ピエモン(デジモン)

登録日:2011/11/03 Thu 16:43:54
更新日:2023/03/30 Thu 17:31:58
所要時間:約 3 分で読めます





暗黒の道化師。見えない剣が四方八方から飛来する!


『ピエモン』とは、『デジタルモンスター』に登場するキャラクター。


【基本データ】

世代 究極体
タイプ 魔人型
属性 ウィルス種
勢力 ナイトメアソルジャーズ
必殺技 トランプ・ソード
背中の「マジックボックス」につきたてた4本の剣をテレポートさせ、次の瞬間に敵を串刺しする脱出不可能な技。
得意技 クラウントリック
トイ・ワンダネス
突風を起こす。風に岩を乗せてぶつけることも可能。
エンディングスペル / エンディングスナイプ
指鉄砲からエネルギー弾を放つ。

【概要】

見たまんま道化師の姿をしたデジモン。
(魔人型デジモンの多くがそうだが)神出鬼没で謎の部分が多く、悪魔系やアンデッド系とはまったく違った別次元の存在で、正体は完全に不明。
何の為に出現したのか、その存在目的も不明であり、それを解明する手段も現時点では無い。

その力は強力無比であり、ピエモンと出会ってしまった場合は己の運命を呪うしか無いという。

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さて、上記のAAはデジモンペンデュラムVer.3でのドット絵である。
ホントにただのピエロである。
そのため、公式イラストやアニメでの登場時にその見た目のギャップに驚かされた人が多数いたという。

逆に、アニメなどから入ったユーザは、ゲームで「液晶化」(ドット絵の姿になる状態異常)されたピエモンの姿に驚くとか。
さすがは道化師


【派生種】

◆カオスピエモン

世代 究極体
タイプ 魔人型(?)
属性 ウィルス種
ヒャヒャヒャヒャッッ! いせいのいい、こぞうだな!!
だが、カオス3しょうぐんの1人 カオスピエモンさまに そんな口をきいてよいのかな?
ふん。まぁ、お前をここで ちまつりにあげて、クリムゾンの ムノウさをしょうめいするのもよいな!
PSソフト『デジモンワールド2』に登場するボスの一体。
ギロモンアンドロモンのワクチン種コンビと共にノイズ・ホールで主人公と対決した。
主のカオスロードや同僚のカオスグレイモンカオスシードラモン同様に影が薄いが、黒と白のみのカラーリングは非常にかっこいい。
ピエモン同様「トランプ・ソード」を使用する。


【関連種】

◆ワイズモン

世代 完全体
タイプ 魔人型
属性 ウィルス種
こちらも神出鬼没で謎が多いためピエモンとは同眷属であると囁かれている。
そもそも「同眷属」とは何ぞや?
詳細はウィッチェルニーの項目を参照。


◆ジョーカーモン

世代 完全体
タイプ 魔人型
属性 ウィルス種
必殺技 ルナティックスラッシュ
戦場に渦巻く希望を集めた鎌で敵を狩る技。
ガイアマジッカー
敵の真下に魔法陣を発動させビームを撃ち上げる技。
謎の多い神出鬼没な魔人型デジモン。調査ではピエモンの同属ではという疑いがある。
戦場に突如現れては、戦局のキーマンとなるデジモンを死角からの一撃で仕留め、戦局を決定づける。
ジョーカーモンが味方すれば勝利が近づくと言われ、「通りすがりの切り札」と称されている。


◆ボルトバウタモン

世代 究極体
タイプ 魔人型
属性 ウィルス種
必殺技 パラズィヴァルツァー
腰に携えた剣「スピエディーニ」を魔術で増殖して飛ばす技。
クオーツィオーネ
2丁の銃「アーラディポロ」で放った弾丸が敵の体内に巣食い、内部からむしゃぶりついて絶命させる技。
「デジモンワールド-next0rder-INTERNATIONALEDITION」で登場したヴァンデモンとのジョグレス体。
設定上はダークエリアに満ちる怨のデータから生まれ出た“深怨なる手”が、ピエモンにヴァンデモンを強制的に吸収させたデジモン。
ピエモンやヴァンデモンの自我はなく、“深怨なる手”に握られた意思で活動する。


【登場人物としてのピエモン】

アニメ『デジモンアドベンチャー


「さあ、楽屋をあとにしましょう! 舞台の幕が上がります!」

「タイトルは『選ばれし子供たちの最後』!!」

CV.大塚周夫
ダークマスターズの項目も参照のこと。
大塚氏の演技、そして子供たちに問答無用で剣を投げつける、殺る気満々な姿勢は多くの視聴者にトラウマを植え付けた。
少なくともチューモンがいなければミミは死んでいただろう。

選ばれし子供達の究極体パートナー(=同世代)2体を相手取り、簡単にあしらえる程の実力を持つ。

また、過去に選ばれし子供達のパートナーが生まれる予定のデジタマと紋章とタグを扱っていたゲンナイらエージェントを襲撃し、紋章とタグを奪い、ゲンナイに暗黒球を植えつけている。
ゲンナイが老人の姿なのはこの暗黒球の活性化を抑えるためらしい。

なお、自身の名をタイトルに冠する第51話「地獄の道化師ピエモン」では
タイトルバックで、右腕を突きあげたポーズで画面奥から徐々に拡大されていくピエモンのシルエットが表示されるという
どこかの光の巨人オマージュをやらかした。


漫画『デジモンアドベンチャー Vテイマー01

エイリアスIIIの一人・シグマのパートナーデジモンとして登場。

タイチとゼロたちを特殊空間・仮面広場『マスクズ・スクエアー』に連れ込む。
その効力でタイチのコマンドをシグマに筒抜けにしてコンビネーションを封印した上、自分やトランプソードを意のままに瞬間移動させて彼らを追い込む。
だが、タイチたちがアイコンタクトによるコンビネーションで行ったフェイントに引っかかり自滅して敗北。
その後シグマと共にデーモン城に戻ったのだが、幼年期のアルカディモンに吸収され死亡した。

ネットに引きこもってしまったシグマがようやく自分の言葉で話すようになった矢先にこれである。
ネオさんマジ外道。


PSソフト『デジモンワールド デジタルカードアリーナ』

ED後のストーリーにおいて、メタルシードラモンやピノッキモン等どこかで見た面々を引き連れて、ムゲンタワーでアリーナを開催している。
ちなみに、バトル順はメタシー → ピノッキ → レディーデビモン → ピエモン
ED前にムゲンドラモンが登場してしまったせいで、ピエモン部下の彼女がチョイスされたらしい。

使用デックは『四天王強襲デック』
ダークマスターズ全員を盛り込んだ豪華なデックだが、三色混合という定めか事故率も非常に高いのが欠点。

カードとしても、暗黒属性レベル完として登場。
必要進化Pが50と暗黒属性らしい重めのカードだが、ステータスは高水準。
特に、妨害*1の特殊効果を持つ中ではトップの攻撃力を誇る×攻撃が光る。
とはいえ、暗黒属性の中では良い意味で安定した、悪い意味で尖ったところの少ない1枚。
あまり道化師らしいトリッキーさはなかったりする。


アニメ『デジモンゴーストゲーム

本編には登場していないが、オープニングアニメでシルエットが登場*2
目元だけながら特徴的な左目の傷があるためほぼ間違いないと思われる。
……なお、その肝心の登場場面は道端の排水溝の中。子供達を襲うピエロ違いです
余談だが、このオープニングには彼を含むダークマスターズの面子全員(と思われる)シルエットが登場している。


その後の第41話「道化師」にて本編に登場(CV:山路和弘)。
また、ストーリー中で初めて登場した究極体である*3
タイトルから連想はできたが、それまで究極体が未登場だったこともあり、『多分ジョーカーモンだろうな』と予想していた視聴者を大いに驚かせた。

アンゴラモンも正体を看破しきれない程の高度な人間への偽装を行うことができ、普段は人間『ピエール』に扮して『ピエール・ドリームサーカス』の巡業を行っている。
配下には、メフィスモン、フレイウィザーモン、ランクスモン、トブキャットモンを持ち、彼らも自身の術で人間の姿を取らせている。

だが、その真の目的は、見初めた人間の子供たちを夜のサーカスへと誘い*4、トランプのカードに変えてしまうこと。
この『嘆きのトランプ』をかつてはデジモンで1セット作成し、今度は人間でもう1セット作った上で、己のゲームで使用することを画策している。
なお、彼の配下は、このゲームでピエモンと戦うことを誉とするほどの信者である。
そのため、子供達に綱渡りを強制し、途中で失敗して落下すると途中でカードに変わる。
成功しても突き落としてカードに変える。
まさに外道。

どうやら、この綱渡りに成功する=勇気や度胸のある子供程レベルの高いカードになる傾向にあるらしい。
ただし、あくまで基準の一つに過ぎず、ピエモンもカードに変えてみるまでどれほどのカードになるかは分からない。

…と、ウィルス系究極体らしくなかなかの悪党っぷりだが、実はゲームに関しては真摯で正々堂々としている
瑠璃と自身のゲームで戦うことになった際、一切卑怯な手やイカサマを使わず真っ向勝負で挑み、敗北した際は取り決めに従って彼女の指示を全面的に受け入れた。
絶対こいつ何か仕込んでるよって思った視聴者はおそらく多数。
ちなみに、瑠璃のイカサマを疑ったメフィスモンは制裁として速攻でカードに変えられた*5
子供でも分かりやすいルールの下、自分が用意したカードで、目の前で瑠璃にカードを切らせてスタートした勝負でイカサマを疑うのは、もはや瑠璃や勝負だけでなくピエモンへの侮辱なので当然と言える。


【余談】

アニメに初登場した際の同僚のうち、メタルシードラモンムゲンドラモンはテイマーズで他の究極体とともにデ・リーパーとの戦いに身を投じ、ピノッキモンはクロスウォーズで主人公チームに仲間入りした(と思われる)が、ピエモンだけは今のところ味方にまわった経験がない。
というかアドベンチャー系以外の作品にはほぼ登場していないのだが果たして……



「さあ、楽屋をあとにしましょう! 舞台の幕が上がります!」
「タイトルは『選ばれし子供たちの追記・修正』!!」

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最終更新:2023年03月30日 17:31

*1 相手のモンスター援護効果を無効化。ただし、オプションは無効化できない

*2 ただしこのシルエットデジモンは本編とは特に関係ない模様

*3 画面への登場のみなら、デジタマモンの回想中のプラチナヌメモンが先

*4 拒否しようと思えばでき、見初めた相手でなくても招待状を貰い受ければ行くことができるなど、一応の自由度はある。

*5 すぐに解放されたようではあるが