 19:57:27
更新日:2024/02/28 Wed 09:05:52
所要時間:約 11 分で読めます




ゲーム『ロックマンX』シリーズに登場するレプリロイド。
CV:置鮎龍太郎



左・初期   /   右・X2以降




◎概要

イレギュラーハンター第17精鋭部隊の隊員で、後の第0部隊の隊長も務めたエックスの頼れるパートナー。
イレギュラーハンターに配属された際に右も左も分からずキョロキョロしていたエックスと偶然目が合ったのをキッカケに交流を始め、悩み多きエックスとは正反対のクールな性格ながら、良き親友にして理解者、掛け替えの無いパートナーとなった。
迅速かつ的確に任務をこなす優秀な特A級ハンターで、シグマ同様エックスの秘めたる可能性に気づいている数少ない存在である。

エックスとは異なりイレギュラーを処理することに迷いはなかったはずだが、アイリスの死(X4)から徐々に迷いが生じ、自分の存在意義について深く悩み、イレギュラーになる可能性のある自らを封印することになる(X6)。

『X3』より操作可能、『X4』『X5』では主人公も務めた。
近接戦闘メインのため間合いが重要だが火力はあり、ダッシュキャンセルゼロコンボは圧巻の破壊力。ラーニングによりコマンド入力の技を覚える。




ゼロを長年演じる置鮎氏は、作品によっては同じく赤いボディのブルース(初代シリーズ)を演じている。
PROJECT X ZONE』でボイスを新録した際には「久々に演じるキャラ」と述べており、公式サイトでは、置鮎氏がゼロについて語る音声インタビューが聴ける。



◎武装


  • ゼロバスター
最初期に使っていた片腕を変形させるシリーズお馴染みの武装。
その威力は凄まじく、当初の未熟だった頃のエックスが手も足も出なかったVAVAのライドアーマーの腕を中チャージで吹き飛ばすほどの破壊力を持っている。
上述の通り、エックスのバスターと互換性があり、アームパーツを取らずにシグマステージまで来た場合にゼロバスターをエックスが装備することになる。(ファーストアーマーのアームパーツがゼロバスターと同じ形状の理由は不明)
元々はアームパーツと同じスパイラルクラッシュバスターだったが、イレギュラーハンターXにおいてはフルチャージゼロバスターとなり威力もかなり高くなっている。


  • Zバスター
修復されて復活した際に新たに装備されたバスター。
当初はフルチャージすることで、左右連続で発射から後述のサーベルに繋げるように使っていた。
ゼロバスターより威力は抑えられてはいるが、エックスと違いアームパーツ無しでダブルチャージが可能なので汎用性は高い。
X3で動力炉をやられた際に破損したのか、X4では使うことが出来なくなっていたが、X5にてエイリアにより修復されるものの、最初の選択肢次第ではOPステージで再びバスターを失ってしまう。
このX5のZバスターは、直立状態でしか使えず、かつ威力も大したことが無いガッカリ武装だったので多くのプレイヤーはエックスのフォースアーマーのためにZバスターを犠牲にしたのは言うまでも無い。
X6では無条件で使用可能であり、大幅改善されて直立でしか使えないものの威力が大幅に増加しており、ボス戦などでかなり役立つ武装となった。
X7以降は再び武装から外されてしまった。
なお、立ち絵ではX2とX3以降で形状が変化しているが、X3の時のグラフィックはX2の頃のバスターのままである。


  • ビームサーベル
X2とX3において使っていた高出力のビームサーベル。通称「ゼロサーベル」。
後述のZセイバーとは別物であり、こちらはフルチャージしないと使えない代わりに威力が凄まじく高く、一撃でザコなら一撃、ボスのライフも半分奪っていく威力となっている。イベントではシグマが複製した偽物のゼロをZバスターからの三連撃で破壊した。
X2では斬撃を飛ばして攻撃していたが、X3では何故かゼロが使う場合は斬撃が飛ばず、アームパーツを装備したエックスでしか斬撃を飛ばせなくなっている。
X3の終盤では展開次第でエックスに譲られるが、ゼロが戦線離脱しない場合らこのゼロサーベルにシグマウィルスの抗体ワクチンプログラムを入れてシグマに引導を渡す凄くオイシイ役回りを担うことになる。
漫画版では、あまりに高出力すぎて並のレプリロイドなら特A級でも片腕で持つと腕を持っていかれ兼ねない武器で、まともに片手で持てるのはゼロとエックスのみであった。
最終決戦時、エックスがフルアーマー状態でかつシグマを真っ二つにするほどの超出力で放たれたが、さすがのゼロサーベルもエックスの捨て身覚悟のエネルギー供給に限界を超えたのか、シグマを斬り伏せた直後に破損して失われた。


  • Zセイバー
X4にてゼロサーベルと入れ替わる形で装備された、ゼロを象徴する武器。
ゼロサーベルの欠点であったチャージしないと使えないという部分を改善。出力を落として威力を控えめにした代わりに、即座に繰り出すことが可能となった。
ゼロサーベルが一撃必殺の武器だとするなら、こちらは連続攻撃に飛んだスピード特化の武器とも言える。
また、このセイバーに倒したボスのデータをインストールすることで各種ラーニング技が使用可能になり、炎の剣や氷の剣や実体剣まで多種多様な戦法が可能となっている。
X5のエンディングでゼロが生死不明になった際にエックスに譲られるが、X6でゼロが復活した際にはエックスの持ってるZセイバーとは別にゼロもZセイバーを所持していた。ゲイトが複製したのだろうか?
このX6のゼロのZセイバーだが、それまでとは異なりエネルギーの刃ではなくビームが棒状の形状で固まる謎仕様となっており、カーネルの持ってたサーベルに近い感じとなっている。

なお、ゼロはビームサーベルもZセイバーも立ち絵の多くでは左腕で持っており、剣の柄も左肩に装備していることから、左利きであると思われる。


  • アースクラッシュ
大地に拳を叩きつけて膨大なエネルギーを流し込む最大の技。アースゲイザーとも呼ばれる。
X2で敵として出てきた際にゼロが使う技で、地面を殴りつけてその衝撃波でかなりの広範囲に攻撃をする厄介な技である。シグマのいる地下への道を開くためにも使われた。
しかし、残念ながらプレイアブルとしてのゼロはこの技を使うことは不可能である。
ただ、X4以降のゼロのギガアタックはどれも拳を地面に叩きつける広範囲攻撃であり、明らかにこのアースクラッシュを意識していると思われる。
なお、漫画版においてはX3の頃も度々使用しており、両腕から放つダブルアースクラッシュという技も披露している。こちらでは、衝撃波というよりも某パワーゲイザーのような演出となっていた。
しかし、X4のプロローグでバスターが破損した状態で強引にアースクラッシュを使ったことで回路が焼き切れてしまい、使用不可能になってしまった。


◎シリーズでの活躍


「ロックマンX」シリーズ

ロックマンX
オープニングステージでVAVAに追いつめられたエックスを助ける。
2度目のVAVA戦ではエックスを救うため自爆して、VAVAのライドアーマーを破壊。
その後、未来とバスターをエックスに託し死亡。
イレギュラーハンターX』のエンディングにおいて、エックスは残された赤いバイクを見つめるのだった…

当時はバスターのみで戦っていたが、このバスターは『X1』におけるエックスのアームパーツと酷似しているため、シグマの反乱以前にゼロが独自にライト博士のカプセルから見つけて預かっていたものかも知れない。

…とファンの間で囁かれていたが、『X5』でライト博士とは初対面のような発言をしているため違った。
また、『イレギュラーハンターX』ではライト製アームと性能が異なっており、ハッキリと別物であると解るようになっている。


しかも回想に映っている設計図から、最初からバスターが組み込まれている事が分かる。
では何故ライト製ロボットと互換性があるのか…?
この件は、一応ワイリーはブルースを修理していたり、ロックマンのコピーロボットを作成可能だった事と、ロックマン3にてライト博士とロボットを共同開発している際に技術を吸収していたと思われる。
フォルテがバスターを標準装備していることからも、お互いの技術自体はほぼ同レベルであったとされる。
レプリロイドが普及している時代である事からエックスとゼロのバスターに互換性がある、というよりバスターだけでなく大まかな部品程度ならある程度互換性がある世界観と考えた方がいいのかもしれない。
デザインが似てる理由は相変わらず不明だが。

と、論争のネタになる部分だったのだが、ロックマンX DiVEにてχ-Kai(カイ)の設定が変更されたことで一気に考察の材料が増えた。
ワイリーはエックスの設計図を入手、コピーであるカイを試験的に製造していたのである。*1
思考回路の再現に失敗し生前には完成まで至らなかったが、X DiVEで起動したカイは自らのコンプレックスとして「(エックスにそっくりな)この性能とこの見た目」を挙げているので、ほぼ確実にボディは再現できている。
その後カイのデータがゼロに活かされたと考えると、ゼロとエックスが互換性を持っていても何ら不自然ではない。


ロックマンX2
頭脳チップだけが保管されたまま修復できずにいた。
カウンターハンターのサーゲスによって修復され、ルートによってはシグマのパートナーとしてエックスと戦う。
修復された際にボディのデザインが多少変更し、彼の代名詞であるビームサーベルを持ちはじめたのはこの作品から。
シグマに修復されても、こちらがゼロのパーツを集めてケインに修復させてもボディのデザインは全く一緒。武装も一緒。

エックスに倒される際のシグマの台詞が、ゼロとワイリー博士の関係性を暗示している…

携帯アプリ版(2008年)のランキングモードでは条件を満たすと黒ゼロ(と通常ゼロ)と戦闘できる。


ロックマンX3
イレギュラーハンターに復帰し、第0特殊部隊の隊長に栄転。
行方不明になっていたマックに捕らわれたエックスを救出した。
進め方によっては動力炉をメカニロイドに破壊され、ビームサーベルをエックスに託す。
この作品からゼロを操作できるようになった。

携帯アプリ版(2010年)のランキングモードでは8大ボスと戦闘でき、勝利ポーズも見ることができる。


ロックマンX4
サブキャラから主人公に昇格し、完全なプレイヤーキャラになった。
また、ビームサーベルからゼットセイバーに名称が変わった。
セイバーのみでバスターは使えないが、ダッシュキャンセルを利用した滅多斬りによる火力は化け物級。
この作品でゼロの過去が判明する
今作ではシナリオ面での優遇や、ムービーの多さなど実質的に主役扱い。
隠しキャラとしてボディカラーが赤から黒メインに変わったブラックゼロ、通称"黒ゼロ"が定着したのも今作から(このカラーリングの初出はX2のコピーゼロ)。


ロックマンX5
『X3』あたりから匂わせているエックスとの戦いを描いた作品。
地球に迫るスペースコロニーを破壊すべく単身シャトルで突っ込む。
この時に失敗すると覚醒し、本来の使命を思い出しエックスと運命の闘いに挑む。
このエックスVSゼロのBGMは作中随一の神曲。
エンディングは3種類あるがどれも最終的にゼロは死んでしまい、覚醒EDではエックスがゼロに関する記憶を封印される。
ゲーム開始時ゼロを選択すると修復したゼットバスターが使用可能になるが、「地上専用」「発射時に停止(動きながら撃てない)」「しゃがみながら撃てない(強制的に立つ)」「出が遅い」「見た目も威力もショボい」「射程が短い」などどう使えばいいのか逆に聞きたくなるポンコツ武器になってしまっている。


ロックマンX6
『X5』のエンディングでセイバーがエックスに移ったので代わりに千歳飴を使うようになり、モーションが若干変更された。
ゼットバスターもやや使いやすくなった。
本人も知らない再生機能でもあったのか、ダメージが完全に回復するまで身を隠していたらしく、ゼロナイトメアを倒すとエックスの前に現れる。
ちなみに取説にはシルエットでバレバレなのに復活のハンターと名前が伏せられている。
ゼロEDでは100年の眠りにつき、そこからのパラレルワールド分岐として『ロックマンゼロ』に繋がる…と、ファンの間で囁かれている

だが、公式でX6のエンディングからロックマンゼロに分岐すると明言されている訳ではないので注意が必要。

特殊武器である『ガードシェル』の応用で、ミジニオンとヒートニクス以外のボスを瞬殺できるというチート性能の持ち主でもある。
もちろん、シグマも例外無く瞬殺可。


ロックマンX7
働きたくないとニートに堕ちたエックスを余所にイレギュラーを狩り続ける。
突如現れたアクセルにも柔軟に対応し、平和を求めて苦悩するあまり気難しくなってしまったエックスとは対照的な印象を受ける。
セイバーに加え、薙刀や両手持ちの短剣も使用。
8ボスのひとりソルジャー・ストンコングからは「もっとも美しく舞う武神」「貴殿ほど純粋な戦闘用レプリロイドは見た事がない」と評された。
ゼロEDでは、暴走し精神がイカれたエックスに攻撃される……夢を見る。
エックスは一体どうなってしまったのか、どうなってしまうのだろうか?
どちらかと言うと「ロックマンゼロ」シリーズを意識したパラレルワールドめいている。


ロックマンX8
今作のエンディングでは『X6』のエンディングに繋がるとも取れる台詞がある。
セイバーは5連撃になり、3回目の攻撃にガードブレイクが追加された。
薙刀に扇やハンマー、ナックルも使いこなし、しまいにはシグマの剣まで振り回す(全段ガードブレイク付)。


コマンドミッション
(ゼロファンにとって)黒歴史。
性格はクールとは程遠い気難しい熱血漢へと変貌。また偏見が強く、器が小さい。
その分義理人情には厚く、自分のために仲間が犠牲になるとそれまで張っていた意地を捨て去って仲間のために尽力する。
しかし実際には自分のために死んだと思っていた仲間が実は生きていて、しかも黒幕だった。
裏切り発覚時には戦意喪失して真っ向から攻撃を受ける醜態を晒し、
さらには敵の女幹部に鞭打たれて悶えたり、新顔の仲間から悪気なく「ゼロさんって淋しがりやなんですか? かわいいですね^^」などと陰で言われたり……

こんなゼロ有り得ない。…けど100年前のワイリーナンバーズもだいたいこんな連中ばっかりだったような気がしなくもないので先祖返りかもしれない。
本作の隠し要素であるアブソリュートゼロはフォルテそっくりでかっこいいので必見。

このような性格付けになった理由はインタビューにて「二人が従来の性格だと主役になれない(パーティをまとめられないし他メンバーに埋もれる)」と意図的な調整だったことが判明している。
「こんなの違うって思うでしょうが、ファンの方々許してください(意訳)」と前置きされているがアクセルは…?
エックスは悩まなくなったし憧れるファン(男女問わず)も増えてかっこ良くなったのにね。
こっちもこっちで戦闘や破壊を厭わなくなってるが…

本作の黒歴史はゲーム内に留まらず、これまで公式には曖昧にされてきた「ワイリー博士に創られた」という設定を
当たり前のように攻略本で明記されてしまった。


ロックマンゼロ」シリーズ



「ロックマンエグゼ」シリーズ

GCソフト『ロックマンエグゼ トランスミッション』に登場。
電子機器やネットナビに感染し機能を低下させ、進化を続けるウイルス「ゼロウィルス」から偶発的に生まれた「心あるウィルス」として登場する。
そのため、厳密にいえばネットナビではない。

当初はウィルスをばらまく危険な存在だったが、ゼロウィルスから情報を得るうちにいつしか「心」が生まれた。
「ゼロアカウント」でロックマン&熱斗と初めて出会い、そこで彼と戦うことになる。
技は『Xシリーズ』のゼロ同様、三段斬りや、電刃などを用い、体力が少なくなると「幻夢零」を放つ。
『X5』と違い、即死ではないが、喰らうと体力がごっそり減る。

その他の詳細はゼロ(ロックマンエグゼ)を参照。



◎ブラックゼロ(黒ゼロ)


ゼロのバージョン違い。その名の通り、ゼロのボディの赤い部分が黒(正確には濃い灰色)になった姿。
作品や商品によって細部の配色が少し異なる。

初出は『ロックマンX2』。
ゼロのパーツを全て揃えていた場合、彼のコピーとしてシグマに連れられて登場するが、直後にやってきた本物のゼロに瞬殺され、
「俺のコピーにしては出来が悪いようだな」と酷評される。
また、パーツが集まらなかったルートのエンディングの締めにも登場する。
『X5』のオープニングイラストではシグマと共に本物のゼロと対峙しているシーンがある。
資料によっては「シグマゼロ」とも。(CAPコブン氏の調査によると、「コミックボンボン」1996年9月号のメガアーマーの記事が初出)

最初は非常に情けないデビューだったが、黒という見るからに強そうなカラーリングは評価が高く、
以降のシリーズでは、本物のゼロのバージョン違いとして登場することになった。

ちなみに1994年に展開された『X2』カードダスの描き下ろしイラスト(「No.83 シグマ&ゼロ」)では、髪は青みがかった銀色だが「ゼットブレイン」(額のクリアパーツ)と瞳が青いため、一見すると後年の作品に登場する本物のブラックゼロに近い。
後述の『R20+5』にも収録されているので確認してみよう。

そして先述の携帯アプリ版において(耐久力や技などゲーム的に)本物と全く同じ性能=普通に強いと判明したため、あっさり倒してみせたゼロの実力の高さが改めて窺える。


『X4』では、プレイングキャラクターを選ぶ際、隠しコマンドを入力してゼロを選ぶと、ブラックゼロでプレイできる。
ただし、色が変わるのはアクション画面のみで、ムービーやステージセレクトでは赤いまま。
また、能力は通常のゼロと一切変わらない。

『X5』では、最初のキャラクター選択画面で隠しコマンドを入力してゼロを選択。しかる後にどこかのカプセルに入ると、ブラックゼロになる。
また、最初にエックスを選んだ場合でも、終盤の隠し部屋にあるカプセルでブラックゼロにしてもらえる。
この状態になると、三つの特殊能力が素で備わった状態になる。
本作では、強化パーツのように特殊能力を付け替えられるのだが、ブラックゼロは素の状態で能力を持っているため、付けられる特殊能力の数が増えたのも同然になる。

『X6』ではタイトル画面で隠しコマンドを入力することで使用可能。
X5同様に素で一部の強化パーツの能力を得られるが、エックスのアルティメットアーマーと択一になるのでどちらを選ぶか悩ましい。

『X8』では2作ぶりに復活。タイトル画面で隠しコマンドを入力するか、クリアデータでゼロの強化を100%にすると使用可能になる。
攻撃力や移動速度が上がる半面受けるダメージが増加するようになり、これまでとは違ってやや玄人向けの性能になった。

『タツカプUAS』のアナザーカラーの中には後述の『メガアーマー』版にかなり近いものがある。

『MVC3』の黒いアナザーカラーの配色はフォルテ(初代シリーズ)を元にしている。


『Xover』では、ボスとしてゼットブレインと瞳が青い「真蒼のブラックゼロ」と赤い「深紅のブラックゼロ」の名称で登場。
髪の色も少し異なり、真蒼は灰色がかった黄色、深紅は銀色。
『X2』ゲーム中の黒ゼロはゼットブレインと髪の色から後者と思われる。



◎関連作品・グッズ


クロスオーバー系の作品では、エックスよりもゼロの方が客演数が多い(『タツカプUAS』や『MVC3』など)。
そして、2012年の『PROJECT X ZONE』にはエックスとの同時参戦を果たし、続編の『PXZ2』でも活躍する。

2018年の『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』ではアシストフィギュアの1体として参戦。龍炎刃や空円斬、幻夢零など原作でおなじみの技を使う。

日本で1996年から展開されたバンダイの『メガアーマー』シリーズでは「イレギュラーハンターゼロ」として発売。
カラーバリエーションもいくつか出ている。

同年のカードダス展開『ロックマンX メガミッション3』のイクスアーマーも「イクスアーマーゼロ&X」として商品化され、メガフレーム(本体)のアーマーを外して、もしくは別売りのメガフレームにこちらを取り付けることができる。
海外版は本体付きで何度か単品発売されており、2003年の通常版とメッキ版のパッケージはそれぞれイクスアーマーゼロの描き下ろしイラストが使用されている。

ちなみにブラックバージョン(ブラックゼロ)も「ダブルインパクト」セットの一部として発売。
海外版は2回単品発売され、2003年版のパッケージは『X5』のゼロの公式イラストを黒くしたものが使用されている。
付属パーツの配色はゲーム中のものと異なる部分が多い。


D-Arts』ではX1ゼロ・復活ゼロ・ブラックゼロ(本物)がラインナップされている。
ロックマンユニティには日暮竜二氏によるブラックゼロのイラストが掲載されている。


『コマンドミッション』の絵を仕様変更し、ゼットセイバーの先を描き足したもの。
おそらくコンプリートワークスに収録されると思われる。

先述の『ロックマン Xover』でもこのイラストが真蒼として使用され、新たに深紅の方も用意されている。



◎おべんとう


ちょっといない間に オレもおちたもんだな
こんな オモチャと いっしょにされるとは…

…ゼロ? ゼロ 生きていたんだね?

フッ エックスだって 生きてるじゃないか
大体 シグマごときに やられてたまるか… そうだろ?

さがしたんだ…データはんのうも…パーツも…
なにも見つからなかったから…だから…

しんぱいかけたようだな
オマエのために はやおきしておべんとうつくってきたんだ


…というのは冗談で、


ちょっといない間に オレもおちたもんだな
こんな オモチャと いっしょにされるとは…

…ゼロ? ゼロ 生きていたんだね?

フッ エックスだって 生きてるじゃないか
大体 シグマごときに やられてたまるか… そうだろ?

さがしたんだ…データはんのうも…パーツも…
なにも見つからなかったから…だから…

しんぱいかけたようだな
ダメージが 完全にかいふくするまで身をかくしていたんだ
その間に この「オモチャ」が 世間をさわがせて しまったようだがな

さあ…かんどうのさいかいはここまでだ
ナイトメアをなんとかしないとほんとうに とりかえしのつかない事になるぞ

今 レプリロイドが全滅すれば復興さぎょうが 出来なくなる
…そうなれば人類…いや地球そのものが危うくなる

行くぜ エックス!
ナイトメアを ぶっつぶしてやろう!

ああ 今はみんなが力を合わせないといけない時なのに…
おれは 絶対ゆるさない!
行こう ゼロ!


上記の元ネタは『ロックマンX6』で条件を満たしゼロが復活したときの会話シーン。
2ちゃんねるのスレにセリフを改変したコラが投下され、なぜか爆発的に普及してしまった。

ちなみに、2012年12月の『R20+5 ロックマン&ロックマンX オフィシャルコンプリートワークス』には描き下ろしイラストが多数収録されているのだが、
公式もファンの間で有名なネタを見たのか、ゼロが「おべんとう?何だそれは」と発言している。
この「鋼鉄画報」を描いたのはカプコンでおなじみ末次治樹(SENSEI)さんで、他にもエックスを「腰つきがセクシーポイント」と評したり、
よく見るとセクシーなエイリアさんだったり、「たまにはギャグ顔もね」と珍しくギャグなアイリスだったり。
さらに「スカートの下にちゃんと足はあるのよ」と魔女ベルカナの靴?が初めて描かれた。

「それではまたいつの日か!!」

◎偽者

ゼロウィルス

【X5】の零空間に登場する初期ゼロの姿に実体化したシグマウィルス同様紫のウィルス。
シグマウィルスと、スペースコロニー『ユーラシア』に感染した宇宙のウィルスが融合して誕生した。
ゼロ自身は感染しても症状が出ないが覚醒を早める。

ゼロナイトメア

【X6】に登場するゲイトが拾ったゼロの欠片から生み出した偽者。デザインは現ゼロと同じだが上記ゼロウィルスと同じ色。
ルートによって本物を騙ったり発狂していたり本物の暴走当時っぽくなってたりする。
本物曰く「オモチャ」。

ニヒツ

【ギガミッション】に登場する、アイゾックが生み出した半有機物質エクストリームがゼットセイバーとナイトメアポリス・シャクティーラCCのボディを取り込み、誕生したレプリロイド。
目につく物全てを破壊する凶暴性は、まさに紅いイレギュラーそのもの。
大まかなシルエットはゼロに似ているが、女性型レプリロイドのシャクティーラの影響か、目鼻立ちはゼロと比べて女性寄りで、ヘルメットにはバイザーがついていたり、死人の如き石灰色の肌にサイケデリックな色合いのボディと、かなりの異形。
ゼットセイバー内のゼロのデータを元にしているだけあって、ゼットバスターによる射撃戦に加え、ゼロと同じくラーニング技まで使いこなす強敵。
エクストリームによって生前よりも強大な力を持つ再生レプリロイド相手に、互角以上に渡り合えるプロトブレードアーマーを纏ったエックスをも追い詰める程の強さだが、
同じくエクストリームの力を秘めたエクストリームアーマーを纏ったエックスには次第に追い詰められる。
しかし・・・・・。


俺は本部で修復作業に当たるが、必要な時は追記・修正してくれ。
じゃ、頼んだぞエックス。



画像出典:ロックマンX4、R20 ロックマン&ロックマンX オフィシャルコンプリートワークス、ロックマンユニティ(2013/07/31の記事)
© CAPCOM CO.,LTD. 1997, 2008 ALL RIGHTS RESERVED.

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最終更新:2024年02月28日 09:05

*1 ちなみに最初の設定ではロックマンの設計図がベースだった