ガンハザード(ゲーム)

登録日:2011/07/28 (木) 15:11:30
更新日:2022/04/30 Sat 14:58:52
所要時間:約 7 分で読めます




フロントミッションシリーズ ガンハザード』は1996年に発売されたアクションRPG。ハードはスーパーファミコン。一時期はWiiで配信もされていた。
FRONT MISSIONシリーズの1つだが、直接の繋がりは全くない外伝作品。
アクション性・ボリューム・ストーリーと、どれもかなりの高水準でまとまっており、十分名作を名乗れるだけの作品である。

ちなみに制作を担当した大宮ソフトのスタッフは『重装騎兵ヴァルケン』を制作した元メサイアの社員で構成されているため、本作は『ヴァルケン』と非常に似た雰囲気のゲームになっている。


ストーリー】(公式より)

2064年。
天を貫く巨大な塔、世界の平和と協調のシンボルと称された軌道エレベーター「アトラス」は完成した。
しかし40年という長期に渡る建造期間は、軌道エレベーター本来の意義を失わせた。
皮肉にも同年、平和実現の理想の地とされていたベルゲン共和国で軍事クーデターが勃発する。
同国のNORAD軍兵士のアルベルト・グレイブナーは、予期せぬクーデターに巻き込まれ、さらに大統領拉致の汚名を着せられ母国を追われる。
彼はニューヨークの傭兵派遣機構「カーネルライト」へ所属し、自分を陥れた元上官への復讐、そして不可解なクーデターの陰に隠された真実を知るために戦いに身を投じるのだった・・・


システム

世界各国を飛び回り、その国の中でステージを選ぶ。
ステージを選ぶと準備として『ヴァンツァー(機体)』『武器』『パートナー』を選ぶ。
準備が終われば出撃。横スクロールアクションで、基本は真っ直ぐ右に進むだけだが、要塞戦になるといりくんだ道を進むことになる。
レベル・熟練度も存在し、レベルはキャラクター、熟練度はヴァンツァー・武器に依存する。
キャラクターのレベルが上がると何故かヴァンツァーのHPが上がるが、ゲームなので突っ込んではいけない。


登場人物

本作の主人公。元々は軍人で階級は軍曹だったが、大統領誘拐の罪を着せられて国外逃亡。
ブレンダに誘われて傭兵として生きていく内に、世界の陰謀に巻き込まれていくことになる。
性格は人情的で仲間想いの性格。
ヴァンツァーの操縦技術は凄腕。それどころか彼個人も凄腕中の凄腕で、
あらゆる砲撃をしゃがんで回避しつつ生身でヴァンツァーを倒したり、一生切れることはないバーニアでヴァンツァーでも届かないくらい高く飛んだりできる。

  • ブレンダ=ロックハート(Blenda Lockhart)
アメリカ出身の女傭兵。初めは誘拐犯であるアルベルトを捕まえる依頼を受けていたが、真相を知った後アルベルトと共に出国。その後は最後まで共に戦うアルベルトの最初の仲間となる。
性格は、明るく活発。結構ズバッとものを言う。
戦闘のパートナー時はヴァンツァーとしては戦えないが、戦艦を使って画面外から主砲をぶっぱなしまくる。
やられる心配もないため案外使えるが、要塞戦など使用できないステージも多い。

  • クラーク=ウイルソン(Klark Willson)
スイス政府の軍人。階級は大尉。スイスの事件でアルベルトたちと出会う。その後、後のスイスの役に立つため、事件を治めたアルベルトのヴァンツァー操縦技術を学ぶために同行することに。
性格は生真面目で、THE・軍人といった感じ。
搭乗するヴァンツァーは、まさかの主人公の同型機。しがない2Pプレイヤーは歓喜したが、実は「L型」という機能限定仕様。使ってみると

1.武器は機体依存
2.弾が真っ直ぐにしか飛ばない

という残念仕様。
特に2.が悲惨で、地雷の処理すらできない。
だが、機体を変えてしっかり育てればCPUの中ではかなり安定した強さになる。HPに関してはトップ。

  • エミル=シンスキー(Emill Szynsky)
ヤクート国の反政府組織に所属している兵士。だが、ポカをやらかして敵前逃亡の容疑で銃殺刑に。
そこにたまたま現れた主人公に助けられ、主人公を慕って付いていくことに。
性格は真面目で礼儀正しい性格。
搭乗ヴァンツァーは回復特化の核動力機体。主人公のライフを回復してくれるため、非常に助かる。
しかしCPUに任せると、ぼけーっとして回避せず、勝手に大ダメージ。
結局こいつを回復させなくちゃいけないという本末転倒な形に。
ちなみに、顔グラフィックはまるで女の子のようであり、男だと気付かなかったプレイヤー多数。

  • ルヴェン=アルハーディ(Luven Alhabi)
アラブ出身で、アラブ連邦領ARS紅海連合軍諜報員。各地で続発する紛争の真相を探っている。
性格はキザでチャラい。ブレンダをよく口説くが、全く相手にされていない。
搭乗ヴァンツァーは黄色い爆破特化の機体。ポイポイ投げて、どんどん爆発させる。
威力そのものは高いのだが、このゲームの爆風は味方にも当たるため地味にやっかい。

  • アクセル=ボンゴ(Axel Bongo)
タンガニー共和国出身の黒人の青年。元ザンボラ政府軍のエースであるため、能力は高い。
村の仲間の敵をとるためにアルベルト達の仲間になる。
性格は、陽気で憎めないタイプ。
搭乗ヴァンツァーは小型の戦闘型。
クラークと違って主人公と同じように攻撃の方向を変更出来、シールドもあるため、仲間の中ではかなり使いやすい部類。HPも平均以上はある。

  • サカタ=アキヒコ(Akihiko Sakata)
出身は日本。シールド工学のスペシャリストで、とても研究熱心。ただ、そのシールドの研究のために戦場に突っ込むヤバイおっさん。
何度か戦場でアルベルト達と出会い、荒事によく巻き込まれているアルベルトと同行すれば良いデータがとれると思い、仲間になる。
搭乗ヴァンツァーは自らの研究をいかした防御特化仕様。
制限時間こそあるものの、シールド発動中は無敵という鬼のような強さを誇る。
使い方としては、序盤で使いまくってエネルギーがきれたら撤退させるor後半までとっておいてボス戦で全力の2つ。
ただHPが低いため、シールド未使用時は特に注意して守ってあげなければならない。

  • アニタ=ディアモンテ(Anita Diamonte)
地下組織『ガーディアン』のアメリカ支部リーダーの女性。
性格は真面目で責任感・行動力が高く、良いリーダーといったところ。アルベルトに惹かれて行動を共にする。
搭乗ヴァンツァーは航空支援型。その名の通り空中にプカプカ浮いて戦う。
HPは低めで、正直器用貧乏感が否めない。でも可愛いからOK。
「やめろ アニタ!」

  • ルーク(Rook the Detonator)
長年傭兵をしてきたベテラン。誇り高く、武士のような性格で、非道なことが大嫌い。
ジェノスに救われたことで、独立傭兵部隊クリムゾンブロウに入ることに。その後、色々ごたごたがあり、気づいたら仲間に。
搭乗ヴァンツァーはレーザー弾のようなものをぶっぱなしまくる、重火力戦闘型。
一発の威力は高いが、射角が変更出来ないため微妙。
最終的にはクラークの方がつよ(ry

  • カゲミツ
隠しキャラ。
サカタの製作したレーダー仕様の小型ロボット。
攻撃力こそないものの、同行させると普通はスタート画面を一々開かないと見れないマップが、画面に表示される。意外に有用性高め。更に何とHP無限なので、サカタ以上の壁になる。
異常にちっちゃいから難しいけど。
サカタ曰く「心が なごむのだ!」

  • ジェノス=フェルダー(Genoce Felder)
独立傭兵部隊クリムゾンブロウのリーダー。
性格は自信家だが、それに驕ることはない。紳士的な面もある。
同じ傭兵同士、アルベルトとは戦場で何度も出会う。
実力も凄腕中の凄腕で、アルベルトと同等(笑)の、言わばライバルキャラ。仲間にはならない。
ルークといかれた野郎の上司でもある。
搭乗ヴァンツァーは真っ赤な大型のもので、最初に会う時は親と子ほども大きさが違う。



登場機体




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最終更新:2022年04月30日 14:58